「女と思って甘く見過ぎたぜ・・・もう容赦しねぇ、この場でヤッてやる・・・」

恨みのこもった声で呟くと、彼女の胸を責めるのを一旦止めると、反抗する紀代香に両手首を掴まれたまま彼女の白い無地のＴシャツの襟首に指先を引っかけた。
そして力の限り左右に引き裂く。
ピリリリリッ．．．。
その音とともに紀代香の胸元は大きくはだけ、色気のないベージュのスポーツ・ブラが露わになる。
彼にとっては、薄いＴシャツを引き裂く事など紙を破るようなものであった。
それでも竜二の動きは、止まらない。
彼は、さらにスポーツ・ブラ特有のキツイ締め付けの胸下から強引に指先を潜り込ませ、紀代香の豊かな胸の肉感を堪能し始めた。

　「や、やめなさい・・・」

悩ましい紀代香の声が、二人だけの道場内に響く。
だがその彼女の制止の言葉とは裏腹に、竜二の指先は奥へ奥へと芋虫が這うように進み込み紀代香の敏感な胸の中心を弄り始めた。
彼は、それが紀代香のワナとは気付きもせずに．．．。

　「俺を甘く見た罰だ、こうなったらとことんヤッてやるぜ！」

反抗されればされるほど燃えてくる。
燃え盛る肉欲の本能に、もう歯止めは効かない。
竜二は、指先の感触だけを頼りに紀代香の少し固くなった乳首を探り当てた。

　「はんっ・・・」

紀代香は、久しぶりの快感に、演技ではない声を漏らしてしまった。
両胸の突起からジンジンと伝わってくる、体を痺れさせるような快感。
それは、決して自分の指先では与える事の出来ない快感である。
さらに竜二は、己の股間に存在するモノを、紀代香に知らしめるかのごとく彼女の尻肉に強く押し付け始めた。
彼の熱くなったペニスの固さは、分厚い柔道着越しでも伝わってくる。

　「そ、そんなに・・・私としたいの？」
　「あ、当たり前じゃねぇかよ、一度でいいからあんたみたいなイイ女と一発ヤリてぇぜ！」

竜二は、さらに激しく腰を突き動かした。
早く、ブチ込みてぇ．．．。
そして、この女の子宮を俺のザーメンで溢れさせてやる。
その様な雄特有の想いを込めて、紀代香の尻肉の間に己のいきり立つ剛直を密着させ下から突き上げるように、ズンズンと腰を打ち付けるように振り続けた。

　「うっ！！」

突然、自分の股間に襲った思いも寄らない締め付け感に、竜二は声を上げてしまった。
紀代香の胸を責める事に気を取られていたせいか、彼女の右手がいつの間にか自分の股間をしっかりと掴んでいる。

　「腰を振るのは、もう少し後でいいんじゃないの・・・」

紀代香は、甘えた声で囁くと逆手に握った竜二の剛直を、分厚い柔道着越しにゆっくりと上下に擦り始めた。
彼の肉棒は、固くそして太かった。
さぁ、今のうちに沢山、感じておくのよ．．．。
彼女は、竜二に男にとって最大の苦痛を与える行動に出た。

　「おおぅっ・・・」

竜二は、股間からビンビンと伝わってくる快感に思わずそそり立つ自分のモノを前に突き出してしまった。
自分の固くなったモノを掴む紀代香の手は、強弱を付けて握りながらゆっくりと上下に動いている。
体がとろけそうな快感が、股間の中心から体中へと広がる。

　「いい子にするなら・・・御褒美をあげるわよ・・・」
　「ほ、本当かよ・・・」

ニッコリと天使のような微笑みを浮かべている紀代香の美しい横顔は、戦いを止めてまで見とれてしまうだけの価値がある。
竜二は、両腕から力を抜き去り彼女の豊満なバストからその手を離した。

　「じゃあ、じっとしていなさい・・・スッキリさせてあげるわ」

紀代香は、竜二に背中を向けたまま彼の腕が離れる際に剥き出しにされた美乳を上にめくれ上がったスポーツ・ブラの中へと収め直した。
そしてゆっくりと後ろへ振り返りニコリとやさしく微笑むと、やさしいお姉さんを演じてみせる。

　「あ、ああ・・・頼むぜ・・・」

自分の方に振り返った紀代香を見た竜二は、自ら進んで柔道着の下だけをずり下げた。
彼は、どうやら下着を身に付けずに柔道着を着ていたらしく１７歳の少年にしては十分すぎるほど使い込まれた赤黒くいきり立った雄の肉塊が彼女の前にさらした。

　「どう、どうだい、俺のモノは・・・」

竜二は、己自身を隆々と紀代香の目の前に突き出し自慢気に言った。
なぜなら彼自身、自分のモノにはかなりの自身があったからである。

　「うるさい！　だまって！」

紀代香は、一喝した。
それは、自分自身に言い聞かせるためでもある。
確かに竜二の言う通り、彼のペニスは理想的な形をしていた。
長さといい太さ、そして固さまでも．．．。
なによりも目を引いてしまうのは、彼の亀頭の大きさである。
開いた傘のように張り出したソノ部分は、サオの部分の倍ほどの大きさがあった。
わずか１０歳で女の味を知った彼が、自分の気に入った女ならば相手の年を気にせずに犯しまくった賜物でもある。
また幼くして数え切れないほどの性体験を持ったせいなのか、今では当然のごとく亀頭は露出し、立派に成長した雁首の部分は信じられないほど大きく開ききってしまったのだ。
ただ不思議な事に、その行為が力づくの無理矢理な行為とは言え、一度彼と肉体的な交わりを持ってしまった女は、彼のペニスの虜となってしまう。
彼が犯した大勢の女の中には、当然、竜二が初めての男となる女もいた。
しかし、それでも彼のペニスの味に酔いしれてしまうのだ。
女にとっては、狭い肉洞内を激しく出入りする際に、彼のその大きな雁首の部分が引っかかり事によりたまらぬ快感を与えたからなのかもしれない。

　「わ、分かった、静かにするから早くやってくれないか・・・」

紀代香は、竜二の素直な返事にニヤリと微笑むと彼のペニスにやさしく指を絡ませた。
そしてゆっくりとサオの部分を上下にさすり、もう片方の手では剥き出しの亀頭の粘膜を直に責めた。

　「うっ・・・いい・・・」

先からボタボタと流れ始めている透明な淫液を、指先ですくっては丹念に伸ばす。
竜二は、紀代香の指技でよほど感じているのか、ペニスがビクン、ビクンと力強く脈を打つ度に、その雄の淫液は先端の鈴口から溢れるように湧き出した。

　「そう・・・もっと気持ちよくなりたい？」

紀代香は、真っ赤なルージュを引いた唇を少し開き、舌先で唇を舐める仕草を竜二に見せ付けた。
それは、彼に大いなる期待を持たせるためにである。

　「う、うん・・・」

竜二は、自分の唇を舐める彼女の舌の動きが何を意味するものなのかをすぐに理解した。
俺のをしゃぶりたいんだな．．．。
それは、肉欲にはまった悲しい男の勘違いであった。
そう、竜二は、まんまと紀代香のワナにかかってしまったのだ。

　「じゃあ、目を閉じて横になりなさい・・・」

紀代香は、幼い子供に言い聞かせるようなやさしい声で言った。
目先の肉欲に完全に溺れきっている竜二は、紀代香の言葉を素直に聞き入れ下半身を丸出しのままその場に横になった。

　「おう・・・準備はできたぜ・・・思いっきりイカせてくれ！」

竜二は、柔道着の帯を解き広い胸板までも紀代香の前にさらして言った。
上から見下ろしても、やはり彼の股間の肉塊は少年のモノとは思えなかった。
紀代香は、彼の右横に正座しそっと指先を熱くそそり立つ竜二の肉棒へと伸ばした。

　「竜二君は、素直でいい子だから・・・思いっきりイカせてあげるわよ・・・どう？」

紀代香は、竜二の剛直の根元をしっかりと握ると垂直になるように引き上げた。
そして口元から竜二のペニスの切先に向けて澄んだ唾液をタラリと落とす。
竜二は、目の前で紀代香の口から流れ落ちる美しい透明な糸が、己のペニスに冷たく当たっているのをしっかりと見続けていた。
紀代香は、十分に自分の唾液で竜二の剛直を濡らすと空いている手でサオの部分を握り締め、先ほど垂らした自分の唾液を潤滑油の代わりとして、激しくそしてリズミカルに擦り上げ始めた。

　「おおぅ・・・い、いいぜ・・・最高だぁ・・・」

竜二は、巧みな己自身への責めにたまらず声を上げた。
上手い．．．この女、そこらのプロの女達よりはるかに上手い。
指先だけの愛撫で、これほど感じさせてくれる女はそうざらにはいない。
今まで数え切れないほどの女との経験を持つ竜二は、直感的に感じた。

　「気持ちいい・・・？」
　「最高だよ、紀代香ちゃん・・・も、もっとやってくれ・・・」

紀代香は、ヌルつく竜二のペニスの先端に指先をあてがうとそのままグリグリと尿道に潜り込ませて直接的な刺激を与え始めた。
竜二の尿道口は、張り裂けそうなほど口を開ききりながらも彼女の指先をスッポリと受け入れた。
するとその痛みを緩和するためなのか、さらに彼のペニスの奥からヌルつく粘液が溢れ出た。
紀代香は、その粘液を巧みに利用し、ゆっくりと指先を出し入れさせた。

　「お、お、おぉぉ・・・」

ペニスの先に軽い痛みが走るものの、それを打ち消してしまうような快感が体中を駆け巡る。
竜二は、いまだかつて味わった事のない快感に逆らう事なく、我が身を全て紀代香に預けてしまった。

　「じゃあ、もっと気持ちよくさせてあげるわ・・・失神するほどね！！」

紀代香は、指先で彼の敏感な亀頭部の粘膜を直接掴むと、上下に激しく擦り上げた。
特に張り出した雁首の部分は、指先を引っかけるようにして念入りに刺激を与え続ける。
そして時折亀頭のくびれに親指と人差し指で作った輪を絡ませ、クルクルとねじるように回した。

　「う、うおっ・・・うくぅ・・・キ、キクぅ〜」

竜二は、紀代香の巧みな愛撫に仰け反りながら声を上げた。
ペニスを握る手の力加減。
上下にしごき上げるその速度。
尿道口を絶え間なく責め続ける指先。
その全てが絶妙のタイミングで行われている。
彼は、瞬く間に絶頂へ向かった。

　「イ、イクぞ・・・紀代香・・・早く、口に咥えてくれ・・・」

竜二は、紀代香の膣内に放出する事ができないならば、せめて彼女の口の中にでも思い切り出したかった。
それなのに彼女は、なかなか咥え込もうとしない。
彼は、迷った。
このまま紀代香の手の中で果ててしまうか、それとも彼女が口に頬張るまでこの快楽地獄を堪え続けるか。
しかし、その答えはすぐに出てしまう。

　「うっ、うっ、イ、イクぅ〜」

竜二の快楽を頂点に達した叫び声と同時に、男としての本能を作り出している二つの睾丸が一気に根元に向かってせり上がる。
溜りに溜まった雄の白い欲望を吐き出す瞬間が訪れているのだ。
紀代香は、その瞬間を見逃さなかった。
彼の年齢にはふさわしくない赤黒い男根の根元に向かってせり上がる二つの睾丸を、すかさず力強く握り締めると、もぎ取るような勢いで引き下げた。

　「ぎえぇぇぇっ！！」

竜二は、その痛みにたまらず悲鳴を上げた。
それでも紀代香は、ひるまずに彼の睾丸を袋ごと引き下げた。
彼の急所を掴んだ手のひらに、ブチッ、ブチッと奥の方で何かがちぎれる感触が伝わってきた。
一方竜二は、全身をとろけさせるような快感の代わりに、想像を絶する激痛が襲っていた。
射精の快感どころの騒ぎではない。
まるで雄のシンボルである二つの肉球を、根元から引き抜かれたような鈍い痛みが脳天を突き抜けるような勢いでなだれ込んできた。

　「や、やめろ！　何をしやがる、このアマ！」

竜二は、怒りに我を忘れ怒鳴りながら跳ね起きようとした。
だが紀代香は、起き上がる竜二の胸板を突き飛ばし、もう一度倒し込む。
そしてすかさず彼の鳩尾めがけて自分の全体重を乗た右肘を叩き込んだ。

　「ごふっ！！」

さすがに無防備の状態でその攻撃をまともに食らってしまった竜二は、口から白い泡を吹き上げた。
次に白目をむいて、その場に力なく失神してしまう。
それでも紀代香は、攻撃の手を緩めなかった。

　「ふんっ！」

竜二の鳩尾にめり込んでいる右肘を、グリグリとさらにねじ込むように突き入れていく。
竜二は、しばらく四肢をピクピクと痙攣させた後、パタリと動かなくなってしまった。
完全に沈黙したのである。
それを見届けた紀代香は、ゆっくりと立ち上がった。

　「これで、少しは懲りたでしょ・・・で、これは散々私の胸をさわってくれたお礼よ！」

紀代香は、ニヤリと悪魔の様な微笑みを浮かべ、情けないほどまでに縮まった彼のペニスを覆い隠すように生えている黒々とした陰毛に手を伸ばした。
そして彼女は、竜二の陰毛を片手で掴めるだけ掴むと思いっきり引き抜いた。
ブチブチッ！
それは、抜ける時に発する音なのか、引き千切られている時に発している音なのかは分からない。
ただ、彼女が掴んでいったその後は、今まで見えていなかった地肌が見えている。
さらにその地肌からは、薄っすらと血までが滲み出していた。

　「しばらく、その格好でそのまま眠っていなさい・・・ボ・ウ・ヤ！」

紀代香は、手に握った数え切れないほどの竜二のちぢれた陰毛を、彼の顔の上に振り掛けその場を去って行った。
無論、明るい照明の下の元、股間をさらしたまま気を失っている竜二を一人残して．．．。