女検事西園寺静香陵辱さる！　第9話

今まさに静香の縄目が解かれようとしたときに、のっそりと部屋に入ってきた中年男がいる。
無精髭をのばし放題にした目つきのよくない奴だ。
そいつはなぜか両手に大きな投網らしいものを抱えている。

「おう、漁師の矢田じゃないか、お前いいところにきたな。これから面白いショウタイムが始まるところだ。ちょっと紹介しよう。この男はな、地元の漁師だったが投網で魚を捕まえるよりもなぜか女を捕らえることが好きだという変な奴だぜ」

横嶋が皆に矢田を紹介する。

「ウッシェ～～なんと、こいつは！！・・・超ど級のすごい迫力の女ですね、もう、おいら立ってきましたぜ。社長の別荘に灯りが付いていたから何かあると思って来たんだけど、こいつは・・・ウウウ、熟れ切った体といい、ナマイキそうな美貌といい、こんな女をおれの網にかけてグイグイと絞込んで生け捕ってみてえなあ、といってももう縛られてますけどね」

「その望みはすぐにかなうかもな、今からこの女をいったん自由にして、うちの若い連中との間で、女の命を賭けたバトルが始まるところだ。女はこの通り女蜜ベチョベチョ状態だ。だがこの女恐ろしく強いので、油断はできねえんだ、もしもの時に矢田の投網があれば百人力ってとこだな。それじゃHEN－OJI、役者がそろったところではじめてくれ！」

「ヘイ、承知しました、やい、静香、投網使いの名人まで現れたぜ、絶体絶命だな。どうだ嬉しいだろう？顔を真っ赤にして口惜しそうだな、それにこうやっておめえの右脚に麻縄を結びつけその先端はおれがしっかり持っていれば、得意の蹴りも封じられるってわけだ。おい野郎ども静香の縄を解いてやれ、ウヒヒヒ、どうだねおれのアイディアは？これで静香は得意の蹴りを封じられたってわけだよね」

「おのれ、お前という男は・・・なんて、なんて卑怯でゲスな豚野郎なんだろう！」

「静香ともあろう上流階級のインテリが下品な単語も知ってるんだな、かまわねえよ、何とでもいいな、おれはお前みたいなアマゾネスを虐めることがだあい好きなのさ、おうおう、そのおっかねえ顔がなんとも色っぽいな、それ野郎ども、静香は自由になったぞ！油断するなよ、さあて、静香オネーサマのご健闘を祈るぜ」

HEN－OJIがふざけ半分にほざいた時、なんと静香はHEN-OJIに押さえられた右足を軸にして空中に飛び上がり、自由の利く左足がさっと跳ね上がり、次にその左足はあっという間に宙を飛び、HEN－OJIの後頭部に命中したのだ。

絵に描いたように的確な延髄切りである。

「アッ！」

と言ってもろくも倒れこむHEN－OJIの顔面に雨あられと静香の蹴りが浴びせられる。

「おのれ、おのれ、なんという卑劣で薄汚い卑怯者なの！おまえの・・・おまえのような女性の敵は静香が、静香が絶対にゆるさないわ！！くたばれ、死ね！下郎、豚野郎、変態ヒヒオヤジめ」

よほどアマゾネス捕獲人HEN－OJIが憎かったのか、冷静な静香が半分泣きじゃくるようにヒステリックに興奮しながら奴の顔面を集中攻撃する。

少林寺拳法二段、FBI格闘術大会女子優勝者の静香に雨あられと蹴りを食らったのでは並みのおっさんのHEN-OJIではかなわない。
いつも悪賢い手段で強い女性を捕え嬲り者にしてきた報いであろうか、静香の蹴りが顎や顔面に入るたびに海老のようにのけぞったりちじまったりしていたが、最後の一発が眉間に入りとうとうぐったりしてしまった。

取り囲む男どももあまりの凄まじい静香のキレぶりあっけにとられていたが、HEN-OJIが「ウウウウウ・・・」と呻いて動かなくなったので仰天した。

「おっ、HEN-OJI兄貴がヤバイぜ、だ、大丈夫ですか？おい、野郎ども、なにをしている静香を、静香を捕えろ！」

「お黙り、雑魚（ざこ）たち、私を自由にしてしまってはお前たちに勝ち目はないのよ、さあ、かかっておいで、私の正義の蹴りを受けてみろ！」

「くそお～～早く静香の右足の麻縄を押さえろ、そして左右から同時に攻撃だ、HEN-OJI兄貴の仇を打て、一分でもはやく捕えて嬲り者にするんだ！」

兄貴分のジョージがいきり立ってチンピラたちに指示する。

だが麻縄を取りに行ったコージに静香のかがと落としが待っていた。

コージは「ううう」と痛みに耐えつつ必死で静香の第二撃を避けて逃げる。こいつは初めての静香との出会いで形勢が悪くなった時、携帯でHEN-OJIに助けを求めたやつだ。
コージは下から静香の下半身を覗く形になるが、静香のそこは、女泣かせの秘薬のため女蜜でグッショリ濡れている。
それが真性アマゾネス静香とはなにかアンバランスで妙な倒錯的な色香が匂う。

次に左右から攻撃を仕掛けたマサとタケシだが、飛鳥のようにすばやい静香の水平打ちと肘打ちを食らう。
ふつう、肘うちと水平打ちを同時に決めるのは無理だろうが、静香の非凡な運動神経と格闘センスのたまものだろう。

だがここで静香の体に異変が起こった。

HEN-OJI憎しとばかりに気合を入れて攻撃していたのだが、恐るべき媚薬はジワジワと静香の体内に威力を示し始めたのだ。
マサとタケシを倒したと思ったその瞬間、静香のオ＊＊コに異様なイヤラシイ感触が走った。
まるでクリトリスを太い針でグイグイ刺し込まれるような痛みに近い感触だったが、それは静香の脳髄に先ほどまでの被虐の恥ずかしさをくっきりと呼び覚ます。

『あっ、しまった、薬が、薬が効き始めたわ・・・あああ、な、なんて強力な・・・私のアソコにズキンズキンと異様に突き上げて・・・まるで悪魔か怪物に犯されているみたい、静香、頑張るのよ、ここで、ここで負けたら私はもしかして一生こいつらの性の奴隷に・・・あああ、ウウウ、また始まったわ、クリトリスに蛇が噛み付いたみたい・・・激痛の中に強烈な被虐の快感が・・・だめ、もちそうにないわ、とても闘えないわ！』

一瞬うずくまるかに見えた静香の動作をすばやく捕えたのは弁護士の槍田だ。

「それゆけ、静香の動きがおかしいぞ、クスリだ、ザマアミロ、オマ＊コに効きだしたんだ、みんなでかかれ！みんなでかかれば怖くはネーゾ」

ひょろりと背の高い兄貴分のジョージが妖しげな薬の効き目に注意力の散漫になった静香の後ろから、猫脚で忍び寄り、突如、両腕を羽交い絞めに捕える。

「それ、今だ」

正面からは満を持していた実力のあるゲンが、早くも縄を持って襲い掛かろうとした。
しかし静香の格闘センスは抜群である。
捕えられた両腕を支点にして、渾身の力で両足でゲンを蹴り飛ばしたのだ。一番体格に恵まれた９０ｋｇのゲンがよろめいて尻餅を突く。
そのスキにジョージの羽交い絞めから逃れた静香は、奴の右腕を抱えて大きく一本背負いに沈める。

「ウギャアア～～～！？！」

さきほど大腿にナイフを刺されたジョージは大げさな悲鳴をあげ、悶絶する。

しかしその瞬間、今度は切り裂かれ捻じ込まれるような異様な快美感は静香のアヌスをも襲ったのだ。

『な、ナンなの、この異様な感触は・・・！』

男たちに聞かれまいと必死に声を抑える静香だが、思わずそこに片膝を付くほどアヌスの収縮筋が痙攣している。

「チェッ、だらしのない野郎どもだ、見ろ、静香はそうとうに利いてるぜ、今だ、それ行け」

横嶋が絶叫し、それに答えるように男どもも静香の極上の体をほしいままにする悦びを想像し、必死に立ち上がり、つかみかかってゆく。
今度こそ最後かと思われたが、どこをどう動いたか、静香の反撃は凄絶だった。
またもや、男たちは立ち上がれぬほどダメージを食らう。

しかしそれは静香も同じだった。
その部分と乳房にも再び反動が起こり、ギリギリに揉みしだかれ吸い尽くされ、下半身はまるで悪魔のペニスに残忍に陵辱されて、生け贄にされたようで、アヌスは絶え間なく激しく収縮し、太い腕がメリメリと食い込んでいく感触だった。

ついに、さすがの静香も立ち上がれず、身を七転八倒させるのだ。

男が一人残っていた。
臆病者のコージである。
奴は断末魔の静香の様子を窺い、とつじょ、静香におおいかぶさってゆく。

「矢田さん、今だ、早く、早く、俺もろとも投網を打ってください、静香を捕えるのです！」

コージの絶叫を聞いた漁師の矢田はニヤリと笑うと、空中で投網を二三度回転させ、はずみをつけて獲物に投げ打った。
投網はグイグイと矢田の情念とともに引き絞られ、ついに静香はチンピラのコージに押さえ込まれたまま、再び男たちに生け捕りにされたのだ。

万事休す！