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  −淫獄包囲網 悪意のネット調教−                          久遠真人 作         

【6】獲物は捕らわれても尚、気高く

窓のないコンクリート剥き出しの薄暗い部屋が映し出された。天井にぶら下がった裸電球に照らされる床も壁もコンクリートが剥き出しで所々に埋め込まれたリングが鈍い光を放っている。天井は高いのか暗闇でうかがう事は出来ないが、その暗闇から無数の鎖が不気味に垂れ下がっている。壁際には数々の用途不明な器具や、棚が並べられており、そのどれもが裸電球の光を浴び、禍々しく黒光りを放っていた。
そして、部屋の中央には背もたれの高いレザー張りの肘掛け椅子が重々しく設置されており、その上に彼女が座らされて縛り付けられていた。
高々と上げさせられた華奢な両手には手枷が嵌められ、背もたれの頂上へと鎖で繋ぎ止められている。すらりとした美脚はそれぞれ踵がお尻へと付くぐらい折りたたまれ、脛と太股に少し幅広のベルトがグルグルを巻きつけられ左右に肘掛にM字開脚するように固定されている。その為、彼女は腰を突き出すように椅子に浅く座らされていた。彼女の体には純白のパンティが履かされていたが、ブラジャーは既に毟り取られ、代わりに幅広の首輪から伸びだ4本のベルトにより、バランスのよい美乳はキツク締め付けられ、搾り出すように変形していた。ガックリとうな垂れている彼女の顔には、アイマスクによって視界が奪われ、ファイスクラッチによって無理矢理開かされた口には口枷から小さな鎖で繋がったゴム栓で塞がれ、言葉を封じされている。
その窮屈な姿勢のまましばらく放置されていたのだろう、彼女の肌にはベットリと汗が浮き出ており、下腹部が呼吸するたびに激しく上下しており、頭上の裸電球の光に照らされ
汗がキラリと光、白い裸体を闇に浮き上がらせていた。

「すっかり拘束具がなじんできたみたいだなぁ」
「ヒヒヒッ、ますます雌奴隷らしくなってきたよ、綾乃ちゃん」

声を掛けられると、綾乃さんの体がビクッと動き、うな垂れていた顔を声のした方へと向けた。

「むー!、ぐむーぅ!!」

何かを訴えるように彼女が唸ると、男たちがは顔を見合わせ声の無い笑いを交わす。

「あぁ?マゾだから、もう待ちきれなくってウズウズしてただぁ?」
「まったく、せっかちだねぇ綾乃ちゃんは」
「むぅ!ぐぅ!むぐーぅ!!」

男たちの言葉を否定するように、激しく唸り首を左右に振る。

「へへへっ、わかった、わかった。今、口枷を取ってやるよ」

大男がニヤニヤと嫌な笑いをしながら彼女の後頭部に手を回すと、アイマスクと口枷が外された。

「ぷはぁ・・はぁ・・・はぁ・・・」
「ご機嫌はいかがかな?綾乃ちゃん」
「その椅子はマゾには特等席だぜ、気持ちよくって離れたくなくなるんじゃねぇか?へへへっ」

ニヤニヤと笑いながら話かける男たちを、彼女はキッと睨み付ける

「・・・私を自由にしなさい・・・」
「あん?」
「今なら、まだ間に合うわ・・・さもないと・・・グアッ!」

大男が、突然、無防備な下腹部を足を振り下ろした。

「ばぁぁぁかぁぁ、折角捕らえた獲物、みすみす放つ馬鹿が何処にいる」
「グッ!グアッ!!・・・やめっ・・・グッ・・・やめなさい・・・」

彼女の言葉を無視し、何度も彼女の下腹部を蹴り続ける大男・・・苦笑いしたロン毛男に止められた頃には、ゼェゼェと肩で息をしていた。

「わかったかぁぁぁぁ、この馬鹿女」
「・・・・・・・・・・・もう・・・おわり?」
「こんのぉ、阿女ぁぁぁ」
「・・・いい加減にしろ」

苦痛で顔を歪ませながらも、軽蔑しきった目で大男を睨み付ける彼女。その視線に、またも顔を真っ赤にする大男であったが、ロン毛男の言葉に、真っ青な顔になる。

「で、でもよぉ、この女が・・・」
「そんなに、気になるんなら、また口枷を噛ませろ!」

ピシャリと言い放つロン毛男の言葉に、渋々と大男が従う。

「いやぁ、やめなさい!」
「ヒヒヒッ、こんだけ気位が高いと舌を噛むかも知れないからな・・・ちょうどいいだろう」
「そ、そうだなぁ・・・へへへっ、おらぁ、口を開けやがれ!!」
「いやぁぁ・・・ウッグッ・・・ウグッグ・・・」

激しく首を振り嫌がる彼女の髪を鷲づかみ、二人がかりで彼女の口を押し開けると、口枷を再び口枷を噛ませ、後頭部でガッチリと固定する。

「さて、まずは持ち物検査といくか・・・動くと綺麗な肌に傷がつくぜぇ?」

ロン毛男は、懐からナイフを取り出すとヒタと冷たいナイフの腹で彼女の頬をヒタヒタと叩いた。

「クゥ・・・」

そのまま、冷たいナイフは、彼女の頬から首筋、鎖骨と這わせ、綺麗な曲線を描く美乳を駆け上る。彼女は動く事が出来ず、冷たさから肌に鳥肌をたてジッと耐えている。

「ヒヒヒッ、綺麗な肌だなぁ・・・鞭を入れて真っ赤にするのが楽しみだ」

ロン毛男は、ギュッと目をつぶり顔を背けている彼女の耳に囁く。、ナイフの切っ先で、乳首をいたぶり続ける。

「ウゥゥ・・・」

ナイフは張りのある美乳を駆け上ると、引き締まった腹筋を通り下腹部へと移ると、ナイフの背で下着越しに彼女の股間を上下になぞり始めた。

「フグッ・・・グッ・・・」
「その恐怖に歪み、耐え忍ぶ表情・・・いい表情だぜ」

その言葉に、彼女はハッとすると共に、気力を振り絞ってロン毛男を睨みつける。

「ヒヒヒッ、そうそう・・・綾乃ちゃんは、そうでなきゃ。精々抗ってくれよ」

そういうとロン毛男は、パンティを無残にも切り裂くと毟り取ってしまった。

「フッグゥ!グゥーーーーーーーーゥ!!」

調教部屋に、彼女のくごもった絶叫が響き渡った。
   


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