広い地球の小さな世界

Latest update 2006.10.24.

ここは、海外のヴァンパイアファンサイトやアニメに関わるいろんな事を、水沢晶が不定期に記していくページです。

過去の文章はこちらです。

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アメリカ製のヴァンパイアアニメ紹介(2006年10月24日)

アメリカのアマゾンで売っている、ヴァンパイアのアニメの感想などをちょっと書こうと思います。

このアニメは、ハンターの頃にアメリカでゲームの宣伝の一環として作られたらしいアニメです。暇なときに一話づつ紹介していくつもりです。

 

1.Out of the Dark

記念すべき第一話は、地球をコレクションしに来た宇宙人パイロンが、強そうな奴をスカウトしまくる所から始まります。

まずは、古城から登場したデミトリ。UFOの光を見て、うわ、日の出? とかうろたえています。そして、そのまま謎の赤いビームに捕らえられ、エンタープライズ号にちょっと似た、パイロンの宇宙船に拉致されるデミトリ。このデミトリの顔は、吸血鬼らしく土気色です。
パイロンはデミトリに「私はパイロン、デミトリお前の主人だ」と自己紹介。
デミトリは「私の主人だと?」とそれを笑い飛ばし、パイロンに闘いを挑みますが、あっさりやられます……。
デミトリはパイロンに服従を誓い、二者で悪企みをします。

2番目にモリガンが宇宙船に吸い込まれます。頬骨の出た、ヨーロッパ系の白人の顔です。
なかなかに色っぽいポーズを、さらわれる際に見せてくれるのですが、日本人が萌えるのは難しいでしょう。
このモリガンには、悪魔らしく牙があります。勧誘成功。

3番目はガロンが狙われます。宇宙人の手先になったデミトリが、勧誘しています。
慌てて洞窟に逃げ込み、難を逃れます。捕獲失敗。

4番目はアナカリスです。都会の真ん中にいきなり謎のピラミッドが出現します。その頂上から、アナカリスが現れます。勧誘成功。

5番目ですが、最初中国風のお寺が出てきたので、てっきりレイレイの話かと思いました。ビシャモンが八幡寺の鐘の中から出現です。これ、日本なんですね……。勧誘成功。

6番目のステージは、エリマキトカゲのいる国です。オーストラリアに落ちた飛行機の中から、ザベルがゾンビとして蘇ります。
イギリスロッカーっぽいザベルが、オーストラリアのモンスターと表示されるゲームの設定を、アニメの脚本家が「イギリス人だが、オーストラリアで死んだ」と解釈したものでしょう。勧誘成功。

7番目は、倉庫に置いてあったビクトルが、パイロンの力を借りたデミトリの呼びかけで目覚めます。We want you!とか、お誘いをかけるデミトリ。ビクトルは同じく倉庫にあった、騎士の鎧を身代わりにして逃れます。捕獲失敗。

8番目は、貝の玉座に座っているオルバスです。海の中にも魔手を伸ばすデミトリ。ご苦労様です。難破船の中をくぐって、怪しい光をオルバスは逃れます。捕獲失敗。

9番目は、雪国のサスカッチです。仲間達が、謎の吸引ビームに対して雪玉を投げつけまくったので、パイロン、デミトリ、モリガンの三名が雪まみれになります。捕獲失敗。

10番目は、ニューヨークのフェリシアです。フェリシアはいつもの状態にコートです。これって、裸にコートって事? 顔はモリガンに比べて、可愛いです。あくまでも比較論ですが。なにはともあれ、彼女を追いかける怪光線。フェリシアは猫の姿に化けて、一旦は逃れます。庭に迷い込んで来た猫を、その家の男の子が部屋に連れて帰り、自分の上着をかけて、寝ます。
そして、金髪メガネの白人少年が目をさますとベッドの脇には、元の姿に戻ったフェリシアが!
拾った子猫が実はネコミミ美少女という、最高の萌え展開です。
互いに事情説明をしているところへ、窓から宇宙船のビームが。男の子が代わりにさらわれそうになり、フェリシアが危険を冒して彼を助け、そのまま二名で逃走します。

エンディングに矢沢永吉のTHE TROUBLE MANが流れ、次回に続きます。

◆ 感想

最初にキャラを善玉と悪玉に分けるという、アメリカ的二分法を見せつける回です。白の駒と黒の駒を分けなければ、チェスゲームも始められないというわけですね。

善の側は、フェリシア、サスカッチ、ガロン、ビクトル、オルバス。そしてオリジナルキャラである主人公。

悪の側は、デミトリ、モリガン、ビシャモン、ザベル、アナカリス。そして、ボスのパイロン。

まあ、すごく間違った分け方をしているわけでもない、と思います。

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