バットガールとワンダーウーマン(テイク2) 第8章
第8章 (ああもう、なんて冷たい水なの!) ワンダーウーマンの載るボートは既に、滝へと続く短い水路に入っていた。冷たい氷のような急流の中、木の葉のように翻弄されるゴムボート。高く跳ね上がったかと思うと、激しい水しぶきをあげて水面に打ち付けられ、真っ直ぐ滝に向かって流されていく。しかもこの滝は高さが100フィート以上もあり、葉っぱにとってもその上の彼女にとっても、落ちたら到底無事に済むとは思えなかった。 だが驚くべきはアマゾンの回復力であろう。あれだけの凌辱を受けたにもかかわらず、彼女はゆっくりと回復しつつあった。破滅の淵に近づきつつある今も、テープを引きちぎろうとする奮闘は次第に力強くなりつつあった。 (こ…このテープ、き、きついわ……いえ、まだいけるわ!) テープにふさがれた口の中でそう叫ぶと、ワンダーウーマンはとにかく片手だけでも自由になろうと、狂ったように両腕を引っ張り始めた。ただ困ったことに、小さいゴムボートの中には急速に水がたまりつつあった。まだ空気はたっぷり詰まっているので沈む心配は無いだろうが、それでも冷たい水は既にボートの底一面をおおっており、ワンダーウーマンを凍えさせる。 (そうよ! 水だわ! テープが……破れやすくなってる!) 間違いない。ワンダーウーマンが水のたまったボートの中を転がり回りだすと、ガムテープが水に濡れ、その強度がどんどん弱くなっていくのが感じられた。 (だめ、遅すぎるわ!……何か時間をかせぐ方法は……) だがボートの前方を見ると、滝底から高く巻き上がった水しぶきの霧がすぐ先に広がっているではないか。 (もうこれしかない!) 鼻から大きく息を吸い込み目を閉じると、アマゾンは縛られた身体を思い切り頃がした。そして勢いを殺さないままにボートの縁を乗り越え、荒れ狂う急流の中へと飛び込んだのだ。彼女が白い泡につつまれて水中を漂う間もボートは真っ直ぐ滝へと流され続け、やがて深い滝底へと舞い落ちていった。そして束の間の静寂があたりを包んだ。朝靄の中に滝の咆哮ばかりが鳴り響く。 ……次の瞬間、長く美しい腕が水面を破って現れた。ワンダーウーマンである。その手は周囲を探ると、手近な岩をしっかり掴んだ。確かに自由になったのは右手だけであった。しかし彼女は比類無き精神力と行動力を発揮する。忍耐強く、少しずつ少しずつ、ぬるぬるとすべりやすい岩の上に自らの身体を引き上げていく。 こうしてなんとか危機を脱したワンダーウーマンは、苦もなくもう一方の腕と両脚からもテープを引きちぎった。そしてある程度まで体力の回復を待つと、彼女は再び水の中へと戻って岸辺の近くを流れに逆らってよろよろ歩き始めた。怒りに燃える彼女は高揚し、まるで自らが死の女神と化したかのように感じていた。だが次の瞬間??ドボン! 深みにはまったワンダーウーマンは頭の先まで水につかってしまう。彼女は自分が傷つき、すっかり消耗していることを半ば溺れつつ実感したのであった。 * * * 丸ノコは既に丸太の半ばまで切り進んでいた。バーバラの肌の上にはいたるところに木くずが薄く積もっていたが、荒い呼吸が絶えず木くずをふきとばしているせいで、鼻の下だけは肌が露出している。彼女は少しずつ近づいてくる巨大な刃を為す術もなく見つめていた。 「キャットウーマン!」彼女はギャグの下でくぐもった叫び声をあげた。「やめて!」 しかしその声は工場内に響く轟音にかき消された。あまりに大きな騒音のために、彼女は音を立てるどころか考えをまとめることすらできなかった。彼女は木くずで覆われた裸身を見下ろした。そしてノコギリの刃を恐怖に満ちた視線で見やる。今やその刃は彼女の開いた足の間へと侵入しつつあった。と、そのとき彼女の頭にひらめくものがあった。 (そうだわ! 彼女、私の脚を開いて縛ったのよ!) 新たな希望に気力がわき上がるのと同時に、ノコギリが両脚を縛っているロープを切断した。途端に自由になった両脚が丸太から滑り落ちた。 (この技を練習しといて良かったわ……) バットガールは素早く両脚を上方に引き上げると、両足を思い切り頭上へと伸ばして足先で手首を縛るロープを探った。手首の縛めを足指でほどこうというのだ。 (これが……役に立つなんて……思っても……なかったわ……) 彼女は以前、例によって自宅でセルフボンデージを楽しんでいたときのことを思い出していた。ある日うっかりして、手錠の鍵を手の届かないところに落としてしまったことがあったのだ。足の爪先で手錠をはずすのは大変な苦労であった。それ以来バーバラは、しばしば足の指だけで鍵をはずしたり縄をほどいたりする練習を続けていたのであった。 だが彼女はすぐに現実に引き戻される。浮き上がったヒップのすぐ側まで巨大な刃が近づいているのが感じられたのだ。 (もうちょっとで……よし、やったわ!) バーバラの両手がようやく自由になった。しかしノコギリの刃はすぐそこまできている。胸と腰のロープをほどく時間はなかった。何か、何か手はないだろうか??待ってよ? 彼女はあることを思いついた。丸太は最初、架台の上にセットされているので、その上半分しか露出していない。しかしノコギリの方に送られるのは丸太だけで架台は置き去りになるはず。それなら…今この丸太は、バーバラが縛り付けられている方の端は、何にも支えられず宙に浮いているのではないか。 (これに賭けるしか……) バーバラは急いで身体を丸太の右方へと動かし始めた。何度か丸太とロープの間はわずかしか隙間がなかったが、懸命に押したり引いたりしていると、身体がズルリと丸太の横側に滑り落ちた。 きわどいタイミングだった。まさしく危機一髪である。彼女の尻や背中とノコギリの刃との距離は数ミリメートルしか無かったにちがいない。丸ノコの巻き起こす風が背中を走っていくのが感じられ、バーバラはたまらず失禁してしまった。そしてこの瞬間、プチッという音とともに最後のロープが切断されて、彼女は床に腹から落ちる。自らの尿に濡れた木くずにまみれたまま、彼女は急速に意識を失った。 * * * ギャグにふさがれた口からユミのくぐもった叫び声が響く。ベッドに大の字に縛りつけられた彼女は、ビクトリアの股間に装着された巨大なディルドーで激しく犯されていた。ユミの両脚の間でビクトリアの日焼けした肌が間断なく上下に動き続ける。こうしてユミは、またもや絶頂に追いやられた。悲壮な叫び声をあげた彼女は、やがてがっくりと崩れ落ちた。 別のベッドでは、ニックとナックが二人掛かりでターシャを責めていた。ニックはターシャを背後から抱きかかえて、股間のディルドーでアヌスを犯している。一方ナックは、すでに従順な娘の顔を股間に押しつけ、クンニリングスを強要させていた。 テラ・ロジャースはといえば、全裸のまま小屋の柱に縛り付けられて、さらにギャグをかませられていた。そんな彼女の元へと、ユミのレイプに満足したビクトリアが歩み寄る。 「なぁ、彼女たちは美味しかったぜ?」 ビクトリアはテラの耳元で囁くと、その乳房を強く握りしめた。 「確かにワンダービッチとは比べ物にならないけどな、それでも十分楽しめたよ。というわけで、今度は弁護士様の味を確かめてみる番だ」 ビクトリアはテラの頬に乱暴なキスをする。テラは腫れて傷ついた顔をそむけると静かにすすり泣いた。 「あんたたちの可愛い裏切りだけど、あいにく上手くやるにはちょっとばかり酔っぱらい過ぎたな。あたしたちが同じことを計画してたら、少なくともあんな牛みたいに酒を飲むことはないさ」 こう言って大きな笑い声をあげると、ビクトリアはテラの蜜壺に指二本を押し入れて、乱暴にかき回し始めた。 テラ、ターシャ、ユミの三人は、無計画な裏切り行為の報いを受けたと言えるだろう。彼女達は不意にビクトリアと二人の手下たちに躍りかかったのだ。この三人を縛り上げておけば、後はロード・イージーストリートのアンドロイドに回収されるだろうと考えたのだ。だが悲しいかな、テラたち3人は非力な襲撃をかけるにはあまりに酒を飲み過ぎていた。さらに言えば見通しがそもそも甘すぎた。気が付けば自分たちの方が縛り上げられていたのだ。三人のクレイジーなレズビアン達に容赦なく殴られ、寄ってたかってレイプされて、数時間後には身も心も完全に打ち砕かれていた。 そして今ビクトリアたちのささやかな慈悲により、テラたち三人は力尽きた様子で並んで横たわって喘いでいた。 「んんんむ」 「ふむむむんぐ」 「ううううん」 テラが、ユミが、そして最後にターシャが、次々に激しい絶頂に全身を震わせて、床へと崩れ落ちていった。 「それでこいつらどうしましょうか?」 服を着ながらニックが尋ねた。ビクトリアはかなり長いこと状況を検討していたが、やがてイヤらしい笑いを顔に浮かべると、ニックの背中をバンとはたいた。 「いいこと思いついた! きっとお前らも気に入るぞ」 そう叫ぶとビクトリアは真っ直ぐドアに向かって歩き出す。 「あたしらの可愛いビッチたちにお洒落なビキニを着せてハイヒールを履かせな! もう一働きしてもらおう」 * * * 「ううう……」 身体に力が戻り始めると、ワンダーウーマンはゆっくりと動き出した。頭痛を楽にするためにこめかみをしばらくマッサージしてから、慎重に立ち上がる。そして細心の注意をもって、凍えた身体から残ったガムテープを引きはがすと、うんざりした様子で地面に投げ捨てた。 「こんなの信じられないわ。まったく!」 ワンダーウーマンはため息をつきながら自分の身体を見下ろした。 「あんなトラックみたいなものを前から後ろから私の……私に使うなんて。まったく油断したわ! 私……私、ボロボロじゃないの!」 数えきれないほどディルドーをつき込まれたアヌスは、今もなおぽっかりと空ろに広がっているように感じる。彼女の乳房はまだふくよかな形を保ってはいたものの、指や鞭による傷や痣で一面おおわれており、彼女が何者かと恐るべき試練の一日を過ごしたことを如実に表していた。もっともひどいのは秘裂だった。6人の女に休む間もなくディルドーを突き入れ続けられたために、そこは今や常に空ろに口を開いたままになっていた。 しかしワンダーウーマンが最も傷付けられたのは、その意志と尊厳であった。敵の手によって彼女は徹底的に貶められたのだ。自身の傲慢な態度に対するツケはあまりにも大きかった。かつての偉大な女王、世界一のスーパーヒロイン、アメリカに愛されるアイドル……しかし今の彼女は、淫らな責めに敗北し、何度も何度もイキまくったスーパー尻軽女。それ以下の何者でもなかった。 「絶対にこの失態を取りかえしてみせるわ。まず、彼女たちには報いを与えなくては……正義の力を見せつけてやるわ」 彼女は高らかに宣言すると、よろめきながらも川岸をよじ上り、屋敷に向けて丘をこえて歩き始めるのだった。 * * * 「キャットウーマン!よくもやったわね!」 工場から朝の陽射しの中へよろめき出るなり、バーバラはそう叫んだ。ゆっくりと回復しつつある力をふりしぼり、ふらつきつつも徹底的にレイプされた身体を前へと運ぶ。バーバラは自室でのハプニングを思い出した。あのときのように何もかも失ってしまった感じを抱く。今回もまた自らの性的興奮をコントロールすることができず、その結果彼女の誇りは徹底的に破壊されてしまった。キャットウーマンが彼女を破壊したのだ。打ち負かしたのだ。今や彼女は、尊厳もイメージも引きはがされてしまった、裸の女性にすぎなかった。 道のそばまで来たとき、バーバラは馬車が近付いてくる音に気が付いた。彼女は近くの茂みに素早く身を隠すと、注意深く道を観察した。そしてしばらく後、ゆっくりと通り過ぎていく荷馬車の中を見て、彼女は思わず「ええっ?」と囁き声を漏らした。 テラ、ターシャ、ユミの3人が、縛り上げられ、馬用の口輪で口を塞がれた格好で、荷台に転がっていたのだ。よく見れば3人は馬具と革紐の他に、色っぽいビキニとハイヒールを身に付けている。この3人を見下ろすように腰掛けて、次から次へと鞭を打ち付けて楽しんでいるのがビクトリアとニック・ナックであった。縛られた3人が泣き叫ぶのを見て大笑いしている。こうしてバットガールのすぐそばを、女性ばかりを乗せた荷馬車がガタゴト通り過ぎ、ゆっくりと屋敷の方へと向かっていった。 (うん、少なくとも急いでいるわけではなさそうね。急げばあいつらよりも先に屋敷に着くことができるわ) 茂みの影から立ち上がりながらバーバラがこう考えたそのとき、朝の涼しい風に吹かれて自分が裸でいるのを思い出した。そう、生まれたままの姿というのは、少なくともあまり効果的なコスチュームとはいえないだろう。 「ったく! まず何か着るものを見つけないといけないわ」 * * * 背中のジッパーを一気に引き上げると、ダイアナは大きく息をついた。 「もう、信じられないわ! 私をつかまえていたときは、ここにどんな物だってそろっていたのに……ねぇ?……だけど今見つかる服はコレだけよ、コレだけ!」 ダイアナは一人愚痴をこぼしながら、等身大の鏡の前で向きを変えつつ自らの姿をじっくり観察した。彼女はあのささやかなパーティが開かれた小屋へと慎重に戻って来ていた。あの6人の女達を捕まえられるのではないか、少なくともワンダーウーマンのコスチュームを取り戻せるのではないかと考えたのだ。しかしその希望はあっさり打ち砕かれた。小屋には誰一人姿が見えなかった。さらに彼女が見つけることができた唯一の服といえば…… 「大体、なんでフレンチメイドのコスチュームなのよ! こんないやらしい服、見たことないわ!」 毒づきながら、彼女はスリムな黒い衣装に押し込まれた大柄のアマゾンの肉体をじっと見つめた。かかとが20cmはあろうかという黒光りしたピンヒール。そこから上に伸びる長い足は網状の黒いストッキングにつつまれて、申し訳程度に腰を覆う超ミニスカートの中へと消えている。ストッキングを止めるガーターベルト・ウェストベルトは、隠されるどころか堂々とその存在が誇示されており、そして股間は黒い薄手レースのパンティでかろうじて覆われているだけであった。 「ひどいわ、このスカートったらガーターベルトを隠す役にも立ちやしない!」 超ミニのすそを下に引っ張りながら、彼女は軽蔑するかのように鼻を鳴らした。 一方この衣装の上半身は、実際ワンダーウーマンのコスチュームであるバスチエと非常に良く似ていた。もっともメイド衣装の方は黒のレース製だし、しかも極端にサイズが小さかった。彼女の巨大な乳房が衣装の上からはみ出しているのを見ると、まるで小さすぎる皿に巨大な肌色のアイスクリームを盛り付けているかのように見えた。 彼女は少なくとも、乳首をカップの内側に隠すことだけはできた。だがこの窮屈な衣装が乳房を上方や前方へと押し上げるので、彼女は胸の谷間から自分の靴を見下ろすこともできなかった。高くはり出した両乳房はまるで、それを鑑賞したい人なら誰にでも提供しようと申し出ているようにも見えた。彼女は長い髪をアップにまとめると、小さなボウタイ用のヘアピンでこれを止める。 「とにかくこんあ格好で人と会いたくはないわ……」 屋敷へと向かいながら彼女は小さくため息をついた。 * * * 全裸のバットガールは、広大なレクリエーション・センターのグラウンドを誰にも気付かれずに通り過ぎることに成功すると、プールサイドのビーチチェアの上にようやく探していたものを発見した。 (ジーンズのパンツにTシャツっていうのも、何も着ていないよりはずっといいものよね) 手早くその服を身に付けたとき、彼女はあることに気付いた。いや、むしろ無いことに気付いたというべきかもしれない。敷地全体が妙に静かなのだ。聞こえるのは自然が奏でる音ばかり。以前であれば、何人ものモデル、女優、ビジネスウーマン、シンガーたちが互いをぶちのめそうとする叫び声や金切り声が、敷地に響き渡っていたというのに不思議なことであった。 (フム……みんな家の中にいるのかしら) だがちょうどそのときバブズは足音が近付いてくることに気付き、素早く脱衣所のかげに飛び込んだ。 (な……キャットウーマン!) 美しい仇敵の姿を認めた途端、バーバラの身体は恐怖にすくみあがった。 (わ、私……もうあんなこと……に、二度と耐えられない……) 彼女は激しく震えながら、まるでネズミのように息をひそめて隠れようとした。 プールサイドを傲慢な様子で歩くその犯罪者は、生け垣が迷路を形作る庭園へと向かっていた。その哀れな秘部を蹂躙されて敗北したバットガールにとって、キャットウーマンは絶対的な脅威である。ゆっくりと歩みを進める彼女は高いヒールのブーツを履き、フレンチカットの黒いビキニ、ひじまでを隠す黒いシルクの手袋、そして猫の耳がついたマスクを身にまとっていた。彼女の3人の手下たちもまた、彼女のすぐ後ろに従っていた。見るからに屈強そうな肉体をスキンタイトなネコのコスチュームで包んでいる。 「OK、子供たち。3つ目の手がかりがどこかこのあたりにあるはずよ。手分けして探しなさい」 セレナは紙きれを掲げながら庭園を見渡した。手下たちはそれぞれ別の方向へと別れて行き、地面を探し始める。バットガールは茂みの背後に潜みつつ、静かにキャットウーマンの様子をうかがっていた。するとそのとき、 「おやおや、こいつはネコの姉ちゃんじゃないか」 突如大きな声が庭園の反対側から聞こえてきた。現れ出たのはビクトリアだ。腰のあたりまで深くスリットが入ったタイトなワンピースのドレスを着ているものの、手でくるくる回しているバットが優雅な着こなしを台無しにしていた。ニックとナックもそれぞれ鉄パイプに角材といった得物を手に、ビクトリアの背後に控えている。 「今日はどうやら、イカれた格好をしたビッチどもにファックをぶちかます日のようだねぇ」ビクトリアは嬉しそうにそう言って、バットを真っすぐに立てる。そしてキャットウーマンをじっと見ながら、そのバットに舌を這わせ、両手でいやらしくこすり出した。「あんたの身体のどこかに、こいつがピッタリとハマる場所があるんじゃないか?」 キャットウーマンは猫のように低くうなると、身を低くかがめて鋭い爪を高く掲げた。 「おおぅ……怖い、怖ぁい」ビクトリアはニックやナックと共に大げさな身ぶりで怖がってみせた。 だがそのとき、トミー、タビー、モリスの3人が茂みから飛び出してキャットウーマンの傍らに立った。分厚い筋肉の壁の出現にショックを受けた3人のレズビアン達は戦闘の構えを取りつつ後ずさる。 「さて。誰が誰にファックをぶちかますって?」キャットウーマンは余裕たっぷりに微笑みながらトミーに身体を寄せると、彼の尻をパシンとはたいた。「さあ子供たち、行きなさい! あのブロンドのヒヨコちゃんをあたしのところへ連れてくるのよ!」 男達は素早く動き始める。先頭はタビーだった。彼は頭上にのしかかるタンカーのような圧迫感でナックに迫ると、そのこぶしで強烈な一撃を繰り出した。一瞬ナックは自らの死を覚悟した。だがタビーの攻撃に致命的な隙があることに気付く。 「ィィイイーーーーーーーヤッ!!!」 ドスッ ビシッ ゴスッ 流れるような動きで続けざまに3発、タビーの腹部に蹴りをきめると、彼の巨体はたまらず地面に崩れ落ちた。「畜生、い、痛ぇぇぇーーーー!」腹を抱えたまま彼は苦悶に喘ぐ。 一方ニックはトミーの頭めがけてパンチを繰り出す。その途端トミーは「顔はやめてくれ、顔は!」と叫び、怯えたウサギのように一目散に逃げ出した。ニックも即座に後を追う。大きな笑い声をあげながら庭園からプールサイドへと追い回し、そして最後にはまるでカウボーイのように「イヤッハーーッ!」と叫びながらトミーを押さえつけた。 あっという間に無力化されてしまった仲間の姿を見るなり、モリスはキャットウーマンの背後へと隠れた。そして怯えた目で「おい、ビッチ。俺は殴られる契約まではしてないぜ」と言い残すやいなや、呆然とするキャットウーマンを置き去りにして生け垣の迷路の中へと走り去った。 驚きとともにこの一部始終を見ていたバーバラ・ゴードンは、額を叩いて呟く。「どうして思い付かなかったのかしら! あの3人程度なら私だって簡単にぶちのめすことができたわ。その後でキャットウーマン一人を相手にすれば良かったのに」そして大きくため息をつく。 「戻りなさい! この…この…腰抜け!」キャットウーマンは裏切り者の背中に向けてこぶしを振りながら叫んだ。「これだから顔だけの男は!」 「おい」 背後からの声にキャットウーマンが振り返ると、そこに立っていたのはニヤニヤ笑うビクトリアだった。手にしていたバットはいつの間にか白い大きなディルドーに変わっていた。彼女の背後でナックがタビーを蹴り続けているのが見える。彼はいまや大きな赤ん坊も同様に、身体を丸めてすすり泣くばかりであった。 「さて、どうする? あんたの子猫たちはもういないぜ。あたしとしては今から猫に杭を打ちたいんだけど?」セレナにじりじりと近付きながらビクトリアは言った。 だがキャットウーマンは常に侮りがたい存在である。顔に向かって突き込まれた鋭い爪をかわしながら、ビクトリアは即座にそれを悟った。挑発の言葉やうなり声を飛ばし合いながら、二人は向かい合ったままじりじりと円を書くように動き、相手に有効打を与える隙を互いにうかがう。 そのとき、正々堂々などという言葉は気にもせずにナックが角材を振り上げて乱入してきた。だがセレナはまるで本物の猫のような身のこなしでこれをかわしつつ、強烈な回し蹴りを見舞った。茂みへと倒れ込むナック。一方これをチャンスと見て取ったビクトリアは、素早く踏み込みながらセレナに向かってパンチを繰り出した。しかしキャットウーマンはこれも余裕でかわす。 「ハッ! 甘いわね! そんなトロい攻撃が……ム、ングムムムム!!」 勝ち誇ったキャットウーマンがいつもの調子でしゃべり始めたちょうどそのときである。彼女の背後から伸びた手が、ハンカチをセレナの口に強く押し付けたのだ。 ニックだった。彼女はもう片方の腕でウエストを抱え込み、暴れもがくセレナを持ち上げた。即座にビクトリアも彼女の両脚を脇に抱え、声を合わせてキャットウーマンを力一杯地面に叩き付けた。そこへナックがアメフト選手のように飛び込んで押さえ込む。ニックも再びハンカチをセレナの口に押しあてる。そこにビクトリアも加わってセレナの反撃を封じ続けた。キャットウーマンはエーテルに浸されたハンカチの下でくぐもった叫び声をあげながら、蹴り、殴り、爪をたてようと懸命にもがく。 バットガールはこの戦いの一部始終を植え込みの陰からじっと見ていた。キャットウーマンは怯むこと無く絶望的な戦いを続けている。だが、激しい叫び声はやがて弱々しいうめき声へと変わっていった。そして最後にくぐもったため息を漏らすと、ついにキャットウーマンは気を失った。 「よし、ビッチのしつけの時間だ」ビクトリアはニヤリと笑いながら立ち上がると、意識の無いキャットウーマンの頬をピンヒールで踏み付けた。そして3人はキャットウーマンを裸にし、縛りあげて始めた。 その隙にバットガールは茂みからそっと腕を伸ばし、キャットウーマンが落としたくしゃくしゃの紙を拾い上げた。 「キャットウーマンも気の毒なことだわ」バットガールは一つため息をつくと、女たちを残して生け垣の迷路へと踏み込んだ。 * * * ダイアナ・プリンスは辺りをうかがいながらそっと道路に上がると、遠くに見える広い門に向かって歩きはじめた。 「ああっ、もう! なんてひどい靴なの!」と不平をこぼす。借り物のハイヒールは、散歩に使うにはヒールが高すぎた。足首をひねらないようそろりそろりと歩く姿は、みっともないことこのうえない。 ぼろぼろのスーパーヒロインはそれでも門へとたどり着き、敷地の中へと滑り込こんだ。その広大な敷地の大部分はきれいに刈り込まれた芝生であった。大きく広がる低い丘を登りながらワンダーウーマンは小さくため息をついた。「彼はきっと自分専用のゴルフコースを作ったのね……」 そのとき、彼女の右方から耳障りな音が聞こえてきた。ダイアナはすばやく芝生に伏せて身を隠すと、アマゾンらしい機敏な動作で丘の頂上へと這いのぼった。 「なんてこと!」 丘の反対側にダイアナが覗き見たのは、杭に手足を縛り付けられて大の字に横たわる3人の女であった。ギャグをはめられた彼女たちの周囲を一群のアンドロイドが取り囲み、ロード・イージーストリート流の『処置』を施していた。彼女たちにのしかかる巨大なオートマトン達は、この陵辱によって彼女たちの精神すらも破壊しているようにみえた。 「屋敷でバットガールを襲ったっていうアンドロイドと同じものに間違いないわ」 なす術も無く陵辱され続ける3人を見ていたダイアナだったが、そのときブロンドの女が顔をこちらに向けたのを目にした。「あらっ! テラ・ロジャーズじゃないの!」 ビクトリアたちは裏切った3人をアンドロイドに回収させることに決め、彼女たちを縛り付けたまま放置しておいたのである。目論み通り、今や3人は乱暴に犯されていた。疲れを知らない機械仕掛けのレイピストたちの手によって情け容赦なくイカされ続けていた。 やがて絶頂を告げる苦悶の声が次々と上がったのを最後にして、ついに『処置』が終わった。朦朧としたままにうめき声をあげる3人の口元にアンドロイドが手をかざす。するとその手のひらからピンク色のガスが噴き出てきた。彼女たちは激しく抵抗していたが、やがて意識を失ったのか動かなくなった。アンドロイドたちは彼女らの縛めを解き、その身体を近くに停めてあったバンへと運び入れた。そして芝生の向こうへと走り去る。 「どうやら裏切りがあったようね」ワンダーウーマンはニヤリと笑うとバンの後を追いはじめた。「所詮、泥棒だわ。名誉ある行動なんて知ってるわけが無い」 * * * 「フムムムムーーーーーッ」 「ムゥウーーーーーーフッ!」 「ングムムムムムーーーーンッ!」 キャットウーマンは足を蹴り上げ、大声で叫び、そして全力でその身をよじった。しかし状況は何も変わらない。全裸にされた彼女はクロケットの杭に両手両足を縛り付けられ、芝生の上で大の字に横たわっていた。晒された美しい素顔をギャグが歪めている。 キャットウーマンに身体を重ねているのは、同じく裸となったビクトリアである。暴れる獲物の肌の上を上へ下へと移動する。股間に装着されているのは巨大なディルドー。表面には無数の小さな突起がちりばめられ、ゆるやかなカーブを描いて反り返る禍々しい一品だ。 ビクトリアがこの凶器を使ってしつけを施している間中、キャットウーマンはそれこそまるで盛りのついた野良猫のように暴れ回った。半狂乱になって身をひねり、うめき、腰を跳ね上げ、叫び声を放つ。 「な……なんていう……ファァァッックッ!!!」ビクトリアは思わず叫んでいた。キャットウーマンあまりにも激しい動きに、彼女もまたどうしようもなく興奮が高まってきたのだ。「この……おとなしくしてな、ビッチ!」 ビクトリアはこの暴力的なディルドーでさらに過激な責めを加えだす。しかしキャットウーマンの闘志には全く揺らぐ気配がなかった。バイブレーターが激しく抜き差しされる中、キャットウーマンの瞳は怒りに激しく燃え上がり、その視線はまるで灯台の光のようにビクトリアの目を突き刺した。互いに一歩も引けない戦いが続く。相手の動きを封じながら、同時に自分がイクことだけはなんとしてもこらえるねばならない。彼女たちにとって絶頂に達することは敗北と同義である。両者とも次々に襲いかかる性感の波をこらえることに集中していた。そして何よりも敵の敗北を待ち望んでいた。 ビクトリアは雌猫の尻肉を力一杯叩いた。するとキャットウーマンの括約筋はキュッと締まり、膣内のディルドーをも喰い締める。ビクトリアはさらにキャットウーマンの乳房をこれまで以上の力で握りしめ、強烈な苦痛を与えた。 一方ニックとナックは、キャットウーマンの3人の手下たちの前に立っていた。彼らはそろって身ぐるみをはがされており、口にギャグを噛まされていた。両手は背中で合わせて縛られ、そして足首も一つに縛り上げられている。 「あたしはまだ一度も男をレイプしたことは無いんだよ」ニックはクスクス笑いながら両脚を広げてトミーにまたがっていく。 「すげぇ、こいつらみんなデカいぜ!」ナックは喘ぐように言うと、既に大きくなっているタビーのペニスを愛撫しはじめた。最初はうっとりとその巨根を見つめていたナックだったが、やがて物欲しそうな欲情の表情を顔に浮かばせると、口を大きく開けてその巨大な屹立を飲み込んでいった。無理矢理勃起させられて怯えるポルノスターをいたぶるように、彼女は肉棒を吸い上げることに没頭していった。 ニックもまた忙しく動く。トミーのそそり立つ巨根の上で位置を定めると、静かに腰を落として行く。ゆっくりと、しかし確実に彼女の秘唇はその巨根を飲み込んでいった。喘ぎ、そしてうめきながら、彼女は身体をゆっくりと揺すり始める。彼女自身と縛り上げた獲物、両者ともが快楽の高みへと上りだす。 ニックとナックが3人の手下たちを嬲っている頃、キャットウーマンとビクトリアの戦いは終局を迎えつつあった。既にキャットウーマンの喘ぎ声と叫び声は、切れることなく漏れ出している。勝利を確信したビクトリアは、さらにスピードを上げてディルドーを突き入れる。キャットウーマンの抵抗は確かにきわめて勇敢なものであったが、しかし全てをコントロールしている方が勝者となるのは世の習いである。3人の手下たちがショックもあらわにして見つめる中、彼らの不敗にして誇り高い女主人は次第に追い上げられる。そしてついに、最後の抵抗が破れ去ったことを告げるひときわ高い叫び声が響き渡った。 「ンゴォォォォオオオオオオオムムムムムムンンンン!!」 それは凄まじいオーガズムであった。キャットウーマンの背は限界まで反り返り、全身の骨を粉砕せんばかりに筋肉が収縮した。ビクトリアは危うく振り落とされそうになりながらも、キャットウーマンの身体にしがみつく。 「ざまあみろ、ビッチ! あんたの負けだ! お前はもうあたしのモノだよ! あたしのオモチャになりな!」 激しく喘ぎながら絶叫した彼女は、これまで以上のスピードでディルドーを突き入れだす。すると間を置かずに期待通り…… 「フムムムムゥゥゥゥゥ!!!!」 ……キャットウーマンは再び絶頂を迎え…… 「グムムンンンンンンンンンンンッ!!!」 ……三度目のオーガズムに達し…… 「ンンンンンムムムムムムムグググググッ!!!」 ……さらにまた…… ビクトリアはひとかけらの慈悲すらも無く徹底的に、キャットウーマンから全ての気力を絞り出していった。彼女の反抗の意志を根こそぎ奪い、そしてサラブレッドにも似た高慢な態度を辱める。 やがてビクトリアは、激しく喘ぎつつ汗まみれになって芝生に転がった。敗れたキャットウーマンはといえば、うめき声をあげながらゆっくり身悶えしている。まるでレイプされた肉体が今経験した全ての性的刺激を思い返しているかのように見えた。 「これでお前も思い知っただろ……」ビクトリアはゆっくりと起き上がると小さな声で言った。そして数瞬の間、朦朧としたままの悪女の横に座り、ニックとナックが彼女たちの分け前を楽しんでいるのを眺めていた。だが二人が絶頂を迎えようとしていたそのとき、突如ビクトリアは叫んだ。 「ちょっと待った! いいことを思い付いたぞ。急いでこのネコを縛り直すからちょっと手伝ってくれ!」 そう言うと彼女はキャットウーマンの手足の縛めをほどいていった。ニックとナックも立ち上がって彼女を手伝う。3人は雌猫の両手を背中に回すとこれを後ろ手に縛り、さらにギャグをよりきつくしめ直した。そしてキャットウーマンをトミーのところまで運んでいくと、彼女たちはセレナの両脚と腰を持って椅子に座っているような態勢をとらせた。トミーは地面に座り込んでいたが、その猛々しくそそり立つペニスは、まっすぐ雌猫の秘裂に向けられている。 「スケベなネコちゃんは彼氏と素敵なファックをする必要があるんじゃないかとあたしは思うんだ」 そう言うと、ビクトリアはトミーのペニスを手に取ってゆっくりと愛撫しはじめた。ようやく意識のしっかりしてきたらしいキャットウーマンが、自らの苦境に気付いて弱々しく身悶えする。 「あたしは違うと思うけどね……」とナックは笑いながら言うと、キャットウーマンゆっくりと下ろし始めた。「まずはこのサイズを試してみな」 「ンンンンンンングググッ!!!」 トミーの巨根がゆっくりとセレナの中へと沈み込んでいく。かつてのボスは今やなす術も無く彼の剛直に刺し貫かれていた。きつく締まった膣壁を1インチ1インチ押し広げながら彼のペニスは奥へと進む。ついさっきまで彼をあごで使っていたご主人様は無惨にもレイプされてしまった。そしてなんと今、彼女は彼自身とファックしているのだ。彼は向かい合った彼女の顔を無言のまま見つめていた。マスクをはずしたその顔はあまりにも美しい。だがその美貌は淫らな苦痛にひきつっていた。 彼のモノがさらに深奥へと進むにつれて彼女は苦しげにうめき声をあげ、まるで情熱の狂嵐に襲われたかのごとく黒髪を振り乱した。しかしビクトリアたちにぐいぐいと押しつけられて、ついにセレナはその抵抗も空しくトミーの巨大なペニスを完全に飲み込んでしまった。 「ほら、この可愛い坊やを見てごらん!」ビクトリアは叫び、キャットウーマンの頭を無理矢理トミーの顔のそばに引き寄せた。さらにトミーに向かって言葉を続ける。「あんたもボスとこうなることを夢見ていたんだろう? いいだろう、ファックを始めな! 嫌ならあんたのチンポを切り落とすだけさ!」 そう言うと、ビクトリアはナイフを抜き出して刃先を彼のペニスの根元に押し当てた。それがただの脅しではないと悟ったトミーは、3人に押さえつけられて身動きできないキャットウーマンに対して恐る恐る腰を動かし始めた。 トミーはじっとキャットウーマンの目を見つめていた。そして一瞬だけ、彼女の目の中に恐怖を、恐怖と弱さを見たような気がした。ここに至り、彼は初めて女主人が敗北したことを悟った。彼女の目に浮かぶ恐れと混乱は、次第にあからさまになりつつある。こうして彼は全ての希望を失っていった。 やがてニックが「ほら動け! のろま!」と尻を蹴飛ばして、セレナとトミーの方へにタビーを追いたて始めた。 ビクトリアは「おい、このでけぇケツを見ろよ!」と嘲笑いながらキャットウーマンのヒップに手を滑らせた。成熟した艶やかな曲線に沿って指を走らせた後、思わせぶりにアヌスのあたりをくすぐり、「こういうのもちょっとは要るんじゃないか……」と一言囁きながら中指を一気に押し込んだ。 「ンンンンンンッ!!」 アヌスに指を押し込まれた途端に、キャットウーマンは腰を浮かしてピンと反り返った。そして無情にも指が出し入れされ始めると、腰がくねくねと狂ったように動きだした。数秒間この拷問を楽しんでからビクトリアは指をぬき、タビーへと向き直った。彼もまた全裸のまま後ろ手に縛られ、ギャグをはめられている。 「さて、何を期待されているのかは、当然わかっているね?」ビクトリアはにっこりと笑い、セレナの豊満なヒップを見やった。タビーの硬く勃起したペニスの上をナイフの刃がゆっくりと滑る。彼は一も二もなくうなずいた。それを見てビクトリアはタビーをセレナの背後へと押しやった。「……それじゃ始めようか」 このボディビルダーは膝立ちになると、その巨体を少しずつセレナに寄せていった。ニックが彼のペニスをつまんで誘導する。まるで魚雷を装填しているかのようだった。彼がその先端をセレナのアヌスに押し付けた瞬間、彼女は何が後ろで起きているのか確認しようと、必死になって首を左右にねじりだした。だが彼女が事態を正確に理解したのは……タビーの巨根が後ろの穴に押し入り始めてからだった。 「ンンンンンンンンンンンググググッ!!!」 それはまさしく難事業であった。これまでも女主人にこのペニスを使って奉仕することは何度もあったが、アナルへの挿入だけは許してもらえなかった。今、その理由を彼は理解した。そもそもビデオ業界ですら、彼のモノは大き過ぎて大多数のAV女優の秘部を壊してしまうにちがいないと思われていたのだ。アヌスへの挿入など問題外であった……これまでは。 セレナは前の穴と後の穴、同時に肉棒を突き込まれて、今や罠にかかったブタのような声をたてて暴れ叫んでいた。耐えきれないほどの苦痛であった。できることといえば痛みと痛み合間に息をつぐことだけ。そのときふと、いつの間にかギャグがはずされていることに彼女は気付いた。 「アアアアアァァァーーーーーッ!! 殺す! 全員ぶっ殺す! このクソッタレの…ムムググググッ!!」 復讐の叫びをさえぎって、モリスのペニスが口に押し入ってきた。彼女自身の手下に容赦なく犯されてるキャットウーマン。いまやなす術も無く喘ぎうめくことだけしか彼女には許されなかった。 |