作者からの一言(またの名を言訳ともいう)

30万ヒットにも間に合わせることができず、えらい難産の末、ようやくこれだけ出来あがりました。つくづく自分はリクエスト向きな作家ではないなあ、と痛感した次第です。ご要望くださった方には申し訳無いと思いながらもテンションが低くなるとどうしても、先に進まなくなってしまうのです。プロならばテクニックでねじ伏せるのでしょうが、あいにくそんなものも持ち合わせておりません。結局ズルズルといってるうちに日は流れてしまい、これ以上待たせるわけにはいかないかなぁ、という判断で公開に踏み切りました。内容には決して満足してませんが、これからの展開次第でしょうか?

さて、この話、当初の目論みからは大きくプロットを変更してのスタートとなりました。最初考えたプロットは、マァムが囚われの身となり調教されていく過程をほどよく書いた上で、一旦放し飼い(笑)にし、怪しげな媚薬を使われているとも知らずオナニーをしてしまう自分に戸惑いながらも堕ちていく過程をじっくり書いていくのも面白いかも...というところだったのですが、もうちょっとハードにしてみるかな、ということで、いきなり調教済みの状態でのスタートになりました。世に言う屈伏愛好家からは「序盤をはしょるとは何事だ!」と怒られるの覚悟の上です(笑)

「緋色の刻」で、上巻の最後に三下から「もう堕としたんですか?」と聞かれるのに対して、調教師・島の台詞「堕ちるのはこれからだ」というしびれるような展開を狙いたいもんですが、果たしてどうでしょうか?今後の展開もそれなりに考えてはいますが、筆のすべりは作者にもよくわからんところがありますので、どうか長い眼で見てください(笑)

十六夜完結の後は、のびのびになっていた「屈伏」本体での連載再開が待っているわけで、書きたくてたまらなくなればまたいずれ...と考える次第です。
では、またその時まで...