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  『虐囚 〜魔窟に囚われし心〜』 (5)                       久遠 真人作         

『虐囚 〜魔窟に囚われし心〜』  久遠 真人


【5】身体を蝕む魔薬の力・・・・・・


先ほどまで男の指で、しつこいぐらいクリトリスを嬲られた巴 静香。男たちが離れると、今はグッタリした様子で、拘束椅子に身を預けている。
だが、時間が立つと共に、自らの身体に変化が起こり始めるのに気が付き、戸惑い始める。。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」

しばらくすると、彼女の息遣いに、どこか切なそうな呻きが混ざり始めた。

「くぅ・・・・・・うぅッ・・・・・・」

全身をヌラヌラと妖しく濡れ光らせ、彼女の拘束された身体が艶めかしく蠢く。
得体の知れない粘液を全身に塗りこまされるて、白い裸体は、今では熱病に犯されたように朱に染まり、呼吸がどんどん荒くなっているのがわかった。

「どうよ、ツラそうだなぁ」
「目がトロンとしてきてるんじゃないかい?、センセよぉ」
「モノ欲しそうに腰を振ってよぉ、もう欲しくて欲しくて堪らないんじゃないのか?」
「お願いしてくれれば、喜んで気持ちよくしてやんぜ」

男たちの言葉に、それを打ち払うように必死に頭を振る。

「チッ、素直じゃねぇ阿女だァ」
「ホント、頑固な女ッスね」
「ヒヒヒッ、焦ることは無い。時間はたっぷりあるんだからなぁ」

リーダー格らしい男の言葉に、他のメンバーは気を取り直す。

「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・私を自由にしろ・・・・・・」
「はぁ?なに言ってんのコイツ」」
「この拘束を外せと言っている!」

押し殺した声で言い放つ。
そんな彼女の強気の発言に顔を見合わせると、一斉に笑いだした。

「なっ、なにを・・・・・・」
「ホント、ばぁぁぁかぁぁだよなぁ、この状況でそんな事する奴がいるかってぇの」
「まだ、自分の置かれた状況が分かってないようだぜぇ?」
「お前は、これから穴という穴を犯され、淫らな牝豚奴隷になるように調教されるんだよ」

取り囲んでいる男たちが、口々に彼女を罵る。
彼女は、その言葉にグッと唇を噛み、屈辱に必死に耐えていた。

「・・・・・・そんな馬鹿な事が・・・・・・許されると思っているのか」
「許すも、許さないも、アンタにゃぁ、決める権限なんざ、ねぇぇんだよぉぉ」

男は彼女を嘲笑うと、他の男らかハサミを受け取り、彼女のパンティを切り裂いていく。

「ヒッ!、やッ・・・なッ、なに?!」
「ヒヒヒッ、暴れんなよ、大事な柔肌が傷ついちまうぞぉ」

目が見えず、不安そうに身体を竦める彼女の様子に、男は満足そうに笑うと、ザクザクと布地に刃を入れて切り刻んでいく。

「そんな事を言って、実はもう余裕が阿ないんだろう、センセ・・・・・・よっと、そーら、ご開帳だ」
「あぁ、やめッ、やめて、やめろぉッ!」

カメラの前に彼女の秘部が曝け出される。
男の指が秘肉をグッと押し分けると、濡れ光るピンク色の柔肉をハッキリと見えた。

「しっかり濡れてるみてぇだなぁ」
「そっ、そんな事ない!」

男の言葉に、慌てて否定する彼女。だが、確かにカメラに映る彼女の秘門は塗り込まれた粘液に交じり、彼女の愛液で濡れているようだった。秘肉は蠢くたびにライトの光を浴び、ヌラッと妖しく光る。

(やっぱり、彼女も感じていた?)

俺は、昨夜、彼女がサイトを見ていた時の様子や、先ほどの男たちに嬲られていた彼女の姿を思い出していた・・・・・・



「なっ・・・・・・やっ、やめな、ぐゥ、い、痛ッ・・・・・・」

彼女の悲鳴で、俺は現実に呼び戻された。彼女の方をみると、秘部に極太バイブレーターが押し込まれようとしていた。

「ヒヒヒッ、そういう割には、下の口は美味しそうにバイブレーターを呑みこんでいくぜぇ、センセよぉ」

男はサディスティックに口元を歪めると、極太バイブレーターを更にグリグリと奥へ押し込んでいく。そうして、おもいっきり左右に捏ねくりまくった。

「あぁッ・・・・・・やっ、やめ・・・・・・そっ、そんなに掻き回すなぁッ」
「ヒヒヒッ、素直に認めたらどうだい、センセよぉ??」
「クッ・・・・・・み、みとめる?・・・・・・グアッ・・・・・・な、なんの・・・・・・ことよ・・・・・・グゥゥゥ!」

苦悶に口元を歪め、歯を食いしばる彼女。

「だからぁ、私はサイトの映像を見てて、感じてました・・・ってな」
「なっ?!・・・・・・なぜ、それを・・・・・・」
「ほぅ、認めるのかよぉ」
「ち、ちがっ・・・・・・感じてなんかいない・・・・・・グッ・・・・・・なぜ、サイトを見ていたのを・・・・・・知ったかを・・・・・・訊いたんだ・・・・・・」

男の指摘に、ハッとしたように、慌てて男の言葉を否定する。だが、こころなしその言葉は先ほどに比べると弱々しく感じた。

「たくっ、上の口は素直じゃないねぇ。だが、下の口は満更でもなさそうだぜ」
「ハウッ!!」

「サイトで嬲られ悶え泣いていた女どもを見て感じてたんじゃないのかい?アンタも同じ体験をしたいんじゃないかい?」
「ばっ、馬鹿言ってんじゃ、クゥゥ・・・・・・」

「あんたみたいなお堅いインテリ女には多いのよ・・・・・・マゾの素質を持ってるのがねぇ。普段、欲望を抑えこんでいるからなぁ、心当たりないか?」
「・・・・・・わたしは違う・・・・・・」

「アンタ、プライド高そうだが・・・・・・ホントは男に甘えたり、従わされたりしたいんだろう?」
「・・・・・・そっ、そんなことは・・・・・・あっ、ダメッ、そこダメッ」

彼女の反応に荒々しく動いていた男の手がピクっと反応し止まる。そして、今度は何かを探るように丹念にバイブレーターを動かし始めた。

「あン、やめッ・・・・・・」
「おっ、ココだ、ココだなぁ。ココがイイんだろう?」
「なっ、何を言ってるの・・・・・・ハゥ・・・早く・・・抜かないか!」
「誤魔化すなよぉ、ココを弄られると、たまんないんだろう?、センセィ。声が甘くなってきてるぜ」

男は執拗に、同じ箇所を責め立てる。そうすると、傍目からでも彼女の変化がわかった。
クレパスの蜜量が明らかに増えて、彼女の吐息が熱く切ないモノへと変わっていく。
ぷっくり充血した媚肉の谷間では、バイブレーターが出し入れされるたびに、グチョグチョと淫美な音を奏でる。
いつしか、必死に歯を食いしばる彼女の鼻先からは、どこか甘えた様な媚声すら響きだしたではないか。

「ホラホラ、イイんだろう?」
「あンッ、いッ、いいわけ・・・・・・ないから・・・・・・それより、早くぬいて!、抜きなさいッ!!」

「イイんだろう?素直になりなよ?、気持ちよくなれるぜぇ、センセよぉ」
「よ、よくなんてないッ、こんなの・・・全・・・然イイなんて・・・・・・思わ・・・な・・・・・・いッ」

「所詮、アンタも牝なんだよ!認めちまえよ、楽になれるぜぇ?!」
「・・・・・・みっ・・・・・・みとめ・・・・・・」

「あぁ、そうだ、認めちまぇ!」
「わたしは・・・・・・みとめ・・・・・・」

「言っちまえよ、おらァ、おらァ!」
「・・・・・・ぐっ・・・・・・そ、そんなの・・・・・・そんなの・・・・・・私は・・・認めないィィ!!」

突然、彼女は雄叫びを上げ大きく仰け反ったかと思うと、鎖を引き千切らんばかりに、激しく暴れ出した。
突然の彼女の行動と迫力に、男たちはビクッと身を震わせ、思わず後退ってしまう。

「なっ、なにを無駄な事を・・・・・・」
「お、おいっ、腕の鎖が・・・・・・」

・・・ギシ・・・ギシギシッ・・・・・・・・・・・・キン・・・・・・

力づくで、手枷と拘束椅子を繋ぐ、頭上の鎖が引き千切られた。
弾け飛んだ鎖の輪が床で跳ねて、澄んだ音色を放つ。
彼女は、すぐさまアイマスクを剥ぎ取り、足の拘束を解こうと行動に移す。
だが、執拗にベルトで締め付けられた枷は、すんなりと外せない。
焦る彼女に、それまで呆然としていた男たちが、慌てたように飛びつき彼女を抑え込もうとする。

「は、はなせッ!離しなさいッ!!」
「ば、化けもんか、この阿女ぁ」
「そっちの腕を押さえつけろ!!」
「はやく、はやくスタンガン持ってこい!!」

めちゃくちゃに暴れる彼女を力ずくで押さえつけようとする男たち。
暴れる彼女の殴られ、爪に引掻かれ、どんどんと生傷がふえていく。
だが、男の一人に再びスタンガンが腹部に押し当てられ、電流を流されると、ビクッと肢体を激しく震わせ、彼女はようやく大人しくなった。



その光景に俺を目を輝かせ、大喜びしていた。

「あはははっ、そうだよ、そうだよ。俺を床に這わし、締め落とした巴 静香なんだ!、そう簡単にいく訳がないんだよ・・・・・・うんうん」

独り興奮したように喋り、俺は食い入るように彼女を見つめるのであった・・・・・・




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