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  スーパー・ヒロイン勢揃い!                          DARK ONE 著  いぬかみ訳

スーパー・ヒロイン勢揃い!  DARK ONE 著
(原題:KING PIMP’S SUPER THANKSGIVING )
スーパー・ヒロイン、魔宮殿を総攻撃!

第二章


 その頃、建物の反対側ではフラッグ・ガールがホールの角を回った処だった。
そこは、Ms.アメリカーナがボンデージ・ルームに入った時回ったのと同じ角だった。

キング・ピンプが小走りにフラッグ・ガールに向かって来た。フラッグ・ガールはしめたと思った。
『作戦成功!Ms.アメリカーナは天才だわ』

「待ちなさい、悪党!」
フラッグ・ガールは、正統的スーパー・ヒロイン・ポーズを取って呼びかけた。
「売春斡旋、売春行為、売春勧誘、その他もろもろの容疑で貴方を逮捕します」
「お前がどんなにムカつく奴なのか、お前に教えた奴はいないのか?」
キング・ピンプは、フラッグ・ガールの丁度三歩手前まで来て立ち止まった。

キング・ピンプは、恐ろしい風貌のアフリカ系の大男で、アルマーニの細い縦縞のスーツを着、高価な宝飾品を着けていた。
黒い眼が十九歳のスタイルの良い肉体を眺め回した。
キング・ピンプと対峙しているフラッグ・ガールは、ヴィーナス遺伝子を持つ者だけに効果を発揮するパワー・ベルトのおかげで、彼よりも力は強く、敏捷に動く事が出来るのだ。

「それにしても、お前はもの凄い美人だな。俺の為にどっさり金を稼いでくれそうだ」
「何ですって? 私があんたの為に売春をするとでも思ってるの?」
フラッグ・ガールは唖然として言った。
「俺の為じゃなければ、えー? 誰の為に働きたいんだ? キッド・ロッテンか? 女主人タビサか?」
キング・ピンプはそう言って笑った。キング・ピンプの声は低音で、笑い声も又低音だった。
「違うだろうな、俺がお前を屈服させりゃ、お前は喜んで俺の為に働く様に成るさ。既に何人ものスーパー・ヒロインどもを‘娼宮殿’で働かせているんだ。お前も仲間に入れてやるぜ」
「何て無礼なの!」
フラッグ・ガールは激怒し、青い眼を剥いて叫んだ。
フラッグ・ガールは、いきなりキング・ピンプに素早い乱暴な攻撃を仕掛けた。深い考えが有った訳ではなかった。
「半殺しにしてやるから!」
キング・ピンプはフラッグ・ガールのパンチをブロックすると彼女の懐に入り込んだ。
フラッグ・ガールの眼が見開いた。
そして、キング・ピンプはフラッグ・ガールの可愛い顔に頭突きを食らわした。フラッグ・ガールは呻き声を上げて後ろへ倒れた。

キング・ピンプは、パワー・ベルトがフラッグ・ガールの耐久力を高めている事を知っていた。それでキング・ピンプは普通の女よりも激しく打ち付けたのだ。
フラッグ・ガールは、絶対倒せないという訳では無い。敗北を喫する事も有り得るのだ。フラッグ・ガールの強さは、彼女の後見人であるMs.アメリカーナの半分に過ぎないのだから。

フラッグ・ガールは深く身を沈めた。止めを刺そうとしたキング・ピンプの一撃が彼女の頭をかすめた。フラッグ・ガールは脚を伸ばしてキング・ピンプの脚を払った。キング・ピンプは、フラッグ・ガールの眼の前に仰向けに倒れた。すかさずフラッグ・ガールのパンチがキング・ピンプの頭に飛んだ。売春業者の巨大な肉体が吹っ飛び、苦痛に呻いた。
フラッグ・ガールはニンマリとすると、止めの蹴りを入れるべくキング・ピンプに近付いて行った。
フラッグ・ガールは、その時、全ての賞賛と栄光を受けるスーパー・ヒロインだった。
「さあ、これでもうお終いね、キング・ピンプ」
フラッグ・ガールは、喜びに眼を輝かせて言い放った。
「お前こそ、俺の肉棒の上でお終いにしてやる」
そう言うと、キング・ピンプは背もたれの有る椅子を持ち上げた。廊下に置いてある椅子の一つだった。
フラッグ・ガールは凍り付き、その動きが眼に入らなかった。
椅子がフラッグ・ガールの頭頂に叩き付けられた。セクシーな相棒は呻き声を上げて、キング・ピンプの前に膝を落とした。
「そうそう、その調子だ、スーパー・痴女」
フラッグ・ガールはまともな思考が出来なく成っていた。キング・ピンプは直感的にそれを理解した。
キング・ピンプは、全てのスーパー・ヒロインに関し、彼女達の弱点を見つけるべく研究をしていた。その為、今どうすべきはか完全に解っていた。
セクシーな十代の娘に覆い被さり、手を伸ばしてフラッグ・ガールのパワー・ベルトを取り外した。
フラッグ・ガールは驚き、恐怖を感じてはっと息を呑んだ。

キング・ピンプはフラッグ・ガールの金髪のお下げ髪を掴み、彼女を引っ張り上げて跪かせ、顔を自分の股間の近くに持って来た。
ズボンのジッパーを下ろし、彼の三十センチ近くある太い肉棒を引っ張り出し、フラッグ・ガールの赤い唇に押し付けた。
未だ頭がクラクラしているフラッグ・ガールは、本能的に反応し、唇を開いて巨大な肉棒の口の中への侵入を許した。
デルタ・シティの最大の売春業者はほくそ笑みながら、二本のお下げ髪を掴んで顔を引き寄せ、彼の太い黒肉棒を根元迄口中に押し込んだ。
キング・ピンプはその光景と感触を心の底から楽しんでいた。


フラッグ・ガールが、キング・ピンプの肉棒を舐め回し吸い始めた頃、Ms.アメリカーナはほど遠くない所にいた。
キング・ピンプがフラッグ・ガールの唇に肉棒を押し付けているのと同じ様に、ボンデージ・ルームではレザー博士が肉棒を、Ms.アメリカーナの濡れた下の唇に押し付けていた。
硬く成った二本の肉棒が、哀れな二人のスーパー・ヒロインに挿入されたのは略同時だった。
たった数十メートル離れているだけであったが、それに気付く者はいなかった。
「ウウウウグググググフフフフムムムム」
Ms.アメリカーナは、ボール・ギャグを嵌められた口で叫び声を上げた。絶頂間近であった。信じ難い程の快感だった。
やがて、我慢出来なく成った赤革衣装の‘女王様’が、Ms.アメリカーナの衣装を剥ぎ取り、手入れの良い陰毛が茂る秘所を剥き出しにし、Ms.アメリカーナのボール・ギャグを取り外して、セクシー・スーパー・ヒロインの顔の上に跨がった。
何の思いも抱かず、正義の女王は舌を使い始め、彼女の秘裂を吸い始めた。
「ムムムムムム・ウウウウムムムグフフフ」

丁度その頃、キング・ピンプはフラッグ・ガールの口中に放出した所だった。
キング・ピンプは、フラッグ・ガールの衣装を剥ぎ取り、彼女をボンデージ用具の保管室に連れて行った。
部屋に入ったキング・ピンプは、棚から青い縄を取り出し、未だ朦朧としている相棒の首に三回巻き付け、フラッグ・ガールの両手を頭の上に引っ張り上げ、肘を曲げさせて、同じ縄で両手首を首に縛り付けた。
「だんだん良い格好に成るじゃないか、フラッグ・マンコ」
キング・ピンプが残忍に言った。
フラッグ・ガールは壁に押し付けられ、スカートを引き下ろされ、形の良い両脚が露に成ると、キング・ピンプはフラッグ・ガールの張りの有るお尻を掴んで床から持ち上げた。その直後には、デルタ・シティで最も愛されている相棒の体内にキング・ピンプの肉棒が埋め込まれていた。
「この時を何れ程待っていたか、お前には分るまい」
「ンンウウウウウウウウグググーーー」
フラッグ・ガールは唸り声を上げた。

秘所の中に肉棒を挿入された事で、フラッグ・ガールの意識がハッキリして来た。残っていた頭のもやもやが一掃された。
熱い流体に全身が満たされ、フラッグ・ガールは仰け反った。
キング・ピンプが巨大な肉棒を、女性の最も神聖な器官に乱暴に出し入れし始めると、フラッグ・ガールは、信じられないという様に口を開け、青い眼を大きく見開らき、自分を捕まえた最も憎むべき敵を見た。
「私こんな馬鹿な事を・・・!」
フラッグ・ガールは息を呑んだ。
喘ぎ始めたフラッグ・ガールは唇を舐め回し、口の中に残っているキング・ピンプの精液の味を感じ、自分のした事を思い出した。
「イイイウウウウ!アアアー、か、感じちゃ・ダメ・・・あああーーー」
キング・ピンプはフラッグ・ガールにキスをした。
始めのうちは反応を見せなかったフラッグ・ガールも、キング・ピンプが片手で彼女の張りの有る若い胸を揉み始め、長く太い肉棒に突き上げられると、眼を閉じ息を荒げ喘ぎ始めた。
そして遂に、捕まった小さな動物の様な叫び声をあげた。
「Ms.アメリカーナ、許して」
フラッグ・ガールが呟いた。
フラッグ・ガールは、スーパー・パワーを消滅させ肉体と魂を奴隷化する脅威である絶頂と戦い続けていた。
しかし、何故そうしなければ成らないのかを思い出すのも困難に成って行った。
「このままじゃ駄目。耐えられない」
「降伏しろ、フラッグ・ガール。悪い様にはしないぜ」
キング・ピンプが約束した。
「お前を俺の所の最高級娼婦にしてやる。そうすりゃ沢山の男がお前のベッドを訪れる事に成る」
キング・ピンプは強く唇を押し付け、強制する様に言った。
「この快感を覚えとけ、毎日、一日中これを味わえるんだぞ」
「ああ、凄く気持ちいい」
フラッグ・ガールは唸る様な声で言った。フラッグ・ガールは戦う気概を失っていた。
「キング・ピンプ、言う事を聞くから乱暴にしないで。私、今晩ここへ来る迄は処女だったの」
キング・ピンプは、再度フラッグ・ガールにキスした。二人の舌が触れ合い、互いに絡み合わせた。フラッグ・ガールの絶頂はその少し後だった。
「アアアアアアアアアイイイイイイイイエエエエエエエエ! ああ、私、屈服させられた!」
その後、キング・ピンプはフラッグ・ガールを持ち上げ、振り回して壁の方に向けさせ、肉棒の上にフラッグ・ガールの尻を乗せた。そして、キング・ピンプがフラッグ・ガールに中出しを決める前に、更に三回の絶頂に叩き上げた。

キング・ピンプはケータイを取り出し、従業員に電話をかけた。
「ボンデージ・ルームの外側を片付けてくれ」
キング・ピンプが言った。
「それから、女を二人よこしてくれ、フラッグ・ガールをスーパー・ヒロイン・ラウンジに連れて行くんだ」

暫くすると、光沢の有るラテックス製のフレンチメイドの衣装を着た、二人の赤毛の女がやって来た。
敗北し無力化されて姦落し、セクシーな虜囚と成ったスーパー・ヒロインをスーパー・ヒロイン・ラウンジに連れて行く為に来たのだった。
二人は、フラッグ・ガールの衣装を剥ぎ取り、少なくとも未だ四人のスーパー・ヒロインが‘娼宮殿’内にいる事を告げた。

その一人であるMs.アメリカーナが、眼と鼻の先のボンデージ・ルームで、彼女の相棒と同様、尻をレザー博士に犯され、二人の‘女王様’に97Dsを弄ばれ、その間他の客にフェラ奉仕をしている事を知る者は他に誰もいなかった。

「警備員か、キング・ピンプだ、状況はどう成ってる?」
キング・ピンプはケータイに向かって言った。
「沢山のスーパー・ヒロイン達が廊下という廊下を荒らし回り、我々のパトロン達を追いかけ回しています」
警備主任が言った。
「最も厄介なのは、ゴット・ギャルとゴット・チックが貴方のペントハウスで暴れ回っています」
「分った、直ぐそこに行く」
キング・ピンプが言った。


その頃、タワーの十階ではゴット・ギャルが眉をしかめていた。
ゴット・ギャルは、部屋の中央で黒っぽいスーツを着た五人の大きな用心棒と対峙していた。
ゴット・ギャルは彼女の97Dsの下で腕を組みやれやれという風に首を振った。
その部屋にある家具類は、どれもこれも金ぴかだった。そして頭上には、 大きな重量の有るシャンデリアが天井に吊り下げられていた。他の全ての部屋にも、その様なシャンデリアがあった。
「あんた達、本当に後悔する事に成るわよ」
ウルトラグラマーのゴット・ギャルが言った。
ゴット・ギャルは口を硬く結び、首を振って長い金髪を顔から振り除けた。
彼女の完璧とも言える金髪は、次から次へと果てしなく襲いかかって来る用心棒達との戦いで乱れていた。
金色で縁取りされたビキニトップにピッタリと収まっている巨乳の間が汗で光っていた。
ビキニトップのその部分に取り付けられている最も大切なゴット・エメラルドが、明るい照明に照らされ輝いていた。
ゴット・ギャルは、露出過剰気味の金で縁取りされた白いソングに手を延ばし、手繰り上げながら用心棒達に向かって一歩進み出た。
ゴット・ギャルは、彼女の白いマントが破り取られた事と、紐が付いた白い靴を一人の男の血で汚されて少し腹を立てていた。

ゴット・チックは直ぐ下の階で、もっと沢山の暴漢達と戦っている。あるいはその筈だった。ゴット・ギャルがキング・ピンプを制圧する時間を稼ぐため、ゴット・チックは入り口を守るっているのだ。
暴漢どもが上がって来る所を見ると、ゴット・チックは既に倒され虜囚の身に成っているに違いなかった。
ゴット・ギャルは、それがスーパー・ヒロインに取って何を意味するか良く解っていた。
このペントハウスにキング・ピンプが居ない事が分った以上、ゴット・ギャルは彼女のセクシーな相棒を救出し、下の階にいる他のスーパー・ヒロイン達と合流する必要が有った。
キング・ピンプを取り逃した事は悔しいが、しばしば起こった事だ。未だ捕まえるつもりでいる。次の機会に。

「もし、あんた達が本当に勝負したいんなら、私は相手にとって不足はないわよ」
ゴット・ギャルは、上の端が金で縁取りされ、両手首に金の腕輪が付いた白い絹のオペラ・グラブを手繰り上げた。
ゴット・ギャルは、右のグラブに付いている血の染みに気付き眉をひそめた。新しいグラブを買わなければ成らなかった。ゴット・ギャルはラテックス製に代える事も考えた。ラテックスなら染みに成らない。

「さあ、最初にやられたいのは誰なの?」
汚い犯罪者らしく、用心棒達は全員で一斉にゴット・ギャルに襲いかかった。
ゴット・ギャルは、敵の攻撃を難なく飛び越した。ゴット・エメラルドのおかげで彼女には飛行能力があるのだ。
ゴット・ギャルは振り向き、真ん中の暴漢の股間を蹴り上げ、左側にいた最も近くの用心棒を掴み大きな部屋の向こう側へ放り投げた。
次の用心棒がゴット・ギャルの左頬に強烈なパンチを叩き込んで、ゴット・ギャルを回転させた。
「捕まえろ!」
その用心棒は、止めを刺そうとゴット・ギャルに向かって行きながら叫んだ。
ゴット・ギャルは振り向きざま、踵を用心棒の側頭部に叩き込み、更に、正面蹴りを放ってその男を後方へ吹っ飛ばした。

最後に残った二人がゴット・ギャルの両側から襲いかかった。
ゴット・ギャルはニヤッと笑い、真上に飛び上がった。ゴット・ギャルは、上昇しながら下を眺め、笑みを浮かべて二人の暴漢が鉢合わせする瞬間を待った。
だが暴漢が鉢合わせする前に、ゴット・ギャルは、天井にある巨大なシャンデリアに激突した。
「ウウウムム・・・」
ゴット・ギャルは、周囲にガラスの破片が落ちて来る中で唸り声を上げた。その時、シャンデリアを支えていた鎖が切れ、シャンデリア全体が彼女の上に落下し、セクシー・スーパー・ヒロインの頭を直撃した後、硬い大理石の床に落ちた。
「ウウググッ・・」
「ウヘー、おい見ろよ、アホ女が自滅したぜ」
暴漢の一人が、床に両手を突き、何とか身を起こして首を振っているゴット・ギャルを見て言った。
「全くだ、丁度、アホ女の間抜けな相棒が下の階でやったのと同じだな」
もう一人が言った。
「俺は、真後ろに飛んで壁に激突したゴット・チックの方がもっと不様だと思うぜ」
「違えねえ」
もう一人も同意し、二人は声を上げて笑った。

二人の男がそれぞれ片腕を掴んで、ガラスの破片にまみれた金髪美女を引き上起こした。
ゴット・ギャルは唸り声を上げて、左そして右を見た。
「馬鹿な人達ね!」
ゴット・ギャルはニヤッとした。
「スーパー・ヒロインは簡単にやられたりはしないわよ」
突然三人目の暴漢がゴット・ギャルの前に現れ、セクシー・スーパー・ヒロインを驚かせた。男は間髪を入れずゴット・ギャルのビキニの上側を、最も大切なゴット・エメラルドもろとも引き千切った。

ゴット・ギャルは、スーパー・パワーが冷たい流れと成って流出して行くのを感じて息を呑んだ。
「偉大なゴットの女神よ!私、無力化されてしまった!」
「偉大なゴットの女神よ!私、もう直き犯されてしまいます!」
暴漢の一人が言うと、全員が声を上げて笑った。

ゴット・ギャルのビキニの下部が引き剥がされた。そして、無理矢理、身体を前屈させられ、彼女を無力化した男の股間の直ぐ近くに、顔を押し下げられた。
男はズボンのジッパーを下ろし、大きな肉棒を引き出すと、手の指をゴット・ギャルの絹の様な金髪の束の中に刺し込んだ。
数秒もすると、ゴット・ギャルの顔は男の一物を埋め込まされていた。
「ムムムムムムム! ウウグググフフフムムムム!」
ゴット・ギャルは、無益にもがきながら大声で呻いた。

程なく、背後から四人めの用心棒が加わった。ゴット・ギャルは、ジッパーを下ろす音が聞こえ、続いて、恥ずかしくも濡らした下の方の唇に肉棒が押し付けられたのを感じた。そして男は強引に突き入れ、後背から肉棒をゴット・ギャルの肉体に刺し込んだ。
「ウウウウウウウウウググググフフフ」
ゴット・ギャルは、淫猥な呻き唸り声を上げた。男達は嘲笑や罵声を浴びせかけながら、激しくゴット・ギャルを陵辱し続けた。
ゴット・ギャルは、自分が、自分の口を犯している男と同じ様に楽しんでいる事に気付いたが、それを止める事が出来なかった。

ゴット・ギャルは、彼女のヴィーナス遺伝子の‘呪い’が彼女を掴んで放さい事を知った。
ゴット・ギャルの心の内では、快感と快楽を求める激しい炎が、肺の空気も、彼女の魂に由来する強い理性の力をも呑込んでいた。
ゴット・ギャルは眼を閉じ、避ける事が出来ない結末に降伏した。
「ウウウウウウウウウウググググググッグーーーーーー・・・・・!」
ゴット・ギャルは、口中を出入りしている肉棒の周囲から、絶頂に達した悲鳴を上げた。
「ウグッ!ウグッ!ウウウウウウウウウググググーーーンンンン!」
ゴット・ギャルの口中で男も絶頂に達した。ゴット・ギャルの頬を膨らまさせ再度の絶頂に叩き上げ、ゴット・ギャルの肉体と魂に取り返しのつかない損傷を与えた。

ゴット・ギャルは上体を仰け反らせ絶叫した。口からねっとりとした精液が流れ出し、顎や首から未だ波打っている胸に滴り落ちた。
「アアアアアアアアアイイイイイーーーー! 嗚呼、ゴットの女神よ、私は屈服させられました!」


そこから十階下では、四つん這いに成ったMs.アメリカーナが、腰に付けたディルドで ‘女王様’に尻を犯されながら他の娼婦のヒールの高い靴を舐めていた。強烈な絶頂の波に翻弄されていた。最早、Ms.アメリカーナには、自分が誰で、何処で何をしているのさへ解らなく成っていた。一人の性に飢えた性交マシーンに変えられてしまっていた。
Ms.アメリカーナは、男でも女でも来た者はすべて受け入れ、そして多ければ多い程良かった。

「警報よ!」
黒革衣装の‘女王様’が叫んだ。
「皆んな、警察の手入だ!直ぐにここから出るんだ!」

Ms.アメリカーナは、ブーツ、グラブ、パワー・ベルト、チョーカーそれにマスクのみを纏った姿で四つん這いに成り、内股に精液を滴らせている自分に気付いた。
衣装の他の部分は何処かへいっていた。ティアラも、黒革衣装の‘女王様’が自分の頭に被って逃げて行ってしまった。
長い間縛られ四つん這いの姿勢を強要されたMs.アメリカーナは何とかヨタヨタと立ち上がった。
黒革のコートを見つけてそれを素肌に直接羽織ると部屋を後にした。
歩きながら、Ms.アメリカーナはマスクを取り外しコートの下に隠した。一寸素顔を見られただけでは、自分が誰だか知られる事は無いと思った。だが、マスクを付けたままだと、自分が誰で何者であるか、敵に悟られてしまうかも知れなかった。
しかも、今はどんな種類のものであれ、戦える状態ではないのだ。

五分後、Ms.アメリカーナは、自分の車の中から恐怖に満ちた眼で、最も酷い屈辱を受けた‘娼宮殿’を見詰めていた。
沢山の人が逃げ出して来ていた。 飛び出して来たレディ・ミッドナイトとアズアー・エンジェルの怒り且つ残念そうな姿が眼に入った。
キング・ピンプは逃げてしまった。悪党どもも逃げ去った。
スーパー・ヒロイン達は、その夜の作戦が終了した事を知っていた。
やがて、チャンピオン・ガールが空中高く飛び去って行くのが眼に入った。
その直ぐ後には、ジャングル・ベーブがアメージング・ベーブを伴って走り去って行った。
二人の上半身は裸で、困惑し衝撃を受けている様だった。多分、Ms.アメリカーナと大同小異だったのだろう。
最後に出て来たのはグリーン・スペクターとスペクター・ガールだった。

フラッグ・ガールは出て来なかった。
一時間程待ってみたが、セクシーな相棒は戻って来なかった。
Ms.アメリカーナは、フラッグ・ガールが逃げられないでいる事を悟った。
フラッグ・ガールはキング・ピンプに捕まり、恐らくMs.アメリカーナの手の届かない所へ行ってしまったのだろう。
恥辱に屈辱を上塗りされた挙げ句、Ms.アメリカーナは相棒を失ってしまったのだった。


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