ミズ・アメリカーナ:運命の逆転 いぬかみ訳
第八章 ゴット・ギャル対白人奴隷業者 1 「奴等を捕まえて、ゴット・チック」 ゴット・ギャルは、相手の都合を全く考えていないかの様に言った。 「又、貴方の言った通りだったわ」 ゴット・チックの声がケータイから流れた。ゴット・ギャルはオフィースビルの屋上に、そして相棒はずっと下の地上にいたのだ。 「奴等、貴方の予想通りベサニー・ワッズワースを拉致したわ」 「二人の姉妹も一緒に拉致するとまでは考えてなかったわ」 ゴット・ギャルはそう言うと顔をしかめた。 超大金持ちのワッズワース家の三人娘が全員、白人奴隷業者によってクロロホルムで眠らされ誘拐されたのだ。 娘達には済まない事だが、彼女達が“一日一お嬢様ギャング”を誘き寄せてくれたおかげで、ゴット・ギャルはとゴット・チックが犯罪者を捕まえる機会を得る事が出来たのだ。 「さあ、奴等を始末しちゃいましょう、ゴット・チック!」 「がってんよ、ゴット・ギャル!」 ゴット・ギャルは少し間を置いた。 ゴット・ギャルは通常こうした犯罪捜査には参加しない。彼女には彼女の専門分野があるのだ(訳者注:ゴット・ギャルとゴット・チックは主にミュータントや触手を持った奇怪な植物といった怪獣と戦っている)。 これは、正にミズ・アメリカーナが得意とする分野だった。しかし九日前、ミズ・アメリカーナはフラッグ・ガールと一緒に拉致されそうに成るという苦い体験をしていた。折よく駆けつけた警官が、デルタ・シティ最高のスーパー・ヒロインとその相棒を救ったのだ。 「気をつけてね」ゴット・ギャルが言った。 「奴等、クロロホルムを使ってミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールを後一歩の所迄追い詰めたんだから」 ゴット・ギャルは、デルタ・シティで最も有名な犯罪と戦う二人に何が起こったのか心配に成った。一週間と半日は、ブラブラしているにしては長過ぎる。デルタ・シティの全てのスーパー・ヒロインと警察による大規模捜査の最中としては、特にそうだ。 その後白人奴隷業者に捕まったのだろうか?ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールは、娼婦として新たな人生を歩むべく第三世界の国へ運ばれている途中なのだろうか? ゴット・ギャルは首を振ってその妄想を否定した。そんなことが起こる訳が無いと解っていたからである。 「あいつらの幼稚な手口に引っかかる様な私達じゃないわ」ゴット・チックが明るい声で言った。 「以上、通信を終ります」 「連絡終わり」 ゴット・ギャルはケータイを切った。 下を見ると、白人奴隷業者の一人が、ワッズワースの赤茶色の髪の末娘ケイトリンの赤いチューブ・トップを引き下ろしている光景がが眼に入った。 魅惑的な白い胸が晒されるや、男は乱暴に手で弄んだ。その18歳になる美女がもがく姿はその時迄は考えられない事だった。 続いて、長女で23歳の炎の様な赤毛のベサニーのピンク色のブラウスが引き裂かれ、ピンクのレースが付いたブラも引き裂かれる様子が見えた。その豊満な胸が揉み上げられている間、真中のダフネの黒いタンクトップが引き裂かれ、その赤毛の美女がブラをしていなかった事が明らかに成った。 「嗚呼」 ゴット・ギャルは、ビキニ・トップの、97Gsの丁度真中に取り付けてあるゴット・エメラルドから迸り出た波動を感じ、喉が引き締まった。呼吸するのも困難に成り、奴隷業者が三人の娘のタイトなジーンズと格闘している間、グラブをはめた手を自分の胸に当てた。 ゴットエメラルドには呪いが掛けられている。それをつけている間は次第に性欲が高まって行くのだ。その宝石は、彼女にスーパー・パワーと絶大な耐久力を与えると同時に、悶え叫ぶ様な激しいセックスへと導くのである。 しかし今はそんな事は出来ない。犯罪者に混じって淫乱に耽る代わりに哀れな娘達を救出しなければ成らなかった。 <良い事や価値のあるものには全てその代償が必要なのよね> ゴット・ギャルは思った。 その時、隙を突いてゴット・チックが白人奴隷業者に襲いかかったのが眼に入った。 「あっ、私も急がなきゃ」 若い弟子は非常に積極的で、指導者の指示を待つ様な事は滅多に無かった。ゴット・チックが先陣を切る場合の方が圧倒的に多かった。 しかし、一人で四人の大男を相手にするのは荷が重過ぎる。 ゴット・ギャルは十階建てのビルの端から空中へ身を投げ出した。スーパー・パワーの一つとして彼女には飛行能力があるのだ。 ゴット・ギャルは、乱闘が行われている場所を目掛けて一直線に降下して行った。 ワッズワース三姉妹は、バンの横の歩道に気を失って倒れていた。 ゴット・チックは蹴りを連発して奮闘している。 三人の白人奴隷業者がゴット・チックを取り囲み、ゴット・チックに飛び掛かっては蹴り返されていた。もう一人は気を失っている美女達をバンの中に運び始めている。 ゴット・ギャルは十階建てのビルから二ブロック離れた地点へ降下しながら、相棒の戦闘ぶりを賞賛した。 ゴット・チックは、180センチのゴット・ギャルより頭一つ背が低く、ややほっそりしていた。しかし身のこなしは見事で速かった。飛び蹴りが得意技で、それが放たれる瞬間は真に一見に値するものだった。 既に三人の男は膝を付いている。ゴット・ギャルが到着すれば、直に四人とも大人しく成るだろう。 「これを喰らいなさい!」 ゴット・ギャルは、地上に舞い降りるや、ときの声を上げて男の一人を蹴り上げて失神させた。 「うまく決まったわね、ゴット・ギャル」ゴット・チックは嬉しそうに呼びかけた。 「でもずいぶん遅かったわね?」 「貴方の戦いぶりに見とれてたからよ」ゴット・ギャルはそう言うとウィンクをした。 「ハッ!」ゴット・チックは気合いと伴に大男に蹴りを見舞った。 しかし、男は戦闘力を失わず、逆に白いブーツの足を掴んだ。男の方もゴット・チックと同じ様に吃驚した様だったが、その足をしっかり捕まえた。 「クソッ!放せ、この悩無し野郎」 ゴット・ギャルが前に出て、拳を股間の急所へ打ち込んだ。男は呻き声を上げ、ゴット・チックの足を放して膝をついた。そして嘔吐した。 「ハハハ!今の完全にローブローだったわね」ゴット・チックは声を上げて笑った。 「そうだったわね」ゴット・ギャルも嬉しそうに言った。 思っていたよりも簡単だった。ミズ・アメリカーナとその相棒が捕まりそうに成った事からゴット・ギャルは彼らに少し警戒感を抱いていたのだ。しかしそれが根拠の無いものであるのが証明された。彼らは、何らかの方法でミズ・アメリカーナを騙し、不意打ちを食らわせたか、あるいは同じ様な卑劣で汚い手を使ったのに違いない。 「二人片付けたから残りは二人ね」 「丁度良いわ、一人ずつね」ゴット・チックが暗い茶色の眼を輝かせて言った。 「逃げるぞ!」 バンの中にいた男が言った。 二人のヒロインは、バンと他の三人の奴隷業者の間に位置していた。二人のヒロインは悪戯っぽく笑みを投げかけた。 一人は依然として膝を付いて苦痛に呻き、助けを求める様にバンに眼を向けていた。もう一人はゆっくりと立ち上がり始めていた。三人目は未だ倒し切ってはいなかった。三人とも酷く弱っており必死に逃げようとしていた。 ゴット・ギャルはふと心配に成った。もし彼らがバラバラの方向に逃げたらどうするべきだろう? 二人合わせても二人か三人しか捕まえられないかも知れない。 「金持ち女どもを殺せ」敵のリーダーが命令した。 「直に撃ち殺すんだ」 ゴット・ギャルとゴット・チックはバンの方へ振り向いた。姉妹達と一緒にバンの中にいたずる賢い男はピストルをぬきベサニーの頭に狙いを付けていた。 「駄目よ!」ゴット・ギャルが叫んだ 「待ちなさい!」 「交換条件を出すわ」ゴット・チックが言った。 「三人を渡しなさい、そうすれば逃がしてあげる」 「もっと良い考えがあるぜ」 ゴット・ギャルの背後で不気味な男の声がした。とその瞬間、湿った布がゴット・ギャルの口と鼻を覆った。 ゴット・ギャルはハッとした時、一息吸い込んだ。ゴット・ギャルを抑えている男を手伝おうと、バンの中にいた男が飛び出し駆けつけて来た。 「お前ら二人、大人しくお寝んねしな、その後俺達と楽しもうじゃねえか」 しかし、男二人ではゴット・ギャルには敵わない。ゴット・エメラルドが彼女にスーパー・パワーと耐久力を与えているからだ。 ゴット・ギャルは、ゴット・チックの喘ぐ声が気にかかった。セクシーな相棒がこの薬を使った攻撃から逃れていて欲しいと願った。横目に、一人の男に顔を布で覆われ、もう一人に身体を抑えられてもがいているゴット・チックの姿が眼に入った。 一人が相棒の衣装の上部を引き下ろし、チョコレート色の胸を露にした。 ハッと息を呑んだゴット・ギャルは、更にクロロホルムを吸い込んだ。 <私どうしたのかしら?> 目眩を感じたゴット・ギャルが思った。吸い込んだ気体がゆっくりとだが確実に効果を発揮し始めていた。更に悪い事に、ゴット・エメラルドもじわじわとその淫らな信号を送り続け、彼女の体内で性欲の炎が燃え上がり始めていた。 「何てこった、この売女のおっぱい、ミズ・アメリカーナのと同じ位大きいぜ」 男の一人が大声で言った。そして無造作に彼女の衣装の上を引き剥がし、ゴット・エメラルドもろとも脇へ投げ捨てた。 「あの胸を見てみろよ!乳首が‘気をつけ’の姿勢を取ってるぜ。ウヒャー、今日は大漁だあ」 「クソッタレ、ジャック、おめえがトップを剥ぎ取ったら、この女、子猫の様に大人しく成ったぜ」 ゴット・ギャルを抑えてたもう一人の男が言った。 「この大きなピンク色の宝石が彼女のスーパー・パワーの秘密だって言うのか?」 ジャックはそう言うと、ゴット・ギャルの全身をじろじろと見回した。そして膝で彼女の股間を踏みつけ肺の中の空気を吐き出させ、続いて大きく息を吸い込ませた。 「さあ、タップリと吸い込むんだ、デカパイ姉ちゃんよ」 そう言うと、ジャックはゴット・チックの方に目を遣った。 「トッド、そっちの方はどんな具合だ?」 「ばっちりだ」クロロホルムの布を押し付けている男がニンマリしながら言った。 「こっちの奴にはクロロホルムはずっと速く効いた。ランディと俺とでもう片付けたぜ」 ゴット・チックの両腕は力無く脇に投げ出されていた。指は未だ空しく動き、両脚はやっと蹴る様な動きが出来る程度だった。セクシーなアフリカ系アメリカ人の相棒は完全にのびていた。 ゴット・ギャルの状況もさほど違いは無かった。視界が次第に黒い闇に包まれて行く。腕も足も感覚は有るものの、思う様に動かす事は出来なかった。マイクがしっかりと抱えていなかったら既に地面に崩れ落ちていただろう。 「良くやった」ジャックはニンマリと笑みを浮かべた。 「今回はここで遊ぶのは止めだ。先ず二人をしっかりと縛り上げてバンに放り込め。ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールに逃げられた様なヘマはしたく無いからな」 「そうだともさ」 マイクが嬉しそうに言った。 ジャックが命令を発した時、二人のスーパー・ヒロインは殆ど意識がなく完全に無力に成っていた。ゴット・ギャルは歩道に寝かされ、両腕を背中に回されて手首に手錠を嵌められたのを感じた。そして抱えられてバンに運ばれ、ワッズワース姉妹と重なり合う様に放り込まれた。数秒後にはゴット・チックも赤毛の姉妹の横に寝かされた。 白人奴隷業者達は全員バンに乗り込みドアが閉まった。 エンジンが掛かりバンが動き始めると、ゴット・ギャルは、ワッズワース姉妹の高価な香水の匂いと嗅ぎ、97Gsに触れる男の手を感じながら意識を失って行った。 2 「ここは何処だろう?」ゴット・ギャルがしゃがれ声で言った。喉がからからだった。 「一体?どう成ってるんだろう?」 ゴット・ギャルの全身に戦慄が走った。身動き出来なかった。筋肉は引き攣り、四肢は引き伸ばされ、あるいは曲げさせらて苦しい態勢を取らされていた。 眼を開けると強烈な光りの刺激が飛び込んで来た。恐ろしい程明るい照明が、直接彼女の方に向けられていた。 眼が明るさに慣れ、それが舞台照明である事が解る迄長い時間が掛かった。 「お目覚めかね、ゴット・デカパイ」ジャックが言った。 「まあ大変!私捕まっちゃった!」 ゴット・ギャルは、自分が壁に拘束さているのが解った。両腕は斜め上方に引き上げられ、手首と肘の上の部分が枷で壁に固定され、くびれたウェストに巻かれた鉄の帯が彼女の肉体をしっかりと壁に固定していた。 両脚は上体とは全く異なる状態だった。腿が床と平行に成る様に両膝が上に持ち上げられ、その状態で両脚が目一杯に拡げられ、極めて卑猥な体勢を取らされていた。膝に巻き付けられた縄がその状態を保ち、足首に巻かれた別の縄が両足を壁の方に引き寄せていた。 しかし不思議な事に、白人奴隷業者達は彼女を裸にはしていなかった。実際、ゴット・ギャルはビキニトップを着けていた。但し、ゴット・エメラルドは外されていたが。 「ああ、お前、若い弟子よりは早く事情が呑込めた様だな」ジャックが言った。 ゴット・ギャルはジャックを蔑む様な眼で見つめた。 「あんたは最低よ」 ゴット・ギャルが言った。 そしてジャックの後ろ、部屋の反対側に置かれた強い照明装置の背後に居る三人の女に気付いた。三人とも赤毛だった。ワッズワース三姉妹だ。三人とも木の枠に両手両足を大きく拡げて拘束されていた。拘束枠には、腰の直ぐ上の高さに横木があり、三人はその横木に被さる様に身体を折り曲げ秘所を曝け出していた。三人ともボールギャグを咬まされていた。部屋の反対側にいるゴット・ギャルでさえ、ブーンと言うバイブレータの音が聞こえた。 「この人でなし!哀れな娘達に何て事するの?私を直ぐ解放しなさい!私はスーパー・ヒロインよ、そこら辺に居る安娼婦じゃないのよ。誰もあんた達変態者を楽しませる為にいるんじゃないわ」 「ムムムムム!」 ゴット・チックが叫んだ。 ゴット・ギャルが声の方へ振り向くと、直ぐ横に壁に拘束されている相棒を発見した。 ゴット・チックは、ゴット・ギャルと全く同じ苦しい体勢を取らされていたが、明るいピンク色のボール・ギャグを口にお仕込まれていた。ゴット・ギャル同様、ゴット・チックも衣装を着けていた。しかし衣装を着けているのを喜ぶわけにはいかない。ステージ照明はただ事ではない。 「私達をどうするつもりなの?」ゴット・ギャルが尋ねた。 「それから何故ゴット・チックにギャグを?」 「あの女がひっきりなしにギャーギャー喚くのにうんざりしちまったんでな」ジャックが言った。 「それに、今のままなら彼女が何をわめこうと犯されてる様な声に成るからな」 ジャックは、茶色の眼を剥くゴット・チックの方を見ながら声を立てて笑った。 二人のスーパー・ヒロインは忌まわしい拘束から逃れようと必死にもがいたが、拘束はびくともしなかった。 「それから、俺達が何をするつもりかについては・・・そうだな、もう直ぐ解るさ」ジャックが好色そうな眼で見ながら言った。 「ああ、カメラマンが来た。マイク、用意は良いか?」 「出来てまさあ、ボス」 マイクは、ニュース取材班が使う様な移動カメラの一つを持っていた。 「何時でも収録出来ますぜ」 「フフムムム?」ゴット・チックが言った。 「何を撮影するつもり?」ゴット・ギャルは不安げに尋ねた。 「まさか私達を・・・?」 質問には答えず、ジャックはゴット・ギャルの直ぐ近く迄歩み寄った。 「ランディ、そっちは準備出来たか?」 「出来てまさあ、ボス」ランディはゴット・チックに近付きながら言った。 カメラマンを除き、男は全員黒い革の覆面を被り髪と顔の上半分を隠していた。 マイクとランディのズボンの前ははち切れんばかりに膨らんでいた。 ゴット・ギャルは自分の肉体が変わり始めたのを感じた。秘所から粘り気のある液体が流れ始め陰部を潤わせ、避けられない事態に備えた。 「アクション」ジャックはそう言うとカメラの方に顔を向けた。 「世界の皆さん今日は。私が提供する娯楽番組:‘生意気スーパー・ヒロインのお仕置き’へようこそ。視聴者の皆さんは、丁度一時間前に捕まえたばかりのゴット・ギャルとゴット・チックが生まれて始めて強姦されるシーンをご覧頂きましょう。更に、このマスクの背後に隠されている人物が誰なのかを暴きます。皆が知る有名人でしょうか? ウワー、考えるだけでゾクゾクして来ます。でも、私の気持は彼女達の不安には遠く及ばないでしょう」 男全員がひとしきり声を上げて笑うと、ジャックとランディがズボンのチャックを下ろした。巨大な肉棒が飛び出した。 ジャックの肉棒がビキニ・ボトムの絹布越しに秘所に当てがわれた時、ゴット・ギャルは “キャッ”と悲鳴をあげ拘束された身で飛び上がった。 ジャックは肉棒を押し付けながら、両手でゴット・ギャルの顔を掴み、ピンク色の唇に長い間激しいキスをした。キスの最中であっても、ゴット・ギャルは、こんなに長くキスをした事は無いと思う程だった。 キスをしながら、ジャックの左手は97Dsに向かって下ろされて行った。 その間ランディはゴット・チックのトップを剥ぎ取った所だった。ゴット・チックの褐色の胸が眼の前で揺れ動き、カメラがズームインする。 ランディは、鼻から吐息を出しつつ呻き声を上げるゴット・チックの滑らかな胸の肌を舐め回し、吸い付き、キスをし揉みしだいた。 「ウウググムムム」ゴット・チックは抵抗する様に唸り声を上げた。 ランディはハサミを取り出し、ボトムを切り取り、ゴット・チックが着けている衣装をマスク、ブーツそしてグラブだけにした。 「ウウウウウウググググッッッ!」 ゴット・チックは怒りの叫び声を上げた。 その時、ジャックはゴット・ギャルのトップを剥ぎ取り97Dsをカメラの前に曝した。そして彼女の唇から離れ、既に屹立している乳首を吸い、甘噛みしそして強烈に吸い始めた。 「ああああ・・・」ゴット・ギャルが大声を上げた。 「私の神聖な肉体をこんな風に汚すなんて何て無礼なの!」 「おっ、怒ったな、デカパイ」 ジャックが嘲笑する様な笑みを浮かべた。 「皆知ってるぜ、お前さんは給料日のシュガータウンの娼婦よりもっと沢山こんな目に遭ってるってな。それに噂じゃ気味の悪い怪獣に孕まされたそうじゃないか」 ジャックは、固く成った肉棒を秘裂に押し付けた。そして暫くの間、肉棒の頭でビキニ用に除毛してある金髪の秘所を擦り回した。 「用意は良いか?」ジャックが聞いた。 「嫌よ!」 「それは良かった」 ジャックはそう言って笑った。そして肉棒を少し押し付け、既に膨らみ疼いている下の唇へ侵入させた。 「ああ、暖かくていい具合だそれに濡れてるしな、ゴット・Slut」 「Fuck you、ジャック」ゴット・ギャルが唸る様に言った。 「ああ、そうしてくれ、売女。どうやってくれるんだい」 ジャックは唸り返した。そして後ろポケットに手を入れ空色のボール・ギャグを取り出した。すかさず膝をゴット・ギャルの秘所に乱暴打ち込んだ。ゴット・ギャルが苦痛に悲鳴を上げると、ジャックはボール・ギャグを口の中に押し込み、頭の後ろ側で留め金を掛けた。そしてゴット・ギャルの耳元で囁いた。 「そんな亊したって無駄だぜ、俺の名前を呼んだ箇所は編集でカットするからな」 <名前?> ゴット・ギャルは少し考え、彼の名前を呼んだ事を思い出した。 <彼が気付かなかったか、この陵辱シーンが生放送だったら良かったのに> 編集が済むと、ジャックは力一杯刺し込んだ。 ゴット・ギャルは、秘口を大きく引き裂き無遠慮に奥深く迄侵入して来る巨大な肉棒を感じた。ゴット・ギャルは身体を緊張させ引き締めたが侵入は止められなかった。ジャックは二突きで肉棒の根本迄刺し込んだ。 時を待たず、苛立たしい程のゆっくりしたリズムで抽送を開始した。そのリズムは彼女を淫乱状態に導こうとしたものだったが、ゴット・ギャルは直ぐにそれを理解した。もし彼がそのリズムを崩さなければその通りに成ってしまう事を。 ゴット・ギャルは、全ての意識を秘所、とりわけ間断無く続く抽送に惹き付けられつつ眼を閉じ呻き声を上げた。 ゴット・チックも同じ様な状況だった。 ランディは、ゴット・チックの前に膝を落し両手の親指で彼女の秘唇を掻き拡げた。そこへ彼の口が近付いて行くのをゴット・チックは見ていた。そして伸ばされた舌が敏感な秘唇を舐める様子が見えた。 「ウウッググッツ」 ゴット・チックが呻き声を上げた。 もがいても何の効果もなかった。拘束は微動だにしなかった。出来る事はボール・ギャグに歯を当てそれを噛み締める事だけだった。 殆ど瞬時に、もうこれ以上は耐えられなく成った。官能の熱が全身を焼き焦がし、意識は股間と胸に集中していた。彼女の陰部は接触や刺激に対し極めて敏感に成っていた。更にランディは彼女を刺激する卓越した技能を持っていた。特にクリトリスへの刺激に。ランディは直にそれを見つけそれに特別に関心を寄せた。 忽ち、そのスーパー・ヒロインの鼻から呻きと喘ぎが漏れ出した。 ゴット・チックは、今まで体験した最も素晴らしい感覚が次第に築き上げられるのを感じた。ゴット・チックは‘本当の’セックスの経験は殆どなかった。勿論、ゴット・ギャルと伴に触手に犯される事は何度かあった。しかし彼女はこの奇怪でおぞましい記憶を遮断する方法を学んでいた。しかしこれは本当の男だった。奇怪なミュータント植物や怪獣ではなかった。この男が悪辣な白人奴隷商人であり、この後彼女を娼婦として売り飛ばそうとしている事実にも関わらず、このセックス体験は素晴らしかった。 ゴット・チックは、完全に性奴隷に落された自分の姿を連想した。セクシーな衣装を着け、汚く危険な通りを行き来する自分の姿を思い浮かべた。見知らぬ男達を魅了し、ベッドへ誘い、お金をもらう自分の姿を思い浮かべた。 こうした思いが、美しいアフリカ系アメリカ人の最後の一線を越えさせた。疼いていたものが一気に絶頂への奔流へ変わった。拘束されつつも、ゴット・チックは身体を仰け反らせ全身の筋肉を硬直させた。 「ウウウウウググググフフフフウフフムムムムムム!」 「ホー!こっちの奴は仕留められたぜ!」トッドが強い照明の向こう側から呼びかけた。 「早くしてくれよ、兄弟。黒肌の正義の姉ちゃんに一発かましてやりてえんだ」 だがランディは急がなかった。流れ出した愛液をきれいに舐め取り、更に三回の絶頂に叩き上げた。そしてランディが立ち上がった時には、ゴット・チックは汗まみれで苦しそうに鼻で荒い息をしていた。 ランディはゴット・チックを見つめながら岩の様に固く成った彼の肉棒を掴み彼女の濡れそぼる秘所に押し付けた。 「さて今度は俺の番だ」ランディはそう言いながら激しく突き込んだ。 「ウッ!」 「お前、俺の事を覚えちゃいねえだろう?」ランディは彼女を激しく陵辱しながら耳元で囁いた。 「約一年前俺が年寄りの女を襲っている時、おめえとゴット・デカパイがしゃしゃり出てきやがった。そしてゴット・ギャルに指示されたお前は俺を酷い目に遭わしやがった。その時俺は言ったんだ。きっとこの仕返しはしてやるとな」 ランディは話しを中断し、ゴット・チックを再度絶頂へ叩き上げようと陵辱は激しさを増した。 「これがその仕返しだと思い知りやがれ、売女」 両手でゴット・チックの豊満な胸を弄びながらランディは狂った様に犯しまくった。 ゴット・チックは硬直し拘束された身でもがき悶えた。ランディの情け容赦ない陵辱に、ゴット・チックの肉体は加熱し、情欲と快感の炎で焼き尽くされた。 遂にランディがゴット・チックの体内奥深く精を放つと、彼女は再度絶頂に叩き上げられ、肉棒が痙攣しながら何度も何度も精液を噴き出すのが感じられた。ランディは完全に出し尽くすまで抽送を続けた。そしてその後も暫くの間そのまま続けていた、完全勝利の味を噛み締めながら。 ゴット・ギャルにも陵辱されるゴット・チックの呻き声は聞こえていた。心は、輝かしい未来が無惨にも踏みにじられた若い見習いスーパーヒロインの事で一杯だった。最早助かる見込みは無かった。二人の人生が破滅した事を知っていた。白人奴隷として売られ一生娼婦として働かされる運命を。 その間ジャックは、彫像の様に美しいスーパー・ヒロインをずっと犯し続けていた。ジャックは、ゴット・ギャルが予想し勝つ恐れていた同じリズムを保つ能力がある事を証明していた。 ゴット・ギャルはエクスタシー間際まで高められた瞬間引き戻され、再びエクスタシー間際まで高められる、というプロセスを何度も繰り返されていた。それがゴット・ギャルを苦しめた。性を利用した拷問だった。三十分程でゴット・ギャルは淫乱状態に成っていた。ボール・ギャグが無ければ、ゴット・ギャルは絶頂させてくれる様懇願しただろう。 やがてゴット・ギャルはリズムの変化を感じた。彼も絶頂寸前だった。ジャックは最早ゴット・ギャルを焦らす事に興味が無い様だった。‘一日一お嬢様ギャング’の首領は役割を終えようとしていた。 「良かった!」ゴット・ギャルは思った。 「やっと叶えられる!」 ジャックは、ゴット・ギャルに止めを刺そうと動きを早めた。 ゴット・ギャルは肉体の変化を感じた。遂に、もう後戻りは出来ない一線を越えた様に感じた。そしてジャックもその寸前に達している事も感じられた。 「おお、やったぜ!」ジャックは勝ち誇った様に叫んだ。 ゴット・ギャルは体内奥深くに噴出した彼の精液を感じた。それは彼女の肉体が求めていたものだった。嘗て体験した事の無い絶頂だった。 「ウウウウウウウウグググググッググーーーーー!」 <いい!いい!最高!> ゴット・ギャルはボール・ギャグに向かって叫んだ。 ゴット・チックは、ランディの後トッドに犯され、ジャックが終えた時にはマイクに弄ばれており、ランディがゴット・ギャルに飛び掛かった。 それから5時間に亘って、二人のスーパー・ヒロインは犯され、ディルドで弄ばれ、あらゆる性的陵辱を受け続けた。 やがて・・・ 「もう後五分くらいしか収録出来ないですぜ、ボス」マイクが知らせた。 「だから何だ?」 「二人のマスクを引き剥がす所も収録したいんじゃなかったんですかい」 「あっ、しまった!」 ジャックはヨタヨタと立ち上がった。急いでゴット・ギャルの元へ行きニヤリとした。 「ここをクローズアップしてくれ」 ジャックはゴット・ギャルの汗まみれの金髪を掴み顔を上げさせた。 疲れ切り敗北を喫したスーパー・ヒロインは虚ろな眼でジャックを見た。ジャックはカメラの方を向き、敗北したスーパー・ヒロインを撮影している事を確認した。 「さて皆さん、いよいよ待ちに待った瞬間がやって参りました」ジャックは口上を述べ始めた。 「真実を知る時が参りました。我々全員が何年もの間考えていた問題の答を知る時がやって参りました。ゴット・ギャルのマスクの背後にいる人物は誰なんでしょうか?」 ジャックはゴット・ギャルを見た後カメラの方を向きウィンクをした。 「さあ、御開帳です、準備はよろしいですか?」 そう言うと、ジャックは白いマスクの端を掴み、引き剥がし始めた。最初はちょっと手こずったが、やがて両面テープはゆっくりとその役目を終えて行った。 ジャックは、見ては成らないものを見る様に眼を見開き、期待と興奮をにわくわくしながらゆっくりとマスクを引き剥がして行った。 「何処かで見た顔だな」ジャックが言った。 「ニュースに出て来る女だ」トッドが言った。「ほら例のレポーターだ。名前は何と言ったかな?」 「タミーじゃなかったっけ」 「そう、タミー・オコーナーだ」 マイクが言った。 「違う!」ジャックは興奮していた。 「ターニャ・オドンネル! 彼女は調査レポーターのエース、ターニャ・オドンネルだ」 「ウヒャー!」ランディが大声を上げた。 「俺達、あのど有名なTVレポーターを捕まえたのか。色々な意味で若い娘よりお得だぜ」 ゴット・チックのマスクを剥がす栄誉はランディに与えられた。先ず腹にパンチを一つ入れ、それからマスクを剥ぎ取った。 全員が期待の眼でゴット・チックの顔に見入っていた。 その全員の顔が曇った。誰も彼女を知らなかったし彼女も本名を明かさなかった。 でもそれは大した問題ではない。彼女の名前は彼女の新たな主人が与えるのだから。 |