『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』紹介

どういうストーリーか

日本の昭和初期の全寮制の男子校を舞台にした、男同士の性愛をテーマにしたゲームです。

物語は、「主人公の青年が、知らない男に襲われる。犯人はわからない。」という所から始まります。
主人公の周囲には、怪しいと思われる、5人の登場人物がいます。

主人公のすべきことは、多くのギャルゲーと同じように「他の登場人物との友好度を上げる」ことです。
多くの人物との友好度を上げると、彼らから「犯人」について、多くの情報を得ることができ、謎が解けます。
そして、その中から「お目当ての一人」を選びます。特定の誰かと愛し合うことによって、主人公は幸福になります。

そして主人公の他の登場人物も、それぞれに恋をして、成長していき、その好きな人とのハッピーエンディングを迎えていきます。

主人公は、誰かを強姦することも可能だが、それは主人公がその誰かを「愛している」からではない。主人公はあくまでも保護者である「月村先生」を「愛している」から、「月村先生」のいうことなら、犯罪的な行為もあえてやろうというのです。

陵辱ルートでは、そのように「月村先生」に従い、「月村先生」に認められることで、主人公は「月村先生」の全てを手にすることができます。

どういうシステムか

限られた時間内に、目的の人物に何度も接触してフラグを立てるゲームです。主人公のレベル上げは必要ありません。

システムは、「全てのカップリングが可能。受攻の逆もあり」となります。

日 火 水 木 金 土

こ、5+4+3+2+1、つまり15通りの組み合わせが存在します。
具体的にはこうなります。

日火
日水
日木
日金
日土

火水
火木
火金
火土

水木
水金
水土

木金
木土

金土

受攻を逆にした場合。

火日
水日
木日
金日
土日

水火
木火
金火
土火

木水
金水
土水

金木
土木

土金

15の二倍で合計30通りである。なので、全部のシナリオを見ようとすると、なかなか大変です。
その他に陵辱ルートが存在する。主人公はお目当ての誰かと愛し合って結ばれることも可能ですが、「お目当ての誰か」を強姦することも可能です。

陵辱ルートで主体になれるのは、主人公だけなので、分岐はだいたいこうなります。

日火
日水
日木
日金
日土

受攻を逆にした場合。

火日
水日
木日
金日
土日

他にも条件によって、細かい分岐や隠しルートが存在するが、割愛します。

このシステムだと、純愛ならば、全てのカップリングが、公認カップリングです。ユーザーのお望みのものが、ゲーム本体で見られる仕組みです。

しかし、抱月が土田を陵辱とかしたら、きっと非公認カップリングでしょう。
陵辱へとつながるような狂気をはらんでいるキャラクターは、システムの上でも限定されています。


初出2007.8.14 改訂 2007.8.14