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 第6章 乙女の屈服 その7

薫は椅子に座っていた。しかし、両手首、両足首、そして二の腕、太股、腰、額といった個所にベルトが巻かれていた。また、手足の指も小さなベルトなどで固定され、指先一つ動かせない状態であった。
また、口には猿轡をかまされており、両目には目隠しがされていた。耳と鼻の穴には粘土が詰められ音や匂いを感じ取ることはできなかった。
つまり、薫は五感のうち触覚以外のものをすべて封じ込められていた。

薫の下半身の2つの穴には直径5cmほどの棒が差し込まれ、動力が何かはわからないが先ほどからくねくねと動いて薫を責めていた。両乳首やそれ以外の性感帯には、羽箒が当たっていて、これまた小刻みな動きで刺激を加えていた。

五感のうち四つを封じ込められた薫は、自然と触覚が敏感になっていた。そこに絶え間ない刺激を加えられているのだ。加えられる刺激の1つ1つが薫の心をゆさぶる。

悶えられたらどんなに楽だろう・・・薫はそう考えた。全身を拘束されているため、悶えようにも悶えることすらできない。椅子に座った姿勢というのは絶頂を迎えるにはきわめて不自然な体勢である。しかしそれでも感じてしまう自分が薫は情けなかった。

それをもう半日も続けているのだ。

昨日はいくにいけない苦しさを味わったが、今度は逆に絶頂の嵐である。一旦絶頂を迎えても、機械は休む事を知らない。すぐに刺激が加わる。しかも、薫の弱いところを集中的に責めてくる。一息つく暇も無く、再び絶頂へといざなわれる。

何度達したことだろう。

薫は疲労でぐったりとなっており声も出なくなっていた。しかし、下半身だけは、まるで別の生物のように貧欲に棒を受け入れていた。片方の棒は薫の愛液でぬるぬるになっており、その滴が床にまで落ちている。

(もう・・・だめ・・・。どうなってもかまわない・・・。もう普通の生活には戻れない。このまま・・・このまま縁様の・・・ご主人様のもとで暮らすしかないわ)

薫は消えかかった意識の中でそう考えていた。

(もっと・・・もっと薫をめちゃくちゃにして!)

(もう・・・一生縁様なしにはいきられないわ)

(ここまで耐えたのだから、許してくれるよね、剣心)

(さようなら・・・剣心・・・)

薫に残された唯一の理性のかけらが砕け散った瞬間だった。

To be continued.


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