◆ コスプレと人種(2000年1月8日)
コスプレにおける「人種」というものを、海外サイトを見ると意識します。
「人種」……言うまでもありませんね。
昔、キャミイのコスプレイヤーが「本当にキャミイになりたかったら、外人に生まれるしかない」といっていましたが、向こうは外人に生まれた方々です。
(一口に「外人」と言っても、中華系から南欧系、アフリカ系、北欧系と様々です。当然日系とかなら我々とかわりません)
設定が「東洋人」とくに日本人なら、こっちが本物ですが……。
(がんばれ春麗、レイレイ、隆、さくら……のコスプレイヤー)
モリガンとか、フェリシアとか、デミトリとか、ジェダとかは……どうあがいても、「ああ、なるほど(英語で)」ですよね……。(血涙)
(逆に薄茶色の髪に灰色の眼で色白の隆はちょっと……いや、愛は認めるよ。)
つまり、コスプレジャンルを「ヴァンパイア」に絞ると日本人はすごーく不利なのです。
勝負じゃないとはいっても……ねえ。
「人種」とコスプレについて考えると思い出してしまうのが……実写版スト2です。
黒髪のバルログ(ベガ)には「おお、なるほど」と衝撃を受けました。
「確かにスペイン人だ!」
原作の彼には似てませんが、本物って気はしましたね。
また、以前海外の劇団が来日公演した「ウエストサイドストーリー」を見にいって驚きました。
あれ、人種の違いからいがみ合う若者たちの話なんですが、日本人が演じると「どっちも同じ顔」です。
で、海外の劇団の舞台を生で見たら……「確かにこれはけんかになるな」でした。
骨格から違いました。右側の集団と左側の集団……。
翻訳小説を読む方々はわかりますよね。様々な人種が混在する米国の人は、「人種」により敏感です。
だから、設定的に「日本人ではない」キャラの方々は、「人種的に似ていないかもしれないけど、私はこのキャラが好きで、コスプレをしています」という「ファン活動」として受け取られることになるのでしょうか。もちろん「似ていないけど、かわいい」と言われる可能性もありますよ。
それから、企業の主催するコスプレパーティである「コスパ」が開催された理由のひとつは、社長によると「アメリカのハロウィンが凄いと思ったから」だそうです。
映画とミュージカルとハロウィンの国、それがアメリカ。
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