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   第二話

2、

黒いドロが四肢に絡み付いている。丁度コブラツイストを掛けられたような感じだ。
下腹部にある秘密の花園より伸びたドロの棒・・・そこから与えられる刺激を逃れようと、必死に体を揺り動かす麻貴。女子高生でもある少女の力では、大の男の腕力に屈せざるを得ない。脱出は叶わず、刺激を甘受し続けるしか、なかった。
麻貴は知っていた。自分の秘所を掻き乱すドロの棒が、男のペニスであることを。つまり、彼女は犯されている最中なのだ。
(く、くそォォッッ!・・・・・こんな・・・こんな奴に・・・・・・・)
大きな白い歯が、潤った唇を噛む。血が滲むほどに。
「フハハハハ!この時がくるを長〜い間、待っていたのだ。アイドルのお前を、貪り《食う》のをなぁ!!しかも、我ら『淫魔』の宿敵である『イリミネーター』だったとは・・・・・極厚のステーキに最上のタレがかかったようなもの・・・」
槍となって麻貴を貫いたドロは、膣の奥深くにまで侵入している。麻貴を味わうかのように、じっくりとそれは蠢く。生暖かく、ドロに混じった大小様々な粒子が、ビラビラの襞を適度に刺激する。痺れる感覚。熱を帯びる下腹部。
(ん・・・・・くッ・・・・・)
ドロが秘密の園を、グチャグチャに掻き乱していく。子宮内いっぱいに広がったドロが激流となって、襞の全て、あらゆる性感帯のツボを摩擦する。時に速く・・・・時に緩やかに・・・・・単調にならないリズムが、常に新鮮な刺激を麻貴に与え続ける。異物の入った不快感・圧迫感と、痺れるような電気信号が、脳髄に駆け登る。
(お・・おなかが・・・・・・・メチャメチャにされちゃう〜〜・・・・)
身体の中で最も敏感な小さな豆がドロにこねられるごとに、腰が麻貴の意志に反して痙攣する。この世に生まれて16年、初めての刺激に脳細胞がパニックを起こしかけている。
(な・・何?!この感覚・・・・・・凄く嫌なのに・・・・・・やめて欲しく・・・・ない・・・・・・・・)
それがDNAに記憶された快感であることを、どこかで麻貴は悟っていた。そして、それに身を委ねてはいけないことも。
(声をあげちゃダメだ・・・・・絶対・・・・・)
声をあげれば、カサにかかって攻撃が激しくなる。それが理論的な理由。あと、感覚的に負けを認めるような気がする・・・
大の字の姿勢で立たされている麻貴。その俯いた顔は、内の興奮を隠すべく、醒めた表情を覗かせている。絶対に屈しないという覚悟の表れが、そこにあった。
だが・・・・・・・・
「ククク・・・・我慢しているようだな。無駄なことを・・・・」
腰の痙攣が全身にまで広がってしまっていた。小刻みに震える細身の体躯。頬がうっすら桜色に蒸気している。
「気の強い女よ、それでこそ『イリミネーター』。嬲りがいがあるというものだ」
ドリュウウウッッ・・・・・
ドロがトレーナーの胸元から侵入する。
よっぽど密閉された服でない限り、液体の侵入は防げないが、麻貴は空間にゆとりのある服を着ていたことを悔やむ。
形の良い二つの肉の丘を、ドロが渦を巻きながら、柔らかく包んでいく・・・・・・・
子供がオモチャを壊す時の扱いに似て、メチャメチャに球体が押し潰され、捻られ、こねられ、廻され、引っ張られ、握り潰されて・・・・・・その動作は、まさに揉みしだく、という言い方がピッタリするもの。
顔を左に背ける麻貴。不良っぽい子がスネているようにも見える。実際は、物体として弄ばれている己の乳房を、見つめることが出来なかったが故。
「クワハハハ!少し固いが・・・大きさ・形とも良いオッパイをしているじゃあないか、五条麻貴!これはもう、オレのものだぞおォォォ!そーーら、乳首も立ってきた!」
流動体が白い肉丘の突起物をこねくり回す。クリクリクリ・・・と。
つまみ、引っ張りあげ、こねる。それが、続く。
麻貴のピンク色の先端が、コチコチに固くなっているのがわかる。
(あ・・・・あ・・・・・感じちゃって・・・・・・・る・・・・・・・)
痛いまでに固くなる乳首。トレーナーの上からでも浮かび上がる。
「黙っていても感じているんだろう?こんなに乳首を立たせて・・・ククク・・・」
(く・・・・・・悔しいよォ・・・・・・で、でも・・・・・・)
「・・・・・・・・・・・」
口を開けたら、叫んでしまいそうだった。
「本能というものは、正直よ・・・下のおクチも、ヨダレを垂らし始めたぞ」
膣内をめぐるドロの粒子は、麻貴の愛液を大量に分泌させていた。
ピチャ・・・ピチャ・・・ピチャ・・・・・・
「聞こえるか?お前の中の女が喜んでおるわ」
太股を流れるものがある・・・・ドロではない、透明な官能の涙。
(あ・・・・ああァ〜・・・・・我慢・・できない・・・・・私・・反応しちゃってる・・・・・・こ、このままじゃァ・・・・・・・)
不意に両の乳首と、クリトリスがつまんで折られる。
「あふうぅぅッッ!!・・・・・・」
ビクンッッ!!!・・・・・・・・
思わず声が洩れる。
痛みによる悲鳴だけでなく、別の響きが入ってしまっている。
眉がひそみ、顔が仰け反る。
こんな声が出るなんて・・・・・
「澄ました顔をしてみても、疼きは抑えられなくなってきたな・・・」
愉快げに男が笑う。あの三日月の笑み。
「・・・負けるか・・・・・・・」
「何?!」
「お前なんかに・・・・・・・負ける・・・かァッ!!・・・・」
噛み締める奥歯が、ギリギリと鳴く。
「ワハハハハハ!本当に最高ッッの獲物だよ、お前はッ!この能力を与えてくれた神に・・・いや、悪魔に感謝せねばな!」
ドロがきめの細かい麻貴の肌を、這いずる。ピチャピチャと音を立てる秘所。形を変えていく双丘。
「私の自己紹介がまだだったねえ。名はヒラタ。つい最近だよ、係長になったのは。今の会社に入って20年、無遅刻・無欠勤が私の勲章だよ・・・」
ナメクジが背中を這い回る。性感帯を探られ、その電気信号によりビクビクと麻貴は震える。
「退屈な人生だった・・・真面目に生き、そして死んでいくよりも、どんな悪行でもいい、自分のやりたいことをやって、生きた証を創りたい・・・・そう思うようになった。気が付いたときには、『奴ら』が私の中に居たよ」
ピンクの蕾がシュルシュルと、捏ね繰り回される。摩擦係数のすくないドロのため、激しく擦られても痛みは無く、快感だけが積み重なっていく。
『淫魔』・・・・・・・その存在は、防衛庁でもトップ・シークレットとされ、ごく一部の高官のみにしか、知らされていない。
異次元生命体である彼らは、時空のひずみなどにより、この世界にまれに現れるが、環境の違いからその肉体は存在できず、精神のみが器を求めて彷徨うことになる。
『淫魔』の本質は残虐・冷酷・そして、その名の示す通り、女性の陵辱を好む。よって、彼らが憑依するのは似た性質をもつ人間が、その大多数となる。器となった者は、さらに残虐性が増し、個人差もあるが、おおよそ人間らしからぬ倫理観の持ち主となる。また、『淫魔』の異能力も身につけるため、実に危険な存在と言えた。
その『淫魔』を闇の内に退治するのが、『イリミネーター』と呼ばれる超能力者集団である。
『淫魔』に対しては、抹殺することを許可された、超法規的な存在。『淫魔』にとっては、天敵ともいえるだろう。
だが、一方で、『淫魔』は『イリミネーター』を陵辱することに、もっとも興奮を覚えるとも言われていた。
「初めてテレビで見た時から、お前をボロボロにすることを夢見ていた。体が疼く度、女どもを《食い》尽くしては、欲求を抑えていたよ・・・」
嘲笑が耳元で響く。
(・・・・私のせいで、女の子たちが、こいつの犠牲に・・・・・・)
桜色の頬が、今までとは別のファクトにより紅くなる。
炎のような怒りが、沸騰するのを麻貴は感じていた。
「・・・・・つまんない・・・・・・」
「・・・・??」
「つまんないよ、あんた。生きた証、とか偉そうなこと言って・・・・結局やってるのは、ただ女の子を襲ってるだけじゃない。・・・・バカみたい・・・」
丘の先端と、下の繁みの中の蕾が締めつけられる。右に左に、不規則に折り曲げられる。
「・・・・くッ!・・・・・ううッッ!・・・・・・・」
「・・・フン・・・・・お前のように、キャアキャアと騒がれているアイドル様には、オレの気持ちなどわかるはずがないわ!」
ギュルルルルルッッ!!!
繁みの奥で、ドロがドリルのように回転する!
下腹部に広がる熱さ。痺れ。・・・快感。
鼓動がはやなり、内圧が高まっていく。何かが爆発しようとしている。
「うわあッ!・・・・・・ふわわあああ――――ッッ!!」
(ああッ!ダメ!声が洩れちゃうぅッ!!)
歪む顔は苦しんでいるようにも見えるが、やはりどこか、いやらしい。
「そうだ!そうやって喚いていろ!お前は地獄に行くのだ、オレ様の手によってな!」
トロトロと愛液が滴り落ちる。体温が上昇していく。
「く・・・く・・・・・・くうッ・・・・・」
「アハハハ!何だ?まだ、叫びを我慢したいのか?」
「く・・・・くだらないんだよ!お前はァッ!!!」
ドロの動きが、止まる。
静寂――――麻貴の荒い息だけが、聞こえてくる。
麻貴に訪れた、一瞬の自由。機会。
今だ!超震動を!!!
掌をドロに・・・・・・触れた!!

ドリュウウウウウッッッ!!!

「・・・・・・・はくぅッッ!・・・・・・」
ドロが・・・・耳朶の中に・・・・・・・・
「・・・・・五条麻貴・・・・・・・・・・・・・・・」
ドジュルルルルッッ!!!
今度は鼻の中へ。
「ふがふぅッッ!!・・・・・・・・・・ごふぅッッ!!・・・・・・・」
ピクピクと震える麻貴。集中力を殺がれ、超震動が発力できない。
「どうやら、体に刻み込んでやる必要があるようだ・・・敗北の味をな・・・・・・・よかろう、徹底的に嬲ってやる!!今の言葉を訂正するまでなあ!!」
ドロが一本、ムチのように細く伸びる。回転している。ところどころにコブがある。
ムチがしなる。繁みを貫く槍、その・・・後ろ。

ドリュリュリュリュリュリュッッッ!!!!!

少女のアナルを、黒い蛇が侵略する!!!
「ふぎゃあああああーーーーーッッッ!!!!!」
「ワハハハアッッ!!人気アイドル様はどんな鳴き声なのかなあ?!ひゃあッーーッはっははあッッ!!!」
(あああ―――ッッ!!ドロがッッ!!!体を埋め尽くしてるッ!く、苦しいッ!狂っちゃうよォォッッ!!!)
溺れる者が宙をつかむように、麻貴の両手がジタバタと舞う。
ドロの侵略を防ぎたいのに・・・あらゆる場所が苦しいため、どこに手をやればいいのか、わからない。
(ああーーーッッッ!!コブがッ!おしりの中で動いてるぅぅッ!!やめてッ!動かないでェッ!おしりがビクビクしちゃうッ!・・・ああ〜〜・・・私、変になっちゃうよォ〜〜・・・・)
全身を覆ったドロが、麻貴のあらゆる部分を汚していく・・・
(耳の中に、ドロが・・・・誰か、とってェェ〜〜・・・・ああんッ!くすぐったい・・・・・鼻にも・・・・息・・・・苦しい・・・・・・気持ち悪い・・・・・ああッ!・・・・・・・動かないで!・・・・取って・・・誰か・・・・生暖かい・・・・・・・おかしくなる・・・・)
「どうだあ?!五条麻貴?気持ち良かろうがァ〜〜?これでもまだ、私のことをくだらないと言うかッ?」
「・・・・こんなことしか・・・・できないんでしょ?・・・・くッ!・・・ハアハア・・・・・やっぱ、くだらないわ!!」
「ならば、こうだあッッ!!!」
ドロの棒が熱い蜜壷を、グルングルンと掻き回す!!
「ふわあッッ!!ふわわわああああーーーーッッッ!!!」
思わず棒を掴むが、粘液質のそれを止められるはずもない。
(熱いッ!壊れちゃうッ!!ダメェェ〜〜ッッ!!私、もう、ダメェッ!!ば・・爆発しちゃうう〜〜ッッ!!!)
「ふああああーーーーッッッ!!!やめてェェッッ―――ッッ!!お願いッ!抜いてェェッ―――ッッ!!」
「ウワハハハハッ!!いい悲鳴だ!壊れてしまえッ、五条麻貴!!」
「ふぎゃああああああーーーーーーッッッ!!!」
身体中が燃えるようだ。高まる熱い波が、もう抑えきれない、すぐそこまで来ている。麻貴に、戦士としてのプライドなどとうに消し飛んでいた。
「いやああああ〜〜〜−−−ッッ!!!こんなッ!こんなあッッ!!」
蜜壷が溢れる。視界が白い。
ピチャアドチュルビチャビチャアビチャア・・・・
「はふうッ!はふうッ!お願いィィ〜〜〜ッ・・・・もう・・・やめてェェェ〜〜〜〜ッッ・・・・・・」
「ククク・・・トドメだ、麻貴。イク時の顔をよ〜〜く拝ませてもらおうかなあ・・・」
ドロがうなだれた麻貴の顔を上げる。
くっきりとした目鼻立ち・・・厚めの桃色の唇・・・・その瞳から、涙が一筋、零れた・・・・・

ギュリュリュリュリュリュリュッッッッ!!!

「わああああああああああーーーーーッッッ!!!!!」
内圧が、破裂した。
ブシュウウッッ!
花園から滝が溢れる。
ドクドクドクドクドク・・・・・・
「ハッーーーッハハッハッハ!イッた!イッたぞ!そりゃあ、まだまだだアッ!!」
こぼれ落ちていく麻貴の愛液を撒き散らして、棒がさらに回転を速める。
「いいィィッッ?!!そ・・・そんなあッ・・・・や・・やめ・・・・」
「第二弾だ、ワーーーハッハッハッハッ!!」
新たな昂ぶりが、泉の底から湧き上がる・・・・
「ひゃああああーーーーッッ!!!も、もうッ!やめてェェッーーッ!!許してェェ―――ッッ!!」
胸が揉みしだかれる。秘所が掻き回される。アナルが貪られる。耳が責められる。鼻が犯される。性感帯が撫でられる。肌が舐められる・・・・・
五条麻貴というオモチャが、弄ばれていく・・・・・
「あふうッッ!!ふぎゃああああーーーッッ!!・・・・壊される・・・アタシ、壊されちゃうよォォーーーーッッ!!」
「ヒャアハハハハハア!!いい鳴き声だ、この虫けらは!」
ズジュルルルジュルジュルジュル・・・・・
「ぎゃふうッッ!!狂っちゃうッ!!おかしくなっちゃうッ!!」
「ハハハハハ!我が責めの前に、どの女も愛液を枯らして、発狂していったわ!『イリミネーター』様は、どうかなあ?」
絶叫が轟く。ヨダレが乱れ飛ぶ。
「うひゃあああーーッッ!!なッなんでッ?!どうしてこんな・・・・こんな酷いこと、するのォォッーーッ?!」
「どうして?楽しいからさ!」
「あああああーーーッッ!!・・・・さ、最低ッッ!最低だよ、あんたッ!!うぎゃああああーーーーーッッッ!!!!」
「ハハハハハ!その最低の男に犯され、哀願して死んでいくのだ、お前は!!わっはっはっはっはっはっ!!」
2度目の爆発が、きた。
涙とヨダレと汗で・・・・・・・麻貴の、雑誌のグラビアでお馴染みの顔は、液体にまみれている。
「うくっ!・・・・・・くふッ!・・・・・・・くッ!・・・・・」
それしかできない、というようにピクリピクリと痙攣する、麻貴。
悦楽地獄に落とされ、もはや、その身体は自由に動かない・・・
一瞬、ほんの一瞬でいいから、刺激が止めば、超震動を発射できるのに・・・・・・
「さあーーて、まだまだだぞ!泣け!喚け!五条麻貴!」
ズリュリュリュリュ・・・・・・
「!!!はぐううッッッ!!・・・・・が・・あああ・・・・・・」
凄惨な責めの前に、麻貴の全身は過敏となり、性感帯が剥き出しにされた状態になっていた。
息を乳首にかけただけで、悶えてしまう。
ドロは容赦なく、少女を擦り、掻き混ぜ、貫く。
「いやあああああーーーーッッッ!!誰かッ!誰か助けてェェッッーーーーッッ!!!うぎゃあああ・・・ああああ・・・・・・」
魂切る悲鳴が、断末魔へと変わっていく・・・・・
「あ・・あああああああ・あ・・・・ダメ・・・・アタシ・・・・・もうダメェェ〜〜〜〜ッッ・・・・・・・ダメェェェ〜〜〜〜〜ッッ・・・・・!!」
苦痛と悦楽と屈辱と絶望と。
歪んだ麻貴の顔を、大きな瞳から溢れる涙が、彩っていく。
勝負は決しつつあった。


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