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 第1章 乙女を剥く −2−

「ふふふ。これぐらいで泣き叫ぶとは思わなかったですが、まだにらむ気力があるとは、さすがは抜刀斎が信頼する女だけありますねえ。まあゆっくり楽しませてもらいますから、決心がついたらそういってくださいね」

そういうと、縁は無雑作に、袴の帯を解いた。

 袴は静かに床の上に落ちた。

「んんんっ!」

「ほお」縁は思わず薫の下着に目をやった。

 この時代、女性の下着と言えば腰巻きが主流だったのだが、薫は今日の戦いで裾の乱れを気にしないで済むように、わざわざ横浜から取り寄せたパンティーを履いていたのだ。

(剣心にしか見せるつもりがなかったのに・・・・)

 薫はなおも縁をにらんでいるが、両頬は羞恥のため、ほんのり赤くなっている。

「剣一筋の堅物かと思ったら、意外にすすんでるんだねえ。そうだ。せっかくのおしゃれなんだ。お嬢ちゃんにもじっくり見てもらわんとな。」

縁は一旦、薫の後ろに行き、姿見を薫の前に運んできた。

(これが・・・・今の私・・・。)

同時代の女性に比べれば豊満であるが、型崩れのしていない、薫がひそかに自慢に思っていた胸。
それが、今は吊されているので、上下に引き延ばされややぺちゃんこになっている。
毎日の稽古のおかげで、ぜいにく一つ無いしまった身体。
それを覆い隠しているのはわずか1枚の下着だけだった。

「じゃあ、いよいよ御開帳といこうか」

縁は薫の後ろに回り、下着の両端を摘んだ。

「!」

薫は思わず目をつぶり、顔を背けた。
気は強いとはいえ、年頃の少女。自分が裸にされる瞬間を見たくは無かった。
しかし、目をつむった薫の耳元で縁がささやく。

「こら、しっかり見ないとダメじゃないか。そういう聞き分けのない子はこうだぞ」

と、両方の乳首を摘んで外側に引っ張る。

「ん!」

薫は首を左右に振って痛みをこらえるが、目を開けようとはしない。

「そうか。じゃあ、乳首をネジ切ってやろうかな」

と言いながら、乳首を摘む指先に力を込め、ねじるように引っ張る。

「!!!」

乳首がちぎれる恐怖で、薫は観念して目を開けた。

「そうそう。いい子だ。じゃあ、下着をおろすのをちゃんと見てろよ。目を閉じたり、別の所を見ていたりしたら、もう一度やるからね」

縁は、薫がちゃんと見ているかどうかチラッ、チラッと確認しながら、ゆっくり下着をおろしていく。
羞恥の部分を隠していた布がゆっくりと下げられ、淡い茂みが顔をのぞかせた。

「ほら、お嬢ちゃん。いよいよ最後だよ。よーく見ないとね」

そう言いながら、縁はわざとゆっくり下着を下げていく。
薫は、縁が確認しているのを知っているので目を背けることが出来ない。
(あ・・・)
薫の目に涙が溜まる。
(なんで私がこんな目にあうの?なんでこんな奴に・・・)

To be continued.


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