再び体中の性感を男たちに責めたてられて、たちまち美樹は悶え始めた。体をくねらせ、喘ぎ声をあげ、いつの間にか口から涎まで垂らしてのたうつ。体全体から汗が噴き出し、愛液はパンティから溢れてすでに床まで濡らしていた。絶頂に向かって、美樹の肢体が細かく震え始める。
「ああっ、いやっ、いやっ・・・。あっ、イクっ、イクっ・・・あっ、あっ・・・」美樹の体が硬直してのけぞった。と、またもや男たちは愛撫を止めて、美樹の表情の変化をにやにやと楽しんでいる。
「ああ・・・いやあ・・・ひ、ひどいわ・・・。」長い間止めていた息を吐き出すように、全身の力が抜けていく。
(ああ・・・あと少しだったのに・・・イきたい・・・)美樹の体の中心は、もう疼きっぱなしの状態が続き、自分の秘裂をかきむしりたい欲求に、頭がクラクラするほどだった。
美樹の耳たぶをいやらしくしゃぶっていた権田が、また美樹の耳もとでささやいた。
「白鳥君、どうじゃ、君に最後のチャンスをやろう。このまま嬲りぬかれては君ももつまい。君の貞操を助けてやってもよいぞ。」
美樹がぼんやりとした目で顔を上げた。
「ふっ、ふっ・・・じゃが最初に君が拒絶した、ワシとのディープキッスがその条件じゃ。ワシに身も心も屈服したしるしを見せれば、加藤君たちにとりなしてやろうじゃないか・・・。ワシも教師じゃ、ウソはつかんぞ。」権田が美樹の唇を指で嬲りながら、ねっとりと言った。
「ああ・・・」美樹は絶望に目を閉じて、深いため息をついた。
「わ・・・わかり・・・ました。キス・・・します・・・。」どっと男たちの歓声があがった。
「くっ、くっ、くっ・・・権田さん、ようやくお許しが出たようですぜ。」「ねぇちゃん、気を入れてしゃぶって差し上げるんだぞ!」チンピラたちが口々に囃し立てる。
「ひーひっ、ひっ、ひっ・・・。ようやっとその気になってくれたか・・・。君の唇を思いのまましゃぶるのを、どんなに待ち焦がれたことか・・・。それじゃあ、いただこうかのう・・・。」権田は立ち上がると、やおらトランクスを脱ぎ捨てる。そこには、権田の体型と似て、異様に太く短いいちもつが、腹にひっつくほど勃起していた。浅黒く醜悪な性器の先からは、早くも透明な液体が滲み出し、糸をひいてしたたり落ちていた。
「きゃあっ!な、なにを・・・。」
「ふっ、ふっ、ふっ・・・あわてなさんな。ワシの息子がさきほどから窮屈でたまらんというので、自由にしてやったまでよ。」権田は悠然とそう言うと、美樹の開脚された脚の間に立った。
「どおれ・・・。」権田は、焦らすようにゆっくりと、横たわる美樹の肢体に自分の体をかぶせていった。固くなったいちもつを、わざとパンティの上から美樹の秘裂にめり込ませるように押し付けてくる。
「ひぅっ・・・い、いやあ・・・。」クリトリスを押しつぶされた美樹が苦悶の悲鳴をあげた。
「おっと、ここでイってしまったら、元も子もないぞ・・・ふっ、ふっ、ふっ」権田はさらに両手で美樹の両の乳房をつかみ、自分の口に引き寄せると、舌で乳首を嬲り始める。
「あうっ、あっ・・・そこは・・・やめて・・あっ・・・」
「ふっ、固いことを言うな。それに君の乳首も石ころのようにおっ立っているではないか・・」
権田の巨体が美樹の縛られた後ろ手にのしかかり、苦痛で美樹の美しい顔がゆがんだ。
「さぁて、いよいよじゃなあ・・・ひっ、ひっ、ひっ・・・まずは口を開けて舌を出すのじゃ。」美樹は目を閉じて、おずおずと舌を出した。
「もっとじゃ。もっと目いっぱい舌をのばせ!」美樹はさらに舌を突き出した。
権田は顔を近づけると、自分も舌を出して、美樹の舌の裏側をゆっくりと舐めあげた。幅広の権田の舌に舐めあげられるたびに、美樹の肢体がびくっと反応する。次に、権田は美樹の突き出された舌を口で挟み込んでしゃぶり始めた。びちゃっ、びちゃっ、という音が、室内に響く。あまりのおぞましさに、美樹の肢体が細かく震えるのを、取り囲んだ男たちは淫欲に憑かれたような顔を並べて、にやにやと見守っていた。
「くっ、くっ、くっ・・・。権田さんも好き者だねぇ。これだけでイっちまうんじゃねぇか?」そういうチンピラたちもトランクスの前が大きく膨らんでいる。
ようやく、権田の口が美樹の舌から離れた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・な・・なんていやらしい人なの!・・・。」美樹が権田の脂ぎった顔をにらみつけた。
「ひっ、ひっ、ひっ・・・本番はこれからじゃよ。さぁ、また舌を出さんか!」権田が勝ち誇ったように命じた。美樹は悲しげに顔をゆがめて、瞳を閉じ、再び舌を突き出した。
権田は今度は、美樹の舌と自分の舌をからめながら、まるで人工呼吸でもやるように美樹の口を自分の口ですっぽり覆った。強引に美樹の口を舌でこじ開けると、美樹の口の中に舌を侵入させていった。
また舌をからめた後、口の内側や歯、喉の入り口近くまで舐めまわす。
「うっ、ううううーっ・・・うううっ」体中の毛が逆立つような悪寒に、美樹が激しく身悶えするが、権田の巨体で押さえられた体を動かすことはできなかった。美樹のくぐもった悲鳴だけが空しく響く。
(こ、こんなの・・・キスじゃない!私の口を犯そうとしているんだわ!・・・ああっ、助けて!)
そのうち、権田の唾液が大量に美樹の口に流れ込んできた。必死に我慢していたが、とうとう美樹はごきゅっと音をたててどろどろした権田の唾液を飲み込んでしまった。張り詰めていた心の糸がぷつんと切れ、次第に被虐の心が身をもたげ始めた。
(ああ・・・心を犯されてしまった・・・)朦朧とした意識の中で美樹の心に敗北感が広がっていった。
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