−西部の女保安官 マーサ・ドレイク−
第21話 処刑、マーサのくやし涙
1
「フフフ、マーサよ、いよいよリチャードの処刑まであと6日だ。その当日には天才的なダグ・ハクソー様がちょっとした趣向を考えているからな。それを実行するためには、今日からナマイキなお前の心と体をさらに女らしくする必要があるんだ。そのために、媚薬と麻薬と酒で徹底的におぼれさせて、お前の自意識を壊滅させてやる」
次の日ダグはそう言って片頬をゆがめて不気味に笑った。
こいつはやるといったら必ずやる意志の強固な男だ。
「まず手始めにこの媚薬入りウイスキーを飲め、タップリ常用量の4倍の媚薬を入れておいたからな。といってもすなおに飲むはずはないだろうな、おい、お前たち!」
例の巨漢の二人のカウボーイが口元に冷酷な薄ら笑いを浮かべて、マーサに近寄る。
「ウヒヒヒ、さあ、マーサ、媚薬がたっぷり入ったウイスキーを飲んでもらおうか」
一人が後ろからマーサの上半身をしっかりと固定し、もう一人はこれも後ろからマーサの豊かな金髪をワシづかみにして顔を固定し、さらに形のいい鼻を手でふさいでしまう。
マーサは当然口をあいて呼吸しなければならない。
そこを待ってましたとばかりに、ダグが強引に唇にグラスを押し付け一気に媚薬入りのウイスキーを200ccも飲ませてしまう。
マーサは必死で抵抗するが、男の強力にはかなわず、抵抗をあきらめる。
「ようし、これで十分だろう。マーサはあまり酒を飲まんからな、十五分程度で効いてくるはずだ」
やっと離されたマーサは苦しそうに大きく肩で呼吸する。凛々しいアマゾネスが半ば屈服させられた姿は胸がキュンとなるほど悩ましく虐め心を誘う。
そのダグ・ハクソーは女を虐めることが楽しくてたまらないらしく、うきうきしながら、能面のように押し黙ったマーサの美貌を覗き込む。
しかし実はマーサの胃の中では強制的に飲まされた酒が暴れまわり始めた。
やがてマーサの顔は紅潮し、ドキドキと心臓が高鳴る。
「ウヒヒヒヒ、どうやらクスリが効きはじめたようだな?どれ、若奥様のオ**コの濡れぐわいはどうかな・・・おい、お前たち、これからは夫婦の時間だ。ボサッと突っ立ってねえでもう帰っていいぞ!」
ダグは言いながら、早くも後手に縛られたネグリジェ姿のマーサのパンティーのなかに手を伸ばす。
果たしてそこは、すでに泉のごとく女蜜を滴らせていたのだ。
もともと女性ホルモンに横溢した、マーサの若さにはちきれるような体に、嫌らしいクスリを大量に投与されたのだからたまらない。
「どうだね、マーサ、媚薬だけでなくアルコールのためにお前の体は燃えさかっているようだな。いくらおれ様を無視して、感情を押し殺したような顔をしても、お前のオ**コは、ホレこのとおりベッチョリ濡れてスケベな本性を剥き出しにしているぜ」
言いながら、ダグは力ずくで、マーサの体を抱き上げて食卓に乗せると、荒々しくパンティーを引きちぎり、女股を大きく広げ、やにわに豪刀を突き立てて挑みかかる。
アマゾネスの勇名をほしいままにしたマーサの体が、パリの一流娼婦もしのぐほど、豊潤に濡れてダグの「男」を包み込み、くねるように悶えて愛撫するのだった・・・
2
次の日の夜。
マーサは女体拷問室の天井から垂れ下がった四本の鎖に手足を大きく広げたまま、空間に漂うように放置されている。
白いむっちりとした量感のある女体が時々、何かに耐え切れず、微かな呻き声を洩らして、ヒクヒクと悶える。
ダグ・ハクソーが百八十度近く広げられた女股の中央に立ち、相変わらず、悪辣な淫靡な遊びに耽っているのだ。
女体が悶えるたびに部屋の空気が、かすかに波立ち、そのために大きなロウソクがゆれ、前頭葉が大きく禿げ上がったダグの顔面を炎がチロチロと照らし、変態サディストの満足げな笑い顔を不気味に浮かび上がらせる。
「グヒヒヒヒ、どうだ、マーサ、この遊びは気に入ったかな?それ、もう一度お前のクリト*スをこうやってつまんで・・・ブスリ!」
「ウムムムムウッ・・・アアアア・・・」
マーサの太腿の筋肉がヒクヒク痙攣し、また半開きの紅い唇からたまらず呻き声が洩れる。
マーサの快感とも苦痛ともつかないそのエロチックな声を聴くと、ダグの下半身もブルブルと奮え、いっそう苛虐心を刺激されるのだ。
ダグは狂気につかれたように、手にしたかなり大型の注射器に一杯につめられた妖しげなクスリを、マーサのクリト*ス目がけて集中的に針を刺してはピストンを押して注入する。
どうやらダグはこの遊びが気に入ったらしく、すでに昨夜の倍以上のクスリを女体に入れてしまっている。
そのためマーサのその部分はかなり膨らんでいるようだ。
「ヒヒヒヒヒ、ザマア見ろ!無敵のアマゾネス?西部一の正義の女保安官?だが、今はどうだ?このダグ様にかかればこの有様よ!鍛えたたくましいほどの筋肉が・・・ヒヒヒ、今じゃふるいつきたくなるような女っぽい色っぽい肌に変わってしまったぜ・・・ウウウ、ちょっとまた催した!」
口惜しいがいまやマーサのオマ*コは生きた貝のように微妙にゆっくりと蠢動し、そのたびにタラタラと女蜜を滴らせる。
しかも男の性欲をかきたてずにはいない絶妙な曲線を描く乳房は、先ほどまでやはり、したたかに淫靡なクスリを打ち込まれたのか、暗闇でも分かるほど白い乳汁を分泌させている。
その部分を責められるたびにマーサの呻き声は、しだいにはばかりなく大きなものになり、ついには絶叫となって淫靡な空間にこだまする。
またもや炎が大きく揺れ、マーサ自身の姿を巨大に妖しく壁に投射する。
「どれ・・・」
ダグは注射器を傍の台に置くと、マーサの腰をしっかりと固定し、やにわに肉棒を突きたてそのままメチャクチャにしゃにむに責め立てる。
「アアア・・・ツ・・・ウウウウウ・・・なんておぞましい・・・なんて汚らわしい・・・お、お前はこの世の悪魔だわ・・・お願いよ、私の体から離れてちょうだい・・・リチャードに、リチャードに危機が迫っているというのに、私はこんな変態サディスト男にオモチャにされて助けることも出来ないのだ・・・おのれ、ダグ・ハクソー!お前に、お前に永遠に尽きない恨みを・・・アッ、今度はなにをしようというの?ウウウウワアア・・・・や、やめてちょうだい!!!」
3
いよいよ処刑が明日に迫った夜の十時、暗闇にまぎれてハクソー牧場から一台の幌馬車がひそかにエル・パソの町に向かった。
中には毛布にすっぽり包まれてグルグル巻きにされたマーサとダグ、そして例の二人の大男の用心棒が乗っている。
一時間後、馬車が停まったのは、リチャードが収監されている監獄の中だ。
やがて・・・その特別な拷問室。
またもや悪魔たちの最後の饗宴が始まろうとしている。
悪鬼たちの操り人形と化したマーサとリチャードが厳重に縛られて対面している。
「どうだね、処刑を明日の十二時にひかえて、恋人たちに最後の対面をさせるとは、このダグ様も粋な計らいをするだろう?オウット、だがね、お前たちの勝手にはさせないのさ。今夜でお前たちは永遠の別れを告げて、マーサはおれの肉欲奴隷、リチャードは残りの時間は少ないが、男娼としていよいよケツの穴をみがくのだ」
「・・・その前に、マーサ、例のクスリを飲むのだ。今夜は特別まるまるボトル一本飲ませてやるぜ」
抵抗が無駄だと知っているマーサはとうとうそれを飲まされてしまう。
「よおし、なかなかいい飲みっぷりだ。これならすぐパイオツからは白い乳、オ**コからは女蜜がタラタラという仕組みだ。おい、スミス警視正、早速だが、リチャードのやられっぷり拝見したいものだな」
「はい、承知しました、ダグ。ヒヒヒ、リチャードよ、おれたちの仲のいいところをみんなに見せてやろうぜ。とくにマーサにやきもちを焼かせるほどな」
言いつつこの男色家は緊縛されたリチャードの背後からのそりと近寄り、若いたくましい男根をわしづかみにし、もう一方の手をリチャードの首にかけて体を引き寄せ、背中や首筋にネットリとした接吻を開始する。
「ウッ・・・やめろ、やめてくれ、お願いだ・・・マーサの見ているところでは・・・あ、あ、あ・・・ツゥウウウ」
巧妙かつ淫靡な中年男の責めにたちまち隆々たる屹立をそこは示すのだった。
豪勇リチャードも緊縛された状態では変態男のなすがままだ。
「ああ、リチャ−ド、雄々しく理知的な私のリチャード・・・卑怯者たち、堂々と勝負したらどうなの、このロープさえなければ・・・おのれ、なにをするの、放せ、放しなさい!!!」
そのマーサにもダグ・ハクソーをはじめとして、特別に今夜だけ快楽の宴に加わることを許可された市長や巡回判事などが欲望に目をギラつかせて迫ってくるのだ。
マーサの意識はウイスキー一本の酒量のため、もうろうとしてくる。
ダグが予言したとおり、みごとなオッパイから流れる白乳を一滴も逃すまいと、マザコンの気がある変態市長と、リチャードに死刑を宣告した巡回判事が仲よく一個づつ口にくわえクチャクチャクチュクチュとベロベロにナメあげるのだ。
そしてこちらの菊座を支配するのはエルパ・パソの陰の実力者ダグ・ハクソーだ。
そして悪魔の宴は明け方まで続いたようだ・・・
4
いよいよ当日である。
マーサとダグは処刑の絞首台から二百メートル離れたホテルの3階にいた。
昨夜の悪魔の宴が終わってから、マーサは男たちにこのホテルに運び込まれたのだ。
ここはこれから行われるリチャードの処刑が、窓をへだててのこらず見ることが出来るシチュエイションだ。
マーサはダグ・ハクソーの悪巧みにより最悪の状態におかれている。
昨夜は媚薬入りの丸まる一本のウイスキーを飲まされ、二日酔いがとれない状態で、今朝、さらにおなじ量の酒と媚薬を飲まされてしまった。
なおかつ、それには強力な眠り薬も入っていたらしく、マーサの意識は朦朧としている。
今日のマーサはなんと輝くような純白のウエディングドレスを着せられ、黄金の波打つ長いブロンドの髪にはブーケの花冠まで被されている。
ことさらリチャ−ドの処刑の日に悪魔のようなダグはマーサにこんな衣装を着せたのだ。
しかも聖なる花嫁は媚薬とアルコールのため心身を喪失している。
おそらくマーサにリチャードの処刑の様子を見させないためだろう。
なんという悪辣で人の心を踏みにじる企みなのだ!
パリから取り寄せた豪華な純白のドレスのすそを大きく跳ね除けると、パンティーを穿いていないマーサの女陰が顕われる。その部分は過剰に投与された媚薬のため、つねに蜜を滴らせて、サーモンピンクの内臓まで開いている。
しかもマーサのプッシーは娼婦のように、いやらしくハート型に悌毛されている。
そしてこれもダグの手による女体改造のため、クリトリスは異様に大きく膨らんでいる。
ダグの鋼鉄のような剛刀がその部分を狙って襲って、グッと突き立てられると、マーサは朦朧とした意識のなかで、「アアア・・・」とさも切なそうな呻き声を挙げ、身をよじらせる。
「リ、リチャード・・・あなた、あなたなの?・・・ちがうわ・・・あなたのように優しくないわ・・・アッ、ダグね、ダグ・ハクソーだわ、な、なぜおまえはそんなにしつこく私を犯すの・・・あああ、おやめったら・・・私から離れろ、汚らわしい老豚め」
「・・・リチャード、リチャード、あなたは、あなたはどうなったの?ああ、リチャードを助けなければ・・・ああ、だめ、体が動かない。頭が朦朧としている。男たちが、卑怯な悪魔たちが寄ってたかってマーサに酷いことをする・・・リチャード、待っていてね。私もすぐあなたと一緒に神の元に・・・でもその前に、憎きハクソーを全滅に・・・ウウウウウウウ、おやめ!おやめなさい・・・変態め」
純白の花嫁衣裳の下でギリギリに厳しく縛められた肢体を悶えさせ、マーサはダグの悪魔のような絶倫のテクニックに悩乱した心と体を追い込まれてゆく。
やがて真っ青に晴れ渡った広場に十二時の鐘が陰惨に響き渡る!
絞首台を埋め尽くした群集を掻き分け、たくましい警吏に左右から腕をとられたリチャードが引き立てられてくる。
顔はすこし青ざめているが、虚空をしっかりと睨んで、いささかも臆する所がない。
彼を取り囲むようにスミス警視正、市長、巡回判事も同道している。
「ウヒヒヒヒ、やいマーサ、とうとうリチャードが奴らに連れてこられたぜ、もうリチャ−ドは地獄の一丁目にいるようなものだ。これでお前は思い残すことなくおれさまの妻になれるというものだ。可愛いぜ、マーサ、お前にはうんとぜいたくをさせてやる、しかし・・・ウウウなんてすごい吸引力のオ**コだ。おれのものをグイグイ締めつけて・・・お前は世界一の肉奴隷だ!」
「おっ、リチャードたちが台の上に登ったぜ、ヒヒヒ、早くやれ、早くやれ、奴を高く高くつるせ!!ハハハ、ザマア見ろ、このダグ・ハクソー様に楯突く奴は一人として生かしちゃおかねえぞ、うひひ、ガハハハハハ!!!」
「ああ・・・リチャード、私のリチャード!」
やがて時は過ぎた。
だが、その後のことは作者にも定かではないのだ。
|