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  『暴虐都市』 (4)                                    久遠 真人作         

【4】繰り返される苦痛と快楽

「・・・・・・クッ・・・・・・あぁぁぁぁぁ・・・・・・」
「ひゃっはっ、イイ声が出てきたみたいだよ、白鳥せーんせぇ〜♪」

静まり返った室内に摩耶の苦悶の呻きと、赤井の狂気を含んだ笑い声が響き渡った。
赤井は拘束されている摩耶の背後に座り込み、手元のポンプを更に揉み潰した。

「あぁぁぁぁぁ、いやぁ! 赤井くん止め、止めなさい!!」
「なーにぃを止めて欲しいんですかぁぁ? 白鳥せーんせぇ〜♪」

赤井の手元にあるボンプは、乳白色の液体が詰まった2リットルのペットボトルに伸び、そこから更に伸びたホースが摩耶のアナルの中に飲み込まれていた。

「なっ、なにを・・・・・・って、貴方ねぇ!・・・・・・ヒッ!!」
「ちゃんと言ってもらわないと、わからないですよ〜♪」

赤井がポンプを押しつぶすたびに、ペットボトル内の浣腸駅が摩耶の体内に流し込まれる。
ホースの先端は別のポンプによって空気が送り込まれ、摩耶の腸内で大きく膨らみ、いくら摩耶が息んでも抜け出ないだけでなく、どんどんと送り込まれる浣腸液によって激しく襲いかかる便意から解放される事はなかった。仮に解放できたとして、素直に人前で排泄できることなど摩耶にはできなかった。

シュコシュコシュコシュコ・・・・・・

「ほーら、もう4分の1は飲み込んだから、500ミリリットルはお尻で飲み込んだかな?」
「あぁぁぁ、ぐぅぅぅ・・・・・・」

だが、摩耶を苦しめているのはそれだけでなかった・・・・・・

ピチャピチャピチャピチャ・・・・・・

「うんっ。はぁぁぁぁん」

摩耶の秘唇には金属製のフックがいくつも掛けられ、その扉を左右に押し広げるられ、ピンク色の秘肉を暴かれてしまっていた。そしてその秘肉を掻き分けるように、牝犬のように音を立ててもう一人の女の赤い舌が這わされていく。

ピチャピチャピチャピチャ・・・・・・

「ヒィ、ヒィィ! そっ、そんなところを舐めないで!!」

そんな摩耶の叫びも聴こえないのか、女は一心不乱に舐めたてる。その舌先は女の快楽の源泉をつくように、ヒダの裏側まで丹念に這って行く。そして、その舌先はぷっくりと充血した肉芽を転がすように、時には押しつぶすように這わされると、摩耶は狼狽したように左右に首を振るが、それによって乳首にクリップでローターを噛まされた乳房が激しく揺れるだけだった。

パシーン!

「ヒッ! ぐぁぁぁぁっ・・・・・・」

そんな摩耶の狼狽を追い打ちするかのように赤井が、後ろに突き出された尻に鞭を振り降ろしていく。摩耶の白い尻に真っ赤な鞭の痕が次々と刻まれていく。
もう既に、どれくらいの時間が経過したのだろうか、赤井によって苦痛を刻み込まれ、その一方で奴隷女に快楽を与えられ、苦痛と快楽の狭間でそれに飲まれそうになって折れそうになている自分に焦りを覚えていた。

(こ、こんな奴に屈したりしたらダメよ! しっかりしなさい摩耶!!)

理性は必死に自分を叱責する。だが、身体は徐々にその想いを裏切り始めていた。
乳首に括り付けられたバイブや、奴隷女によって与えられる刺激に、胸が・・・・・・腰が快楽を求めて勝手に蠢くのを止める事が出来なくなった。
苦痛と快楽に身体に脂汗をタラタラと垂れ流し、身体が激しく揺れるたびに。周囲に汗や愛液を飛び散らせていた。

(美幸がきっと不審に思って動いてくれるわ! だから・・・・・・だから、もう少しだけ、頑張るのよ!!)

妹の美幸と取材の約束の日はそろそろのはず・・・・・・連絡がつかないことで、美幸がきっと助けを呼んできてくれると信じ、必死に自分を鼓舞する。


「ひゃっはっ〜♪ そろそろ楽になりたくなって来たんじゃないのかい? 白鳥せーんせぇ〜♪」
「素直に、俺のモノになるって言ってくれたら・・・・・・楽にしてあげるよ〜♪」

時折、耳元で囁く赤井の言葉に、グラリと心が傾きかけ、言葉が出そうになるのを、必死で唇を噛みしめながら、赤井を睨みつける。

「ひゃははははっ、さーっすが白鳥先生だぁ〜♪ こんな状況でも必死にやっぱり俺を楽しませてくれるよ〜♪」

摩耶の反抗的に態度は、赤井にとっては楽しませる要因でしかないのかもしれない・・・・・・だが、今の摩耶にできる唯一の抵抗であった。

「ふーん、どうしてそんな態度ができるんだろうねぇ?」

前に回り込んだ赤井はニヤニヤと笑いながら摩耶の顔を覗き込んでくる。

「・・・・・・ふんっ!!」
「だよね不思議だねぇ・・・・・・そうだ! もしかして助けがくるとか思ってるの?」

赤井は白々しい演技でポンと掌を叩いてみせる。

「クッ・・・・・・す、すべてが・・・・・・全てが貴方の思い通りに・・・・・・なる・・・・・・訳ではないわよ・・・・・・」
「ふーん・・・・・・例えば妹の美幸とか? 彼女も白鳥先生・・・・・・あっ、美幸も白鳥だっけ、じゃぁ・・・・・・美幸は摩耶とは違った魅力の女性だよね。確か東京の出版社に勤めてて・・・・・・」
「なっ・・・・・・なんで・・・・・・」

スラスラと美幸の情報を話し始める赤井。中には親しい人間でなければ知らないような情報も含まれていた。

「ひゃはははは、なーんで知っているかって? 摩耶が美幸に取材の依頼をしたから調べたのさ」
「・・・・・・えっ?!」
「いやぁ、調べてみたら、美幸も俺好みでね。反抗的なの姉妹そっくりで、楽しませてもらったよ〜♪」
「あ、あなた・・・・・・み、美幸を・・・・・・」
「まーだ、気がつかない? じゃぁ、教えてやろうかぁ?」

ガグガグ震え始めた摩耶を尻目に、赤井は足元で一心不乱に舌を這わせている奴隷女の全頭マスクの編み揚げ紐を解いていく・・・・・・



その下から現れたのは・・・・・・







変わり果てた妹の美幸の顔だった・・・・・・

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