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  ミズ・アメリカーナ:首輪                                          いぬかみ訳

ミズ・アメリカーナ:首輪
(原題:MS Americana:The Collar by Dark One)


第九章 ヒロイン娼婦誕生

 邪悪なワンダは辺りを見回した。
ワンダはキッド・ロッテンが、彼の新たな購入品に関心を寄せながらも競売の経緯を見守っているのに注目した。
キング・ピンプは、彼の巨大な黒い肉棒で最新の性奴隷を弾ませる様に上下に揺すっていた。
その間、タビサは二人の購入品を跪かせて交互に彼女の股間を舐めさせていた。
そして、未だ今日は落札していない沢山の売春業者やマダム達が、熱心に残された奴隷女ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールを見詰めていた。

「さて、歴史的瞬間が来ました」
ワンダはニンマリとして言った。
「先ず最初はフラッグ・ガールです!」
「十万ドル!」
ダ・ランスが物欲しそうに宣言した。
「十万ドルの声が出ました。この価格から始めます」
邪悪なワンダが言った。そして、ワンダは二人の戦士を見た。
「さあ、お前達、これが愛し合いセックスする最後だと思ってやるんだ。お互いに何千回もイカせてやりな、それが終ったらもう一度だ」
 ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールは互いの腕の中に飛び込んだ。二人の赤い唇は、飢えた様に、死に物狂いでキスをした。二人は充分に得られなかった。しかし、突然二人は、心の深いところで何年も前からこれをしたかった事に気付いた。
そして、これが互いに愛し合い、愛を営む最後のチャンスなのだった。
「私、長い間貴方が欲しかったの」
ミズ・アメリカーナが認めた。
「長い間、貴方が服を着、脱ぐ処を見るのが辛かったわ」
売春業者とマダム達は囃し立て歓声を上げ、互いに手を打ち合って喜びを示し、入札は一気に十五万ドルに跳ね上がった。
さっと、フラッグ・ガールの両手がミズ・アメリカーナの44DDsに伸びた。フラッグ・ガールは、終に何年も待ちに待った、見た事もない最も素晴らしい乳房を楽しむ機会を得たのだった。
ミズ・アメリカーナがブラの紐を外し乳房を露出させると、フラッグ・ガールは固くしこった乳首を吸った。数分間、愛する被後見人で相棒でもあるフラッグ・ガールを胸に抱きしめ、乳首を吸わせ顔を撫でさせた後、ミズ・アメリカーナは、フラッグ・ガールのスカートを引き剥がした。
フラッグ・ガールも、ミズ・アメリカーナの下を引き下げ、脱がせる事で好意のお返しをした。

 入札価格は二十二万ドルに達していた。あまり裕福ではない売春業者やマダム達は急遽、捕まったスーパー・ヒロイン奴隷娼婦獲得に向けた共同戦線を張り始めた。

やがて、ミズ・アメリカーナは立ち上がり、両脚を大きく広げた。
フラッグ・ガールはミズ・アメリカーナの下に跪き、マスクを着けた美しい顔を上に向け、嬉々として彼女の指導者であり後見人の股間への奉仕を始めた。
ミズ・アメリカーナは唸り声を上げ、背を仰け反らせて自分の胸を弄び、完全に熱いカニリングを楽しんでいた。
フラッグ・ガールは、音を立てて飲み込み、赤いグラブを着けた手でミズ・アメリカーナの豊満な白い尻と悩殺的な腿を擦り上げた。

 ミズ・アメリカーナは、自分とフラッグ・ガールを見守る売春業者やマダム達に眼を向けた。
彼らは、恍惚とした表情で、最悪の敵が、堕落と白人奴隷へ、そしてじめじめした邪悪な堕落した世界へと転落して行く姿を眺めていた。彼らの燃えるような眼は、恐ろしくもあり興奮する事でもあった。
巨額な金額を彼女の相棒に入札し、彼らの顔が次第に紅潮して行った。そして次の金額が入札された。
 それが、フラッグ・ガールの真剣な卓越したカニリングによって、既に燃え上がり、性的欲情は過熱していたミズ・アメリカーナに最後の一線を超えさせる一突きと成った。
その絶頂は、最初はラティナ、そして今はフラッグ・ガールによって築き上げられて来たものだった。
正義の女王は、至福の歓喜の爆発的開放寸前だった。
「アァァァァァァァァァァィィィィィィィィィィィェェェェェェェェェェ!」

 絶頂と同時に、秘所の強力な括約筋が緊縮した。そこには口を塞ぐペニスは無く、白い粘液の潮流の防波堤となるものは何も無かった。フラッグ・ガールは、以前から蓄積されて来た精液が突然流れ出しギクッとした。
売春業者やマダム達は息を呑み、そしてフラッグ・ガールがそれを一滴も逃さない貪欲な口と舌で、呑み込み全てを舐め取ると大喜びをした。

「落札!」
邪悪なワンダが叫んだ。
「二十九万六千ドルでキング・ピンプ氏に落札!」
 黒い売春業者の巨人は、足の様に長い肉棒で美しい奴隷女を押し退けて立ち上がり始めると、邪悪なワンダがそれを止めた。この予期しない展開に虚を突かれ全員が固唾を呑んだ。
「いつもお世話に成っております・・・」
邪悪なワンダが言った。
「処で、フラッグ・ガールをもう少しお貸しいただけますかしら、そうすればミズ・アメリカーナは好意のお返しが出来ますけど?」
 彼の凶暴な黒い眼が輝いた。
「勿論さ!俺はこんな楽しい娯楽を早く終らせる程、野暮じゃねえよ」
「有難う」
ワンダは礼を言い二人のスーパー・ヒロインの元へ戻った。
二人はハアハア、フウフウ荒い息をしていた。
フラッグ・ガールは依然としてミズ・アメリカーナの左脚を堪能していた。
「ほら奴隷女達、さっさと続けないか、この馬鹿」
ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールは、顔や胸へのキスでたっぷり五分程の間を取り場所を交換した。
ミズ・アメリカーナが、それ以上の間が取れなく成ると、フラッグ・ガールをゆっくりと押し、体中にキスをしながら立ち上がらせた。
フラッグ・ガールは、両脚を大きく開いて立つ姿勢を取るまでに、喘ぎ呻き声を上げながら両手で自分の乳首を引っ張り胸を愛撫していた。直ぐに、フラッグ・ガールの頭が大きく揺れ動き、絹の様な金髪のポニーテールが緩み始めた。
「ああ・・・待って・・・アァゥゥゥゥゥィィィィィォォォォォォォヒィィィ!」
フラッグ・ガールは、ミズ・アメリカーナに、勃起した陰核を甘噛みされた数秒後に忍び寄って来た怪物の様な絶頂に嬌声を上げた。
「嗚呼・・・嗚呼!・・・お願い・・・もう一度!もう一度!アーアァァァァァァィィィィィィィェェェェェ!」

「二十万ドル、入札する方はいませんか?」
「二十万ドル」
女主人タビサが大声を上げた。
「二十一万!」キング・ピンプが宣言した。
「二十五万」 キッド・ロッテンが、彼も、今にもイキそうな声で叫んだ。
そして、誰も入札する前に、
「二十六万!」

 邪悪なワンダはとても幸せな気分だった。どうしたらこんな素晴らしい夜をもう一度再現できるだろうか。
多分、スペクターとスペクター・ガールを捕まえれば?あるいは、ゴット・ギャルとゴット・チック?恐らくレディ・ミッドナイトやアズアー・エンジェルみたいに混ぜ合わせれば?

その時フラッグ・ガールが再度絶頂の悲鳴を上げ、崩れ落ちた。
『あっ、いけない、やりすぎちゃったかしら』
ミズ・アメリカーナは思った。この事に怒って入札の狂乱が覚めちゃうかもしれない。
「どなたか“紐つき”を貸して頂けませんか」
ミズ・アメリカーナが呼びかけた。
黒い巨大な、25センチ紐付きディルドが作られ彼女に手渡された。フラッグ・ガールには赤い25センチ紐付きディルドが渡された。
最初はミズ・アメリカーナだった。それを腰に取り付け、フラッグ・ガールを転がして四つん這いにさせ・・・そして愛する被後見人である相棒の背後に移動し悪戯っぽい笑みを浮かべて跨った。
「ヒャッホー!」
ミズ・アメリカーナが叫んだ。
「ああァァィィェェ!」
忽ち、フラッグ・ガールは悲鳴を上げて蘇り、膝立ちの体勢に成った。ミズ・アメリカーナは、右手を金髪娘の豊満な尻に当てたまま、手一杯の胸の肉を掴んだ。
「ああ、とってもいいわ、私に乗って!一晩中でもいいから乗って!」

 その途端、再び入札が活発に成った。忽ち、価格は三十万を超えた。
ミズ・アメリカーナは執拗にフラッグ・ガールを犯し続け、三回の心が折れ曲がる様な絶頂に導いた。
やがて、フラッグ・ガールは、自分からディルドを引き抜き、情欲に燃えてミズ・アメリカーナの方に向き直りった。彼女の青い眼に深い邪悪な欲求が燃え上がっていた。

「私の番よ、ミズ・アメリカーナ」
フラッグ・ガールが言い、紐付きディルドをミズ・アメリカーナの悶え動く彼女の秘所に押し付けた。
ミズ・アメリカーナは、かつての相棒と反対向きに四つん這いに成った。
「ティアラをしっかり抑えておくのよ、愛する正義の女王さん、これから只の雌犬にしてやるんだから」
そう言うとフラッグ・ガールは、ミズ・アメリカーナのヒクヒクしている秘口に、イボイボ付きの太い25センチディルドを根元まで突き込んだ。
「ウゥゥゥッグッーーー!」
ミズ・アメリカーナは悲鳴を上げ、信じられないと言いたげに眼を剥いて喘いだ。既に絶頂寸前だった。
「アァァァーウゥゥッグーーーィィイッ、あ、あーあ、ああ・・・じじじゆうのっめめがががみよよっ!」
「これ、バイブレータ付きディルドなのー!」
フラッグ・ガールが大勝利の声を上げた。
全員が笑い転げはしゃぎ回った。
再び入札価格が上昇し始め、キング・ピンプが三十五万ドルを提示した。

「アァァァァァァィィィィィィェェェェェェ!」
フラッグ・ガールは金髪を振り乱し、ミズ・アメリカーナの黒髪を掴んで彼女の頭を後ろに反らさせ、馬の様にミズ・アメリカーナに乗っている印象を与えた。
「アァァァァァァィィィィィィィィィェェェェェェォォォォォォゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

 購入の為共同戦線を張った連中が、金持ちの売春業者や売春宿の持ち主、マダム達と競争入札を開始した。
ミズ・アメリカーナは入札の声を聞いていた。それは衝撃的なほど高額だった!
ミズ・アメリカーナは、ブレンダ・ウェイドとして、何の為に売られるのか訝しがった。入札の声の度に次第に興奮度が高まり、湯気を立てている欲情を煽らせながらも、理解できなかった。
やがて、三人:キング・ピンプ、女主人タビサそしてシュガータウンの北側を仕切る売春業者達から成る、キッド・ロッテンの購入共同戦線の争いと成った。
「アァァィィィェェェ!嗚呼! いい!」
続けさまのオーガスムスが始まり、ミズ・アメリカーナは嬌声を上げた。
「もっと犯して!犯して頂戴!」

 入札は鉄砲玉の様に四十万ドルを突破した。
ミズ・アメリカーナが悲鳴を上げる度に、一万ドルづつ上昇し、ミズ・アメリカーナが次に“犯して!”と叫んだ時、五十万ドルに達した。
邪悪なワンダは、百万ドルも夢じゃないと信じ始めた。しかし、ミズ・アメリカーナが最後の悲鳴を上げ・・・そして意識を失った。
暫くして、
「五十七万ドルで、女主人タビサに落札しました!」


第十章 ヒロイン娼婦の活躍

六ヵ月の後。
ミズ・アメリカーナは、デルタ・シティヒルトンの最高級スイートルームに歩いて入った。
そして、部屋にいる有名人や裕福な有力者達を見廻した。
ブレンダ・ウェイドとしては、全員顔見知りの友人だった。
黒ネクタイ慈善ダンスパーティ後に開かれたパーティ会場で、ジェフリー・アバーナシーがホストだった。
「ジェフリー卿、貴方がお呼びに成ったんですの?」
ミズ・アメリカーナは嬉しそうに尋ねた。
「勿論、私だ」
ジェフリーは、喜びを露にした眼で見詰めながら言った。そうすべき事でもあった。
「貴方、本当に本物のミズ・アメリカーナですか?」
ミズ・アメリカーナは、意味が解っている様に微笑んだ。彼らは何時も疑っていた。
「勿論ですわ。電話帳を半分に引き千切って見せましょうか?それとも、鋼鉄の棒を曲げる方がお好き?」
「何?私が疑ってるとでも?違います、貴方を信じてますよ」
ジェフリーは、分厚い電話帳を取りながら言った。
「しかし、客の中には疑っている者もいるのです。気になされなければ、お願いできますか?」
ミズ・アメリカーナは暖かく微笑み電話帳を手に取った。
皆が息を止めて成り行きを見詰め、部屋中の緊張感が高まって行くのが感じられた。
ミズ・アメリカーナは、悪戯っぽく笑い、わざともがいて見せた。
ジェフリー卿の老人班のある顔にくもりが現われた。
そして、ミズ・アメリカーナは笑い声を上げ、電話帳を苦も無く半分に引き千切った。
彼女の冗談に全員が笑い、多くの人が彼女のパワーと強さを讃えた。
「素晴らしい」
ジェフリー卿が言った。
「それじゃフラッグ・ガールが到着したら直ぐ始められる」

“噂をすれば・・”という諺通り、ドアをノックする音が衣装を着けたフラッグ・ガールの到着を告げた。
ミズ・アメリカーナの様に、それは本物の衣装だったが、一箇所だけ異なっていた。金の星が付いた青いチョーカーに代わって、二人は金の星が付いた、魔法が掛けられた青い犬首輪を着けていた。
奇妙な事に、誰もそれに気付かなかった。

「フラッグ・ガールが到着しましたわ」
ミズ・アメリカーナは言うと、かつての相棒を迎え、グラブを着けた手で導く為にドアに向かった。そして、ジェフリー卿が皆にその旨を告げている間に、元気な金髪娘を部屋の中央へ招きいれた。

「面白くなりそうね」
「解ってる。待ちきれない位よ」
フラッグ・ガールは息もせずに言い、そして囁いた。
「彼ら、三十分もしない内に私達に襲い掛かって来るわよ、掛けても良いわ」
「本当?」
ミズ・アメリカーナは辺りを見回しながら言った。
このパーティは、彼女達が参加した前のパーティよりずっと落ち着いた人達の集まりだった。
勿論、金持ちで上品な人達のパーティだった。
「その掛けに乗った」
「“絶頂十回”でどう?」
「二十回にしなさいよ」
ミズ・アメリカーナが言った。
「私が勝ったら、パーティの後で二十回、一回少なくてもだめよ」

「さて、紳士淑女の皆さん、お約束した通り、我々を喜ばせる為に本物のミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールにここへ来て頂きました。」
ジェフリー卿は取って付けた様な親密さで宣言した。
「二人はここでエロティックセックスショウーを実演し、その後必要に応じて各自の部屋を廻ります」

そこには、二十人の男と二十人の女が居た。全員、三十代か二十代の後半で、裕福で力も有った。楽しみを得る事には飽き飽きしてて関心が無く、何時も封筒を押し付けてくる様なタイプばかりだった。

六ヶ月前、ミズ・アメリカーナとフラッグ・ガールが捕まった時、新たなファンタジー・パーティ・ビジネスの幕が切って落とされた。一ヶ月後にはレディ・ミッドナイトが捕まった。そして二ヵ月後には、グリーン・スペクターとスペクター・ガールが捕まり、ファンタジー・パーティ・ビジネスは本格化したのだった。
ミズ・アメリカーナは、毎週二回から五回、半分はフラッグ・ガールと一緒にパーティをこなした。時には、他の奴隷化されたスーパー・ヒロインと競演する事もあった。

「さあ、戦闘開始といきましょうよ」
ミズ・アメリカーナが、部屋の中央でキスを始める直前、フラッグ・ガールに囁いた。キスの合間に、
「私が今晩貴方より沢山の男や女とやるって事に、もう“絶頂二十回”掛けるわ」
「その掛けに乗った」
フラッグ・ガールは手をミズ・アメリカーナのビキニの下の内側へ滑り込ませ、秘所に指を差し入れ、キッとした目付きで言った。
ミズ・アメリカーナは仰け反り、大きな喘ぎ声を上げた。多くの女達と少数の男も喘いだ。
「戦利品は勝者のものよ、解ってるわね」

 そして性器の祭典が開始された。
その夜は、いつもとは異なり、フラッグ・ガールが人気を博した。
二人は極めて従順に振舞い、デルタ・シティの美しい人々を吸ったり犯されたり、十回以上のセックス・ショウーを演じ、そして、甘美な、あるいは悪徳な全ての要求を熱心に満足させた。
堕落の一夜が明け、仕事を終えた二人は代金を集め、他の部屋へ引き上げた。
そこでミズ・アメリカーナは、四時間を費やし掛けに勝ったフラッグ・ガールを四十回絶頂させた。

「キング・ピンプとの生活は最高よ」
フラッグ・ガールは溜息をつきながら言った。
「オマンコするのって気持ち良いわ」
「フーアーやれやれ・・・」
ミズ・アメリカーナは奉仕を終らせた。
「貴方の言う事解るわ。タビサ女御主人は私の人生で最高の存在だわ。何故私達、犯罪者を追いかけるなんて事に何年も浪費してたのかしらね?私、本当に馬鹿だったわ!」
ミズ・アメリカーナは時計を眺め、疲れた様に溜息をついた。
「遅れちゃったわ。私の女御主人様が私をキッド・ロッテンに貸し出したのよ。彼、ミズ・アメリカーナを普通の街頭娼婦として働かせたいのね。彼の固い一物を寝かしつけちゃえ」
「解るわ、私、昨日彼のもとで働いたの」
二人は笑った。
冗談は売春業者やマダム達に関するものだった。二人は新しい仕事を愛していた。





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