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 初日その4

 子供達がどうやって顕子を責めていくのか、無性に気になったので、大石は顕子の部屋のドアを指一本分ほど開けて、中を覗いてみることにした。もし、ここに児童や職員が来たら、明らかに大石のしていることは、若い同僚の部屋を覗いている変態にしか見えないであろうが、そんな心配は好奇心の前ではまったく抑止力にはならなかった。

 そうっと、覗かれていることを子供達にもばれないようにドアを開けていく。もし気づかれたら、子供達が萎縮して、計画も失敗に終わってしまうかもしれない。むしろ、好き勝手やらせていた方が、牧田達マセガキは顕子を充分に責め立ててくれそうだと、大石は今日の彼らの態度から思っていた。

 ……ほう、脱がせ始めてるな

 隙間に右目を当てて中を覗いた大石に、ベットに眠る顕子の上半身を起こして、白いトレーナーを上に引っ張り上げようとしている牧田の姿が飛び込んできた。明かりは点いていないが、カーテンを引いていない室内は、夏の夜特有の微かな明るさに照らされてぼんやりと浮き上がっていた。

 トレーナーが顕子の顎に引っかかって、牧田はなかなか頭から抜き取ることが出来ないで居る。その一方で、寒河江がてきぱきと顕子の下半身を露わにしていく。北原と清治を使って腰を持ち上げさせて、ズボンを一気に引き下げる。そうした子供達の風情は、図工の時間の共同作業のように大石には見えてくる。彼らは必死なのだろうが、大人から見れば、力の入っている分余計に滑稽に見えた。

 牧田はトレーナーを抜き取るのを諦めたらしく、顕子の両腕を万歳の形にし、トレーナーを首周りにたゆませた状態のまま、あわただしくブラジャーの方に手を伸ばしていた。 ……ああやってると、両腕を頭上で伸ばしたままで天井に吊られているみてえだな

 上半身を自分のトレーナーで固定されてしまった形の顕子。その露わになった胸元を牧田は忙しく動き回る。ブラジャーを外そうとしていることは解るのだが、その動きはあまりにぎこちない。牧田は前の方にホックがあるのだと思いこんでいるらしく、何度もブラジャーを引っ張ったり、横に引き延ばしたりしようと試みるが、一向に外れる気配はなく、焦っていた。

 一方、寒河江はさっさと顕子のパンティを膝あたりまで下げおろし、北原等と共に、黒々と生え揃っている茂みを手で梳いたりしている。清治も触りたそうにしているが、どうやら先ほど仲間を売ろうとしたことで、何らかのペナルティが課されているらしい。脱がす作業には参加するが、実際に触ったりすることは許されていないようで、ただ血走った目で寒河江らのしていることを睨むようにして見ているのみだった。

 「おうっ!」

 牧田が声をあげる。大石は一瞬自分が顕子の部屋を覗いていることがばれたのかと緊張したが、そうではないようだった。牧田はどうにかして漸く顕子の下着を胸から外すことに成功して、その膨らみのすばらしさに声をあげてしまったらしかった。

 一度顕子の部屋でじっくりと観察し、ある程度まで味わったことのある膨らみであったが、薄暗い室内にぼうっと浮かび上がる白いその美しさ、豊満さは、覗いている大石にも思わず生唾を呑み込ませた。

 「すげえ!想像してたのよりも全然でかいじゃん!」

 北原が無邪気に叫ぶと、それまで顕子の下腹部の茂みを弄んでいた寒河江が顔を上げる。

 「それに、すごく形がいい。乳首も綺麗だ」

 寒河江の言葉に深く頷いた牧田は、あらかじめ順番が決められていたのか、躊躇無く顕子の乳頭に口を這わせた。

 唾液をまぶす音が大石の耳元に聞こえてくる。牧田は赤ん坊になったかのようにして、陶然とした表情で顕子の乳首を吸っている。時折、舌を伸ばして乳首を舐めあげるが、その際に唾液のはじける大きな音がする。

 牧田の行為を見ていた北原が、待ちきれないようにして、空いている方の乳房にむしゃぶりついていく。途端に、顕子の胸に唾液のはじける音がにぎやかなものになる。

 寒河江は、そんな二人を羨ましそうに見ながらも、さっきと同じようにして顕子の茂みを弄ぶことを再開する。清治だけが、何をするでもなく、泣きそうな表情で顕子の身体を目で追う。

 牧田は乳房から口を離すと、おもむろにわし掴みにする。その瞬間、豊満な膨らみがたわわに歪み、牧田の指と指の隙間から肉をはみ出させた。牧田はそのまま、ねじり込むようにして顕子の胸全体を揉み込んでいく。まるで餅つきの時に臼の中でこねられる餅のように、顕子の胸はよじれ蠢いていく。

 やがて北原も乳房から口を離して、牧田と同じように顕子の胸を弄び始めた。二人の子供の手によって、左右それぞれの乳房がまったく異なった形を見せる。こねられ、よじれ、その一方ですくい上げられ、引っ張られ、まさに乳の百面相といった風に、顕子の豊満さと美しさの完全に調和した胸は、一時も留まることなく違う表情を見せていく。

 上半身から下半身に視線を移すと、寒河江はマイペースで、顕子の茂みを弄びながらも下着を完全に脚から抜き去ってしまっていた。そしてそのまま顕子の股の奧を観察しようと、清治を呼び、二人でそれぞれ一本ずつ脚をもって左右に開く。

 「裏本のモデルよりも、可愛いな」

 寒河江の冷静な声がおかしくて、大石は声を出さずに笑った。どうやら無修正本で、女性器は見たことがあるらしい。だが、そうした本には間違っても顕子のように慎ましやかな生活をしている女性は登場しない。実際に顕子の最深を覗き込んでみて、モデルとは異なったむしろ愛らしいとも言える風情に感心している寒河江が滑稽であった。

 「寒河江、見てばかりじゃなく、舐めてみろよ」

 顕子の乳首を思い切り引っ張りながら、牧田は幾分余裕が出てきたのか笑みをこぼした。
 寒河江は牧田の言葉に頷くと、股の間に頭を挟まれるようにして、ぴったりと最深に顔を寄せた。

 「匂う!顕子先生のここは、匂う!」

 寒河江が声を裏返して叫ぶと、牧田も北原も、一旦胸から手を離して、顕子の下半身の方に移動する。

 「匂う?どう、匂うんだ?やっぱり、おしっこ臭いのか?」

 牧田の質問に、寒河江は小さくかぶりを振る。

 「違う、とにかく匂うんだ。俺、こんな匂い嗅いだことがない。甘いような酸っぱいような……強いて言えば、柑橘類かな?」
 「……柑橘類?蜜柑か?」
 「いや、だからはっきり言えないよ。強いて言えば、だからな。でも、いい匂いだ。凄くいやらしい匂いだ。ずっと嗅いでいたい匂いだ」

 うっとりとした寒河江の声が彼の興奮の度合いを示していた。そして、その会話を盗み聞きしている大石も十分興奮していた。

 ……そういやあ、こないだはあそこをまったく責めてないんだよな。畜生、あれだけの身体をもってる女だからな、さぞや体臭も……

 子供達に対して、かなり強い嫉妬を抱きながらも、大石は部屋へ入ることはなく、覗き続ける。ここで入っていっては、元の木阿弥。顕子が目を覚ましたときにこそ、自分の登場シーンはあるのだ。

 「な、なんだろう……蓴菜みたいな感じだ。柔らかくて、ふるふるしてて……味もするんだけど、何て言ったらいいんだろう……」

 寒河江の実況中継は続いている。どうやら実際に顕子の最深部を口を使って愛し始めたらしい。寒河江の言葉を聞くと、まだ彼らが小学生だということを改めて認識させられる。

 「あ!何か、出てきた!ぬめぬめしてる……これが、濡れるってやつ?」

 寒河江はそう言うと、押し黙った。次の瞬間には、ぴちゃぴちゃと猫が水を飲むような音が部屋中に響く。そして、その音が合図だったかのように、牧田と北原は寒河江に下半身を任せて再び自分たちの持ち場に帰っていく。

 どうやら、あらかじめ決めて置いた持ち場を責め続けるという姿勢で顕子に臨んでいるらしい。そうだからこそ、もっとも気になるはずの最深部を寒河江一人に任せて、牧田と北原は下半身から離れたのだろう。

 ……ていうことは、あいつらバスの中でのおさわりの続きをする気か?

 大石は少し当てが外れたと思った。彼は、子供達がもっと積極的に女体を味わおうとすると思っていた。そうすればこそ、顕子が目を覚ましたときに大石の望む展開に持っていけると計算していた。

 ……入っていった方がいいか?

 大石は悩んだ。ここで入っていって、子供達に発破をかけるべきか、それとも当初の考えの通り、このまま成り行きを見守るべきなのか。だが、大石の悩みは、次の瞬間に牧田が見せた行動で消し飛んでいた。

 牧田は弄んでいた顕子の乳房から離れると、おもむろに服を脱ぎ始めた。そして、幼い勃起を顕子の口元に持っていく。先端の方は幾分包皮がめくれていて、そこが赤く覗いている。その自分のシンボルを顕子のあえかな唇に牧田はこすりつけ始めた。意識のない顕子の口は、そんな牧田の行為に対して徐々に開いていった。もともと微かに唇は開いていて、そこから寝息が漏れていたのだから、牧田の先走り液を潤滑油がわりにして、たやすく唇の中に侵入することが出来た。

 だが、もどかしそうに腰を顕子の顔にくなくなとこすりつけていた牧田は、やがて諦めたようにして一旦離れた。

 「どうした?前戯の後は、フェラチオだろ?」

 寒河江がそんな牧田の様子を見て不思議そうに尋ねる。大石は寒河江の言葉に思わず吹き出しそうになった。前戯という単語が妙におかしかったし、彼らが女性の肉体に対してけしてがっつかず、分担作業のようにして臨んでいた理由がわかった気がした。要するに、彼らは彼らなりに顕子を犯すという計画を思いついたときから、本などで情報を集めたのだろう。その結果、彼らの中では、必ず前戯はじっくりと行い、その後はフェラチオという流れになっていたらしい。あまりに極端で狭い知識を、真面目に行動に生かそうとする彼らに対して、初めて大石は教師的な愛情を持った。

 ……あとで、俺がお前らにじっくりいろいろ教えてやる。最高の教材があるんだしな

 そう胸の中で一人ごちる大石は、牧田の言葉にまた笑いの発作に襲われかけた。

 「歯が閉じたままで、入っていかないんだ」

 牧田は寒河江に真顔でそう伝えると、思案気に首を傾けた。

 「唇だけじゃなくて、顎が開くようにしないと、歯は開かないと思う……鼻をつまんでみたらどうだろう?」

 寒河江の提案に牧田は頷くと、顕子の鼻を指で摘んだ。だが、顕子は最初の内は苦しそうに鼻を鳴らしていたが、やがて口を前よりほんの少し大きく開いただけで、器用に口だけで息をし始めた。

 「意識がないんじゃ、無理なんじゃないか?しょうがないから、フェラチオは後に回して、とにかくみんな裸になって決めてあった場所で出しちまおうぜ」

 牧田はとりあえず顕子の口に含ませることを諦めたらしかった。しかし、次にはいきなり顕子の身体を使って射精しようとしている子供達に、大石はまた微かに笑った。

 ……いいぞ。そうやって、そいつを液まみれにしてくれた方が、こっちもやりやすくなるってもんだ

 大石は腕時計を見た。もうすぐ午後十時になろうとしている。顕子に呑ませたレイプ・ドラッグの効き目が切れてもいい頃だった。

 ……早くしろよ、お前ら。とにかく目を覚まされる前に、なんとか既成事実をつくっちまうんだ!

 大石はじりじりと焦るような気持ちで、子供達の行動を覗き続ける。

 子供達は全員裸になると、顕子を仰向けにしたままそれぞれ思い思いの場所に自分の勃起を押しつけていた。その中で、大石の目に留まったのは、清治の子供離れした巨大な勃起だった。

 ……20センチはあるんじゃないか?ガキとは思えねえなあ

 完全に包皮が剥けた鮮やかな赤色の亀頭が、薄明かりに照り返る。その子供離れしたものをぶらぶらとさせながら清治は、漸く許されたのか、嬉々とした表情で、顕子の股間の方に身を沈めていく。

 「本当に、いいの?僕をゆるしてくれるの?」

 清治はそれでもまだ心配ならしく、牧田達に確認をとろうとする。

 「ああ、いいぜ。お前が仲間を売ろうとしたことは忘れないが、今は特別だ。この林間学校中はとにかくお前を仲間のままにして置いてやるよ。だから、最初に決めたように、その大人みてえなやつで紺野顕子先生をいかせてやってくれ」

 林間学校中は、という牧田の言葉に一瞬哀しげな表情を見せた清治だったが、顕子に対する欲望の方が強かったらしく、寒河江の口による愛撫でほころんだ部分に自分の性器をあてがった。

 「入れるよ?入れていいんだね?」

 清治が誰に訊くとは無しに、そう口に出すと、自分のものを顕子の胎内に入れようと腰を前に突き出す。が、どこに挿入するのかわからない様で、空しく亀頭を入り口の辺りで擦り続けた。

 顕子の右手と自分の右手を重ねて自分のものを扱いていた寒河江が、そんな清治を見かねて声をかける。

 「下の方って書いてあったろう?」

 おそらく事前にその手の本を読んだのだろう。清治は思いだしたように首を大きく縦に振ると、腰をぐっと沈めて、顕子の最深部に亀頭を当てた。そしてそのまま泣き出しそうな、叫び出す瞬間のような奇妙な表情をつくって、腰を上の方に突きだした。

 「あああ!呑み込まれるよ、入ってく!独りでに、入っていっちゃうよ!」

 清治の声に、皆一瞬自分のことを忘れて、顕子の下半身に視線を向けた。上から見る限りでは、顕子の恥毛が邪魔をしてはっきりと接続部は見られなかったが、清治の下腹部と顕子の下腹部がぴったりと隙間も無くして繋がっているところは見ることができた。

 「どうだ?高橋。中はどんな感じだよ?」

 北原が顕子の左手で自分のものを扱かせながら尋ねる。

 「温かいよ。それに、勝手に動いてる……うう、気持ち良い……吸い込まれるような感じがする。それに、動かすとね、ざわざわ絡みついて来るんだ……すごいよ……」

 陶然とした清治の言葉は、他の三人を刺激したらしかった。彼らは、沸き上がる快楽を貪るようにして腰を顕子の股に叩き付ける清治の姿を名残惜しそうに見つつ、自分の快楽を貪ることに専念していく。

 寒河江と北原は、顕子の掌を自分の性器に導き、自分の手と一緒に動かして刺激を得ている。いつも自分の利き腕で扱いているのとはまったく異なった甘美な快楽が二人の体内を駆けめぐる。顕子の細く美しい白い指を脈動する灼熱に絡ませると、ひんやりとした感触が此処ちよい。また、ふっくらとしたたなごころの感触は、上質の羽布団に自分自身を投げ出しているような優しい快楽を与えてくれた。さらに、自分たちの性器の先端から止めどなく溢れ続ける先走りの液体は、顕子の掌と性器の摩擦を和らげ、微妙な官能をもたらす役割を大きく担っていた。

 一方、彼らのリーダー格の牧田は、仰向けに横たわる顕子の鳩尾の辺りを跨いで膝をベットに付いていた。両手は鳩尾の上の豊満な膨らみを揉み込んでいる。触れば触るほど、揉めば揉むほど、ねじればねじるほど、顕子の胸は牧田を激しく興奮させていった。目の前が真っ赤になり、自分の荒い息しか聞こえなくなる。頭の中はぼうっとした感じでありながらも、手の先に感じる膨らみの心地よさは電撃のようなくっきりとした感覚を残す。

 ……夢の中に居るんじゃないだろうか?

 牧田は何度と無く自分が、こんな風に裸で仰向けになった顕子を跨いで、胸を自由に弄ぶ夢を見ていた。デジャビュとでも言うのだろうか。初めて見る情景なのに、すでに何回も同じ情景を見ていたような気になってくる。だがそれはあくまで視覚のみのことであった。牧田の体内を駆けめぐっていく新鮮な感覚は、すべて指先からのものである。触感だけは夢の中で再現することは出来なかった。それがわかるだけに、牧田の興奮はどんどん深く高くなっていく。指先から脳髄を突き上げてくるような感触こそが、今現在顕子の胸を弄んでいることを現実だと理解させてくれる。

 ……挟むんだ。夢の中でしたように、寒河江のオヤジの買ってきたエロ本のモデルにしているように……俺ので先生の胸を犯すんだ!

 牧田は、自分が夢に見ていた光景が現実として目の前に広がっていることを強く意識した。そうすることで、頭に昇った血が幾分冷めていくような気がする。ただ興奮するだけでなく、目的を達成するために、牧田は自分をなだめるようにして胸の中で呟いていく。

 ……そうだ、今するんだ。顕子先生の胸を犯すんだ!

 裾野の方から乳房を、ありったけの握力を使って上へと絞り上げる。まるで瓢箪を逆さまにした様な形に歪む乳房の向こう側に、顕子のあどけない寝顔があった。長い睫毛を伏せたまま、静かに寝息をたてている。自分の身の上に何が起きているのか気づいていないその顔を見ると、どす黒い破壊衝動が幼い精神を蝕む。だが、その寝顔は確実に変化しつつあった。この部屋に忍び込み、服を脱がせたときには無かった、表情のようなものが時折浮かぶのだ。それは、清治が自分の腰を顕子に叩き付けたときや、牧田が乳首に軽く歯を立てたりしたときに現れた。形のいい鼻の穴がひくひくと収縮を繰り返し、睫毛がぴくぴくと動き、眉が上下に蠢く。そして、雀斑の名残も愛らしい頬に、うっすらと赤みがさしているようでもある。

 ……目を覚ます前に、犯すんだ!

 牧田は、裾の方から持ち上げ絞り込んだ乳房を左右からさらに寄せる。顕子の胸はその瞬間、臀部にも勝る深い谷間を作り出した。牧田はその谷間に、半分ほど亀頭を露出させた幼い勃起を女性器に挿入するかのようにして、沈み込ませていった。

 ……凄い!凄く滑らかで、きつくて、包み込まれるようだ!

 顕子の乳房の感触は、顕子の他のどの肌にもない、水気を含んだようなしっとりとした滑らかさだった。その滑らかさが、圧倒的な圧力で牧田のものを全体で締め付けてくる。牧田は腰をぴたりと顕子の乳房の下面に押しつけると、その温かく滑らかな包容感じっくりと味わう。

 乳房の谷間に呑み込まれた牧田の性器は、先端すら覗かせることなく、完全に肉の中に埋没していた。それが余計に顕子の胸の豊かさを強調しているような気がして、牧田は幸福感に浸る。そして、そのまま腰を上下に動かしていく。

 ……うう!気持ちいい!先生っ!

 牧田が腰を動かす度に、先端から出る先走りの液が顕子の肌にはじける音が聞こえる。舌なめずりをするようなその音がする度に、牧田は痙攣したように身体を震わせた。おそらく、武者震いとはこういうことを言うのだろうと、牧田は頭の隅でぼんやりと思った。

 ドアの向こうから部屋の中を覗く大石は、子供達の行動ににんまりと表情を崩していた。仰向けにベットに寝かされた全裸の顕子の身体は、今や小学五年生の子供達のオナ・マシーンと化した感がある。両方の手はそれぞれ子供の性器を握らされ、胸の谷間にも性器を挟み込み、そして最もデリケートな部分には少年らしからぬ大きさを誇るものがえぐり困れ続けている。

 ……ふふふ、いいぞいいぞ。その調子でがんばれよ、ガキ共!

 大石は心の中で子供達にエールを送る。と、その時だった。それまで子供達の荒く弾む息しか聞こえてこなかった大石の耳元に、艶めかしい濡れたような声が届いた。

 ……!目を覚ますぞ!

 大石の気が付いた変化は、無論子供達も気が付いていた。顕子は、瞼を細かく震わせながら、微かに口から声を漏らしていた。それは、まるで甘えた子供が出すような、幸せそうでありながらどこか官能的な響きを持つものだった。

 「おい!先生が目を覚ましそうだ!」

 顕子の顔を見ながらその胸の谷間を犯していた牧田が真っ先に気が付いて、周りに注意を呼びかけた。牧田の官能は先ほどから爆発寸前であった。この調子で顕子が目を覚まし、あの美しい瞳で見られたらと考えると、あっという間に射精してしまうと思う。

 それは他の仲間も同じだった。清治は顕子の妖艶な内部構造にいつ射精してもおかしくないところまで来ていた。意識のない女性に挿入しても、普通はしまりがなかったりするのだが、顕子の内部はそうした部分を差し引いても素晴らしく甘美だった。ほんの五分前まで童貞だった清治には、むろんその違いはわからなかったが、自分の性器から伝わってくる快美感に、半狂乱になって腰を打ちつけていた。そして、顕子の手を使って自分の性器を扱いている寒河江と北原も、まるで自慰を覚えた猿のように激しく顕子の手に重ねた自分の手を動かしていた。

 「うう!先生ーっ!」

 清治が、甲高い声で叫ぶ。清治の下腹部と顕子の太股がぶつかり合う乾いた音が、ますますその速度を上げていく。

 清治の動きが速く重くなることで、顕子は身体を激しく揺さぶられた。上半身を固定している牧田の動きもそれを上回るほどの激しさを伴っていき、仰向けの顕子の裸身は子供達の操作によって、あたかも背泳ぎをしているかのように見える。

 そんな動きが顕子を目覚めさせるのに、時間はかからなかった。


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