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 第五話:快楽地獄

麗美が静香の惨状をみてあざけ笑う。
「ははは、もうこんなにビチャビチャになってるじゃない。しかも本来なら一度絶頂を迎えているはずなのにイケなかったことで、あなたの身体にはやるせなさが渦巻いているでしょう?もう歯止めはきかないわ。これからどれだけがんばれるか楽しみねえ。」

亜美が再び箱の中からゴソゴソと歯磨きよりも2まわりほども大きいチューブを取り出した。
「これはさっき飲んでもらった自白剤の塗り薬タイプなの。もちろん効果は強力で、塗ると皮膚からすぐに吸収されるわ。あなたみたいなトップ工作員にはこれくらい使わないとね。」
すでに静香の肉体が崩壊しているのを知っていながらも亜美は冷たく言い放つ。そしてその巨大なチューブからたっぷりと秘薬を手のひらに押し出し、揉み手をするようにしてゼリー状の粘液を押し広げる。ゆっくりと両手の間でこねまわす事により、より粘度が増し、やや白濁したような色合いに変化していく。
「この濁っているのがたまらないのよね。これを身体の隅々まで塗りこんであげるわ。」
両手に白濁した液体を盛り上げたまま、二人の美女が静香に迫る。
「まずは耳の裏ね。かわいらしい形をしちゃってるから、ついいじめたくなるのよね。」
亜美は長い指先を耳の裏にはわす。、柔らかい耳たぶも親指と人差し指できっちり媚薬を塗りこんだあと、耳の穴の中まで指を這わせる。
一方、下半身にまわっている麗美は足の裏からその指の間まで丁寧に媚薬を塗りこんでいった。かかとからくるぶしまでベットリと塗りたくった後、徐々に上方に狙いを定めていく。

あなたが生意気な口を聞けなくなるまで、そう、髪の毛一本までトロかしきってあげるわ。見てなさい。身体中のありとあらゆるところから湧き上る快感にどう対処するつもりかしら?

そう残忍に考えながらも責めの手は決して緩めない。あごの下から敏感な首筋をくすぐるようにしながら、肩口にもしっかりまぶしこんでいく。
「あなたなら、ここも感じるはずね。」
わきの下にも手を這わせて亜美は念入りに塗りこんでいく。
ふくらはぎからくるぶし、その裏側から更には太股に責めあがってきた麗美も「ここも弱そうね。」
と太股にしつこく塗りこんでいく。
二人の嗜虐者達は静香の全身ありとあらゆるところを媚薬で埋め尽くすつもりのようだった。

その気丈な精神と違い、一度屈伏を見せた身体は、悶々としたやりきれなさを静香に訴えている。絶頂に達しなかったことでもはや肉体は精神を完全に裏切っていたのだった。
それに加え先ほどから秘液を塗りこまれたあちこちの場所から、火照ったような怪しげな感覚が新たに沸き起こり、刺激が与えられることを渇望して悶え狂っているのだ。
静香のわずかに残された理性はその多方面からの攻撃を、なすすべなく甘受し続けるしかなかった。しかし責め手の数は媚薬が塗りこまれる場所が広がるにしたがって増えつづけ、1対10、1対20と圧倒的多数で静香の理性を苦しめるのだ。

ど、どうすればいいの,....

しかし今の静香にはどうすることも出来なかった。
情報を漏らす。それは工作員としては致命的なことだった。しかも同時に国を裏切ることにもなる。そうなれば祖国にはもう戻れない。
「ぐぅ、はぁ、はぁ....」
媚薬まみれの上体をあえがせ、肩で息をする。息使いは耐えようとする静香の意思とは裏腹に次第に荒くなってくる。

心身ともに追い詰められた静香の状態を確認しながら
「じゃあ、これからあなたの肝心なところにも塗りこんであげるわね。たっぷりと。」
そういうと亜美はチューブからこれまで以上に大量のゼリーを搾り出して、手のひらの間でよく揉みこむ。より薬が効果を発揮し、静香を一層苦しめるように。粘液は完全に白濁し、ねばねばと糸を引くまでになっている。

ふふ、完全に効果を発揮した状態のこの媚薬を女の急所に塗りこまれたら、どんな女とて5分も持たないわ。すでにあの強力な自白剤を飲まされた上に、全身薬を塗りたくられているのよ。まあ、それだけ待つ必要もないかもね。

「さあ、よーく味わってね。」

それをまず、きれいな稜線を見せる双乳にまぶし、すそのほうから念入りにすり込むように揉んでいく。まるで素肌に染みこまそうとでもしているかのようだ。
特に乳首には見えないくらいまで媚薬を盛り上げ、執拗なくらい指先でいたぶっていく。亜美は陶然とした表情のまま「まだよ、まだ。」と繰り返しながら乳房に対して2度、3度と繰り返し責めたてていく。なにかに取り付かれたように。
麗美もそれに合わせるように、盛り上がった肉の丘から太股の付け根に塗りたくった後、白濁した粘液を女の部分にしっかりと与えていく。
入り口を指でくつろげてから、その内部に丹念に指を這わせる。あふれ出る樹液が静香の女としての苦悩を代弁しているが、そんなことはお構いなしに自分の仕事に徹しているのだ。逆に獲物の傷ついた様を見ればかえっていじめたくなってくるのが彼女達だ。
ヒダの1枚1枚にも押し広げるようにして悪魔の秘薬を塗りつける。何重にも塗り付けられた白濁した液体と苦悶の樹液でベチョベチョになっているのを確認してから、更に指を奥のほうに這わせては塗りたくっていく。そこに塗られた媚薬は女の内部からも静香の肉体を責めたてることになるだろう。

もちろんその上部でひっそり息づく肉芽も見逃さない。残りの媚薬をチューブから全部搾り出すと、包皮を広げて完全にむき出してから、どこに肉芽があるのかわからないくらいに媚薬でそれを塗りつぶした。

全身くまなく媚薬を塗りこまれた均整のとれた裸身は、白濁した不気味な光沢の粘液にまみれている。そこからは着々と静香を苦しめようとする成分が吸収されていく。
快楽と刺激を求めてあえぐ肉体。乳首と肉芽は限界までとがりたち、そこからはズキズキと甘い痺れが湧き上る。既に充分すぎる量の媚薬を塗りこまれた女の部分は、少しでも触られようならたちまち崩れてしまいそうだ。
体中からあふれんばかりの肉体の咆哮を少しでも振り払おうと身悶えるたびに、そこから新たな刺激が発生し静香に襲いかかる。
もはや体を動かすことすら静香には許されなかった。眉根を人の字にに寄せてひたすらじっと、湧き上ってくる甘い快感を微動だにせず受けつづけるしかない。しかしそうしていても時間が刻々と静香を追い込んでいくだけだった。

「あら、もうなくなっちゃったの。残念ねえ。」
そういうと麗美はカラになったチューブを投げ捨てた。顔を見合わせ合図されると、亜美は再び同じチューブを取り出して手渡した。
「こんないいお薬が一本しかないとは思わないでね。遠慮しなくてもいいのよ。」
「下の口も、もっともっとっておねだりを始めているわ。」
既に止めど無く女の熱い体液を垂れ流している部分をみて尋問官達は喜ぶのだった。

そ、そんな....
これ以上そんな薬を使われたら自分の体はどうなってしまうの?

しかし嗜虐者達は、そんなことはお構いなしにチューブをもてあそぶ。まるで静香を快楽で責め殺そうとでもするばかりに。

「今度はあなたの弱点に集中的にあげるわね。」
「これって、すごく高いのよ。こんなにしてもらってあなたも幸せ者ね。」
麗美はチューブから直接胸元にドボドボと禁断の秘薬を降り注ぐ。それを亜美は両手で乳房から首筋、わきの下にいたるまで広げていく。
「チャプチャプいってるわ。」
うれしそうに静香の体をおもちゃにしている。

麗美は股間にも大量の粘液を垂らし込み、秘部を中心にまぶしこんでいく。
そして何を思ったのかチューブの先を秘部に潜り込ませ、言い放つ。
「残りは全部ここにあげるわ。たっぷり飲み込んで頂戴。」
それと同時にチューブを絞りきり、悪魔の秘薬を静香の肉壷の中に大量に注ぎ込む。自分の内部が醜悪なものに埋め尽くされる圧迫感。静香は思わず「うっ!!」
とうめく。それはすぐさま静香を内部から責め立て始める。

嗜虐者の責めは止まらない。

麗美は更に先ほど飲ませた自白剤の瓶を新たに取り上げる。
「あなたくらい気の強い人相手じゃ、私達が負けちゃうわ。あなたが自白してくれないと私達もどんな罰を受けるかわからないの。だからもう1本くらい飲んでおいてもらうわね。」
「なんたって帝国のトップエージェントですもの。これくらいハンデがないと卑怯だわ。」
ふふふ、と笑いながら、もはやまともに抵抗すらできない静香の口に強力な自白剤をつっこむ。その中身全てが静香ののどの奥に注ぎ込まれる。

静香はすぐに体の奥が強烈に火照ってくるのを感じた。内と外から媚薬付けにされた肉体はとても自制できるものではない。
狂い立った肉体のあらゆるところから反旗を翻した無数の敵。それに加え、執拗に快楽に負けることを強要するもう一人の悪魔的な自分が、静香にわずかに残った理性を責めたててくる。
それらの猛攻に抵抗する手段すらない静香の理性。それは次第にその羽根をもぎ取られていく小鳥のような存在でしかなかった。しかももぎ取られた羽根はすぐさま敵に寝返って、逆に理性をチクチクと攻撃し始めるのだ。

これ以上責められたら気が狂ってしまうわ....静香は息をあえがせながら頭の片隅でボンヤリと考えるのだった。

「これだけ大量の薬を投与されたら、いよいよ自白しない限り絶対イクことはできないわよ。」
「でも、これでようやく互角の勝負ができそうね。」
「いえ、まだ安心はできないわ。私達はこういうものを使わせてもらいましょうよ。」
亜美が奥のほうから真っ黒に濡れ光る巨大な張形を持ち出してきた。
しかもその表面には無数のイボ状の突起がついている。

それをボンヤリと眺めた静香は、「ひ、卑怯よ、....」
と自分の肉体に対する更に過酷な責めを確信し、絶望的なうめきを発するのだった。


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