崩れ堕ちる高級妻 第9話
崩れ堕ちる高級妻(9) 剥き出しの性感を舐りまわされる両の腋からは、痛みさえも伴うような強烈な快楽が湧き上がり、その快楽はゾクゾクと背筋を貫き、真上へと突き上げられたバストの先端へと突き抜ける。 (ハアッ!…アアアアンッ!!…も、もうッ!…アアッ!…た、耐えるッ!…ハアアッ!…耐えッ…ッッンン!…た、耐え…ら…れ…な…い……) 欲情を詰め込まれたまま焦らしに焦らし抜かれる乳頭の疼きは、遂に麻美の精神までもを蝕み始め、快楽と焦燥のうねりに身を任せるように、ひときわ大きく肉体をくねらせる。 「…ウッフンッ!…アアッ!…アンッ…アッ…アッ!…ヒイィッ!」 乳首を頂点に吊り上げられたような恰好のまま、肉体はガクガクと震え、バストの膨らみはブルンブルンと弾ける。 仰け反ったまま後頭部で支えられた身体は更に突き出され、遂にはソファーからヒップまでもを浮き上がらせてしまう。 足先だけを僅かに広げ、膝から下を「八」の字型で踏ん張っていた両足は、更に力を加えたことにより、くっつけていた膝頭が徐々に広がり始める。 そんな麻美の痴態を、二人の男達はほくそ笑むように眺めながら、腋の窪みを更にねちっこくしゃぶり上げ、突き出された乳輪のギリギリのところを筆先でグリグリと嬲り抜く。 「ハアッ!…アッ、アッ…アンッ!…ッウゥッ!…クゥンッ!」 ビクンビクンとのたうつ肉体と共に、淫らで艶かしい音色の喘ぎ声が洩れる。 仰け反り突き出される身体を支える両の脚は、ガクガクと震えながら膝と膝との間隔を更に広げいき、両サイドにスリットの切れ込みが入ったゴールドのドレスは、どうにか膝頭にとどまっているばかりだ。 「クククッ…おらッ、どうだ奥さん?…気持ちいいのとじれったいのがゴッチャになって…もうたまんねえんだろ?…狂っちまいそうなんだろ?」 「おらッ、正直に言っちまいな…もうどうにかして下さいってな…もっと気持ち良くして下さいってなッ…」 田所と大男は交互に言いながら、快楽と焦燥に悶え喘ぐ美貌の人妻の痴態をさも楽しそうに眺め回し、腋の窪みへと更にねちっこく舌先を這わせていく。 「ヒアァッ!…アアンッ!…ダッ、駄目ェッ!…アアアンッ!…もッ、もうッ!…イッ、嫌あァァッ!!」 気が狂うほどの欲情のうねりと焦燥感に翻弄されながらも、麻美は懸命に理性を振り絞り、屈服の言葉を押しと止める。 それでも身体の淫らな反応は抑えようがなく、焦らされ続ける乳頭を突き上げるように、肉体をガクンガクンとのたうち回らせる。 (アアッ!…アアアンッ!…もうッ!もう駄目ぇッ!…ハウンッ!…わ、私ぃッ!…ハアアアンッ!!…もッ、もうッ!…我慢できないぃッ!!) 止まる事のない欲情の昂ぶりに、懸命に耐えていた麻美の精神が遂に崩壊を始める。 「ハアアアアッ!…も、もうッ!…嫌あぁッ!…アンッ!…アンッ!…駄目ッ!…もう、駄目えぇッ!…アアンッ!…駄目なのぉッ!!」 詰め込まれた欲情の昂ぶりが溢れ出すように、蕩け切った声色の喘ぎを噴き零す。それでも「触って!」や「どうにかして!」と言った直接的な言葉を使わなかったところに、麻美の最後の抵抗が見てとれた。 二人の男は陥落寸前の様子の麻美を見遣り、ニヤリと卑猥な笑みを浮かべる。 (ククッ、さすがは「新庄麻美」だぜ…これだけ発情させられちまっても、まだ理性が残ってるとはな…だが、それだけ堕としがいがあるってもんだ…) 田所はニヤけた表情を大男へと向けると、次の手を促すように眼で合図を送る。それを受けた大男もニヤニヤと笑いながら頷き、手にしていた筆を田所へと渡すと、おもむろに足元に置かれたバッグを弄り始める。 田所は大男の行動を横目で見ながら、手にした二本の筆で麻美の突き出されたバストを嬲りにかかる。乳輪のギリギリをクルクルと強弱を付け、決して乳頭には触れさせないように、更なる欲情の昂ぶりへと押し上げるように。 「どうした?あ?奥さんよぉ?…何が駄目なんだ?…はっきり言わねえと判かんねえぜ?…おらッ、どうして貰いてえんだ?…ちゃんと判るように言ってみなッ?」 最後の理性に縋り付こうとする麻美に、それさえも許すまいと田所が迫る。 「アッ、アアッ…そ、そんなッ…クゥッ…も、もう許してッ…ッウクゥッ…ゥウンッ!…おっ、お願いよぉッ!」 麻美は震える声で哀願するも、田所は余裕しゃくしゃくの表情でモッコリと突き出た乳輪の周りだけを責め嬲る。そうしながら大男の方を伺い、大男の取り出した物を目に止めるとニヤリと笑みを浮かべる。 「ククッ、奥さんよぉ…今からもっとたまらなくしてやるぜぇ…」 焦らし抜くような二本の筆の動きはそのままに、麻美の耳元で囁くと、大男を顎で促す。 大男がバッグから取り出した物、それは束ねられた一本の荒縄であった。大男はそれを解くと、仰け反らせた麻美の上半身へと巻き付け始める。 「ヒアアッ!…な、何ッ?!…アアッ!…や、嫌あぁッ!…アアンッ!…や、止めてッ!…アアンッ!…アンッ!…お、お願いッ!」 肉体を荒縄で縛り付けられる事を察知した麻美が拒絶の声を上げ、拒もうと試みるのであるが、二本の筆により散々に欲情の高みへと押し上げられている肉体はまるで言う事を聞かない。それどころか、欲情と快楽と焦燥に嬲り抜かれる肉体はより一層昂ぶりを覚え、更に肉体を悶え喘がせてしまうのだ。 「クククッ…嫌がってる割には、たいした悶えようじゃねえか?…そんなに背筋を仰け反らせてよぉ…自分から縛られ易くしてるんじゃねえのか?」 ドレスの上からでも欲情の疼きをはっきりと示すように膨れ上がった乳輪のすぐ脇を巧みに嬲りながら、田所がからかうように言う。その間にも大男は、欲情に悶え喘ぐ麻美の仰け反った肉体へと荒縄を回していくのだ。 「アアンッ!…そ、そんなことッ…アアッ!…アンッ!…い、嫌あッ!…ハアッ!…だ、駄目えぇッ!…そ、そんなッ!…アアンッ!」 田所の言葉に、欲情の疼きを懸命に堪えようとする麻美であるが、焦らし抜かれる乳頭の焦燥感にたまらず肉体は筆先を追いかけてしまう。そして新たに加わった荒縄の感触、ザラザラとした縄が肉体に食い込む度に、爛れるような悦楽が湧き上がり、全身に途方もないほどの快楽を感じてしまうのだった。 「ほらほら、どうした奥さんよぉ?…縄で縛られて、益々身悶えが激しくなったんじゃねえのか?…そんなに恥ずかしい声をだしてよぉ…身体もビクンビクン反応しちまってるじゃねえか?」 田所が更にからかうような口調で麻美に囁く。そうしている間にも大男は、麻美の突き出されたバストの上と下へと、まるで膨らみを挟み付けるようにして、荒縄をギリギリと巻き付ける。 「ヒウゥゥッ!…アッ!…アアッ!…イッ!イイィッ!…イッ!…嫌ああぁッ!!…アアアンッ!!」 ドレスの張り付いたままのバストの根元を挟み付けられるように縛り上げられると、欲情に張り詰めた両の膨らみは更に突き出されてしまい、渦を巻くような快楽の疼きは益々強烈なものになっていく。 痛々しいまでにドレスを押し上げる乳頭の突起は更に膨れ上がり、今にもドレスを付き破って飛び出してしまいそうな程だ。 それでも田所は、快楽と焦燥にビクビクと蠢くその突起の周りだけを、二本の筆で執拗に嬲り抜く。破裂しそうな程に膨れ上がり、ほんの僅かな刺激でも貪欲に貪ろうとする乳頭には決して触れずに。 「クククッ、どうだ奥さん?…もうたまんねえだろ?…もうどうにかして欲しくて、仕方ねえんだろ?」 田所が二本の筆先を、乳輪のすぐ脇のパンパンに張った乳肉へとめり込ませるように押し付ける。そうしてグリグリと捏ね回しながら、その周りだけを嬲るのだ。 「ハウンンッ!…ッゥゥンンッ!…も、もうッ!…アアッ!…だ、駄目ッ…ウッ!…クウゥッ!…い、嫌ッ!…も、もうッ!…アウンッ!」 麻美の身悶えが一層激しさを増す。 (アアアッ!…も、もうたまらないっ!…ハアンッ!…も、もうッ!…いっそ一思いにッ!…アアンッ!…お願いッ!…お願いよぉッ!) 心の内では雌の本能が叫び声を上げる。それでも僅かに残った理性が、屈服の言葉を拒み続けるのだ。 二人の男は、陥落寸前の麻美の痴態を目の当たりにしながら、卑猥な笑みを浮かべる。 「ほらほら奥さん…もう駄目なんだろ?…先っぽが疼いて疼いて仕方ねえんだろ?…あ?…早く触ってもらいてえんだろうが?…思いっきり摘み上げられてえんだろうが?」 田所は麻美の耳元で囁きながら、それでも決して乳頭には一切触れずに筆先で嬲り抜く。 そうしている内にも、大男は麻美のバストを挟み込むように縛り上げた荒縄の丁度中心部、膨らみと膨らみの谷間へと縄を回し、上下の縄をギュ〜ッ!と搾り上げる。 「ヒウウンッッッ!!…ウウンンッ!!」 荒縄に挟み付けられたバストの膨らみを、さらに根元から絞り上げられる感覚に、麻美の肉体に火花のような鋭い快楽が走り抜ける。 とことんまで発情させられたバストを根こそぎ搾り上げられることで、膨らみの中の欲情は一切の逃げ場を失い、快楽の塊となって乳頭へと押し寄せる。 未だドレスに覆われたままの麻美のバストは、荒縄で搾り上げられたことにより、まるでロケットのように突き出してしまっていた。 そしてその頂点では、ドレスの生地を突き破らんばかりに膨れ上がった乳輪と乳首が、ドレス越しにもはっきりと判るようにビクビクと蠢いているのだ。 田所は一刻の猶予もないほどに発情しきった乳頭を、それでも決して一切の刺激を与えずに、その周りだけを筆先で捏ね回すのだ。 「クウウンッ!…ハアッ!…アアンッ!…アッ!アッ!…ハアアアンッ!…も、もうッ!…お、お願いぃッ!…アアッ!…も、もう駄目ッ!…ハアアッ!…もう、駄目なのぉッ!」 拘束されたままの麻美の肉体が、ソファーの上でバウンドをするように跳ね上がる。搾り上げられたバストを突き出し、ブルンブルンと揺らしながら、先端で筆の動きを追いかける。 仰け反りきった身体を支えるために、いつの間にか両の膝は大きく開かれ、両サイドにスリットの入ったドレスのスカートは膝頭からずり落ち、開かれた股間の間へと垂れ下がってしまっていた。 しかし今の麻美にはそんなことを気にする余裕は一切なく、仰け反った肉体と共に、ソファーから浮かせたヒップと腰までもを淫らにくねらせ、この上ない程の痴態を晒してしまっているのだ。 (アアッ!…アアッ!…も、もう駄目ッ!…もう耐えられないッ!…ハアアッ!…どうにかしてッ!…お願いッ!…もうッ!…もうどうにかしてぇぇッ!!) 余りの快楽と焦燥に、雌の本能の叫びが今にも口を付いて溢れそうになる。しかし麻美は最後に残った僅かな理性でそれを拒み続けているのだ。 田所は、麻美の崩れ落ちる寸前の様子をニヤニヤと楽しみながら、片方の筆を再び大男へと渡す。 二人の男は再び麻美のバストを筆先で弄び、パンパンに突き出た膨らみの欲情を更に煽る。 「クククッ、何が駄目なんだ?…あ?…はっきりと言わねえと判んねえって言ってるだろうが?…おらッ、もう正直に言ってみな?…何処をどうされたいかをなッ!」 田所はそう言うと大男へと目配せをし、筆の動きはそのままに、またしても麻美の腋の窪みへと唇を振るい付かせる。 「アッ!アッ!アアアアッ!!…ヤッ!…ツウウッ!…イッ!…ヤアァッ!…ヒイッ!…イッ!…イイッ!…ヒイイィッ!!」 いやが上にも蓄積される快楽と欲情、そしてそれを上回る強烈な焦燥感。 (アアッ!…そ、そんなッ!…アアアアッ!…もう、もう駄目ッ!…耐えられないッ!…アアッ!…わ、私ッ…もう駄目なのッ!…ハアアッ!…もう…もうッ、狂っちゃうぅぅッ!!) 麻美の瞳から一筋の泪が零れ落ちる。それはまるで最後に残った僅かな理性の崩壊の証のようであった。 「クウウウッ!…ハアアンッ!…も、もうお願いですッ!…アッ!アアアッ!…も、もうッ…さ…触っ――」 遂に麻美が完全なる屈服の言葉を吐こうとしたその瞬間、田所は仰け反らせた麻美の頭を素早く掴み上げ、夫である三島の方へと強引に顔を向かせる。 「おらッ…旦那が見てるぜッ…」 「……!?……い、嫌ぁッ!!」 快楽への屈服を覚悟した麻美にとって、それは余りにも残酷な仕打ちであった。 遂にこの地獄のような焦燥感から解放されるはずだったその瞬間、またしても理性を目覚めさせられてしまったのである。 (つづく) |