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 第10章

10章

天津の美姉妹は、引き締まった白い身体を快楽の闇に染め上げれ、清らかな精神を淫らな炎に焼かれぐずぐずに融け堕ちていく。

「あはぁあ・・ま、麻ひぃ・・・気持ちひぃ・・」
「ひはあ・・おね・・へちゃ・・私も・・気持ちよすぎるぅ・・」

天神の加護を受けた羽衣をその身に纏ったまま、卑しい快感に囚われ悶え狂いのたうつ。
スートラは腕を組みながら二人を嘲り続ける。

「天津の姉妹?そんなに淫らになっちゃって・・・。戦天女の使命はどうなっちゃったの?」
「もぉ・・どうでもいひぃ・・麻衣と・・この快楽さえあれ・ばぁあ・・ん」
「わらひも・・淫ら・な・・事しか・・考えらんなひぃっ・・お姉ちゃあ・・ん」

淫楽に身も心も溺れ、喘ぎ声すらも絶え絶えになっている巫女姉妹。
それでも二人はお互いの躰を貪り、舐めあい、くねりあい、イキ狂う。


巫女のその様子に満足げな表情を浮かべた闇巫女が、足元に転がる亜衣の戦弓と、先程麻衣と一緒にもってきた長刀を手にして二人に近づいた。
それと同時に、獲物を捕らえていた触手が緩やかにその責めをやめた。そして、媚粘液と汗と涎と、恥蜜でぬとぬとになっている蒼い巫女と紅い巫女を淫肉床が蠢く床に放り出す。

「ひぃ・・ふぁあん・・あ・・ひ?どぉ・して?」
「・・へぇ?・や・だ・・もっと・もっとぐちょぐちょに狂わせてへっ」

いきなり悦楽の源から捨てられた、哀れな快楽奴隷。
突然失った快感を取り戻そうと、紅い天女も蒼い天女も、自らの秘部を弄り回し、肉床でのたうって身悶える。

「ふははっ無様ねぇ、天津の巫女?」

嘲り笑いながら、ぬちゃ、ぐちゃ、と湿った音を立てて肉床を進んでくるスートラ。
淫ら敵に気づいた巫女達は命じられるでもなく自ら四つんばいになり、自分を見下ろす褐色の闇女に更なる快楽を求めてすがりつく。

「あぁあっ・おね・・がひ・・もっと・・もっと気持ちよくしてへぇっ」

麻衣が、スートラの美脚に抱きつくと、紅い羽衣をはだけさせ、二つの白い美陸を褐色の脚に擦り付けて悦楽を貪る。
柔らかな肉塊で引き締まった太股を挟むと、両手で上下に擦り付けていく。
巫女の躰にまとわりついていた粘液が、淫敵の足に絡みついてぐちぐちと音を立てた。

「お願・・ぬ・ちゅ・・んぼっ・・お願ひ・します・・淫らな・・卑猥な快感を・・私にんちゅっ・恵んで下さいぃっ」

亜衣が、その顔を床に摩り付けんばかりにしてスートラの足指にひれ伏す。そして大切な宝物を扱うように両手で片足を持ち上げると、丁重にその指を一本づつ口に含みいとおしそうに嘗め回していく。
二人とも、己が神聖なる天津の巫女であることを忘れたかのように、卑猥な欲求を露にし、さらなる快楽を懇願する。

「・・あへぇ・・お願いしま・・ひゃああんっ」
「もっと・・気持ちよく・・きゃあぁあんっ」

哀れな媚畜が快楽の施しを乞う姿に、スートラは満足そうな表情のままため息をついた。
しばらく堕戦士の悶え狂う様を眺めると、もう十分とばかりに鼻で笑い、すがりつく悦楽の僕を蹴散らした。
闇美女から見放された美姉妹が、粘液でねとつく肉床にあっけなく転がる。
それほどにまで無礼な扱いを受けてなお、二人は自らの身体を弄りながら悦楽の続きを訴えた。

「おね・お願いしま・す・・もっと・・指じゃダメなのぉ・・」
「んぁ・・はぁああンんぅう・・・お願ひぃ・・もっと・・もっとほぉ・・」

蒼い羽衣の裾を捲り上げたまま恥壺を白い指で掻き回してのたうつ巫女。
堅くそそり立つ乳首を抓りあげ、だらしなく垂れた舌から涎を流して紅い羽衣を汚す戦士。

その二人の目の前で、泥沼になにかが落ちたような、湿ったくぐもった音がおきた。
亜衣と麻衣が、理性を失ったぼやけた瞳でその音源を確かめる。
赤黒い肉床に落とされていたそれらは。

「あひ・・こ・・れは・・コレはぁあ・・」
「あぁ・・これは・・天神様のご加護を受けた・・わたひ達の・・」

二人の目に映ったモノは、まさしく天津の戦巫女が淫らな怨敵を滅ぼすために使う聖なる武具であった。
幾度もの戦いで乙女達を、そして平和を護ってきたそれらは、手を伸ばせば届くところに転がっていた。

「そうよ、天津の巫女。これはお前達の武具。ついさっきまで、私達鬼獣淫界を相手に闘っていた、清らかな巫女の武器よ」

スートラはゆっくりとしゃがみ込み、ねとつく肉床の上で呆然としている巫女姉妹に目線を合わせた。軽くウィンクなど飛ばして、にっこりと微笑みながら言葉を続ける。

「返してあげる」


麻衣の前には数々の邪鬼を切り伏せてきた長刀が、その装飾の煌びやかさもそのままに転がっている。
正確な狙いで無数の怨敵を貫いてきた弓は、亜衣の指先が触れる所に横たわる。
「んぁあ・・ど、どぉして・・」

快楽の暴風雨に翻弄されていた乙女達には、何が起きたか理解することができなかった。

「あなた達の武器でしょう?これで、好きなことをなさい」

スートラはそう言うと二人に背を向け、無防備に佇んだ。
濡れまみれてはいるものの、天神の羽衣は纏ったままの戦天女たち。
ふたりは、震える手を伸ばした。
亜衣は弓を。麻衣は長刀を。
淫撃に打ちのめされて手からこぼれた神聖な武器を、二人は手に取ることができたのだ。
忌々しい鬼獣淫界の敵を目の前にし、武器まで構えることができた。
そうなれば、天津の巫女として行う事はひとつのはずだった。

「こ、これで・・淫らな・・闘い・・いぃ・を・」
紅い巫女が長刀を両手で握り、震える脚に魂を込めて立ち上がる。


「・・これ・で、スートラ・を屠れ・・ばぁ・・」
ぬめる肉床に片膝をたてて、蒼い巫女が戦弓を構えた。

二人はびくびくと痙攣しながら、最大にして最後の、攻撃の好機に備える。
しかし、その好機を、堕ちた自らの肉体が無駄にしてしまおうと邪魔をする。

「おね・・ちゃ・・長刀を振り上げたら・・胸が・震えちゃうよぉ・・さきっちょが羽衣にこすれて気持ちひぃよぉ・・どぉ・しよおっ・・」
「がま・んするのよっ麻衣っ・・でも・・わたひも・・弓を構えたら・・乳首が羽衣に削られてるみた・ひぃっ」

お互い励まし合い、なんとか闘いにうち勝とうと足掻く巫女姉妹。
だが冷静な時の二人からは絶対に聞かれないはずの恥ずかしい言葉が、気づかぬ内にすらすらと紡がれている。
そしてそれは、戦いに望む姿勢が真実であるか偽りなのか、証明するもののひとつとなっていく。

「我慢するの・・戦いのあいだ、ほんのすこし我慢して・・スートラを屠れば・・」
「・・スートラを倒したら・・平和に・・なって・・この快感が・消え・ちゃう・・・・」

思わず口から漏れるはしたない言葉。しかし心の底から湧いてきた台詞でもある。
そしてその言葉がどういう意味を持っているのか二人が気づかぬうちに、次々と湧き出て、溢れ、流れていく。

「わたひたちはっ・・あっっ天津の聖なる巫女よっ・・精神統一すれば・・み、淫らな快楽・なんかっ・・我慢できるっ・・そうしたら・・思いっきり乳首を弄ってもイカないでもっともっと気持ちよくぅっ・・ああぁっ違うぅっ」
「違うよぉお姉ちゃぁん・・これから闘う時間・・この快感を我慢し・たら・・あとでそのご褒美にスートラにイかせてもらえ・・あぁあんそうじゃないのにぃっっ」

闇戦士スートラも、淫ら肉蔦の触手も、天津の姉妹には触れてすらいない。
しかし、二人は完全に淫楽の罠に捕まっていた。
桃色に霞む意識と震えとろける若い躰。
必死に清らかな理性を取り戻そうとお互いを鼓舞しあうが、何を言っても次の瞬間には淫らな欲望が口を出てそれを覆い尽くす。
亜衣と麻衣は、まるでお互いを水鉄砲で撃ち合い、ぐずぐずに砕けていく砂糖菓子のようだった。
悦楽に混乱した美戦士。姉妹は揃って崩れ落ちそうになっていく。

「違う・・快楽・・がま・・我慢・んぅ・・」
「・・がっまん・・なんて・ぇ・」

長刀を握る手が、ブルブルと震える。
戦弓を構えた腕が激しく上下する。

肉欲に燃え狂った肉体に、ほんの微か残っていた理性で武器を手にしている天津の巫女。
四肢を拘束していた触手も離れている。動きを封じていた魔人形もない。
そして、目の前の敵は討てとばかりに無防備に立っている。
二人の戦士が決断さえすれば、この戦いに勝利できるのだ。

しかし。
しかし二人は、動けなかった。
巫女達は躰をおかしいくらいに震わせ、葛藤と闘っていた。
歯を食いしばり震える唇を噛み締める美戦士。しかし口唇の端からはとめどなく涎が流れる。
褐色闇美女を睨み付ける瞳には理性の輝きと恍惚の霞みが交互に現れる。
凛々しく鋭い角度を表す眉根は、次の瞬間にはだらしなく垂れ下がる。

「どうしたの?お前達の目の前にあるのは淫楽か勝利。何を迷う必要があるの?天津の巫女」

意地悪く嗤いながら問うスートラ。
そう、天津の戦士として答えは決まっているはずだった。いや、決まっていなくてはならなかった。

「ふぅ・・ンんんぅうっ・・」
「・・ひっ・・ぇひっ・・・ぃぃいっ・・」

スートラの言葉に、二人はいつしか啼き出していた。
低い嗚咽を飲み込みながら、ぎゅっと目を閉じ俯く麻衣。
顔を激しくうち振るわせ、後ろでまとめた長い髪を振り乱して涙と涎をまき散らす亜衣。

そして天津の美姉妹は。

「・・んぅ・・んん・・わた・・しっっ・・我慢・できなひぃ・・我・慢なんか、したくなひぃいいっ!」
「私も・・もっぅだ・・ンめへェっ・・・あぇへぇええ・・・気持ちっよくなりたひぃいっ!」

敵を滅ぼし純潔を取り戻す最後の好機へ繋がる扉を、自らの意志で堅く閉じた。そして二人が代わりに選んだのは、二度と戻れぬ淫欲の堕隷へ向かう肉の扉だった。

麻衣が長刀を跨ぎ、ぬとぬとに濡れる秘泉を擦り付ける。
股間にくい込ませた長刀の柄を両手でしっかりと握ると、腰を激しくグラインドさせる。瞬く間に聖なる武具が麻衣の恥蜜まみれになっていく。

一方亜衣は、戦弓をやはり自分の股間に持っていった。
ピンと張りつめている弦を使って、自分のクリトリスを弾きつける。
一歩間違うと柔肌を切り裂いてしまうほどの衝撃を生み出す弦。しかし弓の扱いには手慣れている亜衣は、巧みにそれを操り、絶妙のテンションで肉芽を弾いていく。皮膚ではなく、自らの理性を切り裂く行為に没頭する亜衣。

「ひぃ・・ひぃよぅ・・気持ちひぃ・・長刀・・気持ちいひよぉおっ」
「ダメなのに・・聖なる武具でこんなことしちゃ・っってるぅ・・すごひぃ・たまんなぁひっ」

二人が天神の加護を受けた武具を、淫らで堕落した猥具として酷使していく。
背徳の蜜まで感じ、みるも無惨に恥蜜まみれになる戦天女の武器たち。

「あぁーあ、いけないんだ、そんなことしちゃ」

浅ましい行為に耽る二人をみつめ、クスクスと笑うスートラ。
しかし亜衣は自らの攻撃に腰砕けになり、肉床に転げ回って喘ぎ声を止めることができず、麻衣は長刀がへし折れる寸前まで体重をかけ、白い身体を震わせ続けた。

「すごっ・・ひぃっっ・・おねぇちゃ・・わた・・これっ・・コレぇっっ・・もっもう闘いなんかにはぁあ使いたくなひよぉ」
「あぁっ麻衣ひぃ・・私も・・闘いには使へなひぃ・・もったいなくて・・そんなことになんか使えないよぉっ」
「はっ・・ははは、凄いわねえ、あなた達。ほんとに天神の巫女なの?」

スートラは、自分が考えたとおり、いやそれ以上に、天津の巫女が、己たちの武器を”活用”していることに驚きすら感じ、侮辱するでもなく笑った。
紅い巫女と蒼い戦士は、骨の髄まで、精神のひとかけらまでが、闇の快楽に侵食されていた。

「ふふ、じゃあご褒美あげる」

パチン、と指を鳴らすスートラ。
その合図にひとたび紅蒼の獲物から離れていた肉蔦が、勢いよく蠢き出した。
白い美乳に絡みつき、はしたなくそそり立つ薄桃色の乳首をコリコリと噛み転がす。
糸を引いた蜜を噴き零す割れ目に潜り込む触手が、その細かい繊毛を使って襞の1枚1まいを丹念に掃き狂わせる。
脱げかけた靴の中に入った細蔦が指の全てに巻き付き、優しく這い回る。
羽衣のなかに居場所を見つけたものたちは、お腹を舐め回し、へそに舌状細蔦を入れ、背中を撫で回す。
あっという間に二人を飲み込む淫ら触手の動き。
しかもそれはまるで巫女達の自慰活動を妨げることがないよう配慮しているかのように、ふたりの腕や腰の動きを阻害することのない、見事なものだった。

「っツっあぁっっ・・ぉおっ・・っっあぁっっすご・・スゴっひっぃ」
「とっっトケっっ溶けちゃ・・おねェちャ・・わた・・ひィッ」

触手たちによる、まさに痒いところに手が届く快楽奉仕を味わい、はしたない蜜を盛大に溢れさせる天津の戦士たち。
その蜜は、清らかな巫女だけが扱うことを許された神具を侵していく。

「ァアっあぁああん・・いぃ・・もっと・・もっとぉ・・え・・?」
「もっ・・ほぉおぉ・・何度でもぉ狂っちゃいたひぃっ・あぁっっ・あぇ?」

淫猥の奥底に堕ちた主らにより白濁く汚された聖なる武具。
天津の姉妹が堕ちた歓声をあげるたび、次第にそれらが光を放ち始めた。

「あぁ・・も・もしかして・・」
「これ・・はぁ・・もしかしたらぁ・・」

もしや、天神の加護を受けた武具が、その主を救うために変化を始めたのでは?
快楽に溺れた意識の中ほんのわずかに残り輝く理性が、二人の巫女に希望をささやいた。
と、同時に、二人の口からは小さな声が漏れる。

「そ・・なの・・いらな・・」
「やだ・・わた・・し・・」

理性とはまったく違うところから溢れた、心の声。それは不安に満ちたか細いモノであった。
一瞬の間に激しく逡巡し、動揺する二人の美戦士を包むほどになった輝き。


その光は。
巫女の手にある神具から発せられているその光は、暗黒の夜を撃ち破る朝日のような神々しいもの・・・ではなかった。
古来、忌まわしい事象が訪れる前触れと称され、怖れ忌み嫌われた、紅い月。
まさしくそのどす黒い光が、天津の巫女をさらに覆っていく。

麻衣が手にしていた長刀と亜衣が握っていた弓が、その禍々しい光の中で徐々に別のモノに変化していく。
その光が大きく膨らみ、限界に達した風船が弾けるように淫らな輝きが収まったとき。

「ぁわわ・・こ、こんな事ってへぇ・・!?」
「ぉ・・こ・これへぇ・・っこれはぁあ・・っ」

紅い手袋が掴んでいるそれは、太さがビール瓶ほど、長さはその倍はあるサイズに。
蒼い手袋が握っているモノは麻衣のモノよりやや細身ながらも育ちすぎたヘチマのように反りがあるものに。
そしてそれぞれ、姿かたちはあろう事か、淫猥な男根のそれになっていた。

長刀の姿を彷彿とさせる、長くしっかりと奥まで貫ける淫具。
弓の面影が残る、大きく反り返えり隅々まで抉り回せる猥品。

「あははははっよかったじゃないか。それはねぇ、お前達が本当に欲しているモノに変化しただけよ、天津の巫女」

スートラの解説が届いているのかどうか。
手にした新たな武具を、麻衣は涎を垂れ流しながら、亜衣は生唾を飲み込みながら、瞬きもせずに凝視し続ける。

「はぁああ・・これ・・これって・・ぇええっ」
「ふわぁあっ・・これはぁあアアっ」

愛おしそうに両手で男根武具を握る亜衣。
長さを確かめるように長刀淫具を撫で回す麻衣。

長い淫棒が子宮の奥を突き上げる快感を想像しただけで、紅い巫女が身悶えた。反り返った雁首が膣の裏側をかき乱す悦楽を考えただけで、蒼い巫女が震えた。そして、武具が光り始めたときに感じた清らかな希望と汚らわしい不安、そのどちらの実現を望んでいたかを確信したとき。

巫女姉妹は、声をそろえて絶叫した。

「「すっ素敵ひィイッッッッぃいっ!!」」

亜衣が蒼い羽衣を捲り上げ、恥泉に弓淫具を捻り込む。
紅い羽衣を捲り、淫ら長刀を蜜壺に突き刺す麻衣。

そして二人は、二人が想像したとおりの淫戯に溺れ、二人が考えた以上の淫撃に悶え悦び、喘ぎ狂った。

鬼獣淫界の敵を葬る為の武具は、天津の巫女を堕とし狂わせる為のそれへと姿を変えたのだった。

ピストン運動の速度を変幻自在にし、自分の身体を撃ち滅ぼす麻衣。
深くねじ込んだまま淫具をくるくると回転させ、奥底の全てを抉り返す亜衣。
言葉にならない歓声を上げ、蒼と紅の羽衣が淫らにのたうち回る。
身体に絡みついたままの触手をそのままに、二人が自然と抱き合い、顔を寄せ合って互いの唾液を交換する。
羽衣からはだけた白い乳房をぶつけ合い、乳首を擦りあう。
亜衣の右手は自身の秘部に入れた武具に、左手は麻衣の尻穴に。
麻衣の左手が己の淫具を、右手は姉のクリトリスに。
自らと、もっとも大切にしている相手からの快楽の洪水に、媚戦士はただひたすら溺れていく。

スートラは巫女戦士たちを嗤うと、さらに声をかける。

「それじゃあ二人で狂うには不便でしょう?2本を合わせてごらんなさい」

片手で媚玩具を操り、もう片方の手で相手の躰をまさぐりのたうち狂う姉妹の様子に、スートラは助言を呈した。
巫女たちは、自分の中を抉りまわしていた淫具を、ねとつく音をたてて引き抜くと言われるままにお互いの蜜まみれになっている持ち手部分を合わせた。

亜衣の弓淫具と、麻衣の長刀猥具。
その根本同士を合わせると、一瞬また光に包まれ、まるでそれがもともと1本の肉棒であったかのようにつながった。さらに、表面にはびっしりと凹凸が現れ、両端の雁首部分が鋭角の度を鋭くする。
淫ら鬼を屠り、邪触手を滅ぼす2つの武具は、聖巫女を悦楽斬りする1本の堕淫具として完成した。

声にならない媚悲鳴をあげる紅と蒼の巫女。
まず亜衣が、先を争うように長い淫ら武具握ると、濡れまみれた自分の蜜壺に突き刺した。

「ふぁあアアアっっすっスゴひぃいっっ」

髪を振り乱して悦び狂う姉と繋がろうと、麻衣が亜衣の片脚を跨ぎ、その責め具の反対側を自分の中に挿し入れる。

「っっおね・えちゃ・・と繋がってるぅっっうぁあああアアアっっ」

姉妹の脚と脚が絡み合い、跳ね回る。長く太い淫ら棒が、その根本まで二人の中に飲み込まれると、股と股が、恥壺と蜜泉がすっかり合わさった。

お互いの太股に抱きつき、悶えまくる姉妹。
快感に溺れ、亜衣のふくらはぎに唇を這わせ、舐め回す麻衣。
悦楽に溶け、麻衣の靴を脱がせて足ゆびをくわえ吸い上げる亜衣。
弓が戦士を狂わせ、長刀が少女を責め堕とす。

亜衣が麻衣を。
紅い巫女が蒼い巫女を。
互いに責め堕とし、互いに溶け崩される。
淫らの感激を与え、悦びの衝撃を受け取る二つの魂。

意識が溶け合い、絡み合い、手を取り合って悦楽の天国へ堕ちていく。

「ヒぃっっ・・麻衣ィひぃっ・わたひぎィっもう・もぉ・ダメヘェエエっ!」
「おね・・へちャアアっっあたシも・・もっ狂っくルふぅっっッッッっっ!」

最高の淫戯に、魂まで弾け砕けてしまうまさにその瞬間。

「さぁ、これでお終い」
「ッッッひゃっ・・っっヘェっっ!?!?」
「ほぉっオォッっ・・!?ひぁえェェッ!?!?」

二人の側にいたスートラが股間にそびえるカーマの化身を擦りあげ、巫女たちに向けてその先端から白濁液を吹きあげ、浴びせ包んだ。
熱い液体がかかった瞬間、二人は目を見開いた。

灼熱の侵略精液。
それは極限まで膨張させられた大風船に突き刺さる小さな針のように。
亜衣と麻衣の全てを。
そう、天津の巫女姉妹の全てを完全に弾けさせた。

「・・がっぁぁっっっっ!?!っ?!?ぁ!?!?!ぁっ?!?っっ!?」
「ぃっ!?!?っーーーーーー!?っ!?っっっっ!?!?」

泣いていた。笑っていた。絶望し、喜悦し、悶え、踊っていた。
天津亜衣と天津麻衣は、穢れ無き身体も、崇高な魂も、なにもかも全てを、汚辱の猥神に奉納した。
そしてふたりは。

「「ーーーーーーーーーっっっッっっッッっっっっッッッ!!!」」

堕ちた聖巫女の姉妹は、この世で最も美しく最も淫らな天女の舞を演じきったのだった。

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