崩れ堕ちる高級妻 第11話
崩れ堕ちる高級妻(11) 脹脛から脛を這いずり回る二つの掌は、性感を掘り起こしながら徐々に上へと這い上がってくる。 「…ハアアッ…そ、そんなッ…」 下肢から湧き上がる快楽のさざなみに、広げられた麻美の両足がピクピクと戦慄く。 「クククッ…どうした奥さん…脚を撫で回されるだけで感じちまうか?」 田所が囁き掛ければ、大男もそれに続け 「上半身同様…あんたの下半身も、タップリと開発してやるからな…」 男達はニヤリと笑みを浮かべると、掌を麻美の膝の内側へと宛がい、グイッ…と更に脚を大きく広げさせる。 「アッ…アアッ…い、嫌ッ!…もう許してッ!」 麻美の悲痛な声がリビングに木霊する。 二人の男の膝の上で広げられた麻美の両脚は、殆んど一直線になるくらいにまで割り裂かれ、黒いストッキングと太腿の付け根の真っ白い柔肌、そして股間を覆うように垂れ下がるゴールゴのドレスが、何とも言えぬコントラストを醸し出しており、男達の欲情を掻き立てる。 目の前のソファーでは、全身をギチギチに拘束され、猿轡を噛まされた夫が、グググゥ…と呻き声を漏らしながら、悔しそうな目付きでその様を睨み付けている。 「ほら奥さん…旦那が見てるぜ…あんまり変な声は出さねえことだ…」 「兄貴の言う通りだぜ…変な声なんか出してると、旦那さんがやきもち焼いちまうぜ?」 男達はクスクスと笑うと、膝の内側へと宛がっていた掌を徐々に内腿へと這いずり上がらせ始める。 「…ハッ…アアッ…」 男達の触れる個所からこんこんと湧き上がる快楽に、麻美の口から思わず吐息が漏れる。 (アッ…だ、駄目ッ…あの人が見てるのに…こ、声なんて出しちゃッ…) 麻美は真っ赤に火照った顔をブルブルと振りながら、懸命に快楽を堪える。 男達はそんな麻美の仕草を愉しむように、ストッキングの張り付いた柔肌をゆっくりと丹念に揉み解しながら、催淫剤で敏感になった性感を掘り起こすように弄り回す。 執拗にまさぐられる美脚は、麻美の意思とは関係なくゾクゾクとした感覚を湧き溢れさせ、焦れったいほどの焦燥感を伴った快楽を蓄積させていく。 大きく開かされた両脚は、男達の手の動きに合わせるようにガクガクと打ち震え、耐えようにも耐え切れぬ快楽を味合わされている事を物語っていた。 「どうした奥さん?…そんなに脚を震わせてよぉ…軽く撫で回されるだけで感じちまうか?」 田所がクククッ…と卑猥な笑みを零しながら訊ねると、麻美はキュッと眉を寄せ、唇を噛み締め、己の肉体に溢れんばかりに横溢しきった欲情のうねりを必死で押し殺そうと試みる。 (アアッ…も、もう…これ以上感じちゃ駄目よッ…アアッ…お、お願いッ…もう…これ以上感じないでぇッ!) 麻美は自分自身に懸命に言い聞かせる。それでも、催淫剤で強制的に昂ぶらされる肉体の疼きは治まる筈も無く、メラメラとした欲情の炎を更に燃え上がらせてしまうのだ。 男達はニンマリとほくそ笑み合うと、太腿へと這わせる掌を更に上へと這い上がらせ始める。 大きく広げられた太腿の、ピッタリと張り付いたストッキングのサラサラとした感触を楽しみながら、時折柔らかい腿肉に指を食い込ませたり、ゆるゆると揉み解したりを繰り返し、太腿全体の性感を掘り起こす。 「どうだい奥さん?…旦那の目の前で、こうやって両側から太腿をまさぐられる気分は?」 「ムズムズするんじゃねえのか?…気持ちいい疼きが、両の太腿から湧き上がってくるみてえだろ?」 男達の掌は、麻美の太腿をグイグイと広げるようにしながら柔肉を隅々まで蹂躙する。 両足を大きく広げられた屈辱感とヤクザ男の掌の厳悪感、そしてその恥ずかしい姿を夫に晒しているという羞恥心――本来ならば身の毛もよだつような状況であるのであるが、今はそのどれもが絶妙のスパイスとなり、ゾクゾクとした快楽の昂ぶりを覚えてしまうのだ。 「…クゥッ…フッ…ウゥンッ…」 麻美は恥らうような表情を浮かべながらも、耐え切れずに漏れる甘い吐息を抑えきれない。 (アッ…アアッ…駄目ッ…も、もう止めてッ…こ、これ以上は…ハアアッ…もう、許してぇッ…) 止めてと願う麻美であるが、しかし男達はそんな事にはお構い無しと言った素振りで更に掌を這い上がらせる。 ストッキングの感触を楽しんでいた両の掌は、徐々に麻美の内股を這い上がり、遂にはガーターストッキングの裾にまで達する。 高級そうな細かい刺繍の施されたストッキングの縁と、透き通るような真っ白い柔肌の境目を、今度は指先でなぞり回す。 「ハウンッ…ッウウンッ…」 ストッキング越しとはまるで違う直接肌をなぞられる感触に、麻美は肉体をビクンと震えさせ、淫靡な吐息を零してしまう。 男達は麻美の反応を愉しむように眺めながら、大きく広げられた柔肌の感触を確かめるように、指先でまさぐり続ける。 催淫剤により性感を剥き出しにされてしまっている麻美の柔肌は熱く火照り、薄っすらと汗を滲ませるまでになっていた。二人の指先が辿る肌と言う肌からは、ゾクゾクとした疼きが溢れ出し、知らず知らずのうちに成熟した腰付きをビクビクと震わせてしまっているのだ。 「奥さんよぉ…こうやって太腿をまさぐられるだけで、堪んねえ気分になっちまうんじゃねえのか?」 「ほらほら…俺達の手が、奥さんの大事な所に近づいてるのが判るだろ?」 「下半身の性感を、奥さんの股間にタップリと詰め込んでやるからな…オッパイよりも堪んなくなっちまう筈だぜ?」 「もう既に疼いてるんじゃねえのか?…奥さんの厭らしいオマンコはよぉ…」 男達の囁く言葉は麻美の性感を的確に刺激し、昂ぶりきった欲情をトロトロと蕩けさせる。 その上、男が最後に口にした女性器を表現する卑猥な言葉。それは今までの生活に於いて、口にする事はおろか耳にする事も殆んどなかった言葉である。 その言葉に麻美の羞恥心は敏感に反応し、ゾクゾクとした疼きを更に昂ぶらせてしまう。そしてそれと同時に、嫌でも麻美の神経は股間へと集中してしまうのだ。 その途端、掘り起こされ剥き出しにされた下半身の欲情が、一気に這い上がるように麻美の股間へと押し寄せる。 「ヒウッ!…ッッウウンッ…」 股間の中心部をキュ〜ッと収縮させるような感覚と共に、麻美は思わず艶かしい吐息を零し、腰をビクビクと戦慄かせる。 そんな麻美の反応を、二人の男はほくそ笑みながら見詰め… 「ククッ…どうした奥さん?…図星だったみてえだな?…そんなに股間を震わせてよぉ…オマンコ疼かせちまったか?」 「こうやって内股を嬲られるだけで、オマンコがジンジンしちまうだろ?…堪らなくオマンコ欲情させちまうだろ?」 男達は卑猥な4文字を連発しながら、麻美の内腿を刺激し続ける。 その度に麻美は「アッ…アアッ…」と甘い吐息を漏らしながら、下半身はおろか、全身を淫らにくねらせるのだ。 (アアッ…も、もう止めてッ…そ、そんな…厭らしい事は言わないでッ…アアアッ…) 麻美は男達の淫らな囁きを振り払うようにブルブルと被りを振り、ギュッと唇を噛み締める。それでも卑猥な手付きで嬲られる下半身からは止め処ない快楽と欲情が湧き上がり、大きく広げられた股間の中心部をズキンズキンと疼かせてしまう。 男達はここぞとばかりに、内腿へと這わせる掌を更に這い上がらせ、股間を覆うように垂れ下がるドレスのすぐ脇まで、指先で刺激を与える。 「クフンッ…ッアハァッ…ンンッ…」 指先が徐々に股間へと近づく感覚と、敏感な柔肌をまさぐられる感触に、麻美の身悶えは一段と激しさを増していく。 「ほらほら…こうやって少しづつオマンコに近づけられると…次第にオマンコが切なくなってくるんじゃねのか?」 「あんたみたいな上流階級の人妻でも…厭らしいオマンコ持ってるんだろ?…感じればだらしなく涎を噴き零す、淫らなオマンコをなッ…」 「上品そうな顔で、高級な洋服を着飾ってもな…オマンコだけは一緒なんだよ…娼婦でも、ストリッパーでも、AV女優でも…そして奥さん…あんたでもなッ…」 「気持ち良くなりゃはしたなく涎を垂らすんだろ?…ドロドロの粘っこいマン汁を…オマンコから、ボタボタボタボタってな…オマンコグチョグチョにしちまうんだろうが?あ?」 続けざまに浴びせられる卑猥な台詞の数々に、麻美は「イヤイヤ…」と首を振る。 しかし思いとは裏腹に意識は益々股間へと集中され、徐々に近づく指先の感触を更に鋭く感じてしまうのだ。そしてそれだけではなく、股間の中心部――その奥底からジクジクと溢れるような欲情の疼きを、更に燃え上がらせてしまう。 剥き出しにされてゆく快楽の神経と感覚。そして男達が囁く卑猥な台詞に、麻美は股間から感じるクチュリ…とした湿り気のある粘っこい感触に気付く。 (…え?…な、なに?) 今までの想像し難い出来事やバストへの徹底した焦らし責め、そして目の前で縛り上げられた夫の存在と視線。それらの事で精一杯の忍耐を強いられてきた麻美であるが、意識を股間へと集中させられる事により、次第にそこの有り様が感覚としてはっきりと自覚させられてしまったのだ。 (…わ、わたし…濡らしてる?……アアアッ!…そ、そんなッ!) そんな事はない…と首を振るが、現に今でも体内からジクジクと滴るような、トロリとした感覚は拭う事はできず。それどころかその感覚を実感した途端、無意識に膣はキュ〜ッ…と収縮し、中からジュワリ…と粘り気のある体液を更に滴らせてしまう。 (アッ!…アアアッ!…い、いやッ!…そ、そんなッ…どうしてッ!?) 麻美の表情に狼狽の色が浮かぶと、男達はまるで麻美の心の内を見透かしたようにニヤリと頬を緩める。 (クククッ…図星だったみてえだな…もうオマンコをグッショリと濡らしてる事に、やっと気付きやがったか…) 田所はニヤニヤとほくそ笑んだまま大男へと目配せをすると、麻美の股間を覆うように垂れ下がったドレスの内側へと指先を忍び込ませる。と、大男もそれに従い…ドレスに覆われたままの股間の付け根へと、両側から刺激を与える。 「ヒッ!…アアッ!…ヤッ!…イ、イヤァッ!」 遂にドレスの内側まで入り込んでくる二人の指先。その指先は大きく開かれた麻美の股間の付け根をまさぐり、股関節の筋をコリコリと刺激する。 「アアッ!…や、止めてッ!…止めて下さいッ!」 麻美は拘束された身体を捩り、押え付けられた両足を振り解こうと身悶える。 男達にまさぐられる事も然ることながら、股間を濡らしている事に気付かれるのは、麻美にとって死にも勝る屈辱であった。 それでも男達は麻美の両足へと己の足を絡め、大きく広げさせた恰好のままガッチリと固定する。そして、ドレスの下へと忍び込ませた指先を、濡れそぼったショーツのすぐ脇まで這わせるのだ。 「どうした奥さん?…まさか本当に、オマンコ濡らしてる何て事はねえよな?」 田所がクククッ…と頬を緩ませ、嘲るように言う。 「まさか兄貴…こんな上流階級の美人妻が、まだ触られもしていねえうちから、オマンコを濡らすなんて事ぁねえでしょう…」 田所に合わせるようにして、大男もからかうような声色で続ける。 「そうだな…まだ触られもしていねえうちから、オマンコ濡らしてたんじゃ…娼婦やストリッパーにも劣るってもんだ…なあ奥さん?」 「そうですぜ兄貴…このくらいの事でオマンコ濡らすのは、発情した雌犬か、どうしようもない程の淫乱女ぐらいのものですぜ…」 男達はわざとらしく言いながら、麻美のプライドを嬲る。 麻美はと言えば、蔑むように投げ掛けられる卑猥な言葉に身を捩りながら、それでも更なる愛液を滴らせてしまっている。 強力な催淫剤を仕込まれた後の、執拗なバストへの焦らし責めの時点で、既に女性器は潤いを満ち溢れさせていた。そして今、股間へと意識を向けられた時には、濡れ滴る愛液をどうしようもないほどに溢れさせ、ショーツまでもをグッショリ濡れ塗れさせてしまっているのだ。 男達の指先は、その濡れ塗れたショーツのすぐ脇にまで到達している。 「ヒッ!…ヤアッ…だ、駄目ッ!…アアッ…嫌あぁッ!」 男達の指から逃れようともがく麻美であるが、ガッチリと拘束された肉体はピクリとも動かない。 (嫌ッ!…嫌あぁッ!…だ、駄目ぇッ!…そ、それ以上は…触らないでぇッ!) もう男達の指先は、ショーツのラインに触れそうなところまで迫っている。そしてその指先は、股間の付け根の際どい柔肌をクニクニと揉み込んでくるのだ。 「アッ!…ハアァンッ!」 羞恥心を苛まれる麻美であるが、際どい部分への刺激に思わず蕩けるような喘ぎを上げてしまう。 もはや麻美の肉体は、己の意思ではどうにもならない程にまで欲情を漲らせ、身体中のありとあらゆる性感を剥き出しにされてしまっていた。 そして遂に男達の指先は、あらゆる性感の中でも最も敏感に快楽を感じるであろう秘部に迫りつつあるのだった… (つづく) |