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 STAGE2:FIRST IMPACT

カチッ、カチッ、カチッ....
教室にかかった時計が無機質に時を刻む音が響く。
力を込めた身体中に疲労が渦巻いてきています。
どれくらいの時間がたったのでしょうか?

”うふふふ...”

またあの声だ。

”頑張るわねぇ。でもいい事を教えてあげるわ。ちょっと時計を見てみなさいよ。”

思わず顔を上げる。
え?!
長針はわずかに5分過ぎているだけでした。
無常にも後50分もの時間が残されているのです。

そ、そんな...
ふくらはぎが、もう引きつりそうなのに...
限界まで伸ばされた筋肉は、ぴくぴくと痙攣の兆候すら見せています。

”あなたが、どれだけ必死に抵抗しても、所詮は悪あがきにすぎないのよ。それにこのままの状態でジッとしていられると思ったの?さっきよりももっとオシッコがしたくなっているはずよ。今こうしている間も、身体から吸収された水分は、あなたを苦しめようと着々と弱い部分に蓄積されているわ。”

確かに”彼女”のいう通りでした。
さっきよりも確実に尿意は増してきていました。

膀胱からあふれ出た尿は、尿道口をかけくだって必死に引き締めている最終防衛線を突破しようと執拗に攻撃を仕掛けてくるのです。

あぐぅ、ど、どうすればいいのよ...

ひたすら我慢しようにも、攻撃の手は緩むことなどなく、身を切り刻むばかりです。
それに対し、体力は限界に達しつつありました。

苦悶の証したる大粒の汗が、頬を伝い落ちる。
小刻みに吐き出される甘い吐息。
しっかり床に着けられていたはずのかかとも、何時の間にか浮かび上がり、カチカチとタップを踏み始める。

音を鳴らせば、オシッコを我慢していることを周囲に知らせることになると分かっていても、もはや踏み止まることはできませんでした。

その様子の変化に、隣の席にいたK子が目聡く気づきました。

「ちょっと、大丈夫?具合でも悪いの?」

小声で私に話しかけてきます。

「平気よ。なんでもないわ...」

無理して笑顔を作ったつもりが、肉体の喘ぎはカバーできなかったようでした。

「なんでもないって、すごい汗じゃない。先生!!」

K子は前に控えていた女性講師に呼びかけました。

「この子、ちょっと調子が悪いみたいなんですけど。」
「あら、どうしたの?」

講師が近づいてくる。そして私の額に手を当てて、

「熱は無いみたいね..でもひどい汗ね。顔色もよくないわ。」
「先生、なんでもありません。久々のテストで緊張しちゃって。」

ありもない嘘が口から飛び出す。

”だから、オシッコがしたいんですって言っちゃいなさいよ。”

またあの声だ。
しかしその要求を、なんとか精神力で封じこめます。

「緊張ねえ。優等生のあなたらしくないわねえ。分かったわ。ちょっと待っててね。」

講師は納得したのかしないのか、教室から出ていきました。
そしてすぐに大きなマグカップを持って帰ってくる。
そこには水がなみなみと注がれていました。

「これでも飲んで、緊張をほぐすのよ。今から頑張って。」

優しく微笑ながら手渡されるマグカップ。
しかしその時の私にとっては、悪魔の液体に他ならなかったのです。
大きなマグカップにたっぷり蓄えられた水は、ずっしりとした重量感がある。

こんなの今飲んだら、身の破滅よ...
おびえた表情で私はそれを手に取りながら、じっと見つめた。

「どうしたの?何か考え事でも?」

K子と美人講師が、不思議そうに私の顔を覗き込んできます。

飲まなければ、気づかれる...?

意を決した私は、そのマグカップに唇をつけました。
そして、ゆっくりそれを傾けたのです。

ああ...入ってくる...私の中へ...

喉を通って私の中へ落ちてくる水。
より一層私を苦しめることになる液体。

すっかり飲み干した私は、ニッコリ笑って席につきました。
心の中では苦悩の悲鳴を上げていましたが....

体内に新たにとりこまれた水は、すぐさまその効果を発揮してきました。
はぜそうな尿意が間断なく私の未熟な肉体を責めたてます。

床に付けた足は、自然と爪先立ちになって反り返り、ぎゅっと力をこめられた状態が続きます。これでなんとか女の子の部分に加えられる激烈なまでの恥ずかしい要求をしのごうとするのです。

しのぐ...?

しかし時間はまだ45分も残っています。
秒針の動きもくっきり見えるくらいゆっくり時は流れます。

下半身に添えられる掌。

そのときです...
私がその”感覚”に目覚めたのは.....

最初はその部分が我慢に我慢を重ねて発する甘痒い悲鳴だと思っていたのです。
ジンジンしびれている...
しかし、そこに別の刺激が混じっていることに気づいたのです。
手のひらが触れるたびに、ゾクリとした電流が体を貫くのです。

なにこれ...?

とまどいを覚える私。

こんなの始めてだわ...

通常より遥かに鋭敏になった女の子の部分。
そしてその上の秘められた蕾。
胸の先にも、いつもとは異なる感覚が襲ってきます。

これは...なんだか...
キモチイイ...

”ふふふ、ようやくわかったのね”

またあの声だ。しかし今までよりも嫌悪感がないのはなぜ?

”これが感じているってことよ”

感じている...?
雑誌からの知識でしかなかった言葉。
それを今まさに体験している?

”そう、あなたは感じてしまっているの。オシッコを我慢しながらね。しかも今はテストの最中。みんなのいる前で発情しているイケナイ女の子なのよ”

そ、そんな....こと...ないわ!
漏れ出しそうな尿意を我慢しつつも反抗する。

”じゃあ、その尖り切った乳首はなに?肥大した蕾はなんなのよ!答えなさいよ!”

その言葉を振り払うかのように、股間に当てていた掌を離し、その代わりに指をスカート越しに這わせてみます。

「くっ!」

思わず声が漏れ出る。幸いまわりの生徒もテストに集中しているせいか、小声程度の悲鳴には耳を貸さないようです。

なぜ反応してしまうの?
テスト中にオシッコを我慢しているときに...
私はそんなにいやらしいの?
なんだか涙がこぼれそうでした。

しかし指は止まらない。
執拗に股間をなぞる。
視界が急に狭くなる。
境界がぼやけてくる。
頭の中にまでオシッコが充満したように意識が混濁してくる。

あーん、ダメー!とまんない!
それになんだか、よくわからない....

愉悦に口元が緩んでしまう。
その端からは唾液が零れ落ちる。

ふふふ.....

テストを受けなければいけないのに私は恥ずかしいことを夢中でやっているのよ。
薄目を開けてまわりを見渡す。
みんな真剣な顔つきだ。
それなのに、私は....
自分がドンドン駄目になっていくと考えると、余計に敏感になってきました。


次に気がついたときには、消しゴムを握りしてめて、スカートの中に入れていました。
うまく潜りこませ、下着の中へ...

”もっともっと気持良くなるわよ...”

なぜそんな声に従ったのか、私もよくわかりませんでした。
やめようと思っても自制できないんのです。
ゆっくりじわじわ押し込みます。
思いのほかその部分に簡単に収まったのは、しとどに濡れそぼっていたせいかもしれません。
ニュルッ
そんな音はしなかったはずですが、私のなかではそう聞こえました。

あん!!

耐えきれずに、体を弛緩させた途端、今まで溜まりに溜まっていたものが、床一面に零れ落ちてしまいました。
騒然とする教室内。
辺り一面で”ボソボソ”ささやく声が耳に入ってきます。

だけど確かに私はそのとき味わったのです。
消しゴムが挿入された途端、軽いアクメに到達したのを。
そのときは無我夢中でそれがよくわかりませんでしたが。

床をぬらした液体には、おしっことは違う液体も混ざっていたはずなのです。
そんな中、例の消しゴムがひっそり転がっているのを、私はいつまでも見つめていました。


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