『虐囚 〜魔窟に囚われし心〜』 (4) 久遠 真人作
【4】目覚めし場所は、女を貶めし公開ステージ・・・・・・ 「・・・・・・うぅッ・・・・・・つッ・・・・・・」 巴 静香の瞼が震えたかと思うと、徐々に開かれていく。 強く照らされるライトの光に照らされ、眩しそうに美貌をしかめる。 まだ自分の状況が認識できてないようで、しきりに頭を振り、ぼやけた思考を呼び戻そうとしているようだ。 真っ暗な室内、その中央に彼女はいた。 無数のライトで周囲から照らされている、それらは、彼女に深い影ができぬように入念に計算されて配置されている。 そして、そのライトに隠れるように無数のカメラが、そのレンズに冷たい光を宿しながら、捕獲された獲物を隈なく記録していた。 「・・・・・・うぅ・・・・・・うンッ?!・・・・・・うぅ、むぅ、ふーっ、ふーっ」 ようやく自分の状況を理解したのだろう。彼女の狂ったように暴れ出した。 だが、実際には首を振るぐらいしか今の彼女には出来なかった。 黒いレザー張りの大きな椅子に、M字開脚で彼女は拘束されていた。 学校内では、誰もが夢見た完璧なプロポーションをもつ肢体は、既にショーツを除いた全ての衣服を脱がされ、カメラの前に曝されていた。 首には奴隷の証として肉厚の黒革の首輪は嵌められ、そこから伸びたベルトによって、豊満な乳房をこれでもかと絞りたてている。ただでさえ大きな彼女の巨乳が根元を締め付けられ、砲弾のように前へ突き出している。 口にはリングギャクが噛まされ、無残にも口腔内が曝され、だらしなく突き出た舌先から唾液が滴り落ちる。 両腕は手首に嵌められた手枷で繋ぎとめられ、頭上に高々と上げされている。手枷と高い背もたれにあるU字ボルトの間が短い鎖で繋がれていた。 両足は、限界まで左右に開かされ、肘掛に膝を乗せ上げるようにさせられ、太ももと足首の枷から伸びた鎖で、それぞれ椅子に設置された他のU字ロックに繋ぎ止められている。 「うぅン!、ふッ!、ふぐッ!」 それでも戒めを解こうと、彼女は必死に身体を揺すり続ける。そのたびに鎖の擦れ合う金属音だけが空しく響き渡る。 手元のモニターを見ると、ライブ映像を観たサイトメンバーの興奮した書き込みが、殺到しているのが目に入った。 ゲストアカウントでは、見る事ができなかった機能だが、確かに連帯感を生みだし、興奮を分かち合えるという点では魅力的な機能だ。 書き込まれる言葉が、彼女を汚し、貶めていく。その感触がゾクゾクと背筋を震わせる。 しばらくすると、彼女は諦めたのか、荒々しく息を乱し、肩で息をしている。 その柔肌にはうっすらと汗を浮き出させ、ほんのりピンクに染まった白い肌、ほつれた髪が頬に張り付いた姿に、俺は思わず見とれてしまう。 気がつくと、大勢の男たちが暗闇の中から現れて、彼女のそばに近づいていた。 それは、地下駐車場で彼女に打ち倒された男たちだった。 覆面を被っているので表情は見えないが、その下には舌舐めずりし獲物を喰らう獣のような表情が隠されているのは簡単に想像がついた。 「うぅン!、ふっン!、ぐぅ!」 再び身体を揺すり、拘束を振りほどこうとする彼女。そうしながら鋭い眼光で、男たちを睨め威嚇する。 一瞬、気圧されたように後ずさる男たちだったが、すぐに気を取り直し、口をニヤケさせながら哀れな獲物へとにじり寄る。 「へへへっ、いいざまだなぁ、先生よ」 「助けに来たつもりが、逆に捕まってちゃ、世話ねぇなぁ」 「さっきのお礼も含めて、たっぷり可愛がってやるからなァ!」 「子宮にも胃袋にもよぉ、もう入りきらないってぐらい、たっぷりザーメンをぶちこんでやるから、覚悟しとけや、センセ」 邪悪な笑みを浮かべ、次々と彼女の裸体へと手を伸ばしてくる。 それを必死に身体を揺すって抗う彼女。だが、そのたびに拘束具から溢れ出た巨乳がプルンプルンと揺れ、かえって男たちの嗜虐欲を刺激する。 「うほぉ、でけぇなぁ」 「しかも、張りがあって、弾力も触り心地も最高じゃん」 男たちの手が代わる代わる彼女の美乳を鷲掴みし、荒々しく揉みたてると、彼女の苦悶の悲鳴が響き渡る。 恥辱に肩を震わせ、目尻に悔し涙を浮かべる彼女。それでも、その眼光は衰えず、男たちを睨む続ける。 「チッ、なんかやりずらいなぁ」 「素直に怯えてれば良いものを・・・・・・」 先ほど痛い目にあった記憶が蘇るのか、彼女に睨みつかれると男たちは明らかに気後れしていた。 彼女の表情には、持ち前の勝気さと気高さが、未だ少しも損なわれていないように俺には見えた。 「ヒヒヒッ、しょうがねぇなぁ、コレ使えや」 一人の男が取り出したのは、黒いアイマスクだった。嫌がる彼女の頭を男たちがガッシリ抱えて抑え込むと、大男によって彼女の目を覆うように装着させられた。更にはベルトを調整して簡単に外れないように、しっかり締め付ける。 「う、うぅぅ・・・・・・」 「へへへっ。手間取らせやがって!」 唯一できる抵抗を封じられた彼女。その頭を大男が忌々しそうに叩いた。 「チッ、余計な事してねぇで、次の準備をしやがれ」 先ほどの男に叱責されると、大男はすごすごと彼女の元を離れる。そして、なにやらドロリとした液体の入った瓶を持ってきた。 「・・・・・・うっ!」 その液体が、胸元に垂らされると彼女が小さく呻いた。そして、粘液を全身に塗り込むように、無数の手が伸び、彼女の身体をまさぐる。 何人もの男たちの手に触られ、全身を隅々まで弄られる彼女。 反応して男たちを喜ばせまいと、グッと歯を食いしばる。 だが、その心とは裏腹に身体は反応してしまい、男たちの狭間で白い裸体が、クネクネと身悶えする光景は淫美だった。 男たちは、丹念に何度も何度も粘液を、彼女の身体に塗り込んでいく。 特に彼女の豊満な美乳は、その感触を愉しむように、全ての男が執拗に揉みたてた。 その頂でピンと首をもたげるピンク色の乳首を指で摘み、扱きたてるように執拗に塗るたてる。 そうされていく内に、彼女の吐息が熱いモノに変わっていくのがわかった。 その変化が男たちにもわかったのだろう。リーダー格の男の指示で、彼女の口枷が外された。 「大勢の男たちに弄ばれて、気持ちイイだろう、センセィ?」 「・・・・・・ば、馬鹿いうな・・・・・・」 てっきり怒鳴り散らすだろうという俺の予想を裏切り、彼女は何かをグッと堪えた様子で、震える声で答えた。 その反応にニンマリとサディスティックな笑みを浮かべるリーダー格の男。 そして、彼女のワインレッドのショーツの上にも粘液は垂らし始めた。徐々に水分を吸いこみ透けていく布地。ピンク色に染まって来た柔肌にピッタリと濡れ張り付きはじめると、黒い茂みが布越しでもハッキリ見えることができた。 「あっ、いやッ・・・・・・そ、そんな処、触るなッ」 「そんな処って、どこだよぉ、ちゃんと教えてくれよ、センセ。ヒヒヒッ」 布の合間から男のゴツゴツした指が侵入しはじめると、流石の彼女も狼狽したような声をあげた。そんな彼女の反応を愉しみ、嗜虐欲を高ぶらせながら、男たちも作業をすすめる。 秘部のクレパスと肛門をなぞるように、男の指が濡れ布の中でやらしい動きをする。 「ぐっ、あぁぁぁ・・・・・・ゆ、指をいれるなッ」 「スケベに腰振ってよォ、ヒヒヒッ、そんな事いってもイイんだろう?」 その言葉とは裏腹に、無意識のうちに腰が前にクイックイッと腰を振っていたのだろう。 男に指摘され、彼女は羞恥に顔を真っ赤に染める。 「おや、まだダンマリかよ。それじゃぁ、ここを弄ったらどうかねぇ」 「グヒッ!、あっ、だめッ、そこはダメッ」 いつしかふっくりと隆起した敏感な肉芽に触れられたのだろう。拘束された身体を限界まで反らせ、ビクビクッと身体を震わせる。 「おや?、もしかしてイッた? ねぇ、センセ、今イッたでしょ?」 「ふぎィ、ちッ、ちがう・・・・・・イッてない。わ、わたしはイッてなんかない」 男の言葉を必死に否定し、顔を左右に振る彼女。 「チッ、ほんと素直じゃぁねぇなぁ・・・・・・ホレホレ」 「あっ・・・ダメッ・・・いや、ダメなのぉ・・・・・・また・・・また・・・・いぎィィィィ」 再び、身体を反らし激しく悶える彼女。その彼女をいたぶるように、男は執拗に肉芽を責め立て続ける。 「あッ・・・・・・いやッ・・・・・・あぁぁぁぁ、敏感になってるのにぃ・・・・・・」 切なそうに声を洩らす。だが、しばらくすると、熱く荒い吐息と嗚咽が聞こえ始める。 暗い室内で、男たちにまさぐられ、彼女の甘い切ない泣き声が次第に高まり、室内に大きく鳴り響くのであった・・・・・・ |