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 第9章

第9章

そして水晶鏡の向こうでも、紅の巫女戦士が快楽に溺れていこうとしていた。

「あひっひぃいっ・・もっとっ・もっとほぉっ・・気持ちひぃこともっとしてへぇっ」

亜衣がスートラの手に堕ちたのを見た瞬間から悦楽への抵抗を放棄していた麻衣は、触手に散々蹂躙され弄られていた。
それどころか、一度淫らな欲望を味わってしまった麻衣の肉体は、いつしか汚らわしい触手を自分から求めてしまっていた。

「んぶっぺちゅっ・・うはぁっ美味しいっもっと・・くわえさせてへっ・・んもっぐぶっふへぇっ」

唇に押しつけられた、ぬらぬら光る触手を、涎を垂らして愛おしそうに頬ばる。
はだけた胸元に蠢く触手に弄ばれ、麻衣の乳首は小指の先ほどにまでそそり立っている。
その乳首にも当然触手は食いつき、繊毛でねぶりあげる。
そして、快楽に堕ちた麻衣は、その触手ごと、自分の乳首を自分自身の指で摘み上げ、こね回していた。
快感によって理性がとろけた聖巫女は、闇の触手による凌辱を受け入れるだけでなく、さらに自慰を行うほどにまで堕ちていた。

「ぐぶぷっぷはっいひっそこっもっとしてへっ・・い・淫核っもっとぐにぐにしてっ・・熱いほと・もっ・・掻き回してっ」

小豆ほどに勃起してしまった淫核・・クリトリスを触手がくわえ込んでいる。
巫女のほと・・秘泉には何本もの触手と、麻衣の左手の指が突っ込まれていた。
自分自身を弄ぶために肉ひだをひっかき、暴れる触手と協力して秘泉を蹂躙する。
ぐちゅっむびゅっ・・べちゅるっ
ほんの半日前までの麻衣ならば絶対に起きる事などあり得なかった、はしたない淫音。
しかも、それは自分自身の手で発せられた、欲望の淫ら音なのだ。

両の足を触手に持ち上げられ、幼児が用を足す際の姿勢をとらされている赤い羽衣の巫女。
しかし、彼女はそのことを恥じるどころか自ら濡れまみれた秘泉を突き出してより一層の快楽を求めて淫らに蠢く。
麻衣は自慰を一層激しくし、溢れさせた蜜で聖なる羽衣を濡らす。
靴の中の、蜜にねとつく足指にぎゅっと力が入る度に、はしたない絶頂を極めていく。

「ぐっ・ぐっ・・ぐひひぃっ・ひゃふっあひぃ気持ち・・ひひぃ・・あ・・あへ?」

麻衣の手が一瞬止まったのは、魔鏡から尊敬する姉の嬌声が聞こえてきたときだった。

「いくっイクイクイクッッ・・気持ち良すぎてっ・・もうだめへええっもっもうタマんナァひぃいっっ」

つい数刻前までは、凛とした表情で淫敵と闘っていた蒼い羽衣の巫女戦士。
心から崇敬していた姉が淫らに悶えのたうつ様子を魔鏡ごしに眺めた麻衣は、しかし、喜んで声をあげた。

「あぁっおねへぇちゃぁあんっ・・きっ気持ちいひんでしょっっ?気持ちヒひよねっ?あぁっ私もっワタヒも気持ちひひっ・・」

鏡の中の亜衣に叫ぶ麻衣。

「同じっ同じだよっ・・ワタシもっ・アヒッ・気持ちひぃのっ・・はしたないけどっ・・天津の巫女だけどほぉっ・・とっても気持ちひぃのぉ・・ぉほぉイヒっイクふぅっ!」

あまりにも気高く、姉でありながら手の届かない存在にも感じていた亜衣。その亜衣が、自分と同じく、羽衣のまま淫敵の手に堕ち、はしたなく快楽に喜ぶ姿。
淫らに蕩け堕ちている蒼い羽衣の巫女を見て、麻衣は初めて自分と亜衣が双子の姉妹であることを認識できたような思いすら抱いていた。

「ひゃふふっ・・いひっ気持ちいいよぉっ・・一緒にひっ一緒にイコっ?ねっ」

ときおり魔鏡から聞こえる亜衣の嬌声に合わせるように、麻衣も声を高くしていく。
麻衣は、潤みとろけきった瞳で、魔鏡に映った蒼い巫女を見つめながら、自慰を一層激しく行う。

「ひあああっ・・イクッイクヒクヒクフぅっ!アヒヒヒィイイイイッッッ!!」

麻衣は快楽に溺れ、ただひたすら淫らな絶頂を求めるだけの、はしたない牝に堕ちてしまっていた。

いつしか、外は陽が落ちようとしていた。
そして淫ら罠に捕まった天津亜衣は、その太陽よりも早く、淫らな地平線に堕ち沈みきってしまった。
スートラの腰の上でぐずぐすに熔け、はしたなく悶え狂い続ける。
蒼い巫女は、完全に身も心も快楽に囚われていた。

「いひっイヒひっ・凄いぃっもう気持ち事しか考えらンなひっ」

亜衣は、あれほど憎み蔑んでいた肉欲に、躰も心も全てを侵食されていた。

「ウヒぃっ・・もうっもうダメっ・・ぉっオぉオっおおおっっ」

貌をうち振るい、涎を垂れ流してのたうつ亜衣。
透き通るような白い肌の身体は、天神の加護を受けた蒼い羽衣を纏ったまま、鬼獣淫界による快楽の泥沼に沈みきっている。
スートラの思うが侭に淫らに狂わされ続ける天津の巫女。

「ほらっほらほらほらっ・・もっと・・あげる・・わっ・・んっ!」
「ぎゃっ・・キャおっ・オぉオァアアウアぅアんんアアッ」

もう何度目かも判らないほど繰り返された熱い衝撃を子宮に受け、激しく痙攣して悶える亜衣。

「・・ぃひあ・・きっ・気持ち・いヒ・・よぉ・・」

躰の芯が熔けたようにぐったりしてヒクつく亜衣の中から、スートラは熱い肉棒をずるりと引き抜く。

「う・・うは・・あひ・・」

焦点の合わない瞳をした亜衣は、凶器が抜ける動きにすら快感を覚えて、うっとりと喘ぐ。

ず・・ずるり…

亜衣からカーマの化身が抜けると、清楚だった桃色の泉からはぐちゅぐちゅ、という卑猥な音と共に白濁した液体がどろりと流れ落ちた。
スートラの股間にそびえるカーマの化身が吐き出した熱い樹液と、亜衣の聖なる泉から湧き出た秘蜜が混じり合って流れるはしたない液体。

それは亜衣の白い脚を伝い、足首を覆う蒼い布を染めて靴の中に侵入し、指をねとねとにする。靴から溢れるほど流れた蜜は、床に蠢く触手に降り注ぐ。
スートラは亜衣から離れると、触手に合図を送るように軽く手を振った。

ぐじゅるるっ

すかさず桃色の触手が亜衣の躰に絡みついていく。
亜衣は淫らな触手に埋め尽くされていった。

うっとりと快楽に堕ち切った亜衣を、満足そうに見つめるスートラ。
ふと、思い出したかのように、目線を紅い羽衣が映る魔鏡に向けると、口元を緩ませる。

「天津の蒼い巫女?ちょっと席を外すわね。逃げたければ逃げていいのよ?」

そう言って悶える美少女を見下ろす美女。
悶絶している獲物から離れようとして、わざとらしく声を上げる。

「そうそう、これがあるから逃げられなかったのよねぇ?」

大げさな仕草で、淫ら巫女は、豊かな膨らみを持つ懐から小さな蒼い人形を取り出した。
それは亜衣の動きを封じ込めていた魔人形〜操縛形〜だった。そして呪術のために込められていた栗色の髪を抜き取ると、その毛をふっと息で吹き飛ばした。
蒼い人形はただの木偶となり、亜衣の戒めが解かれたことを現している。

「ほら、これで動けるでしょう?」

その声が伝わっているのか、亜衣の指が蠢き、中空を彷徨う。
次の瞬間にはその手が口元にあてがわれ、喘ぎ声を堪えようとする動きを示した。
微かに恥じらいの意識が残っていたのだろうか。だがそれもつかの間、甘い嬌声が涎で艶々になっている口元から湧き上がる。

「さあ、貴女は自由よ?好きになさい」

嬌声を上げて悶える亜衣の顎を掴んで余裕の言葉をかけると、褐色の闇美女は蒼い獲物をしばらくの間触手にあずけ、音もなく跳んだ。

−あぁ・・あいつは・アハぁ・ドコ・ん・に行ったの?・どこに・行った・・いった・・あひぅ!ぃひっ!・イッチャったぁ・・まっまたっイッちゃうっイクッイクぅ・・もうドウデモイイッイクゥぅうっ−

澄んだ理性を完全に汚され、完全に桃色に霞んだ意識は、快楽以外にはもう興味を示さなかった。
戒めを解かれた両手は、胸や秘泉を蹂躙する触手に負けじと自分の身体を弄るまでになっていた。
終わることなく続く、身も心も溶解させていくどろどろの快楽。
今の亜衣には、それを貪ることだけが全てであった。

天神の加護を受けた戦士、天津亜衣の意識は、甘く淫らな、底のないどろ沼に沈んでいった。


闇巫女が消えた時間が、半時ほど続いた。
スートラが淫らな監獄に戻ってきた時も、快楽に堕ちきった亜衣は、そこにいた。
それだけの時間があったにも関わらず、蒼い巫女は、そこにいたのである。

「おやおや。せっかく絶好の機会をあげたのにねぇ」

どうやら自分を呼んだらしい声に呆然と気づいた亜衣。
媚液と汗と涙でぬとぬとになった亜衣の潤んだ視界に、薄笑いを浮かべる褐色の美女と、ビクビクと痙攣をしている紅い羽衣の巫女が映った。

「・・ま・・ま・・ぃ・・」

スートラが脇に抱えていたのは、ほんの数刻前まで亜衣が必死になって助けようとしていた、愛する麻衣であった。
麻衣は亜衣と同様天神の羽衣を纏った姿のまま、力なくぐったりとスートラに躰を預けている。

「あはぁあ・・お・おねぇちゃぁん・・」

蒼い巫女からの声に、潤んだ瞳を向けて紅い巫女が熔けた声で応える。

「おねぇちゃ・・ごめんな・さ・・あはぁん・・・気・持ちいぃひっ・・」
「ふふふ、可愛い娘だこと。この娘ったら、ここまで来る間、ずっと自分でやってるのよ」

そう嗤われた天津の戦士・麻衣。
彼女は、スートラに抱えられながらも、豊かな胸と濡れまみれた秘泉にその手をあてがい、自ら快楽を貪る事を止められないでいた。
欲望のままに自分の敏感な部分を弄り回し、己を貶めていく。その行為が、敵に嘲笑われても仕方ないほど淫らで恥ずかしいものだと自覚していても、それをやめることなどできない。

「だって・・だってへぇっ・・気持・ちイイ・・の・・止めら・れないのほぉっ」

はしたない宣言を高らかに行い、淫猥な行為を強めていく。
亜衣の目の前で、激しい自慰を続ける麻衣。
蒼い天女は、大切なパートナーが快楽に堕ちていくのを呆然と見ていた。

淫界の触手に身を預け快楽を悦んでいる亜衣は、数時間前であれば激しく麻衣を叱咤したであろう。そしてなんとしてでもその行為を止めようとしたはずだった。
しかし、すでに自分自身が堕落の悦びに溺れてしまっている蒼い巫女は、その様子も涎をトロトロと流しながら見とれるばかりだった。

「・あぁ、麻衣ぃ・・・」

自らも肉罠触手と、淫猥快楽に身を委ねながら、亜衣が紅い巫女の名を呼ぶ。

「ま、麻衣ぃいひひっ・・ふぁっ・ハぁああんっ」

大切な名を呼ぶ間にも、しこり勃つ乳首を触手になぶられて、締まらない悦びの声をあげる。

麻衣もそんな姉の姿を目の当たりにして、自らの秘泉を弄る手をよりいっそう激しく蠢かせる。

「ぁあっアアアァっおっお姉ちゃ・・あハぁううっ」

失禁したかと思うほど激しく蜜を吹き出す紅巫女。
蜜液でぐちょぐちょになっている羽衣の中で、ぬとぬとになった白い太股を音を立てて擦りあわせて身悶える。

スートラは、悶絶する紅い巫女を抱えていた右手をそのまま獲物の股間に這わせる。
先に入っていた白魚のような麻衣の指を掴んで入り口をこじあけると、赤いマニキュアが光る指をいきなり2本、無遠慮にねじこむ。

「!?っひはぁああっ」

栗毛の聖なる巫女が、弾かれたように頭をそらして快楽に反応する。

いやらしく哂ったスートラの指が、熱く潤う麻衣の秘泉を手荒く掻きまわす。
紅い巫女の両手が反射的に褐色の手を掴むが、本気で抵抗しているわけではないことは明白だった。
麻衣は、股間を責められるがままに、だらしのない甘い悲鳴をあげて身悶える。

「ふわ、あひひぃっ・いい、いいよぉっ・・もっとぉっ」

力なく開かれた口もとから涎を垂れ流しながら快楽に浸る麻衣。
数々の淫魔を葬ってきた巫女戦士は、今では敵の片手の責めにすら抵抗できなくなっていた。
闇美女は自分の手の中にある獲物を軽い仕草で弄び、1,2度絶頂を味あわせると、満足そうに微笑んだ。
スートラは、絶頂に継ぐ絶頂に身も心も溶けきった紅い巫女に口づけして唾液まみれにすると、触手に囚われ身体中をまさぐられている蒼い巫女の側に無造作に放りこむ。

床で蠢く淫ら触手の塊が、ぐちゃっとぬめる音を立てて聖なる紅い巫女を受けとめ、間髪入れずに絡みつく。
美味しい餌を飲み込むように生き生きと躍動する触手。
その濡れた卑猥な肉色の生き物は、紅と蒼の巫女を飲み込み咀嚼する。
淫ら触手の内部で、亜衣と麻衣の悦楽地獄が繰り広げられている。
天神の羽衣をまとった美少女戦士は、その清らかだった体の隅ずみまでを快楽に染められていく。

「あぁ・・気持ち・・ヒぃ・・たまんなぁひぃ・・」
「お姉ちゃ・・ああっ私もイイっ・・蕩けちゃうぅう」

淫肉の責めに、成すすべなく、されるがままの巫女戦士。
戦う術を無くし、抗う力も失い、さらに逃れる時間も逃した天津の姉妹。
二人に出来る事は、限られていた。


ここに来るまでは、亜衣が麻衣を、麻衣が亜衣を。強い絆で結ばれた二人は、常に助け合い、共に戦ってきていた。
しかし。

「・・ま、麻ひぃっ・・ごめ・・ごめんねへぇ・・わたひ、もぉ淫らな快感に逆らえなひっ」
「おっお姉へちゃっ・・わらひもっ気持ちひぃの、いっぱひ気持ちひぃの大好きぃひっ」

しかし天神の蒼い羽衣を纏った巫女も、紅い羽衣に守られた巫女も、いまや等しく淫猥な悦楽に囚われていた。
若くしなやかな身体も、聖なる清らかな心も、深く暗い淫らな肉欲に蝕まれてしまっている。
天津の巫女姉妹は、お互いを救いあうことなど叶わなくなっていた。

いまの彼女達にできることは。

「んふっ・・フンんんっ・・ま、麻衣・・んちゅ・・っ」
「ふぁ?・・・っおね・へ・・ちゃ・・はあン・・んふああっ」

褐色の淫ら巫女が仕掛けた罠触手に絡みつかれた蒼い巫女が、蕩ける顔を愛しい相手に近づけた。
そして、濡れ光る唇を、紅い巫女の震える唇にあわせ、軟らかい舌を差し入れる。
その熱い舌は差し入れた先でパートナーを探し当て、絡みつかせる。
亜衣から濃厚な口付けを行われた麻衣は、姉から注がれる淫らな唾液を、まるで甘い蜜のようにうっとりと飲み下す。

「んぱぁ・・美味しぃ・・おねへちゃんの涎、甘ぁひ・・」
「麻衣の舌も・・んぷっ・・熱くて・・柔らかくて・・可愛い・・」

何度も繰り返す熱い口づけ。二人がお互いの涎まみれになったとき、姉妹の演舞は自然と次の演目に移っていく。

「麻衣・・ま・・いひぃンハァっそこっそれイイっ素敵ひぃっ」
「お姉ちゃ・・ここ、熱く震えてる・・すごいいやらしい・・・」

蒼い羽衣に纏われた美しい身体に絡みつき蠢く触手。淫猥な肉蔦が蹂躙しているその秘泉に、白い指を突き立てる紅い巫女。そのまま密壷を縦横無尽に掻き回わし、尊敬してやまない姉を淫らに狂わせる。愛する相手からの陵辱を、抗うことなく受け止める亜衣。震える腰を相手に押付けるように突き出して、一層甘い喘ぎ声をあげていく。

そう、天津の巫女たちに許される行為は、お互い手を取り合い、甘く淫らな悦楽の泥沼に沈んでいくことだけだった。
その行為は、亜衣も麻衣も、自ら望んでのものでもあった。

姉妹のどちらかが少しでも正気を保っていたら、もうひとりの相手をその澱みの中から救い上げることができたかもしれない。
しかし、天津の姉妹は揃って淫ら地獄で悶え狂っている。はしたない粘液に包まれた美少女たちは、羽衣を纏った戦士の姿のまま、甘い欲望に侵された白い身体をくねらせ、ひくつかせ、蕩けさせている。
紅い天女も蒼い天女もお互いが、静かに、しかし確実に、二度と浮き上がることのできない桃色の卑猥な泥濘に沈むしかないことを自覚していた。

鈍い粘着質の音を立てて蠢く肉蔦は、当初と変わらずその手の中にいる相手を丁寧にていねいに責め玩んでいる。
変わってしまったのは、その中に居る哀れな獲物たちのほうだった。

麻衣の羽衣の中を蠢く触手を、亜衣が引き剥がす。薄い桃色の乳首が歯ブラシのような繊毛に覆われた触手の口から、ねちゃっと音を立てて引き出された。
ツンと上を向いてそそり立つ突起が、欲望に震える。
すぐにその官能ボタンを捉えようと別の触手が細い肉紐を伸ばすが、蒼い枷をした手がそれを阻む。紅い巫女の乳房を完全にその手におさめた蒼い巫女。

「・・んっ・・おね・え・・ちゃ?・・あ・・ぁはぁあぁぁあっ」

だがそれは触手による卑猥な行為をやめさせるためではなく、その役割を自分が奪うためのものだった。
粘液にまみれた指先で、震える肉突起を摘み上げる。ボリュウムスイッチを操作するように、くりくりとねじり上げていく。右手が右まわしに、左手が左回しに。
片手が摘み上げるように引っ張ると、もう片手が乳房に押し込むように力を入れる。
しこった肉芽に爪を立てて強い痛みを加えるように弄る一方で、残った乳首は口に頬張り、甘噛みし、舌先で優しく転がしていく。

生まれて初めて行われる姉からの愛撫に、麻衣はなんの抵抗もせず身体を心を蕩けさせていく。

一方で麻衣は、亜衣のしなやかな下半身にその手を伸ばしていた。

「ぅひっ?・麻ひっ?・・ぁぁ・・はぅぁあ・・ぉっおぉほぁあぁっ」

我が物顔で暴れていた秘壷のなかの何本もの触手を、指が当たる分だけ絡めて引き抜いていく。
細い触手が何本も残って陵辱を続けていることなど微塵も気にせず、空いた空間に入るだけの指を潜らせていった。
元々欲望に対してより正直だった麻衣による責めは、快楽に否定的だった亜衣のそれよりもダイレクトだった。

自分が快楽を得る部分は、姉も同様。双子であることを無意識に利用して、己が心地いい部分と全く同じところを、なんの遠慮もなく抉りまわしだした。

あっという間に絶頂を極め、激しい痙攣を起こす蒼い巫女に構わず、触手顔負けの動きで快楽の蜜壷のなかで白い指が激しく踊る。亜衣は、呼吸をしているのか絶頂に震えているのかも判らないほどに悶え狂った。

二人の聖乙女は、お互いに禁断の果実を貪り食うだけの、牝獣に堕ちているといってよかった。

それほどまでに堕ちてしまっている天津の巫女を、スートラはすぐ傍で嘲笑っていた。
しばらくそれを眺めていた褐色の美女は、なにかを思い出したように目を細めた。
そして、口元を妖しく歪めて紅い巫女の耳元に近づき、声をかける。

「さすがに双子。気持ちいいところはお見通しってわけね。でも、麻衣ちゃん?」

スートラに、自分にしか聞き取れない程度の小声で囁かれた麻衣は、驚いた顔でその相手を見た。
「ほんとよ?やってごらんなさい?」

何事かを教え込まれたらしい麻衣は、敵の言うがままに、亜衣の恥蜜でぐちゅぐちゅになった指を熱い秘泉からそっと抜くと、そのまま丸いお尻へと滑らせていった。

「・・あぇ?ま、麻ひぃ・・・も、もっとほぉ・・」

麻衣の指が秘部からいなくなってしまったことに、甘い声を上げて抗議する亜衣。
しかしそれを無視して、蒼い羽衣の中の引き締まった臀部を指が伝う。喘ぎ悶える亜衣の身体に、自分の蜜が跡をつけていく。
そして、柔らかい2つの膨らみの間にある谷にそっと這わせていく。

「ひっ・・ひゃわわっ」

それだけで、亜衣は驚くほど身悶える。
その動きに確信を得たのか、麻衣の指が、その奥に秘められた菊門に伸びる。

「麻ひっ・そ・こはっ・・」

指先の目的地をようやく察知した蒼い巫女が、腰を振ってその場を逃れようとする。
しかし、次の瞬間には、麻衣の白い指先が亜衣の裏門をこじ開けていた。

「っっ!ソッコはッ!ダッめへェぇエえっ!」

乳首や淫泉への愛撫によるものとは明らかに違う、まさに爆発というような痙攣。
確かに、そこは麻衣も触手に責められ、うっとりするような甘い快感を得ている。
しかし、ここまでの反応は示したことがない。

「おっ・お姉ちゃんっ?ここが、お尻がいいの!?」
「ヒャっ・ちが・・違フっ・違うのほぉっ」

否定する言葉とその反応が異なる事は明らかだった。

「お尻なんかで・・気持ちいいんだ・・お姉ちゃん」

確信を得た麻衣は、意地悪そうにそういうと、亜衣の中に入れた指をぐるぐるとねじり回した。

「そォッ・・ほぉっ・・んなことっなヒィッ」

触手に絡めとられている身体をビクビク痙攣させ、身悶える亜衣。
台詞は麻衣の責めを認めようとしないが、その身体が完全に答えている。

「だめよ、ウソついちゃ」
「ぎゃヒひぃっ!?麻ヒィッツツ」

悪戯っぽく笑った麻衣が、亜衣の菊穴の中に入れていた指をくの字に曲げた瞬間、さらに大きく亜衣が跳ねた。
ただの白い指一本の動きが、蒼い巫女である天津亜衣を狂わせていた。
指を肉筒のなかでくるくると舞わせるだけで、蒼い羽衣が激しく震える。
爪をたてるように引っかくと、鹿毛色の髪が波打つ。
麻衣はますます調子に乗り、唇を姉の首筋に吸い付かせて赤い跡をつける。
丸い双陸の間で指を舞わせる一方、残った手は胸の突起をコリコリとつまみ転がす。
汗と粘液で光る亜衣の白い身体は、その上で蠢くすべての感触を甘い刺激として消化していく。
肉体と精神をぐずぐずに溶かす、禁断の遊戯。戯れの主導権を得た麻衣は、一心不乱に相手を襲い続ける。

夢中で亜衣のお尻を責めている麻衣。
姉妹が絡み合い、のた打ち回る様を観ていたスートラが、もう一度紅い巫女に顔を寄せた。
姉の嬌声ばかりが聞こえていたその耳元から、さらに闇巫女スートラの声が入ってくる。

この言葉に今度こそ、麻衣は、信じられないという表情でスートラを見返した。
褐色の責め美女は無言で妖しく微笑むだけだったが、麻衣にはそれが真実であると確信できた。

スートラが見つけた蒼い巫女の弱点は、もう1つあった。

アナルから抜け出た白い指が、背中を伝い、わき腹を責めながら今度は亜衣のおなかまで移動してくる。
紅い巫女の指が、今度は自分の乳房を弄ってくれると認識した蒼い巫女は、はしたない動きでさらなる快楽を求めようとする。

しかし、麻衣の指先の目的地は、そこではなかった。
白い指は形よい美陸までは行かず。見事にくびれたスタイルの良い腰の高さで止まる。
しばらく亜衣のおなかを彷徨う指先。一刻の焦らしすら我慢できない亜衣は、早く胸を責めてくれと言わんばかりに上半身を震わせる。
麻衣の指が、引き締まった肌を楽しむように、焦らすように演舞を行うと、ある地点に狙いを定めて、そこに入り込んだ。
その瞬間。

「ふわっ!?ソコっ!?そコはっ!!ッッッ・・フヒャアアあうッッ!?」

一際大きな、そして甘い声を上げて悶絶する亜衣。
その悶えぶりは、姉のあまりの痙攣と悦び様に驚いて、麻衣が一瞬そこから指を離してしまったほどだった。
スートラはその様子に大声を上げて哂い、姉妹を蔑む。
息も絶え絶えになって悦楽絶頂に悶絶している姉を前に、麻衣が思わず声をあげる。

「お、お姉ちゃん?・・だ、だって、ここ・・」
「そう。お前のおねぇちゃんはね、おへそが感じちゃうの。うふふ、はしたないでしょう?」

麻衣の指が責めた場所。それは亜衣の引き締まった腹部にある小さなくぼみであった。
紅い巫女にとってはなんでもない場所。しかし蒼い巫女は、そこは乳房や秘泉に勝るとも劣らない快楽地点だったのだ。

「・・ヒッ・・カひッ・・カハぁあっ」

麻衣が少し指でくすぐるだけで、亜衣は呼吸困難なほどに悶えのたうち、震え続ける。
その様子に思わず生唾を飲み込む栗毛の美少女。しかし、その幼げな顔に妖しい笑みが浮かぶと同時に、紅い巫女の指先が激しく踊った。
亜衣のおなかのくぼみに、麻衣の指先が甘く爪を立てる。
小さく円を描くと、そのままカリカリと引っかいて甘く鋭い感覚を叩き込んでいく。

「・・ャッ!ダッ!?・メッ!・ダメっ!狂ッ!ソ!コ?クルっハ!?ッッ!?!」

もはや言葉にならない悲鳴を上げる亜衣。もう蒼い巫女には自分に何が起きているかも判らないほど、ひと撫で、ひと引っ掻き毎に悶絶し、恥蜜を噴出し、悶え狂う。

「お尻も、おへそも、この娘はとっても感じるの。お前はそうでもないでしょうけどね」

嘲笑うスートラの声に、麻衣も同調していく。
最初は半信半疑でのおずおずとした動きだった責め手が、徐々に力が入ったものになっていく。
そして、姉の反応が自分の責めにしっかりと応えているものであると確信すると、麻衣の表情がだんだんと妖しいものに変わっていく。
いやらしく歪んだ口元を赤い舌が嘗め回していく動きが、麻衣の興奮を物語っている。
その興奮のまま、栗毛の少女が姉を罵る言葉が、思わず口を付いて出た。。

「こ、こんなとこで、感じ、ちゃうって、なんていやらしいの!?」

ビクンッ

麻衣がたどたどしい言葉で罵った瞬間、確かに亜衣の身体が一際大きく跳ねた。
同時に、紅い羽衣の天女の指が入った裏門がきゅっと引き締まり、さらにぐちょぐちょの蜜壷から、麻衣の顔に噴きかかるくらいの勢いで熱い恥液が噴出す。
自分の指と舌。そして言葉に対して激しく淫らな反応を示す姉に、清らかな少女の中の、何かが弾けた。
自らも触手に身体を蹂躙され甘い快楽に浸りながら、双子の姉を責め狂わせる快感に酔い始める。
おずおずとしていた口調も自然と力強くなり、思いつく限りの言葉で亜衣をいたぶり、悶え狂わせていく。

「なぁんだ、お姉ちゃん、って、こんなに、淫らだったんだ!」

鬼気迫る表情で、右手を菊穴に、左手をおへそにもぐりこませて、器用に蠢かせる麻衣。
敵から攻撃によるの陵辱や、さらにはその攻撃をきっかけに知ってしまった自慰で、心ならずとも快楽を覚えてしまっていた自分を恥じていた麻衣は、常に毅然と立ち向かい、清楚な空気を貫いていた亜衣に、劣等感を抱くことすらあった。
同じ天津の巫女である姉は、安易な快楽に溺れることなどない。それなのに、いくら自分を戒めようとしても悦楽を受け止めてしまう自分は、なんと弱い人間なのかと。

潔癖なまでに性を遠ざけた亜衣と違い、麻衣は自慰の経験があった。
健康に育った若い肉体は、自然と甘い刺激を求めるようになった。もちろん麻衣にも、天神に仕える巫女として簡単にその欲望を満たすことなど出来ないという意識があった。
そのために、厳しい修行を通じて身も心も清らかであろうと努力していた。
だが、いくら鍛錬や修行で気を紛らわせても、熱い衝動が白い身体を燻してしまう。なんとか打ち勝とうと耐えるものの、それでも数週間に1度は、湧き上がる欲望に負けてしまった。
姉の目を盗み、こっそりと、熱く火照る身体を慰めるその行い。誰にもばれないように隠れ、湧き上がる嬌声をかみ殺し、辺りの様子を伺いながらの自慰。しかも、なおも自分の行為を押し止めようとする理性と羞恥心が、自分自身が触れる場所を、ほんのわずかな範囲に制限した。
ほとんどが柔らかい2つの陸のふもと。美乳を迷うように撫でさするだけで、固く熱く震える乳首には触れることも躊躇った。熱い蜜を流す秘泉を弄るなどもってのほかで、敵の淫術に惑わされた際の自慰行為はともかく、普段ではその近くに指を這わせるだけだった。

それでも麻衣は、その行為で得た悦楽の絶頂感の後に訪れた、深く辛い、惨めな思いに苛まされていた。どうして、自分は姉のように厳しく律することができないのか、と。

「それなのに!」

いつしか麻衣は、亜衣を責め蔑むような声を上げている。
姉としての尊敬を、巫女戦士としての信頼を、完全に裏切られた。
そんな思いが、麻衣を一時的に加虐的にしていた。

目の色が変わった麻衣は、姉のすべてを破壊してしまうかのように、蒼い羽衣の女体を嬲り始めた。
ふたり抱き合うような体勢から、亜衣が少し上にずれ、麻衣が姉のおなかに抱きつくような姿勢に変わる。闇界の肉触手が適度に絡み付いてふたりが床に転げ落ちないようにサポートする。
自由な動きを得られた麻衣が、息を弾ませて亜衣にむしゃぶりつく。

右手を羽衣の中に潜り込ませ、固くしこった乳首を抓りあげる。
爪を立てて千切り取らんばかりに引っ張ると、指の腹で優しく撫で回して痙攣を大きくさせていく。
指先を器用に使っている左手は、人差し指と中指が熱く溶ける蜜壷を、小指と薬指が柔らかく緩んだ菊穴を、それぞれ無遠慮にえぐっていた。大豆ほどになっている淫核は親指が押さえつけ、こね回して亜衣を狂わせている。
指が蠢くたびに、秘泉からは熱い粘液が泡を吹いて吹き出ていく。

亜衣の太腿は、麻衣が自分の足を絡ませて動きを封じるだけでなく、甘く疼く淫泉を擦り付けて自慰の道具代わりにされていた。ひきしまった美脚は、麻衣の堕蜜と、亜衣の恥液が絡み合い、淫靡に光っている。
そして、おかしいまでに痙攣し悶え狂う腹筋の中心には、麻衣の唇が吸い付いていた。
臍の周りを嘗め回して悶絶電撃を与え、くぼみに舌を差し入れ掻き回して快楽の太杭を打ち込んでいく。

「ほらっ」
「っウひぃっ」
ぐちゅっ

「ほぉらっ!」
「ぉほオッ!?」
びちゅちゅっ

「これでもイッちゃうんでしょっ!」
「ヒャハぁアッ」
ぬぢょぐぼっ

尻の穴を抉り、乳首に爪を立て、蒼い巫女をいたぶる。
紅い巫女に蜜泉を掻き回され、淫核を潰されて、白い身体が跳ねる。
赤い巫女の唾液まみれの舌が、蒼い巫女の臍を嬲り、快楽の牝に貶めていく。

麻衣の動き1つ1つに、姉の亜衣はされるがままに悶え狂い、のた打ち回る。
絶頂に次ぐ絶頂。細胞の1つ1つが麻衣の蹂躙を甘く受け止め、快楽として消化していく。

「恥ずかしい女ねっこれで、清楚な天津の巫女っ!?」
「ハがぁっ・ごっごめンなっさっ・ひぃいんっ・・め・んなさ・・ひぃっ」

一切の妥協のない、強烈な快楽責め。身悶えのたうちながら、いつしか亜衣は泣き出していた。
屈辱の悔し涙と、懺悔の涙。そして快楽の嬉し涙。凛々しかった表情はすっかりなくなり、淫らな感覚の洪水に溺れた緩んだ顔で、泣き喚き、悶え叫び、イキ狂った。

快楽の極みが連続して終わらず、亜衣が呼吸困難になりかけた時、ようやく救いの手が訪れた。

「あらあら。いくら淫らなお姉ちゃん相手でも、それはやりすぎよ」

それまでただ哂って見ていただけのスートラが、欲望のままに責め立てていた麻衣の手を止めた。
激しく息を乱して責めに夢中になっていた麻衣が抗議の声をあげようとするのを、やんわりと制する。

「おねえちゃんは、自分がどうしようもなくはしたなく淫乱な牝巫女だってこと、いままで気づいてなかったのよ。快楽については、麻衣。あなたが先輩なんだから、優しく教えてあげなさい」
「で、でもっ」

なおも憮然とした表情の紅い巫女。蒼い巫女への責めを再開しようとしたその瞬間、今度は麻衣が甘い悲鳴を上げた。

「ひゃっヒャフぅううんっ・にゃっ・へにゃあああんっ」

亜衣の下半身に指を埋めたまま、麻衣がいきなりのけぞって快楽の絶頂に跳躍した。
スートラが操る肉蔦が、麻衣の耳穴をしゃぶりだしたのだ。

びちゅっ・・ぐちゅるっ
麻衣の一番良く聞こえる場所で、濁った卑猥な粘着質の音が響く。
細い触手が麻衣の耳穴を所狭しと蠢く。その触手1本1本の動きに反応しているかのように、羽衣を纏った白い体が小刻みに震える。
あまりの快楽に、それまで亜衣を責めていた両手が獲物から離れ、両耳を我が物顔で攻め立てる触手をつかみ剥がそうとする動きに変わる。
しかし、今まで麻衣の動きを見守っていた他の触手が、この時ばかりはそれを邪魔するように絡みつき、抵抗を許さない。

「あひぃぃ・・ヒィィッ!?・オ・・ォッ!・そんっ・なっ!ソホォッ!?ンハッ!」

あっという間に、甘い嬌声から、危機感を伴うような悲鳴に変わる。
眉根を寄せ、両目を見開き、舌を突き出して痙攣する紅い巫女。
一際大きく膨らんだ乳首が羽衣を突き破らんばかりにそそり立ち、激しく震える。
両足がまっすぐに伸びきり、汗を噴出して痙攣している。
2本の脚の間の熱い泉からは姉に負けないくらいの量の恥蜜が、音を立てて吹き出ていた。

「ほら、麻衣?お前だって耳なんかで感じまくってるんだから、えらそうにいうんじゃないの」

厳しく紅い巫女を叱責するスートラ。容赦なく麻衣を狂わせていく。

「はひっハヒィッごめ・・ゴメンなさヒッ・ゴメンナサヒイィッ!ィヒイインンっ」

まるで脳を直接陵辱しているかのような、鮮烈な快楽電撃が麻衣を焼き尽くす。
触手に絡めとられた身体が硬直し、激しく痙攣する。

「ダメッ・ダメェっ・・狂うっ・許しっ・狂っチャっ・おかしっくっ・許しっ・助けてェッ!」

強烈な快感に震え、呼吸が止まる。見開いた目から光が消えそうになる。
その瞬間に、助けの手を差し伸べたのは、亜衣であった。

「麻衣っ・・まひを・助けてあげてっ」

ぐずぐずに濡れまみれた身体で麻衣を抱きしめて、悶えのたうつ紅い巫女を救おうと懇願した。
今の今まで自分を責め立てていた麻衣を、きつく抱きしめて触手から助けようとする。

「お、おねえちゃ・・ごめんな・さい・・わた・・私っ・・」
「いいの、私こそ・・こんなはしたない身体なのに・・麻衣を・・」

二人の美少女が、お互いをかばい合い、侘びながら、抱きしめあう。
どちらともなく美顔を寄せ合い、熱い口付けを始める。

麻衣の頬を伝う触手粘液を亜衣の舌が優しく舐めとる。
亜衣の口元から流れ出る唾液を、麻衣が飲み干す。
紅い天女の乳首が、蒼い天女の乳首に触れ合い、互いに刺激を与える。
白い脚を絡めあわせ、濡れまみれる秘泉をあわせて恥液をあわせる。
しなやかな指が亜衣の臍部を優しく抉ると、美しい指が麻衣の耳穴をくすぐる。

蒼と紅の天女が、淫らに、卑猥に、艶かしく絡み合う。
二人の巫女は等しく、淫猥な快楽地獄に堕ち、融け崩れていく。
その様子をみて、スートラは再び獲物から離れ、妖しく哂った。

「ふふ、ふはははっ」

心底満足そうに、二人の巫女の淫舞を嗤い続けるスートラ。
それでも亜衣と麻衣は、もはや周りのことなど目に入らない様子で甘い快楽を貪り続けていた。


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