ダークローズは抜ける！ゲームです

エロゲー「ダークローズ」について詳しく内容を知りたいかたはこちらへ　

マンサク（以下マ）「ども、皆さんこんにちわ。しばらく放浪の旅をしていましたマンサクです。ちかごろは投稿作品に頼りきる毎日で、日記も一年前で止まっているありさま。心配していた通り『年記』になってしまう勢いです。こりゃあかん、ということで今回は久々に『濃艶世界』に一品加えます。紹介するのはアリスソフトの『ダークローズ』です。なんで今ごろ、とはいいっこなしよ（笑）」
臭作（以下臭）「どうも、特別ゲストの臭作です。ぐひひ、この作品本当にえろいぜ。俺様の肉棒もチンピクものだぜ」
マ「おおっと、ここで特別ゲスト乱入．．．って他メーカの登場人物はちょっとまずいな．．．でもまぁいいか。じゃ、どうなるかわかりませんがとりあえず始めますか」

マ「で、今回紹介する作品ですが、アリスソフト『ダークローズ』。１９９９年１１月に発売された作品です。発売されて結構時間が経っていますがこの前急にエロゲーがしたくなってやってみたところ目からうろこが落ちる面白さで．．．」
臭「年に一回くらい急にエロゲーやエロビデオが見たくなるよな。やっぱり人間にも発情期があるのかもしれん。もっとも俺は年中発情しているがな」
マ「ゲーム中でも１５分ごとに抜いていましたもんね。人間じゃないって感じで」
臭「俺を並みの人間と勘違いしてもらったら困るぜ。うひひ。」
マ「ま、ともかく最近のエロゲも軟弱な作品が多いですよね。ハードな陵辱系ってよりも綺麗な女の子の裸さえ描けば１８禁っていうような。もちろんエロゲーユーザの全てがはードコアを求めているわけではないわけで、リーフの作品なんかはそんなユーザの要求にうまく答えているんでしょうが、私としたら１８禁を標榜するソフトは、やはり『使用に耐えうる』ものであってほしいという願望があるんですね。現にそういうのを期待して購入するユーザも多いでしょうし。高校生くらいの時分に股間を膨らませながら店頭でエロゲを買ったときのドキドキ感は忘れがたい思い出となっております」
臭「確かに綺麗な女の子の裸のＣＧだけじゃぁいくら鬼畜道を極めた俺様でも、ち○こ汁を出すのは難しいからな。そんなソフトは１８禁エロゲーというよりも単にギャルゲーと言ってもいいのではないのかい？　裸が出てくるだけで１８禁になるのってゲームだけではないのか？　それだったら土曜ワイド劇場なんかでも男女がまぐわっているシーンが毎回のように出てるし、水戸黄門の由美かほるの入浴シーンもまずいんじゃないのかぁ？」
マ「まぁ、あれははっきり見えているわけではないし．．．でも洋画なんかでも自然とセックスの場面てありますよね、ストーリ展開上。ゲームなんかもで純愛もので、好きだからいくところまで行ってセックスするって話はあってもいいと思うんですよ。それが自然な流れなら。そういうゲームを否定するわけでは決してないのですが、少なくとも「陵辱」「監禁」「調教」をウリにしているゲームではきちんと「ヌキ」たいもんですよね。愛がないなら（笑）」
臭「確かにパッケージでは縛りのＣＧとかがあるんだが、中身はまるで．．．ってのが多いからな。基本的にＳＭの本質ってのを理解してないってな感じで。ＳＭは肉体的に嬲るってよりも、精神的に追い込んでいくほうが重要なんだからな。よくエロ小説でも言うではないか。『身体は明渡しても心までは．．．』ってノリが大事なんだよな。もっとも頑張るけど最後は陥落するってのが大事なんだが、グヒヒ」

マ「というわけで、そろそろ『ダークローズ』の解説にいきましょうか。これっていわゆる調教ゲームなわけですが、ＳＭは好きなのにもかかわらず以上のような理由から調教ゲームってのは実は敬遠しがちでして．．．期待はずれが多くて。某ＳＭ専門レーベルのエロゲとかもやりましたけどイマイチでしたし。基本的にパラメータ上げってのが嫌いなんですね、なんかやらされてるって感じがして」
臭「知力が２００以上だとあの女の子とのイベントが発生とか．．．そんな面倒なことしなくても俺の肉棒で全ての女は跪かせられるのにな、ぐへへ」
マ「ゲームの存在自体は知っていたんですが、発売当初見たときも、ああ、よくある調教ゲームがまた出たかって感じで買おうと思わなかったんですよね。確か屈伏ＢＢＳでどなたかに勧められた覚えはあるんですが、そのときはあんまり買いたくなくて．．．んで今回エルフの「愛姉妹」とどっち買うかなぁと悩んで『ダークローズ』買ったら大当たりでした」
臭「パラメータ上げタイプの調教ゲーには変わらないんだが、アリスソフトってエロゲーのわりには（失礼！）システムに工夫が見られるんだよな。調教した結果、週末の『仕事』が成功するかどうか決まり、それが強いては月末の戦闘にも影響してくる。調教にきちんと動機付けされているだよな」
マ「ところで知らない人のためにストーリを紹介すると、とある王国が他国に攻め込まれその長きに渡る戦いで疲弊し、国の運命も風前のともし火と化していた時、８年前に行方をくらませていたクロード将軍（プレイヤーキャラ）が突如現れ王妃にこう進言する。民兵を臨時で徴収するのなら戦なれした傭兵を雇い防衛しなさい、と。そんなお金がどこにあるのです、という王妃に対して更に進言する。王妃様がその身体を売るのです、そのために一流の娼婦になる調教を受けていただきます．．．苦渋の選択を迫られ王妃は遂に承諾してしまうのである．．これだけ聞くと相当無理がある設定ですね（笑）」
臭「まだ『臭作』の女子トイレに隠しカメラを仕掛けて、その写真を元に女の子を脅して肉奴隷に仕立てていくってほうが説得力あるよな」
マ「どっちもどっちだと思うけど．．．エロ作品って基本的にご都合主義のところがありますからね。有能なエージェントがあっさり捕まったり、んで肉体的拷問にはめっぽう強いくせに色責めにやたら弱かったり。全ては話を面白くするための道具仕立ての一部なんですが」
臭「ま、面白ければ要はなんでもいいんだよ」
マ「このゲームの面白さっていうのは、調教シーンもきちんと作られているってことですね。テキスト量もまずまず多いですし、何よりもボイスがエロい！！」
臭「ＣＧが結構いいのにもかかわらず声優が下手って場合も多いからな。『となりのお姉さん』だったかはえらく録音状態が悪かったし。そんなのはせっかく天を突くような状態になった俺様の剛直をナエナエにさせるから許せないよな。その点このゲームの声優はナイス。どの声もいいんだけど特に王妃「エリーヌ」が人妻の色気ぷんぷんって感じでグレートによかったぜ！」
マ「あんた本当に臭作か？　でも確かにボイスを聞いているだけでも興奮してくるゲームってのは本当に貴重ですよ。ゲーム中の音声が刺身のツマみたいな扱いになっているのが多いってのに、ちゃんとそれ自体が味わえるってのは大きいですよね。是非音声有りでプレイして欲しいと思います」
臭「喘ぎ声一つとってもスキップせずについつい聞いてしまうもんな。じゃ、一番お気に入りのボイスは？」
マ「エレーヌが仕置き調教で、猿轡をはめられてうーうー言っているところ。あれは間違いなく抜ける！」
臭「変態だな、お前は」
マ「あんたに言われたくはないぞ！　でもキャラクターも人妻の色気ムンムンのエレーヌに、気の強い王女ティファリス、まだあどけなさも残るユリ－シャと基本はきっちりおさえていますね」

マ「個々の調教シーンも調教段階が進むにつれて次第にそれぞれのキャラが艶かしくなっていくのはうまかったですね。特に第二王女のユリ－シャなんか最初は恐る恐るだったのが、最後のほうでは自分から求めたりして．．．他のキャラも基本的にそうなんですが、容姿とのギャップから一番ユリ－シャが印象に残りました。この手の「美少女キャラ」ってあんまし範疇ではないんですが」
臭「王妃のエレーヌが、このままいくと溺れそうで怖いって言ってるシーンもあったんだが、これって山文京伝「緋色の刻」の淫乱人妻悦子に通ずるものがあってよかったな。惜しむらくは理性がはっきりしているときに真剣に悩んだり、拒むものの与えられる快楽に屈して乱れる．．．ってのをもっと前面に押し出してくれるとありがたかったんだけどね。もっとも設定上無理やり調教させられているのではなく自らの意志で調教を受けているのであまり抵抗すると不自然になるってのはあったんだろうけどな」
マ「第一王女ティファリスも跳ねっかえりのじゃじゃ馬系なんですが、これも自ら調教を志願しているので抵抗自体しないんですね。初めての調教に怖さを覚えるようなところはありますが。だから『気丈なヒロイン』につき物の気の強いセリフ回しや啖呵が聞けなかったのは残念ですね。『たとえ何をされてもあなたには絶対屈しないわ』というような。というわけで実はこのゲーム「屈伏系」では決してないんです。出てくる女性は生まれながらにしてマゾで、調教を受けるに従ってその牝の本性が曝け出されるってつくりですし。それなのに面白くできているから偉いんですよね」
臭「屈伏系でない上にお姫さま陵辱系でお約束の『羞恥』もあまり出ていなかったように思うぞ。みのＱファンさんもＨＰで述べていたが、そういったのを期待した人には少々物足りないのかもしれん。３人とも基本的に根がマゾで淫乱に出来ているので、人前にでても恥らうよりも感じてしまうんだよな。自らが娼婦をかってでているので高貴な身分の女性が汚されるのを見て楽しむゲームともちょっと違うし。考えれば不思議なゲームだ」
マ「調教ゲームってわりには縛りとか薬とかは前面にはでてませんでしたし。縛り調教があるのもエレーヌだけで、後はユリ－シャに蝋燭とティファリスに鞭ウチやスパンキングがあったくらい。薬もちょろっと仕事シーンなんかで出てきますが、調教項目にはないですし。気の強いティファリスには是非縛りとしてあげたかったですが。でもその分『仕事』シーンでは縛りシーンは結構見受けられますね」
臭「好きな調教シーンや仕事シーンてどこだった？」
マ「まだ全部見てないんですがやはり前述のエレーヌの仕置き調教シーンとティファリスの最初の仕事で人形になるものでしょうか。なんか結構萌えました（笑）」
臭「やはり変態だな」
マ「だからあんたに言われたくないって！　でも焦らし調教ってのはちょっと欲しかったかも。ってそんなのあるエロゲは見たこと無いですが、もっとマニアさんとか綾守さん、発走除外さんと共同戦線はって焦らしをメジャーな責めにしていくしかないのでしょうか．．．ああ、ゲーム業界に焦らしの良さをわかる人が欲しいですね！　窒息の良さを解れとまではいいませんが（笑）」

マ「それから一度プレイしたらエロシーンとかもきっちり再生できる回想モードやＣＧモードなど至れり尽せりのサービスもうれしいですね。いちいち複数のセーブデータを見たいシーンの前で取っておく必要はないわけで。少々長くなりましたが、最近のエロゲーが温い！とか思っておられる読者の方々は是非試してみてください。お勧めです」