ミズ・アメリカーナ:運命の逆転 いぬかみ訳
第四章 囮作戦の結末 Ms.アメリカーナは暗い通りを警戒しながら進んだ。 ホーミング・デバイスからの信号はリディアがこの通りの奥にいる事を示していた。辺りの建物には全て照明が灯っていない。現在使われている建物はほんの少ししかないのだろう。 「見いつけた」 Ms.アメリカーナがホッとして言った。 ホーミング・デバイスの効果は予想以上だった。それはリディアを長い間白人奴隷商人の手に居るのを強いるものでもあった。しかし、Ms.アメリカーナは愛する相棒を直ぐに救出するつもりだった。 「さあこれから叩きのめして上げるわよ。こっぴどくね」 車を止め、Ms.アメリカーナは倉庫の扉を調べ始めた。扉は一つや二つではなかったが全て頑丈な鋼鉄で出来ていた。 Ms.アメリカーナのパワーなら破る事は出来ただろう。しかしそれでは大きな音がする。Ms.アメリカーナは敵の不意をつきたかった。 「不意をついて驚かせる、このMs.アメリカーナ流なら敵をやっつけるのが簡単に成るわ」 Ms.アメリカーナは笑みを浮かべて呟いた。突然前に現れた時の奴らの表情を見るのを待ちきれなかった。 Ms.アメリカーナは建物を一回りしてみた。全ての扉には鍵が掛かっており、壊さずに入れる扉は一つもなかった。それで建物をもっと詳しく調べて見る事にした。 その建物は二階の高さしかなかった。Ms.アメリカーナは身を低く屈めると力一杯飛び上がった。Ms.アメリカーナの美しい肉体は見る見る上昇し、建物の天辺に捕まりぶら下がった。そして身体を引き上げ倉庫の屋根に上った。 「こんな所に天窓があるわ」Ms.アメリカーナが言った。 幸いその天窓には鍵がかかっていなかった。天窓から降りるとそこは事務室だった。 ドアを開け外に出ると、別の部屋から話し声が聞こえた。嬉しそうな男の声だった。 「お楽しみの時間は長くは続かさせないわよ」薄青の眼を輝かせて言った。 正義の女王は少し間を取り居住いを正した。ティアラは少し傾きビキニボトムも少しずれていた。胸を揺すり、性的アピールが 最も強い位置に調整した。それが済むと話し声の方へ向かった。 四人の白人奴隷商人達はテーブルを囲んでポーカーに興じていた。夫々の前には札束が山の様に積まれている。明らかに悪行で稼いだものだ。Ms.アメリカーナは怒りを覚えた。 Ms.アメリカーナは部屋の中に入り自信満々のスーパー・ヒロインポーズを取った。 「そこを動かないで!」Ms.アメリカーナが叫んだ。 「誘拐と奴隷売買の容疑で貴方達を逮捕します」 「畜生!Ms.アメリカーナだ!」マイクが飛び上がった。 「落ち着け、前に俺達がやっつけた相手だぞ」 ジャックがゆっくりと立ち上がりながら言うと、さも嬉しそうにMs.アメリカーナの肉体を、特に97Dsを眺めた。そして辺りを見回し、 「金髪姉ちゃんのフラッグまんこは一緒じゃないのか? 俺達、痛めつけたりはしてないぜ、なあそうだろう?」 「フラッグ・ガールがどこにいるか問題じゃないわ」Ms.アメリカーナは強い調子で言った。 「そんな情けない弁解したって無駄よ」 「‘情けない’だって?」ジャックは不快を露にして言った。 「俺達はここ十年で最も成功した白人奴隷商人だぜ。しかも俺達はお前を既に一度やっつけた事が有るんだ。もしあの時サツが来なけりゃお前とフラッグ・まんこは俺達に散々犯され一番高値をつけた者に売り飛ばされてたんだ。実際、こうして話している間にも、お前は主人の元へ運ばれて行く途中だっただろうぜ」 ジャックが手で合図すると他の男達が展開した。 「そんな事無いわよ。ダウンはしたけどKOされた訳じゃないわ」Ms.アメリカーナが言った。 「警察が来ようと来なかろうと、私達が勝利を収めた筈だって断言するわ」 「勝手にそう思ってるがいいさ」ジャックが言った。 「直ぐに降参させてやるわ」Ms.アメリカーナは射る様な目つきで言い放った。 「降参するのはお前の方さ」ジャックが言った。 「やっちまえ!」 四人は正義の女王に襲いかかった。 Ms.アメリカーナは声を上げて笑うと、四人のリーダー目掛けて真直ぐに突進した。 二人が拳を振るったのは略同時だった。 その時マイクがMs.アメリカーナの腹にタックルし、ウェストを抱えたまま一緒に倒れ込んだ。 「ウグッ!」 床に倒れたMs.アメリカーナが呻き声を上げた。そして膝を曲げると、マイクをジャックの方へ蹴り飛ばした。 ジャックとマイクは一緒に成って向かいの壁に激突した。 「私に近寄るとこうなるのよ」 Ms.アメリカーナは跳ね上がる様にして立ち上がった。 ランディが左後ろから襲いかかった。Ms.アメリカーナはランディの手を掴み、腰投げを決めた後頭へ蹴りを入れた。ランディは呻き声を上げそのまま動かなく成った。 「後は貴方だけね」Ms.アメリカーナはからかう様に言った。 「大人しく降参した方が良いんじゃない。さもないと貴方を床に叩き付けなきゃいけないんだから。そのあとメチャクチャに殴りつけるの。きっと楽しいでしょうね」 「犯してやる」トッドが唸る様に言った。 「そんな夢でもみてなさい」 そう言い返すとMs.アメリカーナは強烈な回し蹴りを放った。トッドは身を沈めてかわし体側にパンチを放った。 「イタッ」 Ms.アメリカーナは回転しながら距離を取ったが、トッドも捕まえようと手を伸ばした。手はMs.アメリカーナには届かなかったがビキニ・トップを掴んだ。 Ms.アメリカーナはビキニ・トップが引き裂かれると低い声で唸り声を上げた。そして露に成った976Gsを揺れ動かしながら攻撃の態勢と取った。 トッドはあんぐりと口を開けてMs.アメリカーナを見詰めた。そしてゆっくりとMs.アメリカーナに近付いて行った。 <隙あり> Ms.アメリカーナは思った。 Ms.アメリカーナは行動を起こすと巨大な胸が魅惑的に揺れ動いた。思った通り男は揺れ動く胸から眼を逸らす事が出来ない。 Ms.アメリカーナは楽々と近付き、顎に強烈なアッパーカットを叩き込んだ。トッドは倒れる前に気を失っていた。 「やれやれ、結構面白かったわ」 Ms.アメリカーナはあちこちに気を失って倒れている男達を見渡し満足げに笑みを浮かべながら言った。 「さて、この犯罪者どもを縛り上げて、リディアを捜さなくちゃ」 Ms.アメリカーナはビキニ・トップを見つけた。しかしそれはもう使用に耐えなかった。だがそれは問題ではない。車に代わりのがある。リディアを解放し白人奴隷商人達をしっかりと縛り上げ、警察が到着する前に車に代わりを取りに行けば良い。 近くには男達を縛るものは見当たらなかった。それでMs.アメリカーナは別のドアを開けた。奴隷商人達は必ず縄や枷等、誘拐した者を拘束するものを持っている筈だ。そしてドアを通ると、 「リディア!何をされたの?」Ms.アメリカーナは大声を上げて若い相棒の元へ駆け寄った。 「まあ、酷い事をするわね」 「Ms.アメリカーナ・・・助けて」 リディアが弱々しく言った。 「もう心配ないわ。直ぐ助けてあげるから」 Ms.アメリカーナは大慌てで行動しながら言った。この時Ms.アメリカーナは白人奴隷商人達の事をすっかり忘れていた。 先ず最初に、雌犬調教機の電気プラグを引き抜いた。機械の振動が停止した。しかし、巨大ディルドはリディアの体内に埋め込まれたままだった。 Ms.アメリカーナは注意深くディルドを引き抜き、機械を蹴り倒した。そして愛らしい金髪娘を縛っている縄に手を伸ばした。 「大丈夫?」 その時二人の奴隷商人が鉄の拘束枠の正面に走り寄り、Ms.アメリカーナの手首を掴んで乱暴に引っ張った。 Ms.アメリカーナの身体は中段のバーの上を越えて前に引っ張られた。 「心配するな、直にあの小娘が良い思いをしてるって事が解るだろうよ、俺達と一緒に居ればな、アメリ・bitch」 背後からジャックが囁いた。そして左手でMs.アメリカーナの右の胸を掴み、右手に持った湿った布をMs.アメリカーナの口と鼻に押し付けた。 「止めなさい!」Ms.アメリカーナは叫んだが声に成ったのは「ウウンンンーー」だった。 Ms.アメリカーナは叫んだ事を後悔した。空気を吐き出したからだった。 Ms.アメリカーナは息を止めたが、クロロホルムの妖しい甘い臭いが鼻の穴から入り込んで来ると意識が朦朧とし始めた。 これ以上息を止めておく事も出来なかった。今直にも呼吸が必要だった。視界は既に暗く成り始めていた。 <何とか逃げなくては> Ms.アメリカーナは必死に成りながら思った。 <リディアの運命は私にかかっている> しかし、どうすれば良いのか? Ms.アメリカーナは白人奴隷商人夫々の十倍の強さがある。 しかしバーの上に引っ張り上げられた状態では踏ん張りが利かない。何処かに足を付けなければ成らなかった。 しかしジャックに背後から身体を抱えられていてはそれも出来なかった。 ジャックが乳首を抓った。 思わず呻いたMs.アメリカーナはクロロホルムを吸い込んだ。 続いてジャックは乳首を強く捻った。 「ウウンングググーー!」 Ms.アメリカーナが悲鳴を上げると肺の中の空気が完全に底をついた。最早、クロロホルムで飽和した空気を吸い込む他は無かった。忽ち目眩がして来た。 「もう一寸だ」 Ms.アメリカーナの顔を覗き込みながらランディが嬉しそうに言った。 「ウウウウウウウググググ」Ms.アメリカーナの呻き声が次第に弱く成って行く。 正義の女王の手足から力が抜けて行く。 視界が急速に狭まり、二人の男に手首を掴まれている事しか感じなく成った。 両手を振りほどこうともしない。最早抵抗する力も意思も失われていた。何が起こっているのかも解らなく成っていた。 「Ms.アメリカーナも、生まれたての子猫同然だな」 ジャックがニンマリと笑みを浮かべて言った。そして97Gsを弄び始めた。 「これを楽しまないでどうするんだ?」 「彼女に手を出さないで、このど悪党!」リディアが叫んだ。 「Ms.アメリカーナ!戦うのよ。負けないで」 「トッド、あのうっとうしい金持ち女にギャグをかましてやれ」 ジャックは、クロロホルムを染込ませた布をMs.アメリカーナの顔に押し付けたまま言った。 Ms.アメリカーナは全く抵抗はしなかったが未だ完全に意識を失ってはいなかった。 「それからこの女をメチャクチャに犯してやろうぜ」 「駄目・・・待って」リディアは、おぞましいボール・ギャグが口に入れられない様首を振りながら叫んだ。 「大人しくするから。お喋りもしない。Ms.アメリカーナ!助・・・・ウウグググ!」 トッドはリディアの口一杯に赤いゴムのボールを押し込み、ストラップを頭に回ししっかりと留め金を降ろした。 「やったぜ。もう喋れねえ」トッドが言った。 「俺、こう言う事するの好きなんだ」 「ヘーそうかい。それじゃお前にここにいるMs.ネムリーナにもボール・ギャグをかまさせてやるぜ」 ジャックはMs.アメリカーナの白い尻を叩きながら言った。 「よし、もう良いだろう。女を放してやれ」 ジャックはクロロホルムの布を離し、二人は手首を放した。 Ms.アメリカーナの上体が、拘束枠の中段バーの上に被さる様に崩れ落ちた。 白人奴隷業者達は互いに肩を叩き合って喜んだ。 それが一段落すると、Ms.アメリカーナはバーから下ろされリディアの眼の前の床に寝かされた。 助けに来たスーパー・ヒロインがどう成ったかをリディアに見せつける為だった。 「眼を覚ます前にパワー・ベルトを外しておけ」ジャックが言った。 「意識があるうちは外せないらしいが、意識を失えば簡単に取り外せるそうだ」 マイクは急いでMs.アメリカーナを横向きにし、苦もなく留め金を外しパワー・ベルトを取り去った。 リディアは唸り声をあげ必死にもがき拘束枠をガタガタと揺さぶった。すると拘束枠が少し動いた。 その様子を奴隷商人達は少しの間見ていたが、直にMs.アメリカーナにの方に戻り、再び仰向けにした。 「これじゃ犯せないな」ジャックが言った。 「ランディ、この馬鹿げたデザインのビキニ・ボトムを取っちゃいな」 「よしきた」ランディが言った。 「俺だって、今回の選挙で当選した脳なしの犯罪野郎と同じくらいの愛国者なんだぜ、さあ赤、白、青のボトムの出撃だ」 「ブーツはどうするんだ?」マイクが尋ねた。 「そのままにしておけ」 ジャックはMs.アメリカーナの足の横に片膝を付き、片方のブーツを撫でながら言った。 「俺がハイールを穿いた女が大好きだって事知ってるだろう」 ジャックは立ち上がると、Ms.アメリカーナの足を蹴り開かせた。 「おお美味そうだぜ」 全員が声をあげて笑った。 「俺が最初だ」 ジャックは言うと、ズボンを降ろしMs.アメリカーナの大きく広げた両脚の間に膝をついた。 Ms.アメリカーナの頭が揺れ動き始めた。 「おっ、気付き始めたな。俺がちゃんと犯してやりゃ直ぐ目が覚めるって」 ジャックは伝説のスーパー・ヒロインの上に這い上がった。 先ずは真っ赤な唇だ。ジャックは赤い唇を貪る様にキスした。反応は無かったが気にもしなかった。ジャックは意識を失っている女が好きだった。 唇を満喫したジャックは、口を次第に下の方へ移動させて行った。そして97Gsに至ると暫くそこに集中した。 巨大な乳房を捏ね回し絞り上げ、弾力を確かめる様に手で揺り動かし、固くしこった乳首を吸い舐めそして甘噛みした。 Ms.アメリカーナは急速に意識を回復しつつあった。 何か良からぬ事が起こっている事が解る程度には回復し、哀れな嬌声を上げ始めた。 「腕を抑えてくれ」 ジャックが言うと、マイクとトッドが両側からMs.アメリカーナの両腕を大の字にして抑えた。 「それで良い。それじゃ憧れの地を楽しむとするか」 ジャックは、Ms.アメリカーナのブラジル風ビキニに合わせて脱毛してある股間に顔を近付けた。 Ms.アメリカーナのピンク色の陰唇は既に少し開き、しっとりと濡れていた。 ジャックが陰裂に沿って舌を移動させ股間の肉の襞を弄ぶと、Ms.アメリカーナの口から官能的な呻き声が漏れた。 ジャックが再度舌で舐めると、Ms.アメリカーナはやや仰け反り、喉から絞り出す様な呻き声を上げた。 口での刺激が終ると、ジャックは両手の二本の親指で陰裂を掻き広げた。 「おい、そこまで匂いが届くか?」 ジャックは、女性器の香りを鼻で深く吸い込みながら言った。 「メチャクチャに犯しまくり白人奴隷として売り飛ばした他のお高く留った女と同じ様な、そう・・・正義の匂いがするぜ」 ジャックは唇を股間に近付けMs.アメリカーナの秘所を吸い上げ、舌でその中とその辺りを五分程舐め回した。 そうしている間、Ms.アメリカーナは完全に意識を取り戻した。 「ウウウンングググ」Ms.アメリカーナが唸り声を上げた。 「私の神聖な場所を冒すなんて何て無礼なの!私は優秀な女なのよ、正真正銘スーパー・ヒロインなのよ、そこら辺にいる安ものの女郎なんかとは違うのよ」 「まだな」ジャックが言った。 「でもその内そうしてやるぜ」 Ms.アメリカーナは唸り声を上げながら暴れたが、男達からは逃れられなかった。 Ms.アメリカーナは数分間必死に暴れたが疲れただけだった。 「私に何をしたの?」 「クロロホルムで眠らされ、裸にされ、スーパー・パワーを奪われ、犯されている以外の事を聞いてるのかい?」 「スーパー・パワーを奪ったですって? 大変、パワー・ベルトを取られてしまった!」 Ms.アメリカーナに戦慄が走った。 彼らに騙されパワー・ベルトを取られたのはこれで二度目だったが、今夜は丁度良く警察官が駆けつけて来るとは思えなかった。リディアの後を追ってここに潜入する前に警察を呼ぶ事は出来たが、それでは成果は警察のものに成ってしまう。今回は一人で行動する方が良いと考えたのだった。 Ms.アメリカーナは素早く状況を確認した。パワー・ベルトとビキニは取られてしまっている。未だあるのはマスク、ティアラ、グラブそしてブーツだ。それらは殆ど役に立ちそうもない。 「リディアを解放しなさい」Ms.アメリカーナが言った。 「私を捕まえれば充分でしょう」 「充分なんてものは無いんだよ」ジャックが言った。 「俺達のモットーは、もっと、もっと、もっとだよ」 Ms.アメリカーナは氷の様に冷たい眼でジャックを見た。ジャックは彼らしくも無くゾクットした。 しかしそれも長くは続かなかった。ジャックは、自分の方が強い立場にいる事を思い知らせる為、Ms.アメリカーナの秘所に指を刺し入れた。 「イイヤーーー」Ms.アメリカーナが大声を上げた。 「気持良いのかい、えー?」 「この悪党」Ms.アメリカーナが叫んだ。 「絶対貴方の思い通りになんかならないわ」 「じゃあ賭けるかい?」ジャックはそう言って笑った。 「黙って俺のする通りになってりゃ良いんだ」 そう言うとジャックは勃起した肉棒を突き付けると、一気に挿入した。 「ウウウウウウグググ」 Ms.アメリカーナは巨大な肉棒に秘所を押し広げられ、奥深く突き入れられる感触に大声を上げた。 ジャックは最初の一突きで根本まで突き入れた。その時まで、Ms.アメリカーナは秘所が濡れて滑り易く成っている事に気付かなかった。しかも締まってもいなかった。 ジャックは激しく腰を動かし始めた。Ms.アメリカーナを脳乱させようと情け容赦なく秘筒の奥底まで執拗に突き上げた。 押さえ付けられた両手が何かを掴もうと空しく動いていた。 Ms.アメリカーナは身を仰け反らせ、無意識に長い脚でジャックの体を挟み込んだ。 「お願いだから止めて!」 体の芯から何かが爆発しそうな感覚にMs.アメリカーナは大声を上げた。イッてしまえばパワー・ベルトは無用の長物に成ってしまう。 「交渉する余地があるわ」 「これと交渉しろ」 ジャックは、抽送を繰り返しながら、乳首を激しく吸い始めた。 その快感は堪え難いものだった。Ms.アメリカーナは全身を満たしていた妖しい熱が絶頂への奔流に変わったのを感じた。 Ms.アメリカーナは身を捩って抵抗したが、最早逃れる術は無かった。 やがてオーガスムが全身を満たし全ての抵抗を洗い流し、魂を淫乱と快楽で染め上げた。 「アアアアアアアアアイイイイイイイイーーーーー!」 Ms.アメリカーナは叫び声をそして悲鳴をあげた。再度、そしても一度。そしてジャックが体内に精を放つと、Ms.アメリカーナは再度絶頂した。 「あああああ、私に何をしたの?」ジャックが肉棒を抜くと、Ms.アメリカーナがか細い声で尋ねた。 「私、ボーっとして力が入らない」 「お前を女にしてやったんだ」ジャックが言った。 Ms.アメリカーナは不平を言う暇もなかった。マイクとトッドが彼女を引き起こし、無理矢理四つん這いの姿勢にした。 そしてトッドはMs.アメリカーナの背後に廻り、マイクは正面に立った。 次に何が起こるかを知りつつも、Ms.アメリカーナの口はカラカラだった。 二人の男がズボンを降ろした。 「嗚呼自由の女神よ、我に力を与え給え」Ms.アメリカーナが言った直ぐ後、トッドが秘所の奥に突き入れた。 「ああ・・・ウウウググ・・」 トッドは速いリズムで抽送を繰り返しながら両手を廻し、Ms.アメリカーナの胸を掴んだ。一方マイクは黒髪の中に手を入れ鷲掴みにして無理矢理Ms.アメリカーナの顔を彼の股間へ近付けた。 逃れる術の無いMs.アメリカーナは口を開け肉棒の侵入を許した。 「その調子だ」 肉棒がMs.アメリカーナの赤い唇の間に滑り込んだのを見たマイクが満足げに言った。 肉棒を口に含んだ瞬間、Ms.アメリカーナは性的に満たされ、うきうきする様な幸せな感覚に満たされた。信じられない様な感覚だった。それが彼女の理性を吸い尽くし、スーパー・ヒロインを破壊するものだと解っていた。心の一部では抵抗しながらも、過ぎる程の快感が秘筒を擦りながら出入りするトッドの肉棒から湧き上がって来る。 トッドは指でアヌスを刺激し始めた。それは魂の根幹を揺すぶる程の強烈な刺激だった。マイクの肉棒を含んだMs.アメリカーナの口から吐息が漏れた。そしてMs.アメリカーナは眼を閉じ、マイクの肉棒を誠意を込めて吸い始めた。適切にそして上手に。 「おい、彼女を見ろよ」ジャックは呆れた様に言った。 「俺達はMs.アメリカーナを手懐けたんだ。もう、Ms.アメリカーナは恥知らずの娼婦みたいなもんだ」 Ms.アメリカーナの様子を見ようとトッドが動きを止めると、ジャックが言った。 「そのまま続けろ。止めを刺すまで手加減無用だ」 Ms.アメリカーナにも男達の会話が聞こえた。そしてそれが本当である事が解っていた。あと一回絶頂すればお終いだ。後戻り出来ない所まで堕してしまう。 Ms.アメリカーナはその瀬戸際にいた。ジャックやその他の男達が願っているふしだらな娼婦一歩手前だった。スーパー・ヒロインMs.アメリカーナの名残も消え去るろうとしていた。 マイクはテンポを速め、狂った様にMs.アメリカーナの顔を前後に揺さぶった。Ms.アメリカーナはマイクが射精を必死に堪えている事に気付いていた。それで口の動きを強め男の一線を越えさせた。 「フフムムムムムムム」溢れんばかりに白濁した性液を口に含み、Ms.アメリカーナは呻いた。 「呑込め」マイクが要求した。 Ms.アメリカーナの眼が大きく見開いた。それは考えるだけでもおぞましかった。 吐き出したかったが、吐き出したものを舐め取らされる事を恐れた。それは酷く自尊心を傷付けられる事だった。 仕方なくMs.アメリカーナは命令通り、生暖かい粘液を呑込んだ。 「良し」 トッドは肉棒を引き抜き、今度はずっとほぐし続けていたアヌスに突き込んだ。 Ms.アメリカーナは全身を硬直させ、空しく床に這いずった。 トッドは肉棒を半分程引き抜き再度より深く突き込んだ。 その間ランディは持って来た椅子をMs.アメリカーナの眼の前に置き、朦朧として虚ろな眼をしたMs.アメリカーナを再度四つん這いの姿勢に引き起こすとズボンを降ろして椅子に座った。そして呻き喘ぐMs.アメリカーナの顔を腿まで引き寄せた。 トッドは抽送を繰り返している。 Ms.アメリカーナはランディの肉棒を見ると、躊躇いも見せず口に含んだ。そしてトッドにアヌスを責められているペースに合わせて頭を前後に動かし始めた。 「最高の一発だったぜ」トッドがからかう様な声音で言った。 ランディは肉棒を引き抜いた。Ms.アメリカーナは、彼が何を欲しているのか解らず、怪訝そうにランディを見上げた。 「おっぱいでやってくれ、アメリ・おっぱい」ランディが言った。 「そのでっかい心地良さそうなおっぱいで俺のを包み込んでやるんだよ、姉ちゃん」 Ms.アメリカーナは少し場所を移動し97Gsをランディの腿に乗せた。そして両手で左右の乳房を取りランディの固く成った肉棒を挟み込んだ。 Ms.アメリカーナの胸の谷間の奥深く埋め込まれた肉棒が前後に擦られる快感に、ランディは呻いた。 「もうこれ以上耐えられない」Ms.アメリカーナが呟いた。 「もう駄目、凄過ぎる」 「もっと速くしろ」ランディが要求した。 Ms.アメリカーナは言われるままにした。 他に何が出来ただろう?Ms.アメリカーナは彼らのセックス・マシーンあるいは高級性玩具でしかなかった。犯され、その後でポイ捨てされる高級な香水付きの娼婦でしかなかった。 その思いはとても受け入れられるものではなかった。Ms.アメリカーナは大声を上げ頭を仰け反らせた。 Ms.アメリカーナは正に瀬戸際にいた。トッドによって肉体は淫らの極みに達せられていた。もうこれ以上耐えられなかった。その上胸でランディの肉棒を擦り上げねばならなかった。最早、彼女の耐えられる限界を超えていた。 遂に一線を越え凄まじい絶頂の奔流が迸り始めると、Ms.アメリカーナは、薄青の眼を見開きハッと息を呑んだ。 「アアアアアアアアアアアアイイイイイイイイイイーーーーー!」 「ウワッ、こ、この感触、おめえに解るか」トッドが大声を上げた。 「肛門が肉棒に絡み付く。それにバイブレータみたいにヒクヒクしてるんだ」そして顔をしかめ、 「ああ・・・・もう出そうだ!」 Ms.アメリカーナはトッドが精を放出したのを感じた。尻の穴が熱い精液で満たされると体中が暖まり疼くのだった。 Ms.アメリカーナは、次第に絶頂に近付くランディの顔を見ながら胸の動きを加速させた。 「さあイキなさい、坊や」Ms.アメリカーナは子供をあやす様に言った。 「出来るでしょう」 「よし!」ランディは叫ぶと、白濁した性液を間欠泉の様に噴出し始めた。 Ms.アメリカーナはランディが全て出し切るまで胸で擦り続けた。その瞬間、Ms.アメリカーナは、口をランディの肉棒の先端の高さまで下げ、噴出した性液の大部分を口で受け止めていた。 Ms.アメリカーナはランディの肉棒をきれいに舐め取ると、向きを変えトッドにも同じ様にした。そうしろと言われた訳でも命令された訳でもなかった。Ms.アメリカーナは、ただそうしたかったからしたまでの事だった。 「もう一回だ」ジャックが言った。 「今度は俺の番だ」 ジャックは、その後五時間に亘ってMs.アメリカーナを弄んだ。それまでに全ての男達はMs.アメリカーナを楽しんでいた。 Ms.アメリカーナは疲れ果てた身体を、リディアと向かい合う様に拘束枠に縛り付けられた。 白人奴隷商人達は睡眠を取るため引き上げていた。 「ウウウムムムムム・・・!」 奴隷商人達が去ると、リディアはギャグをかまされた口で叫んだ。 Ms.アメリカーナはゆっくりと顔を上げた。疲れ果て、瞼を開けるのがやっとだった。 リディアは、正面約1メートル先にこちらを向いて拘束されていた。 奴隷商人達は、Ms.アメリカーナが捕まり陵辱された事をリディアに知らしめるため、向かい合わせに置き去りにしたのだった。 奴隷商人達の残忍さは留まる所を知らない。 「リディア」Ms.アメリカーナが涸れた声で言った。 「貴方を救助出来なかった。ご免なさい」 リディアは驚いた様に青い眼を見開いて首を振り、Ms.アメリカーナの言った事を否定した。Ms.アメリカーナの心情を察しての事だった。 非常に憤っていたリディアは全身を弾けるバネの様に動かして必死にもがいた。拘束枠がガタガタと揺れ動いた。 Ms.アメリカーナはリディアが拘束されている枠が少し移動したのに気付いた。 疲れ果てた心と身体に活を入れ様と、Ms.アメリカーナは腫れて痛む唇を舐めながら深呼吸をした。そしてリディアがした様に、拘束枠を動かそうと全身を弾ける様に動かし、コンクリートの床の上を少し移動させるのに成功した。そしてリディアの方へ少しでも近付こうともがき続けた。 「聞いて、リディア」成功に勇気づけられたMs.アメリカーナが言った。それだけが彼女達に出来る事だった。 「未だ何とか成るわ。見てて」 Ms.アメリカーナは身体を動かし、拘束枠をほんの少しリディアに近付けてみせた。 「見た?私少し貴方に近付いたでしょ。手を縛っている結び目を解くのは難しく無いわ。だから拘束枠を動かして近付けば、お互いに相手の結び目を解けるわ」 金髪のティーンエイジャーの顔に希望の光りが広がった。二人は拘束枠を互いに近付けようと身体を動かし始めた。 それは骨の折れる仕事だった。莫大なエネルギーが僅か数センチ移動させるのに費やされた。その半分はあらぬ方向へ動いたり、ただ同じ場所でガタガタさせるだけに費やされた。 暫くして拘束枠を動かすコツが解って来ると、二人はダンスをする様にガタガタさせながら互いに近付いて行った。 一時間半程かかったが遂に二人は鼻と鼻が触れ合う程に近付く事に成功した。そして好都合な事に二人の手が重なり合っていた。 正確に言えばMs.アメリカーナの左手とリディアの右手が重なり合っていた。Ms.アメリカーナの身長はリディアよりも高いので、拘束された両手の広がりが異なっているため両手が重なり合う事は無いのだ。 「そのまま動かないで」Ms.アメリカーナが囁いた。 結び目は手首の上側にあった。それでMs.アメリカーナにはリディアの結び目に届いたが、リディアはMs.アメリカーナの結び目には届かなかった。 結び目は見た目よりもきつく縛ってあった。しかし少しずつ解け始める。 長くはかからずMs.アメリカーナはリディアの結び目を完全に解き、二人で協力して手首に巻き付けてあった縄を取り除いた。 「やったわ!急いで」 リディアは過酷な試練を受け手足はすっかり萎えていたが、時間を無駄にはしなかった。 リディアは左手の戒めを解くと、冷たいコンクリートの床に座り込み両足首の戒めを解いた。 完全に拘束から逃れるのにタップリ五分はかかったが身体は回復し始めていた。 そして直にMs.アメリカーナの拘束を解いた。 「嗚呼」 リディアに拘束枠から解放されたMs.アメリカーナは安堵の溜め息をついた。Ms.アメリカーナはリディアにもたれ掛かった。 「酷い目に遭ったわ。最悪よ」 「全くね」リディアは大きく頷きながら言った。 「もの凄く長い間メチャクチャに犯されたの」 「私もそうよ」Ms.アメリカーナが言った。 Ms.アメリカーナは震える手で精液でネトネトに成った胸から腹を拭った。歩くのがやっとでとても戦うどころの騒ぎでは無かった。 「先ず服を捜さなくっちゃ。それから、奴等が眠っている間に警察に連絡して捕まえてもらいましょう。何度も奴等に絶頂させられたから、何時に成ったらパワー・ベルトが効果を発揮するのか解らないわね」 疲れ果てた二人は壁に面したテーブルの上に置かれている衣装を見つけた。二人は素早く衣装を身に着けた。Ms.アメリカーナのビキニ・トップは車に予備が置いてある。 思った通りパワー・ベルトを装着しても何も起こらなかった。 衣装を身に着けると、二人は眠っている白人奴隷商人達を見ながらオフィースを通り抜けた。建物の中には他の人影は無かった。 今夜のツキの無さを嘆きながら二人はアメリカーナ・モービルに乗り込み家路を急いだ。 「この次は絶対逃がしはしないわ」Ms.アメリカーナは固く誓うのだった。 |