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  『ホームスティ 〜 待ち構える暗き穴 〜』    その2                    久遠真人 作         

【4】地下室

ヒンヤリとした薄暗い階段を降りて行くと裸電球に照らされた重たそうな鉄の扉が姿を現した。
美佐はゴクリッと唾を飲み込むと、扉のノブに手をかけゆっくりを開けた。
電球一つ点いてなく、部屋の中は真っ暗だった。

「あの扉は開けては駄目・・・と言ったでしょう?」

その声と共に暗闇の中に、ライトに照らされた黒いボンテージ姿の李の姿が浮かび上がった。
豊満な美乳はビスチェにより強調されて、腰は芸術的なぐらいくびれている。
ホットパンツから伸びたデルのような足は腿まである黒いエナメルのブーツに覆い隠されている。

「姉さんはどこ?」

周囲を警戒しつつ、李に近づく。

「ふふふ、さーてどこにいるのかしらねぇ」
「ふざけないで、ちゃんと応えなさい!!」

美佐が腰を落とし身構える姿を、李は嬉しそうに微笑んだ。

「貴女、空手のチャンプなんですってね。あの3人を倒すなんて強いわね」
「素直に姉さんの居場所を教えないと、貴女も味わうことになるわよ」

素早い踏み込みで、一気に距離を詰めると鳩尾を狙って拳を繰り出した。

「怖い、怖い。確かに・・・私では勝てないかもしれないわねぇ」

美佐の拳を受け流すと、後ろに跳び退って距離と取った。

「もし、私を倒すことが出来たら、お姉さんを解放してあげても良いわよ」
「・・・どういうつもり?」
「ふふふ、ただのゲームよ」

李が指を鳴らすと部屋の照明が一気に点灯とその全容があらわになった。
天井から鎖やロープが垂れ下がり、壁には三角木馬、磔台など禍々しい道具が数多く並んでいる。そして、その中の一つ、黒革の大きな肘掛け椅子に一人の女性が全裸で拘束されているのが見えた。

「・・・姉さん?」
「ん?ウウッ!ウウッ!!」

その女性は無数の幅広の黒ベルトが巻きつけられ身動きが取れない様に椅子に拘束されている。顔の下半分は黒革で覆われ口のあるべき部分にはお風呂の栓のようなモノが備え付けられている。
美佐の姿に気が付くと、首を激しく振り、何かを訴えるかのように必死に声にならない叫びを上げた。

「ただし、貴女が戦闘不能になったら私のモノになってもらうわよ」
「ふざけないで!!」

美佐は激昂し、一気に間合いを詰める。

「あんまり怒ったり、動き回ると残り時間が短くなるわよ」

李は追撃し次々と繰り出される美佐の猛攻をなんとか受け流し間合いをあける。

「助けでも待ているの?どんなヤツが来てもぶっ倒してあげるわ。それに貴女もそんなにもたなそうよ」
「そんなに時間はかからないわ。これだけ激しく体を動かせば、流石に効いてくるでしょう」
「なにを分から・・・ない・・・こと・・・を・・・?」

美佐の動きが急激に悪くなる。その隙を見逃さず放たれた李の足払いに、体が反応できず仰向けに転倒してしまう。

「くっ!・・・なにを・・・した・・・の・・・」

体の痺はどんどん酷くなり、立ち上がるどころか喋るのも辛くなってきていた。

「ふふふ、貴女に出したお茶に李家秘伝の遅効性麻痺薬を入れておいたの。全部飲まないから利きが悪くってヒヤヒヤしたわ」
「ひ・・・きょう・・・もの・・・」
「獣を捕らえるのに、わざわざ素手で挑む馬鹿はいないわ」

ジャラリッと懐から首はを取り出し歩み寄る李の目・・・まるで動物でも見るような冷めた目・・・を見て、美佐は改めて恐怖を感じた。



【5】囚われし姉妹

「ああっ…ううっン…うぐっ…」

喘ぎつつ息も切れ切れな哀願の声が、窓のないコンクリート剥き出しの部屋に響いた。
天井より吊り下がった裸電球が異様な光景を照らし出してる。
部屋の中央で全裸の女が黒革のボンテージで拘束されている。汗で妖しく光る女の肌を黒革の拘束具が絡みつき、豊かな乳房を搾り出し、絞り込まれたウエストをこれでもかと締め付けている。上半身を前かがみで倒され背後で揃えた手を、指先から二の腕までスッポリ黒革の袋で包まれ、幅広のベルトで手首、肘の前後できつく締め付けられ、指先にあるリングに天井から垂れ下がった鎖によって繋がれ吊るされていた、両足は左右に大きく開かされ、足首に嵌められた足枷を床に繋ぎとめられている。

「まだまだ終わりじゃねぇぞ!」
「せっかく助けが来たのに残念だったなぁ、今夜もじっくり楽しませてもらうぞ」

女の背後に立っていた男が尻を平手打ちし、大きなピシッという乾いた音が部屋に木霊する。

「自慢の空手もこうやって拘束されたら、何の役にもたたねぇよな」

女の正面に立っていた男が、女の長い黒髪を鷲づかみにすると持ち上げた。
女は目隠しをされ、金属のリングを口枷を噛まされ、強制的に口を開かされていた。

「ヒヒヒッ、まったくいいざまだな・・・おら、咥えろ!!」

口枷によって開かされた口に、屹立した肉棒を突き入れると、一気に根元まで押し込む

「おごっ!、ぐっ、うぐっ、うげぇ、うぐっ」
「おらおら、しゃぶれ、しゃぶれっ!」

男は女の苦しむくごもった声を聞き、狂喜し更に激しく腰を打ちつけた。

「ヘヘヘッ、こうして動きを封じてしまえば、もはやただの雌だな、たっぷりと調教して立派な雌奴隷に躾けてやるからな」
「また浣腸をしてやれ」
「へへへッ、じゃぁ、今度は今度は500ミリリットルにするか、たっぷり味わえよ」

既になんども叩かれ赤くなった尻をさすると、ガラス製の浣腸器に薄めたグリセリンを吸い込ませると、アナルに付きたてた。

「おごっ!ひゃ、ひゃめて、うぐっ!うげっ!!」

男は女の哀願を無視して、一気にピストンを押し込め、全てのグリセリンを腸内へと注ぎ込むと

「くぅぅ、いひゃぁぁぁ」
「へへへっ、すぐに出ないように栓をしてやるからな」

大小の球体が繋がったような独特のアナルバイブを取り出すと、アナルに突き刺し、根元まで押し込む。

「ひっ!うぐぅ、ぐぅぅぅぅ」
「ヒヒヒッ、いい声で鳴きやがる、その内、癖になって自分から哀願するように躾けてやるからな」

左右に揺れる腰をしっかり掴むと、背後から挿入した。

「うふぅん、うっぐ、うぐ、あぁぁ、ふぅぅん」

男たちに身動きとれぬよう拘束され3つの穴を激しく責められる女のあげる声が、苦悶の声の中のなかに、鼻にかかった喘ぎが混ざってきた。

「ヒヒッ、また感じてきやがった、尻振ってやがるぜ、この女」
「妖しく尻を振りやがって、こんだけ責めて、ますます締め付けが強くなってきたぜ」
「自分がただの雌だった、思い知ったか、おらおらっ!」

まるで女を壊そうかというかのように、前後から抉るように激しく腰を打ちつけ、そのスピードを高めていった。

「おらぁ、いくぞ!!」
「くっちもだ、しっかりくらいやがれ!!」
「おぐっ?、むむ!、むぐぅぅぅ!!

男たちは、抜く寸前まで腰を引くを、根元まで押入れ女の中へと精を放った!


「もう、ひゃめてぇぇぇ!」

理沙は口枷を噛まされ開かされた口から、息も絶え絶えに哀願を搾り出した
普通の性行為しか知らない美佐には、目の前で行なわれる行為は見るに耐えないものであった。

「あら、わざわざ日本から尋ねてきたんじゃない。しっかりお姉さんの姿を見てあげなさい」
「ヒヤッ、ヒヤデフッ!!」
「それに・・・貴女がちゃんという事を聞かないと、お姉さんはもっと酷い目にあるかも知れないわよ?」
「・・・?!」

李は椅子に拘束された美佐の背後から、熱い息を吹きかけながら楽しそうに囁きかける。
美佐は先ほどまで理沙が拘束されていた背もたれの高い黒革張りの大きな肘掛け椅子に座らされていた。モデルのような引き締まった体は全裸にされ、腕は肘掛に、足は椅子の足に無数の幅広のベルトによって縛り付けられている。太股や体、更には額にもベルトは巻きつけられ、自由に動かせるのは指ぐらいである。今は奇妙な器具によって、瞼を強制的に開かされ最愛の姉が恥辱され調教され続ける様を嫌が上でも見させ続けていた。

「さぁ、貴女もお薬をたらふく飲んで、お姉さんといっしょに快楽を貪りなさい」

そういうと口枷で開かされた口の中にノズルを差し入れると、ポンプを操作してドロリトした液体を次々と美佐に飲ませていく。

「うっぐっ、うげっ・・・も、もう・・・のめ・・・ひゃい」
「あら、遠慮は駄目よ。貴女を快楽へと導いて牝に変えてくれる大事なお薬なのよ」

必死に目で訴える美佐を楽しそうに見つめながら、李は更にポンプを操作し全ての媚薬を流し込んむ。そして脇に置いたトレイから布袋を手に取り新たに鍼を取り出した。

「漢方薬の次はいつも通り鍼よ。貴女の感度を何倍にもアップしてあげるわね」

残忍な笑みを浮べながら媚薬で熱病のように赤く染まった柔肌に次々と鍼を突き立てていく。
突き立てられた鍼は、美佐が内からこみ上げる快楽に体を震わす度に、細かく揺れた。
李は全ての鍼を美佐にうち終えると、別の布袋から新たな鍼を取り出した。
それは、今までの鍼灸用の細い鍼でなく、3ミリはあるしっかりした鍼であった。
取り出した鍼の先で、美佐の首筋から胸元へと肌をなぞる様に這わしていく。

「ヒッ!ヒッ!!」

媚薬によって欲情しきった美佐は、それだけで声にならない喘ぎを発し体を震わせる。
李によって這わされた鍼の先は、拘束され搾り出された美乳を駆け上り乳首に達すると、無造作に鍼が乳首に突き立てられ貫通した。

「ヒギッィィィ?!」

美佐は白目を剥き椅子に拘束された体を大きく仰け反らせると、プッシャッと激しく潮を吹いた。

「ふふふ、ちゃーんと痛みすら快楽に感じる体になってるわね」

李は新たな鍼を取り出し反対の乳首にも突き立て貫通させる。
強烈な刺激に美佐の大きく開いた口からは悲鳴すらあがらず、口端から涎を垂れ流し痙攣するようにビクビクと体を打ち震わせている。

「いい姿だわ。おまけにもう一本刺して上げましょうね」
「ヒャ・・・ひゃめて・・・イフッ・・・まひゃ、いっひゃうゥゥ」

李は涙と涎を垂れ流しながら、必死に哀願する美佐の姿にニンマリ笑うと、秘肉を掻き分け充血し肥大しきったクリトリスを摘み外気にさらした。

「ヒッ・・・ヒッヒッ・・・ヒッツ・・・」

美佐は、それだけで既に高まりイキ続ける。
李はゆっくりと鍼をクリトリス突き立て、鍼が肉にめりこみ貫通する感触に酔いしれた。

「ヒィギィィィィ!!」

プッシャー!プッシャー!!

美佐は、獣のような悲鳴を上げて泡を吹きながら何度も何度も潮を吹きイキ続け、足元に大きな水溜りが出来上がっていた。

「いいわよぉ、もっと!もっと!!快楽に溺れて姉妹揃って堕ちて行きなさい」

李は欲情したように上気し、理沙の頬を垂れる涙を舌で舐め取り耳元で囁く。

なかなか心まで屈しなかった理沙も李家秘伝の調教術で体を作り変えられ、更に妹を押さえられた事で、これからは従順にならざるおえない。
それに新たに手に入れた美佐の空手で鍛えぬかれた肉体は理沙とは違う魅力があった。まだ性行為自体も少ないようで、どう調教するか考えるのも楽しかった。


(貴女たちも徐々に心身共に快楽を求める雌奴隷に堕としてあげるわね・・・才女の姉と空手チャンプの妹、日本人美人姉妹、この子たちも人気商品になりそうだわ)

李は被虐の快楽に打ち震える姉妹を見下ろしほくそ笑む。
そして、次のホームスティに募集してくる新たな獲物に想いを馳せるのであった。




   


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