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 第一部(11)<終章・花畑>

はたして何回の絶頂を迎えただろうか。
麗佳もとっくに忘れていた。
ただ汗みどろの身体を台上にぐったりと横たえ、荒い息をしているだけであった。
無機質なバイブの忠実な振動によって、麗佳は何度も何度も絶頂に連れて行かれた。
もちろん初めての体験だった。
すでに麗佳は何もかもを放擲し、霞のかかった意識のなかにただよっているだけであった。

ついに男達は麗佳を台から床に下ろすと、かわるがわる陵辱し始めた。
もはや麗佳は抵抗するどころか、そのことを待ち望んでさえいた。

一人目の男がのしかかって来る。
もうあれほど何回もいかされていたのに、さらに快感があった。
男は激しく腰を振ると、熱いものをたっぷりと麗佳に注ぎ込んだ。
すぐに二人目が来た。
そして三人目だ。

麗佳は痛みと痺れで放心状態だった。
顔を左右に振り嫌々をしたが声は出なかった。

四人目が来たとき、ついに麗佳は失神した。
薄れていく意識の中で麗佳は、花畑をさまよっている自分を見ていた。


(了)


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