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  ミズ・アメリカーナ:首輪                                          いぬかみ訳

ミズ・アメリカーナ:首輪
(原題:MS Americana:The Collar by Dark One)


第六章 ヒロインの敗北


「・・・しないで!」
「命令に従え! 抵抗を止めよ!」
邪悪なワンダが魔力を込めて叫んだ。
命令されたミズ・アメリカーナの身体が瞬時に凍り付いた。ミズ・アメリカーナは背中を仰け反らせ、骨の髄まで寒けがするほどの叫び声を上げた。そして、パワー・ベルトから得られる強さを使って首輪へ手を伸ばした。

「ミズ・アメリカーナ!」
フラッグ・ガールが叫んだ。
 邪悪なワンダには相棒の声が聞こえたが、フラッグ・ガールにかまっている余裕は無かった。
もし、まごついたり躊躇したりすれば、未だミズ・アメリカーナには魔法から逃れる可能性が有った。
『フラッグ・ガールには後でタップリ時間がある』

「首輪に触れてはならない、奴隷女。首輪に触れる事を禁ずる!」
「ウー・・・ゥゥゥォォォ・・」
手が動きを止め、ミズ・アメリカーナは何度も手を開いたり閉じたりさせながら、恐怖ともどかしさに悲鳴を上げた。
「フラッグ・・・・ガール・・・助けて」
支配者と成った魔女は素早く行動した。片脚を振り上げ、細いヒールのブーツでミズ・アメリカーナの喉を踏みつけ、そして残酷に、血流を止め息が出来ないほどきつく首輪を締め上げた。
「もがきを止めよ」
ワンダが命令した。
これで、ミズ・アメリカーナの動きが間欠的で統制の取れないものと成った。
それでも“正義の女王”は降伏も諦める事もしそうに無かった。これほど長く、激しく戦ったものは、かつて誰もいなかった。その事に、邪悪なワンダは、自分の思いにもかかわらず感銘を受けた。

邪悪なワンダは立ち上がり、足を喉から離し、今度は深い胸の谷間を踏みつけた。そして、一方の足を後方に振り上げ、ミズ・アメリカーナの秘所を蹴り付けた。再び、そしてもう一度。
彫像の様な美戦士は耐え難い苦痛に、一度背を大きく仰け反らせると、終に意識を失った。
邪悪なワンダは首輪を緩め、ミズ・アメリカーナが大きく息をする音を聞いた。そして魔女はミズ・アメリカーナの首にしっかりと首輪を装着した。

戦いは終った。ワンダは少し下がって、至福の思いに浸りながら喜ばしい戦利品を見下ろした。
ワンダの足元には、ミズ・アメリカーナが大の字に成って横たわっていた。
邪悪なワンダは、意識を失っている美戦士に邪悪な笑みを投げ掛けると、首を振り肩越しにフラッグ・ガールの方へ眼を向けた。

そのセクシーな相棒は、欲情した客達と格闘を続けていた。客達は全員とも、魔法が掛けられた首輪を着けており、魔女の命令に従う他はなかった。ワンダには、激しい打撃を受けて悦んでいる客は誰もいない事は分かっていた。しかし、その客達の人数は多く、フラッグ・ガールは容易に戦いを終らせる事が出来なかった。
しかし、最後には、スーパー・ヒロインが勝利を収めるであろう。
彼女がこのままの状態で戦い続ければの話だが。

邪悪なワンダは、既に敗れた番人達を起こし、戦いの最中にいる金髪美女に向かわせた。
ワンダは、金髪の相棒に興味を抱いて見ていた。
フラッグ・ガールは女性美を体現する素晴らしいサンプルだった。形の良い肉体が、絹の様なポニー・テールを波打たせながら、力強く優雅に動いていた。
『本当に、お前を屈伏させてやりたく成るねえ、お前が愛するミズ・アメリ・奴隷と同じ位強く思うよ・・』

 群衆を掻き分け、最初にフラッグ・ガールを攻撃したのはダミアンだった。彼は、右後方から近付いて来たので、フラッグ・ガールは気付かなかった。
ダミアンが太い黒い手を伸ばし、波打つ金髪のポニーテールを掴み後ろへ引っ張ると、邪悪なワンダの顔に笑みが浮んだ。
「イェェェォォゥ!」
フラッグ・ガールが悲鳴を上げた、
「放しなさいよ、この汚い悪党!」
 そして、ワンとチョンが到着し、二人はフラッグ・ガールの左右の腎臓に夫々の拳を叩き込んだ。
「ウォォォッ!」
その衝撃で悲鳴を上げたフラッグ・ガールは膝を付いた。しかしフラッグ・ガールは、形の良い尻を落としたその体勢から周囲に向かって蹴りを放ち、男達全員を驚かせた。ダミアンはポニーテールを放さざるを得ず飛び離れた。しかしダミアンは、フラッグ・ガールが立ち上がった時、尻を蹴り付け、フラッグ・ガールをよろめかせた。フラッグ・ガールはよろめきながら部屋を横切り、邪悪なワンダの足元に顔から倒れた。
「アウウグッ」

 四人の番人が全員フラッグ・ガールの上に折り重なった。二人でフラッグ・ガールの片腕を抑え、暴れまわる身体を制して身を起させ、邪悪なワンダと向かい合うように跪かせた。
そこに跪いたフラッグ・ガールは、疲労と打撃を受けた事とで息を弾ませ、顔を紅潮させていたが、その美しい顔は怒りと抵抗の意志で漲っていた。
「ミズ・アメリカーナと私は、あんたみたいな者には絶対に降伏しないから、いいわね邪悪なワンダ」
フラッグ・ガールが怒りを込めた低い声で言った。
「へえー、そうかい?」
ワンダは、ニンマリしながら言った。ワンダはミズ・アメリカーナの体を跨ぎ、腰を屈めて首輪を掴んだ。
そして魔女は、意識を失いぐったりとしている“正義の女王”を、床に座るような体勢に引き起こした。
ミズ・アメリカーナの頭は力なく垂れ下がっていた。
「お前、これの事を言っているのかい、完全に無力化され首輪を着けられたミズ・アメリカーナの事を?
それとも誰か私が知らない者でもいるのかい?」
 ワンダは、無力なヒロインを床に押し倒した。ワンダの足元で、ミズ・アメリカーナが呻き声を上げ、弱弱しく体を動かし始めた。
邪悪なワンダは、ミズ・アメリカーナを転がして横向きにすると背中に手を伸ばし、金色のパワー・ベルトの留め金を外した。
フラッグ・ガールは、パワー・ベルトを手にしたワンダが立ち上がると、大声を上げた。
「未だ済んだ訳じゃないよ」
邪悪なワンダはそう言って、魔法の呪文を唱え、ミズ・アメリカーナの全身を激しく痙攣させた。ワンダに捕らえられたスーパー・ヒロインは凄まじい苦痛に身を引き攣らせ、再び意識不明に陥った。
そしてワンダは、今や衝撃を受け震えているフラッグ・ガールの処へ戻った。
「お前は、もっと個人的で、より屈辱的で、苦痛を伴う方法で打ち負かしてやるよ、覚悟するんだね、フラッグ・マンコ」

 邪悪なワンダは、静まり返った部屋の向こうへ歩いて行った。聞こえるのは、フラッグ・ガールの苦しそうに喘ぐ音と、磨き上げられたタイルの上を歩く魔女のヒールの音だけだった。
ワンダは引き出しから一組の手錠を取り出した。そして、フラッグ・ガールの元へ戻り、手錠を持ってフラッグ・ガールの背後へ廻った。
必死にもがき暴れるフラッグ・ガールの両手首は背中の腰の上辺りにねじ回され、恐怖と怒りの悲鳴を上げ続ける金髪美女の両手首に、ワンダはしっかりと手錠を装着した。

 魔女はフラッグ・ガールのパワー・ベルトを外そうとしたが出来なかった。十以上もの魔法の呪文を試したが、フラッグ・ガールに留め金を外す事を承諾させる事は出来ず、フラッグ・ガールの体からパワー・ベルトを取り去る事に失敗した。
「そんなに簡単にはいかないわ、分かったでしょう、魔女?」
フラッグ・ガールは低い唸るような声で言った。
 邪悪なワンダは肩をすくめた。
「その内に・・・」
そしてワンダは最新の犠牲者に向かって残忍な笑みを浮かべて見せた。
「おまえ自身に外させてやるよ」

やがて、その愉快な事が始まった。それは勝利した側にとってのものだったが。
「さあ野郎ども、この女は、最初に屈伏させ、それから首輪を着けてやる事にする」
ワンダは、フラッグ・ガールが大声を上げると、声を立てて笑った。
ダミアンが、フラッグ・ガールの超ミニの下に手を伸ばし、彼女のソング・パンティを引き千切った。そして、双子が夫々が片方の腕と肩を掴みフラッグ・ガールをしっかりと押さえ付けると、ダミアンはその背後に跪いた。ダミアンは手を下に伸ばし、欲情をかき立てながらフラッグ・ガールの豊満な白い尻を愛撫した。
「助けてー!」
ジッパーを降ろす音を聞いたフラッグ・ガールは大声で空しい叫び声を上げた。
「ミズ・アメリカーナ!早く、私を助けてー!」
ミズ・アメリカーナは、2mほど先に、大の字に成って倒れ、全く動かなかった。
「誰か、助けてー!」
フラッグ・ガールは、ダミアンの両手が彼女の腰に当てられ、更に太く長い肉棒で、しゅすの様に滑らかな尻を擦られるのを感じた時、息を呑んで凍りついた。そして、巨大な黒い肉棒がお尻の割目に出会うと、肉棒はそれを辿って下へ下へと、忽ち燃え上がり濡れた秘裂に迫って行った。
エロティックな期待が燃え上がり、腹の奥底と秘裂から熱いものが湧き上がって来ると、恐怖、想像力豊かな若者の妄想、そして予測出来ない不安に、フラッグ・ガールは低い呻き声を立て続けた。
「お願い、こんな事するの止めて」
フラッグ・ガールは懇願した。そして突然嗄れた声で、
「私、処女なの。良い娘らしく、結婚まで貞操を守ってるのよ」
「何と無駄な事を」
ダミアンは、ヒクヒクしているフラッグ・ガールの秘襞に手を伸ばしながら言った。
熱くなった肉の唇は、殆ど刺激が無いうちから、その奥を探索させ愉悦に浸る為、彼の太い指を招いているかの様に開いていた。フラッグ・ガールは息を呑み眼を見開いて、改めて逃れ様ともがいた。しかし双子に両腕をがっちり抑えられ、殆ど身動きがとれなかった。
やがてダミアンは、指を一本フラッグ・ガールの秘裂の中に差し込んだ。これは、フラッグ・ガールにとって、男によって肉体が貫かれる真に最初の体験だった。セクシーな相棒は、小さく息を呑むみ体を強張らせた。

「畜生、この女本当に処女だぜ。膜がある、それにこの雌犬は締まり過ぎだぜ」
「お前の巨大な黒い肉棒で拡げちゃえばそんなきれい事は全部解消さ」
邪悪なワンダが陰湿に笑いながら言った。
「このスーパー・パワーを持った雌を落した男に、明日の競売で売った代金を全額上げる事にするよ」
 四人の番人達には特に動機付けなぞ必要なかったが、ワクワクする気持ちを抱かせた。今四人は、はっきりした目標を与えられ、エロティックな仕事に全力を傾注する理由を手にしたのだ。
 フラッグ・ガールが打ち負かされ、屈伏させられるのは時間の問題だった。

「俺の倅と御対面してくれよ」
ダミアンは体を前に倒し、フラッグ・ガールの耳元へ囁いた。ダミアンは、熱い舌をその耳の中に差し込んだ。そして、肉棒の先端を彼女の秘裂に押付け、軽い痛みを感じている肉の襞を押し通し、濡れている秘口に強く押付けると一端止めた。フラッグ・ガールは、肉棒が侵入するには、もう少し強い圧力が必要だと知りながらも深く挿入された様に感じた。
それは彼女にとって最初の経験だった。フラッグ・ガールの全身が震えていた。
「そら、俺の倅がフラッグ・ガールと御対面だ」
大声で言いながらダミアンは突き入れた。
「アァァォォゥゥゥーーッ!」
 ダミアンは、秘所の筋肉が緊縮する前に、処女膜の手前まで挿入しただけだったが、それは野球のバットを押し込まれた様に感じられた。
フラッグ・ガールは、下腹部から異様な感覚が全身に広がって行くのを感じた。
ダミアンは、一端引き戻してフラッグ・ガールに喘ぎ声を上げさせると、再び突き込んだ。
大切にして来た乙女の証しを、いとも簡単に千切り貫かれ、フラッグ・ガールは悲鳴を上げた。過剰に熱くなった体全体に汗が噴出すのが感じられた。更に10センチほど深く押し込まれた。
ダミアンがゆっくりと抽送を開始する。一突き毎に次第に深く挿入されて行く。秘所を肉棒で擦られる度に喘ぎ声を上げるフラッグ・ガールは、息をする事も、考える事さえも次第に困難に成って行くった。
 一分も経たない内、フラッグ・ガールはオーガスムスに向かいつつある事を感じ取った。彼女にとって生まれて始めての事だった。フラッグ・ガールは、それが無理だとは知りつつも、何とか抑制しようとした。
絶頂すればスーパー・パワーが失われてしまう。しかし、絶頂が精神にどの様な影響を与えるのかは知らなかった。一回のオーガスムスが、フラッグ・ガールを打ち負かし、彼らが望む様に屈伏させるのに必要な全てかもしれなかった。フラッグ・ガールは、調教され、へらへらと痴的な笑いを振りまく様な、魔女の奴隷女の一人に加えられる事は、とても認められない事だった。
「ウウッグー」
フラッグ・ガールは、20センチ以上もある肉棒を根元まで挿入され悲鳴を上げた。
「もう勘弁して!」

「待って!深く挿入したままにして」
邪悪なワンダが、近付いてきて言った。
ダミアンは言われた通りにしたが、不満そうだった。ワンとチョンは、彼らの女主人の気が変わったのかと心配した。邪悪なワンダは、黒いブーツを着けた足を、フラッグ・ガールの顔の真下に伸ばした。
「それにキスするんだ、フラッグ・マンコ。それを綺麗にしな。私にそれを感じさせるんだ」
 顔面が紅潮するのを感じた。唇が震えている。喉は硬直し、そしてフラッグ・ガールは首を振った。
「で、出来ないわ」
フラッグ・ガールは呟いた。
「そうかい、ダミアン、彼女をドギツク、コッテリと犯してやんな」
「待って!」
フラッグ・ガールは、ダミアンの巨大な一物が引き抜かれ、快感が波の様に無防備の肉体を駆け抜けると、大声で言った。
ダミアンは、肉棒の先端が彼女の中に少し入った処で止め、魔法を使う支配者を見上げた。
「わ・私・・・貴方の・・足に・・・キス・・・します」
双子の二人が、フラッグ・ガールの上体を低くさせ、彼女の赤い唇が、光沢のある革のブーツの直ぐ近くに来る様にした。フラッグ・ガールは、ブーツの上に、彼女のものではない五つのキスマークがあるのに気付いた。キスマークは淡い紫、赤そしてピンクの口紅のものだった。
「まず、キスマークを舐め取るんだ」
邪悪なワンダが命令すると、エメラルド・グリーンの眼が輝いた。
 フラッグ・ガールは唸った。そして、舌を伸ばし、ピンク色の舌の先で、赤いキスマークの一つを舐めた。
 フラッグ・ガールは、彼女が舐めた領域の少なさに衝撃を受けた。フラッグ・ガールは顔をしかめた。それは、課題を果たすにはもっと多くの作業が必要で、舌の先ではなく舌全体を使わねば成らない事が分かったからだった。
口はからからに乾いており、突然現われた不吉なブーツを綺麗に出来るとは思えなかった。

フラッグ・ガールは素早く思考を巡らせた。
もし、四人の番人全員に犯されたら敗北を喫する事は、今や疑いの余地は無かった。実際、四人全部は必要ないという事すらも分かっていた。ダミアンは、その怪物の様な肉棒で、彼女の意思を破壊するのに、彼一人でも充分である事を容易に示す事が出来た。
しかし、この短い息抜きの時間はフラッグ・ガールの回復を助けていた。充分な休息時間さえ与えられれば、彼らから何とか逃れられるかもしれなかった。
フラッグ・ガールは、全く動きを見せない彼女の助力者の方に眼を向けた。既に首輪を着けられたミズ・アメリカーナを救出する為には、どんな事でもしなければ成らなず、どんな事をさせられ様とも、耐えなければ成らない事をフラッグ・ガールは知っていた。
又、フラッグ・ガールは、彼女の助力者が、既に敗北を喫し首輪を装着された事を知っていた。ミズ・アメリカーナは、最早首輪の魔法に抵抗する事は出来ないだろう。
だが、魔女は自分には首輪を取り着けなかった。

 フラッグ・ガールは舌を伸ばし、しっかりとブーツの先端に押付け広い幅を舐め取って行った。その作業には五分以上はかかった。
しかし、屈辱のヒロインは、邪悪なワンダを満足させる為にブーツを洗浄を終えた。
やがてフラッグ・ガールは、ブーツにキスする事を許された。
 ブーツの先端に赤い唇全体を押付け、くっきりとしたキスマークを残す為、フラッグ・ガールは一秒程唇を押付けたままにした。
そして、フラッグ・ガールは身を起こして邪悪なワンダを見上げ、ワンダに作業を終えた承諾と、残忍な強姦からの解放を待った。



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