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  −淫獄包囲網 悪意のネット調教−                          久遠真人 作         

【10】迫りくる限界、裏切りはじめる肉体


「さーて、綺麗になって見晴らしもよくなった、次はコレをつけてやろうなぁ」

ロン毛男が取り出したのは小さなシリコン製のリングだった。弾力性があるようで指で挟むと簡単に形が変形し、リングの内側には棘のような突起がいくつも付いていた。

「な、なにを?!・・・・・・あっ・・・・・・ヒ、ヒィィィ」

ロン毛男は左手で綾乃さんの充血しプックリと膨らんでいる肉芽を皮から完全に剥きだすと、その根元にリングを括り付け、皮の中に戻れないようにしてしまった。
更に、今度は大男がその剥き出した敏感な肉芽に媚薬クリームをたっぷりと塗り付けると、指でしごくように全体に刷り込んでいく。
ろくに触られた事もないような秘所を摘ままれ、しごかれ、綾乃さんは目を見開き、拘束された身体をガグガグと痙攣さ、悲鳴とも嗚咽とも取れない声を放ち続ける。


「もっと、もっとイイ声で啼け! へへへへへっ」
「おいおい・・・・・・その辺にしておけよぇ。まだまだリクエスト予定が詰まっているんだからよぉ」

綾乃さんの反応に、とりつかれたように執拗にクリトリスを責め続けた大男。
それに対して、ロン毛男は苦笑いを浮かべながら指示を出すと、両手に薄手のゴム手袋をはめた。そして、その指先で瓶の中の白いクリームを掬い取る。その背後では、大男がなにやら道具を一式を運んできた。
そして、大きな浣腸器を取り出したり、洗面器にグリセリン溶液を作るのを見て、拘束椅子上の綾乃さんの上気した表情の中に微かだが不安の色が広がり出した。

「なっ、なにを・・・・・・するつもりなの・・・・・・」
「見ての通り浣腸の準備だよ。鼻っ面の強い女には、これが一番効くんだぜぇ。ヒヒヒッツ」
「いっ、いやよ! そんな事やめなさい!!」

どこにそんな体力が残っていたのかと思うほど、彼女は拘束された身体を揺すり、叫び、睨みつけた。拘束され媚薬に官能を狂わされようとも、その眼差しには、凛とした威厳が戻っており、明らかに一瞬、男たちがたじろいだ。

「そんな馬鹿な事を・・・・・・ヒッ!!」

だが、ロン毛男はすかさず、彼女のアナルに、クリームを塗りつけた指を突き入れた。

「大股広げで、あっちこっちビンビンに立たせて言っても迫力は半減だなぁ」
「あっ、あぁぁ・・・・・・ぬっ、ぬいって!・・・・・・ゆ、指を抜きなさい!!」

アナルの内側にクリームを満遍なく塗りつけるように、グリグリと指をかき回され、綾乃さんはその不快感に眉をキュッと折り曲げ、声を荒上げる。
だが、ロン毛男は、その反応にニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながら、何度もクリームをアナルに塗りつけていく。

「こっちの経験はねぇみたいだなぁ。だが、そのうち気持ちよくなるぜぇ。ヒヒヒッ」
「ヘヘヘッ、じっくり仕込んでやるからなぁ、楽しみにしてろや」

そういって、男たちはグリセリン溶液を吸い込ませたガラス製の浣腸器の切っ先を、嫌がり必死に拘束された身体で抗う彼女のアナルに突き立たせた。そして、ゆっくりとピストンが押され、乳白色の液体は徐々に彼女の腸内へと送りこまれていく。
室内には彼女の嫌悪感と羞恥心の混ざった叫び声と、男たちの淫靡な笑い声がこだました。




「ヒグッ!」

浣腸液が全て注ぎ込まれると、メタル色のアナルストッパーが荒々しく、綾乃さんのアナルにねじ込まれた。

「ヒヒヒッ、たがたが200ミリリットルだ。すぐに効きやしねえぇよ。それまで、少しは気持ち良くしてやるぜぇ」

そういって、ロン毛男は、大男に目配せする。そして、ヘラのような平べったい金属製の小さなフックがついたベルトを手に持つと、そのフックを綾乃さんの秘肉の中にズブリと入れ込んだ。

「うッ!・・・・・・な、なにを!!」
「ちょっと冷たかったか?それとも・・・・・・ヒヒヒッ、気持ちよかったか?」

その言葉に、黙って睨み返す彼女・・・・・・・・・・・・だが、その体がピクピクッと小刻みに震えているのをカメラ越しの私にもわかった。
ロン毛男は、更にいくつものフックを彼女の秘肉へと潜り込ませる。その度に、グジュリ、グジュリと大量の愛液が溢れ出す卑猥な音と綾乃さんの押し殺したうめき声がスピーカーから鳴り響いた。
すべてのフックを秘肉に掛けると、ベルトを四方にひっぱり、ベルトの反対についているフックを足を固定している拘束具へと固定していく。
その為、彼女の秘肉は四方へ押し広げあれ、その内部の愛液によってヌラヌラとぬめり、ヒクヒクと蠢く秘部、そしてその上で痛いぐらい真っ赤に充血した肉芽までもがカメラの前に無残にも暴かれてしまった。

「おぅおぅ、モノ欲しそうにピクピクと蠢いているぜぇ」
「クッ・・・・・・」

その光景に、大男は大喜びして囃したてた。

その言葉に、ただでさえ怪しげな薬で狂わされピンク色に染まっていた彼女の体が、羞恥心で朱色に染まっていく。


「さーて、リクエストがきているぞ『頑張り屋さんの綾乃ちゃんに、ご褒美をあげてくだい〜♪』だってさ。優しいプレイヤーがいて良かったなぁ〜♪」
「まっ、でもイカせないけどなぁ、ヒヒヒッツ」

ロン毛男は、表面に無数のイボが生えたバイブレーターを手に取った。電源を入れると、それは軟体動物のようにウネウネと蠢き、見ているだけで鳥肌がたってくる。
そのバイブを剥き出しにされた綾乃さんの秘部へとゆっくりと沈められていく。
その光景を私はただ、呆然と見守るしかなかった。




「ンッ! クッ・・・・・・ハァァ、アァァァッァ」

いつしかスピーカーから、熱を帯び、どこか切なそう声が流れ出していた。
いつのまにか、大男も綾乃さんを拘束している椅子の背後に回り、伸ばした両手で彼女の乳房を揉みあげていく。その手つきは、荒々しい言動とは打って変わって、大きな手で乳房を優しく包みこむように揉みあげ、時折、乳首を指の間に挟み込み刺激を与えている。
それに合わせるように、ロン毛男がバイブレーターを慎重に操作し、彼女の快楽の源泉を的確に刺激していく。その結果、無意識の内に彼女の腰は、快楽を求めて前後に動くようになってきていた。
だが2人の男は、与える刺激によって彼女が昇りつめようとする気配が近くなると、ピタリとその動作を止めてしまう。

「あぁ・・・・・・クゥゥゥ・・・・・・」

そのたびに、どこかうっとりするような表情をしていた彼女の眉が切なそうに折れ曲がる。

「おやおや、切なそうな声が出ちまってるじゃねぇか? ん? 綾乃ちゃんよぉ」
「へへへへっ、淫らに腰が動いているぜぇ」

男たちの嘲笑に時折、綾乃さんはハッとしたように自分を戒める。だが、男たちが愛撫を再開すると、身体は心を裏切りクイクイッと腰が動き始めてしまう。

「ヒヒヒッ、心とは違って身体は素直になってきたみてぇだなぁ!」
「ざまぁ、ねぇぜ! 所詮、お前もただの牝なんだよ!」

男たちの言葉に、綾乃さんは必死に髪を打ちふるい言葉を否定しようとする。
だが、次第にその動きも弱まり、口から出るのは嫌悪感の響きは減り、徐々に快楽に打ち震える牝の声になってきていた・・・・・・





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