サキュバスがどのように生まれてくるかは幾多の謎があるとして、次に気になるのが彼女らの幼少期である。
モリガンは「男の精気以外吸わない」のだとすれば、「生まれたときから16歳の容姿で、生まれて一週間後には最初の男を誘惑して殺していた」という凄いものになりそうだ。
それとも、子供の頃はステーキとサラダとケーキと紅茶という暮らしだったんだろうか、モリガン。
「ヴァンパイアの謎」(新声社)には「モリガンの初体験は遅かった」という気になる記事がかいてあるし。
結論は以下のどれだろう?
1 生まれた時から成体で狩りの能力がある。
2 生まれた時は幼児の姿で餌(精気)は親が与えている。
3 生まれた時は授乳されている。その後は成人するまで人間と同じような食事。
それから、魔界吸血鬼も謎だ。
普通吸血鬼というものは人間が死んでなるものだが、デミトリはどうも生まれながらの吸血鬼であるような気がする。(もちろん、元死体説を否定する確実な根拠もない)
では、彼は生まれながらにしてあの容姿なのか。
そうでないとするなら、彼にも幼少期というものがあったのか。
吸血鬼が永遠に若いのは普通「死んでいるから」である。もっとも、ドラキュラやバーローは最初白髪で登場し、血を吸って若返っていくのだが。
そうでなしに「生物」で成長するとしたら、老いの可能性もある。
魔界生物であるデミトリはもしかして、あと1000年したら白髪になったりするのか。
それとも、あれが本人にとっての納得のいく年齢だから、デミトリはあの姿なのだろうか。
ちなみに、幼少期の食事については、吸血鬼の場合、肉食獣と同じように「親が獲物を分け与えていた」ですむ。デミトリがどうやら血の他にワインを飲んだりするらしいというのは公式設定だが。
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