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   第10章

執拗に権田に口を吸われるうち、次第に美樹のくぐもった悲鳴に、喘ぐようなうめき声が加わり始めた。チンピラたちは敏感に察して顔を見合わせてにんまりすると、また手をのばして美樹の体中をまさぐり出す。一度被虐に支配され始めた美樹の心は、どんどんそちらの方向に傾いていった。体が上気し、なすすべもなく絶頂に向かって駆け上っていく。権田が頃合いやよし、とばかり、チンピラのひとりに向けて目配せした。男がそっと美樹の腰で結ばれたパンティの紐に手をかけた。

「ううん、うっ、うっ・・・ううん・・・」艶めかしいうめき声をあげながら、美樹はいまや完全に嬲り者になる欲情に溺れかけていた。ようやく、権田が口を離した。権田の分厚い唇から美樹の口に向かって唾液が糸をひく。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」美樹は大きく胸を喘がせて、権田をにらみつけていたが、ふと権田の肩ごしに後ろをみると、チンピラのひとりがにやにやと笑いながら、ぬらぬらと濡れて光っているパンティを指でつまんでぶら下げていた。
「はっ!そ・・・それは・・・」
「へっ、へっ、へっ・・・自分のパンティをとられたのも分からねぇほど悶え狂ってるのかよ。」チンピラが嘲る。美樹の秘裂がライトの光の中で無防備に晒されていた。ワレメがぱっくりと口をあけ、おびただしい量の愛液が噴き出して濡れて光っていた。恥毛はうぶ毛のように薄く、クリトリスや陰唇がはっきりと見えている。
「なるほど、ピンク色のきれいなワレメじゃのう。」権田が欲情にかすれた声で言いながら、どくんどくんと脈打つモノを秘裂にあてがった。

「ああっ、いやっ、やめて!お願い、そこだけは許して!いやあっ!」美樹が必死に叫ぶが、権田は意に介すこともなくゆっくりとモノを沈めていく。
「ひっ、ひっ、ひっ・・・ワシなしではいられぬ女にしてやるわ!そりゃ!」権田がぐっと腰を入れる。
「きゃあっ、ひ、卑怯・・・あっ、いやあああああああああああーっ!」美樹の悲鳴が教室に響きわたった。権田が一気に根元まで深々と美樹の体を刺し貫いた瞬間、美樹が必死にこらえていたものがいっぺんに崩壊し、美樹は体の奥底から噴き上がってきた深い深いオルガスムスに、あっという間もなく捉えられてしまった。
「あううううううううううーっ!」美樹は吠えるような叫び声をあげながら、肢体を海老のようにのけぞらせ、硬直してぶるぶると震えつづける。
「ひいっ、ひっ、ひっ、それ、それ!もっとイキまくれ!」権田が太い腰を狂ったように突き上げる。
「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃーっ!」美樹は叫び続け、永遠に続くかと思われた長い長い痙攣のあと、美樹の意識はヒューズがとぶように、ぷつっと途切れ、暗い闇の中をどこまでも落ちていった。


・・・・・・・・・・・・。美樹は真っ暗な闇の底にいた。
(ここはどこ?わたしは、いったい・・・)
「・・・・・。」遠くでかすかに女の喘ぎ声のようなものが聞こえる。美樹は体を動かそうとするが、何かに押さえつけられているようで、ぴくりとも動かない。
「はうっ、はっ、ああん・・・」女の喘ぎ声がだんだん大きくなってきた。それと同時に、自分の体の中心から身をよじるような快感が広がってくる。
(ああっ・・・気持ちいい・・・夢の中でオナニーでもしているよう・・・)
「あん、ああん、あん、あっ・・・」
(誰かのよがり声・・・はっ!これは・・・わたしの声?)
ふいに目の前が明るくなった。目をあけると、脂汗をしたたらせながら必死に腰を使っているチンピラの顔があった。チンピラのモノが美樹の中で暴れまわっている。自分の秘裂から発生している激しい快感に、美樹は歯をくいしばって耐えた。

「ふっ、ふっ、ふっ・・・ようやく気がついたかね?どうかね、一人前の女になった気分は?」権田がにたにたと笑いながら言った。
「はうっ・・・あっ・・・どこまで・・・卑劣な男なの!・・・ううっ」美樹の喘ぎ声が漏れる。
「しかし、君も気を失いながらも悶えるとは、相当なスケベ女じゃな。ひっ、ひっ、ひっ・・・。」
「あううっ・・・あん・・・いやっ、やめなさい!」チンピラのモノがピストン運動をするたびに、快感が脳天まで走り抜ける。
「君の美しい体が激しく悶えるのをさんざん見せつけられてなあ、君が気がつくのを待ちきれずに、みなで1回ずつ抜かせてもらったよ。それもなかなかよかったがの・・・。ひっ、ひっ、ひっ・・・。」男たちの下卑た笑い声がどっと教室にこだました。横たわった美樹を、素裸の男たちが蔑んだような顔でにやにやと見下ろしていた。黒川だけがなぜかブリーフを脱がず、前を異様なほどもっこりさせてギラついた目で美樹の体を見つめている。

「あなたたち・・・気を失った私になんてことを・・・あうっ・・・あっ・・・」
「おう、もうダメだ。うっ・・・・・」腰を使っていたチンピラが低くうめくと、美樹の体の中で男のモノが一回り膨張し、体の中心に温かい感触が広がっていった。美樹は目を閉じて顔をそむけた。
(この男たち・・・私が気を失っている間に、よってたかって汚い精液を私の体に注ぎ込んだのね!・・・ゆ、許せないわ!)
「へっ、へっ、へっ・・・まったくいい締め付けだぜ。あっという間に出ちまった。」
処女を失った痛みは全くなかったが、大事にしてきた操を守りきれなかった悲しみが、美樹の心に広がっていた。しかし、催淫剤の効き目がまだ残っているのか、こらえきれない性欲の疼きが再び美樹を苦しめる。

「そうそう、それから君のストリップからバージンを失うまでの一部始終をビデオに撮らせてもらったよ。」権田が言った。
「なんですって!」そういえば、美樹の開脚された脚の方向の暗闇に、緑の小さなランプと丸いレンズが光っている。
「ふっ、ふっ、ふっ・・・我々はここで時々、女子生徒や女教師の痴態をビデオ撮影してだな、それを裏ビデオとして、加藤君たちが闇で売りさばくという仕事をしていたのだよ。清純な生徒や女教師が淫乱に乱れまくるというリアルさがうけてな、これが高く売れる。君のようなモデル並みの美女が強姦されるとなれば、いつもの3倍の値は固いところじゃ。」
「あのスプレーを使ったのね!あなたたちはそれでも人間なんですか!恥を知りなさい!」美樹が叫んだ。
「ふん、さきほどまで悶え狂っておったというに、何を言うか!それに少女たちはこの世のものとも思えぬような快楽を貪ることができたのだ。もっとも、以前どうしても訴えるとかいう女教師がおってな、その女は中東に売り飛ばしてやったがの・・・ふっ、ふっ、ふっ」
(そういえば、私が赴任する前に、急に失踪した若い女教師がいたと聞いたことがあるわ。こんなケダモノのような男たちが校内にいるなんて・・・。なんていうことなの。)

「さあて、一発ずつ一回りしたところで、お掃除の時間だぜ。」チンピラのひとりがにたっと笑いながら近づいてきた。手には美樹の愛用のバトンを握っている。
「あ・・・な、何をこれ以上しようと言うの?」
「へっ、そうコワイ顔をするなって。おれたち6人分の精液があんたのオナカに入っているんだ。このバトンで、きれいにかき出してやろうってわけよ。けっ、けっ、けっ・・・。」チンピラがゆっくりと美樹の脚の間に近づいてくる。
「いやっ、やめて、来ないで!」美樹が叫んだ。


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