その2(4/3/99)

春が来た。
というわけで秋葉原に行ってきた。一見春とは何の関係もなさそうだが、本当に関係はない。更にこの前も行ったばかりというのにまた行くとは、まるで私が秋葉原ジャンキーであって、毎週のように行かなければ禁断症状が出るみたいだが、これまた事実であり、否定はできない。

実際には、ちゃんと目的があって、この前買いそびれたLD「カウボーイビバップsession3」の出物はないかと探索しに行ったのだが、やはり春である。この時期特有の地方から上京して来た青少年が、まるで甘い蜜に吸い寄せられるかのように、魔都・秋葉原にフラフラとやってきている光景をあちらこちらで見ることができたのだ。気がつくと私もいつの間にか「虎の穴」に立っていたが、そこにもまだ尻の穴の青そうな(穴が青いとはどういうことじゃ?)青少年がたむろしていた。アキバ暦数年の私なんぞは威風堂々としたもんだが、見るからに初心者の徒党を組んだ若者達は全体的に汗ばみながら、「すげー多い」と興奮気味に眼を輝かせて話していた。ここで「すげー多い」といえば、あの数だがそんなにすごいのか?もはやそれが当たり前の状態になっている私にとっては、あらためてアキバの価値というものを再確認することができた。

 実際臭一殿のように地方に住んでいると、目当ての商業誌すらまともに入手できないこともあるようだ。入荷しているのかすらも、定かではない。氏もそのためわざわざ上京して、「艶母」を購入したそうだが(そのパワーも考えればとんでもなくすごいが)、そうすれば同人誌を手にとって眺めて買えるなんてのは、とんでもなく豊かなエロライフを送っているのかもしれん。それが屈伏浪漫の源かも。くぷー。

 結局この日は、ビバップのLDを久々に石丸電気ソフトワンで、PS「提督の決断V」をリバティ6号店で購入した。あ、「穴」では牧部かたる「濃縮美乳」をお買い物ね。
 その後、先週の雪辱をはらすために、一路「天下一品」へ。今回は餃子定食を食えたぞ。えへへ。


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