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   第20章

「うっふふっ、いい子ね、ウェルテル。さぁ、お前の新しい恋人だよ。」玲子が愛しそうに犬の頭をなでながら言った。精も根も尽き果てて、ぐったりと横たわっていた美樹は、恐怖に目を見開いた。
「ええっ!・・・ま・・・まさか・・・」
「ふふっ・・・この犬は人間の女を犯せるように調教してあるの。脱走などを図った女にはこれが一番きくわ。犬のペニスって・・・すごいわよ。」
「いやああああっ!いやあっ!お願い!やめてーっ!」美樹が叫んだ。
「おやり!」玲子がにやりと顔をゆがめた。再び数人の信者の男が美樹の肢体にとりつき、両脚を大きく開かせる。そして剥き出しになった秘裂に、小瓶から少量の液体を注いだ。

「それはメス犬のホルモンを液体にしたもの。ほら見てごらん、もうこんなになって。」

ドーベルマンの下腹から、にょっきりと黒い太い棒のようなものが出現した。それは節くれだって、イチモツというより太い木の枝のような感じで、突き出ている。

「きゃぁああああっ!い、いやあっ!いやぁ!いやああああっ!」美樹が恐怖にひきつった表情で絶叫する。ドーベルマンは引き綱をぴんと張りながら、仰向けに股を開いている美樹に近づいてくると、そのたくましい前足をがしっと美樹の肩に乗せた。

「きゃああああっ、お願いっ!お願い!やめてっ!何でもするわ!奴隷になります!だからそれだけは!後生だから・・・うっううううううっ」美樹がとうとう泣き出した。
犬に犯されるのだけは堪えられなかった。きっとこの犬のイチモツで、今の自分は達してしまう。そんな恥辱を受ければ、もう生きてはいられない・・。

美樹のピンク色のワレメの数センチ手前で、ドーベルマンのイチモツはいまにも侵入しようと待ち構えている。ちょっとでも綱をゆるめれば、美樹の体を深々と貫くだろう。

「きゃっはっはっはっ・・とうとう降参かい。まぁ、いいだろう。一度だけは見逃してやるわ。しかし、今の言葉にウソがあったら、本当にこの犬でイキ狂わせるてやるわよ。放しておやり!」玲子が言った。美樹はがっくりと畳に手をついてうなだれている。
「さぁ、とっとと奴隷としての仕事をするんだよ!」玲子が美樹の尻を蹴り上げた。美樹ははじかれたように、近くにいた男のズボンを降ろし、必死にイチモツをしゃぶりだした。後ろから垂直にイチモツを勃起させた別の信者が近づき、美樹の秘裂に突き入れ、ぱんぱんと音を立てながら腰を使う。美樹はくぐもった悲鳴のような声を漏らしながら、怒張したものをしゃぶり続けた。

美樹の周りに十数人の男の信者が集まり、やりたい放題に美樹の体を犯し続けた。恐怖にかられた美樹は、今やただの、か弱い女にすぎなかった。ひたすら男のために奉仕し続ける。時折、自分もその白い肢体を硬直させて達しながら、どのような体位にも応じ、ひたすら男たちの欲望を満足させるためにどんなことでもするのだ・・。
周囲の男女の信者の交わりも、最高潮に達している。吼えるような叫び声をあげてあたりに精液を振り撒く男、興奮のあまり泣きながら騎乗位で腰を振り続ける女信者、ひとりとしてセックスに溺れていないものはない。

「ふっ、ふっ、ふっ・・・堕ちたな。これでよし。我々が飛躍するためのいいエサになってくれるだろう。わっはっはっはっ」狂乱の乱交地獄のなかで、園田の勝ち誇った笑い声が響き渡った。その傍らには南条玲子がひざまづき、全裸で園田のイチモツを咥えていた。


狂ったような一夜がすぎ、ようやく明け方に美樹は自分の独房に戻された。朝になると、またも催淫剤の注射を受け、昼頃に美樹は浴室に入れられて、数名の少女たちが丹念に美樹の体を清めた。石鹸のついたタオルで体をぬぐわれただけで、性感が刺激され秘裂から愛液がにじみだした。自分が、この悪魔のような催淫剤の中毒者になったことを美樹は知った。どこからかラジオが聞こえ、卑作という小学校の用務員が走ってくる新幹線に正面から体当たりした、というニュースが聞こえてくる。
(洗脳して自殺させたんだわ・・・)
美樹はぞっとして身を震わせた。

美樹は入念に化粧をほどこされ、体が透けるほど薄い生地の修行服を着せられて独房に戻された。園田がやってきたのは夕方になってからだった。

「ふっ、ふっ・・なかなか美しいぞ。今夜、大切なお客人がやってくる。お客様を悦ばせるのだ。もし、客人が不快となった場合は、お前には罰が下される。心してやるのだ。」
「・・・はい・・・」美樹は黙って頭を下げた。体が熱病にかかったように熱く、美樹の秘裂からは絶え間なくじんじんとした疼きが発していた。もう、抗う気力のかけらも残っていない。もう、どうなってもいい、という投げやりな気持ちが美樹の心に満ちている。

その客人が教団に来たのは、深夜になってからだった。美樹は呼び出され、厚い絨毯をひいた豪華な寝室に通された。その中央に、特大サイズのダブルベッドが設置されていた。
ベットには、でっぷりと太った中年の男がトランクス1つの姿で腰をかけていた。ポマードがぎらつく髪はきれいに分けられている。

美樹が近づいていくと、男は好色そうな目で、舐めるようにして美樹の肢体をながめた。男は美樹も何度かテレビで見たことがある、保守系の有名な代議士だった。
男はしばらく薄笑いを浮かべながら、美樹を見ていたが、やがて口を開いた。

「ふふふ・・・園田が上玉がいると言っていたが、なぁるほどいい女じゃないか。この教団を認可させるは大変なんだ。おおいに接待してもらいたいもんだな。」

この代議士は確か、清廉潔白のイメージで売っていて主婦層に人気がある男だった。それなのに、実態はこんな低劣な男だったのか!美樹の表情に一瞬、嫌悪感がよぎる。それを鋭く目にとめた男の目が冷たく光った。

「確かお前はこの教団のセックス奴隷になったと聞いたぞ。だが、心の中はまだちゃんと奴隷になってないようだな。ふふふ・・・面白い。おれが調教してやろう。徹底的に弄りものにし、お前のプライドをずたずたにしてやる。ふふ・・甘くみるなよ。色責めのあとは浣腸して、自分のウンコを食わせてやるぞ。本当の奴隷がどんなものか・・・覚悟するんだな。」

男の言葉に、美樹の全身が恐怖で細かく震えた。


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