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 崩れ堕ちる高級妻    第4話

崩れ堕ちる高級妻(4)


 男達にとって、既に麻美は掌の上で踊らされる人形みたいな物だった。これからこの極上の獲物をどう料理していくか、考えただけでも昂ぶりを覚えてしまうほどだ。

「どうだい奥さん?…こうやって耳元で厭らしい事を囁かれるだけで、奥さんの身体は気持ち良くなってしまうんじゃねえのか?」

「オッパイなんか、早く触って貰いたくて仕方がねえんじゃねえのか?…思いっきりモミモミされてえんだろ?」

「二つの膨らみを同時に揉み解されるなんて、滅多に出来ることじゃねえぜ?…根こそぎ搾り上げられてよぉ、グニャグニャになるまで揉まれちまうんだぜ?」

「今まで味わった事が無いくらい、気持ちいい筈だぜ?…もしかしたらオッパイだけでイッちまうかもな?…どうだ、考えただけでも疼いちまうんじゃねえのか?…奥さんのこの美巨乳はよぉ…」

 二人の男は麻美のバストをターゲットに、執拗に言葉責めを続ける。

 言葉による玩弄に、嫌でも麻美の意識は自らのバストへと集中してしまう。それにより、燻り始めた疼きも体内をズキズキと刺激するようにして、バストへと流れ込んでくるのだ。

 「…ンァアッ…ハアァッ…」

 全身からバストへと集約されるような疼きを伴った刺激に、麻美は思わず吐息を洩らし、ゾクゾクとした感覚に背筋を反らせてしまう。

 二人の男はそんな麻美の反応を満足げに眺め、ニヤリと笑い合う。

「どうした奥さん?…そんなにオッパイ突き出してよぉ?…言葉だけで感じちまったか?…早くモミモミしてもらいてえってか?あ?」

 田所はニヤニヤと笑みを浮かべながらも、一向に愛撫を施す気配すら見せず、麻美の耳元で囁く。

 その言葉に、麻美はハッと我に返ったように表情を正し、反らせた背筋を引き締める。

「…な、何を…馬鹿なことは言わないでッ…そ、そんなこと…ある訳ないでしょッ…いい加減にしてッ…」

 麻美は平静を保つように言うと、肉体に広がり始めた疼きを振り払うように頭を振り、ギュッと瞳を閉じ唇を噛み締める。それでも身体の奥底から湧き上がる燻りは治まるはずも無く、更に熱い疼きとなって波紋のような広がりを見せるのであった。

「クククッ…奥さんよぉ、そんなこと言っても…見てみな、あんたのオッパイを…ドレスの下の乳首が少しずつ固くなってきてるじゃねえか?あ?」

「兄貴の言う通りだぜ…ドレスを押し上げる乳首の膨らみが、さっきよりはっきりと判るようになってきたじゃねえか…ほら、自分の目で確かめてみなよ?」

 男達の言葉が麻美の視線を自らのバストへと促す。麻美は疑念の表情を浮かべながらも、薄っすらと瞼を開け、促されるままに胸元へと視線を落す。

「……!!…ァァアッ…」

 瞬間、麻美の瞳は大きく見開かれ驚愕にも似た声を洩らしてしまう。

 ゴールドのラメが散りばめられたドレスは、麻美のバストにピッタリと張り付き、その両の膨らみの頂点では存在を誇示するように、乳首の形がはっきりと浮き出しているのだ。

 視覚から入り込むその卑猥な情景に、燻り始めた肉体は急激に燃え上がる。特に先ほどから言葉により意識を集中されられていたバストには、激しさを増した疼きがゾクゾクと流れ込み、神経を逆撫でるような刺激となって、二つの膨らみを内側から蝕み始める。

「まだ触られもしてねえのにな?…言葉だけで感じちまったか?あ?…想像しただけで、乳首が疼いちまったんじゃねえのか?」

「奥さんみたいな知的で清楚な女でも…やっぱ乳首を勃起させたりするんだな?…おら、まだまだコチコチに勃起させてみなよ?」

 二人の男は両側から麻美の耳元に唇を寄せ、生温い吐息と共に更に言葉で責めたてる。

 麻美は、バストへと渦を巻くように押し寄せる疼きを抑えようと、ブルブルと首を振り、紛らわせようと試みる。しかし逆にそうする事で、意識は益々バストへと集中してしまい、遂にはバストの先端へと突き抜けるような刺激を感じてしまうのだ。

「…アッ…ハアアッ…」

 両腕を頭の後ろで拘束されたままの麻美の身体が、無意識のうちにブルブルッと震え、甘い吐息が漏れる。先程から感じている得体の知れない疼き、しかしそれが確実に快楽の疼きであることは、もう誤魔化しようがなかった。

(アアッ…ど、どうしてッ?…ほ、本当に言葉だけの刺激で、感じてしまったと言うのッ?…ま、まさかッ…そんな事、ある筈無いわッ…)

 確実に肉体に広がり始めている快楽の疼き。それでも麻美はその事実を懸命に打ち消そうと、唇を噛み締めギュッと瞳を閉じ、己の精神を奮い立たせる。

 そんな麻美の仕草をホクホク顔で見つめる二人の男。知らぬ間に飲まされた催淫剤の効果に、麻美の肉体が蕩けいく様が楽しくて仕方がないのだ。

「おらッ、奥さん…目を開けてよ〜く見てるんだッ…あんたの厭らしく勃起し始めた乳首をなッ…」

 田所が言いながら麻美の髪の毛を掴み、強引に視線をバストへと向けさせる。

 麻美はキュッと眉間に皺を寄せながらも、促されるままに恐る恐る胸元へと視線を落す。

「…どうだ?…自分の乳首は?…ドレスの上からでも、ツンと尖ってるのが判るだろうが?」

 田所はニヤけるように言うと麻美の耳元へと生温い息を吐き掛け、更に言葉を続ける。

「奥さん…あんた感じちまってんだろ?…俺達の言葉で…厭らしい言葉だけで、ゾクゾクするほど欲情しちまったんだろ?」

 実際、麻美の肉体の変化は強力な催淫剤によるものが殆どであろう。しかし田所は、言葉だけと言うことを態と強調し、それだけで快楽を感じてしまっているのは、麻美が本来から持つ欲求のせいだとでも言うような言い回しで囁く。

 それに追い討ちを掛けるように、大男も反対の耳元に唇を寄せ淫らに囁き掛け…

「クククッ…言葉だけで乳首を勃起させやがって…よっぽど欲求不満だったんだな?…あ?奥さんよぉ…身体の方はどんどん欲情しちまってるみてえじゃねえか?」

 男達の言葉にイヤイヤと首を振ろうとする麻美であるが、頭を押さえ付けるように掴んだ田所の腕により、それすらも出来ない。そしてそれ以上に麻美を困惑させる肉体の疼き。厭らしい言葉を囁かれれば囁かれる程、誤魔化しようが無くなった快楽の疼きは更に激しさを増し、全身を、そして目の前のバストの膨らみを熱く燃え上がらせてしまうのだ。

(アアアッ…そ、そんなッ…言葉だけで…私の身体は、言葉で責められただけで…よ、欲情してしまったと言うのッ?…そんなことッ…な、何かの間違いだわッ…)

 麻美はそんなことはある筈が無いと、懸命に自身に言い聞かせるが、知らぬ間に飲まされた催淫剤の効き目は治まる筈も無く。加速度的に膨れ上がる欲情の疼きを、もはやコントロール出来ないまでになってしまっていた。

「ほら奥さん…この尖った乳首を、コリコリと摘み上げてやろうか?…奥さんも本当はそうされたいんだろ?…思いっきり捻り潰されたいんだろ?」

 田所の言葉は麻美の欲情を巧みに刺激する。理性では否定しようとするものの、直接脳に入り込むその言葉は燃え上がり始めた肉体をズキズキと疼かせ、たまらない程の快楽の刺激となってバストへと押し寄せる。

 それでも麻美は懸命に欲情を押し留めようと、気力を振り絞り気丈に田所を睨みつける。

「そッ…そんなことありませんッ!…ば、馬鹿なことは言わないでッ!」

 麻美の否定の言葉に、男達は笑い声を上げる。

「クククッ、奥さん…そんな事言ってもよぉ…あんたの乳首はどんどん膨らんできてるじゃねえか…」

「ハハッ、兄貴の言うとおりだぜッ…そんな事無いとか言ってる間にも、奥さんの乳首はムクムクとドレスの生地を押し上げてるじゃねえか、あ?…よ〜く見てみなッ」

 男達の嘲るような言葉に、麻美はハッとした表情を浮かべ、再び視線を胸元へと落す。

 ゴールドのラメの散りばめられたドレスが、バストの膨らみにピッタリと張り付くように覆い、その膨らみの頂点ではドレスを押し上げるような突起がツンと浮き出ている。そしてその突起は、二人の男達の視線、強いては麻美自らの視線に苛まれるように、ムクムクと勃起の度合いを増し、ドレスの生地を更に押し上げているのだ。

(…アアアッ…そ、そんなッ…どうしてぇッ…)

 自分の肉体の浅ましい反応に困惑の表情を浮かべるも、麻美は何かに憑かれたようにそこから視線を逸らせないでいた。

 「おらッ、どうした奥さんよぉ…まだな〜んにもされてねえのに、乳首を厭らしくおっ立ててよぉ…もう、コリコリのコチコチじゃねえか」

「ククッ…ドレスの上からでも、厭らしい乳首がビクビク蠢いているのがよ〜く判るぜッ?…まるで早く触って下さいって言ってるみてえになッ…」

 両の耳から嫌でも流れ込んでくる男達の卑猥な言葉と、視覚から入り込む浅ましい反応。その二つの感覚は、麻美の肉体に溢れ始めた快楽の炎をメラメラと燃え上がらせる。

 バストの膨らみは絶え間なく疼き続け、行き場の無い欲情がその先端へと押し寄せる、それは赤く充血した乳頭へと突き抜け、乳首をビクビクと蠢かせてしまうのだ。

「ンッ…ハアアァッ…」

 先端を突き上げるような快楽の疼きに、思わず胸元を突き出してしまい、麻美の唇から快楽を示すような甘い吐息が漏れる。

「ククッ、奥さん…本当の事言ってみなッ…もうオッパイが疼いて仕方ねえんだろ?…早くどうにかしてもらいてえんだろ?」

 田所の嘲るような声に、麻美はギュッと唇を噛み締めブルブルと首を振る。

「アアアッ…そ、そんなことッ…あ、ありませんッ…」

 そう言いながらも、麻美の乳頭はグイグイとドレスを押し上げ、生地に擦れる乳首をズキンズキンと疼かせてしまう。

(アッ、アアアッ…どうしてッ?…どうしてこんなにも淫らに反応してしまうのッ?)

 麻美は自らの肉体の有様が信じられなかった。確かに、夫との交わりの最中にバストを愛撫されれば甘い快楽も感じたし、乳首を触られれば固く尖らせることもあった。しかし今はどうだろう、相手は憎むべきヤクザ男二人なのだ。それに、言葉で嬲られ続けるだけで未だにこの肉体には触られもしていないのだ。それでも自分の肉体は浅ましい反応を示してしまっている。麻美は「なぜ?」「どうして?」と自問自答を繰り返す。

(ククッ、な〜んにも知らずに…どんどん欲情しちまってるみてえだな?…だがな、まだまだこれからだぜ、本当にたまんなくなるのはなッ)

(こんな美人の奥さんが、どれほど浅ましく発情しちまうんだろうな?…自分から腰を振って淫らにおねだりするまで…じっくりと発情させてやるからな…)

 麻美の仕草を楽しむように眺める二人の男。チラリと顔を見合わせてはニヤリとほくそ笑み、催淫剤の効果を確かめ合うのだった…

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