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 調教〜TRAIN(トレーン)〜S−3

「体が熱いであろう、ハニー。顔も、手も、脚も。しかし、それ以上に!!」

トレーンクローは、汗でぐっしょりになった戦闘スーツの上からハニーの両胸を掴んだ。

「あ、はあああああぁぁぁぁっっっ」

ハニーは生まれて初めての衝撃を受け、仰け反りガクンと脚を折った。
手から放れたレイピアが床に転がる乾いた音がかき消される程の悲鳴。しかし、その声には明らかに歓びが含まれていた。

「ふふふ、すっかり効いているようだねぇ、私のこのガスが。」

ガスは、ハニーの力を奪い取る事だけが目的ではなかった。
信じられない位の欲情がハニーの体を支配する。
いや、ハニーに快楽を与える事こそが、目的であったのだ。

形の整った両胸をゴム鞠のように揉みしだきながらトレーンはハニーに更なる欲情を与えていく。

「くっ!うぅぅっ!あはあああああっ!!ぐうううううっ!」

健気にも声をこらえようと耐えるが、その抵抗も今まで経験したことのない快感の嵐の前には全くかなわなかった。
くいしばった口から歓喜の悲鳴が漏れ止まらない。
ゆさゆさと乳房を揺すられるだけで頭が真っ白になりそうな快感に襲われる。

「ほらほら、良いんだろう?胸の先もこぉんなに尖ってきたよ?」
「いやぁあっ!あっうっんっんんんっ!あ、や、やめ、あはああっ!!」

力無くトレーンの両手を掴み陵辱を拒むものの、親指でコリコリと乳首をいじられては、その鋭い快感から逃れる術をハニーは知らない。
いや、仮に知っていても役に立ったかどうか。
くいしばっていたはずの唇は涎を流しながらだらしなく開き、可愛らしい舌が子犬のように覗いた。

「くっくっくっ、全くいやらしい体だねぇ、これで本当に正義の乙女なのかい?」
「うぅっ!ひっ卑怯よっ!!こ、こんなっ!!あっ!?はああっっっ!!」

トレーンの屈辱の言葉に潤んだ瞳で睨み返すも、再び胸の尖りを摘まれると涎を流しながら快感に染まった美しい顔を振り乱して悶えるのみである。

ハニーの両足にもはや体を支える力は残されていなかった。
今の彼女は、自分の胸に激しい陵辱を加えてくる敵の二本の腕にかろうじて支えられて立っていられるだけに過ぎないのだ。時折抵抗の表情を見せるものの、その熱の固まりをぐにぐにとこね回されると熱い吐息を漏らしてしまう。
白い手袋の両腕こそトレーンの蹂躙に抵抗の姿勢を見せてはいるが、それはなんの役にも立っていない。
思うままに美しい丘陵を攻められ快感のうねりに襲われている。膝はがくがくと震え、ブーツの中は汗でねっとりとしている。ブーツの中だけではない。全身の毛穴という毛穴から汗が噴き出し、ハニーの体をぬらぬらと光らせ、戦闘スーツをぐっしょりと濡す。
妖しいまでに美しい敵に、たった二本の腕で操られている正義の乙女。もう体がドロドロに溶けてしまいなにも言うことを聞かない。

「アッ・・・クゥッ・・・ンンンッ」

それでも、ハニーは自分の意識を真っ白に染まりつつある甘い霧を必死に振り払おうとする。
ああぁ、私の体はどうなってしまったの!?
しっかり、しっかりしなくては!!こ、こんなヤツに負けるわけにはいかない!!
負けるわけには!!!
自分の心にある絶対の正義に炎を点け、体を溶かす感覚に抵抗する。
正義の乙女として、愛する者を守る戦士としてのプライドを呼び起こし力の入らない両足に再び指令を出した。

「ほぅ?」

ハニーをすっかり官能に狂わせたと思っていたトレーンは、尚も抗う相手に意外そうに声を上げた。
思ったよりも楽しませてくれるじゃないか。
いや、そう来なくてはな。

切れ長の瞳を自分の手の中で藻掻く獲物に向けた。
その相手は自分が与える痺れるような快美感に悶えつつも、その快楽に負けまいと耐えていた。
しかし知的な貌には汗が流れ、くっきりとした眉は苦悶に歪んでいる。
食いしばる虹色の唇の両端からは、確かに歓喜の声が漏れ、涎をも流している。
先ほどから思うままに揉みしだいている美丘陵の突起は、戦闘スーツの上からでも判るほどそそり立ち、本人の意思を裏切り続けている。
長いすらりとした脚の間のふっくらと盛り上がった部分も例外ではない。
体中汗でぐっしょりとしていたが、そこは一層濡れまみれていた。
乙女の戦士は自覚していないが、膨らみの頂上には黒い生地にも関わらず、見てわかる位のシミが広がっている。
ここまでの反応とは思わなかったわ。
ほくそ笑むトレーンに対し、ハニーは反撃をはじめた。

「ま、負けない・・・ンアッ・・・あぁぁぁ・・・あ、貴女なんかにぃいいい・・・負ける訳にはいかないのよっ!!」

快感の霞にぼやけていた瞳に、再び光が戻っていった。
トレーンの両腕を掴む戦士の手にも、力が入る。

しかしトレーンは余裕の表情を崩さなかった。

「ふーん、まだ抵抗できるなんてたいした娘だねぇ、じゃぁ、これでどうだい!?」
「キャッ!? キャアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!」

脳まで焼かれる様な感覚にハニーはあられもない歓喜の声を上げた。
今まで以上の、全くレベルの違う強烈な快感の電流がハニーの体を駆け抜けていく。
トレーンの右手は黒いスーツで覆われたハニーの脚の間にあてがわれ、すでにじゅくじゅくに熟れていたその媚肉に戦闘スーツの上から中指を押し込んでいたのだ。

「アッ!!ヤッヤメテエエエエエエエッ!!!!!」

自分でも触った事のない秘所を、容赦ない指使いで尚もドロドロに掻き回されるハニーは、体を折れるほど仰け反らし体を痙攣させていく。

「辛いでしょう?楽にして上げるわ」

そう言うとトレーンは、正義の戦士の溶けきった蜜壺の中にある中指をくっと曲げた。

「ウワアアアアアアアアアアアッッッッ!!!」

その瞬間、真っ白な光に襲われた正義の乙女キューティーハニーは、その戦士の証である黒いスーツのまま官能の海に沈んでいった。

「アッ・・・アアアッ・・・ア、あぁぁぁぁ」

自分を支えていた敵の手が胸から離れた時、ハニーは床に転がっていた。
未知の快楽という大波に、ハニーの、戦士のプライドという堤防は完全に撃ち負け水没してしまった。

今まで経験のしたことのない深い快楽に沈み、恍惚としている清楚な戦士、キューティーハニーを、残酷な瞳で見つめるトレーンクローは、冷たく言い放った。

「可愛いわ、ハニー。でもまだまだ、これからよ。貴女のステージは、今始まったばかりなんですからね」

しかし、その声はハニーの快楽に溶けた脳には届いていなかった。先ほどまで輝いていたその目も快楽の霞に覆われ、美しい貌は汗と涙と涎でべとべとになっている。
そして、汗と愛液でぬめった体をピクピクとひくつかせるだけであった。

第一部・完

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