【8】徐々に蝕む淫靡な快楽
モニターの中……M字開脚に椅子に拘束された綾乃さんの染み一つない美肌は、媚薬の効果によって徐々にピンク色に染まっていき、その表面は塗りこまれた粘液媚薬によってヌラヌラとライトの光を浴び光っていた。
「ウグッ…クゥッ!……フッ! グッツ!!…」
スピーカーからは、何重にも巻きついた黒革の拘束具を解こうと、必死に体の揺する彼女の息遣いが、口枷によってくごもってはいるが僅かに聞こえてくる。
ギチッ……ギチッツ……ギチッ……
だが彼女も絡みつき縛める黒い拘束具は、ギチギチと革の捩れる特有の音を立てるだけで一向に緩む気配はなかった。
「ハァ…ハァッ…ハァッ……」
それでも諦めず、彼女は何度も何度も戒めを解こうと抗い続ける。
その柔肌は、すでに熱病に犯されたように真っ赤に染め上げられ、彼女が体を揺する度に玉の様に浮き出た汗が、彼女の肌を伝う。
「グッ…アッ…アァァ……ハァァァァ……」
しばらくして彼女の荒かった息遣いに乱れが生じ始めているのに私は気が付いた。
戒めを解こうと体を揺する度に肌を伝う汗の感触、体を締め付ける拘束具の感触に、いつしか彼女は身悶えしていた。その身悶えが新たな汗を垂れ流し、拘束具が音を立ててどんどん敏感になっていく身体を締め付けていく……それが更に彼女を椅子の上で身悶える悪循環に陥っていた。
「ガッ…ヒッ…ヒッツ……クゥゥゥゥ…」
口枷によって口元は黒革で覆い隠され、俯き垂れる前髪で彼女の表情は伺うことはできない。だが彼女の乳首は充血し硬くシコり立ち、大きく開かされたスラリとした美脚の付け根では、秘肉がプックリと充血し、彼女の秘部を曝け出している。
そしてその谷間からは塗られた媚薬とは異なる透明な愛液が溢れ出しており、椅子の座席部分をグッショリと塗らしている事で、彼女の体の状態がどうなっているのかは痛いほどわかった。
「ウッ…ウッ…グゥ・・・・・・グゥゥゥゥ!…」
身悶えしていた彼女が突然、口枷によって声にならない絶叫を上げると共に、拘束された不自由な体を激しく仰け反らせた。そのまま彼女はピクピクと拘束された体を震わせた。
(綾乃さんが…綾乃さんが……イッ……た?)
そして彼女は硬直した体を一気に弛緩させるとガックリと首をもたげた。その途端、彼女の秘部からドロリと愛液が溢れ出し、椅子の足元へと水溜りを作り上げていく。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
口枷によって呼吸が制限されている綾乃さんは、激しく息を吸い込むと、拘束具によって圧迫され搾り出された美胸が激しく上下した。
「アッ……グッ………」
だが、しばらくすると綾乃さんはビクッと体を震わせた。
薬の効果は1回で収まるどころか、益々その力を強め再度、彼女の体を蝕みはじめた。
スピーカーは彼女の耐え忍ぶ荒い息遣いと、身悶える度に奏でられるギチッギチッという革のしなる音が絶えることが無かった。
……ゴクリッ……
私はそれまで飲み込むことすら忘れていた口内の唾液に気付き。ゴクリと大きな音を飲み込んだ。
「…………綺麗……」
始めてみる綾乃さんの姿の数々に、私は……魅せられ…………そして、いつしか目が離せなくなっていった。
「ヒヒヒッ、綾乃ちゃんはイイ感じに出来上がってるじゃねぇか」
「おうおう、白い肌を真っ赤にしちゃって、しっかり楽しんだかぁ?」
男達はそう言いながらカメラのアングルの中に入ってきたのは、宣言通りきっちり1時間が経過してからだった。
「おぉ、すげぇ状態だなぁ」
「ヒヒヒッ、上の口も下の口も涎を垂らしっぱなしだぜ」
男達の言葉通り、口枷の隙間から垂れた涎が顎を伝い、涎の糸を胸元まで引いていた。秘部の方も、秘肉がプックリと充血し秘部を曝け出し、その上にある肉芽も皮が剥け痛いほど真っ赤に充血しているのがカメラ越しでもわかった。
「どれどれ…」
「ヒッ…グゥゥゥ!」
ロン毛男は綾乃さんのうなじにそっと指を這わすと、彼女は激しく首を仰け反らせると体をガクガクと震わせた。
「へへへっ、感度抜群じゃねぇか!」
綾乃さんの反応の大男は笑みを浮べ大喜びすると、彼女の秘部を指で押し広げた。
「ウグッ?!」
「うひゃぁ、グチョグチョじゃねぇか。国立大の才女もこうなったら盛りのついた牝だなぁ」
大男の太い指が、綾乃さんの秘部を押し広げると、ゴプッと大量の愛液が流れ出してきた。その愛液は座席を濡らすと糸を引きながら床へと垂れ、足元の水溜りを更に大きなモノとした。
「へへへっ、垂れ流し状態だな」
「もう入れて欲しくって、しょうがないんじゃないのか?」
ロン毛男が、綾乃さんの身身元でそっと囁く。
「素直に俺達にオネダリ出来たら入れてやってもいいぜ。綾乃のマンコにぶっといチンポを入れてください!ってなぁ。ヒヒヒッツ」
だが、そんな下卑た笑いを浮べるロン毛男に対し、綾乃さんは俯いたまま激しく首を左右に振った。
「なっ、この阿女ぁぁ」
その様子に、横でニヤニヤと笑っていた大男が激昂する。綾乃さんの黒髪を鷲づかみすると顔を持ち上げた。
解れた前髪の合間から見える綾乃さんの顔は、上気し頬を真っ赤に染めあげてはいたが、その目にはまだ辛うじて理性が残されており、気力を振り絞り大男を睨み返していた。
「くっ・・・こ、こ、このぉぉ…」
「ははははは、こりゃ、驚いた……この薬を使ったここまでもった女は初めてだよ」
怒りで真っ赤になっている大男をよそに、ロン毛男は心底楽しそうに大笑いを始めた。その様子に、怒り狂っていた大男が呆けたように相棒を見つめている。
「最高の獲物じゃねぇか。なぁ、お前もそう思うだろ?」
「あ?…お、おぅ」
突然笑いを止めた相棒の言葉に、戸惑いながら大男は同意する。
「そんな最高の獲物、簡単に壊しちゃもったいねぇ。じっくり楽しむとしようぜ」
そういうと、ロン毛男は責め具のある壁際に歩いていった。
その様子に大男の手も掴んでいた綾乃さんの髪を手放すと、彼女はガックリと俯いた。
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