崩れ堕ちる高級妻 第16話
崩れ堕ちる高級妻(16) 「おうおう…随分といい顔になってきたじゃねえか…発情しきってるって感じだぜ?」 焦らすようにローターを操りながら言う田所は、嘲笑混じりの表情のまま更に言葉を続ける。 「おらッ…どうしたって言うんだ?…そんなにはしたない表情を晒しちまってよぉ?…感じてねえんだったら、ちったぁシャキッとしねえか…」 田所は「クククッ…」とからかうように笑いながら、麻美の表情を覗き込む。 「ハアッ…ッウゥッ…そ、そんなッ…」 田所の言葉にハッとしたような声を漏らしながら、麻美は懸命に表情を引き締めようと試みるのであるが、発情しきった肉体に与えられる痺れるような快楽と焦燥のうねりに、もはやそれも侭ならぬ状況に陥っていた。 唇を噛み締め、眼力を取り戻そうと努力するのであるが、ワナワナと震える唇はどうにも閉じる事はできず、だらしなく広げられたままである。蕩けた目元は眉間を僅かに寄せる程度に引き締められるのであるが、次の瞬間には再びだらしなく緩み、欲情が横溢したよなトロンとした眼差しに戻ってしまう。 (クウゥンッ…だ、駄目ぇッ…も、もうッ…ハアアンッ…どにかなって…しまいそうッ!) 発情しきった肉体を延々と焦らし抜かれる男達の淫技に、麻美の唇からは「ハアッ…ハアアッ…」と火照った吐息が漏れ続け、どうにも堪らないと言ったような蕩けた眼差しを田所へと向ける。 「アッ…アアアッ…」 甘い吐息の漏れる唇が何か言いたげにワナワナと震え、蕩けた眼差しも何かを訴えるように淫靡に潤んでいる。 そんな麻美の様子を田所はニヤニヤと眺めながら、それでもローターによる焦らすような愛撫を続ける。 ――と、今度は背後の大男が不意に麻美の耳元へと唇を近づけ、舌先で耳孔をほじるように舐め上げる。 「ヒイッ!…ヤッ…ハアアァッ!」 咄嗟の出来事に麻美は身体をギュンッ…と反り返らせ、崩れ落ちるような甘い喘ぎを零してしまう。 身体が仰け反ることによって突き出されたバストの膨らみには、大男の操るローターがグググッ…とめり込む。 「クゥウッ…ッハアァンッ…アッ…アアアンッ…」 欲情しきったバストに感じる強烈なローターの振動に、麻美は仰け反らせた身体をガクガクと戦慄かせながら、甘い喘ぎ声を続けざまに零してしまう。 「どうした奥さん?…そんなに淫らな声を出してよぉ?」 大男はローターをバストの膨らみにめり込ませたまま、麻美の耳孔を舐め回すようにして囁き、「クククッ…」と嘲るような笑みを浮かべながら更に続ける。 「…感じちまってるのか?…あ?…気持ち良くって仕方がねえんじゃねえのか?…正直に言っちまいな…」 大男の言葉に、なけなしの気力を振り絞るようにして頭をブルブルと打ち振るう麻美。それでも仰け反ったままの身体はビクビクと戦慄き続け、突き出したバストの膨らみをローターへと押し付けてしまうのだ。 その様子をニヤニヤと覗っていた田所も、麻美の太腿の付け根の真っ白い柔肉や股関節の筋、そしてその窪みへとローターを押し付けながら急所の周りをジリジリと責め嬲る。 「感じてますって認めちまいなよ?…もうどうにかなりそうですってな…「SM」好きの「変態女」ですって認めちまえばなぁ…もっと気持ち良くしてやるぜ?…「オマンコ」と「乳首」を思いっきり嬲り回してやってもいいんだぜ?」 卑猥な単語を並べる田所の言葉に、先程までの麻美であれば睨みを返すところであるが、もはやそんな気力すらも残っておらず、それどころかそんな卑猥な言葉に益々欲情の昂ぶりを覚え、うっとりと蕩けるような眼差しを田所へと向けてしまっていた。 (アアアッ…エ、エス…エム?…変態?…オ、オ…マ…マ…ン……コ?…ハアアアンッ…そ、そんなッ…アアアッ…も、もっと…気持ち…よく?…アアッ…アアアッ…も、もう…もうッ…) 投げ掛けられる卑猥な言葉が麻美の思考をグルグルと蹂躙する。 (……?!……だ、駄目よッ!…アアッ…そ、そんな事ッ…考えちゃ…駄目ッ…アッ…アアアッ…駄目ッ…駄目よぉッ!) もはや風前の灯となっている麻美の精神力であるが、それでも僅かに残るそれが快楽への崩壊を食い止めようと足掻き続ける。 津波のように押し寄せる悦楽の昂ぶりと焦燥感――発情しきった肉体は煮え滾るように熱く火照り、身体の外にも内にも群れをなした虫が這いずり回るようなむず痒さと疼きを感じてしまう。 痒いところに手が届きそうで届かないじれったい感覚とでも言うべきか、そんな感覚を遥に上回るどうしようもないほどの焦燥感に、麻美の肉体も精神も苛まれ続けているのだ。 「ハアアッ…アッ…ッウゥッ…ゥンンッ…ハアアンッ…」 荒縄に拘束された麻美の肉体が、一時もじっとしていられないと言った風にクネクネとくねり、ビクンビクンと仰け反る。 たった一言、「どうにかして」とか「もう触って」などと口にすれば、この壮絶な焦燥感に終止符が打たれる筈である。 しかし、目の前で縛り上げられている夫の視線と、「変態女」ですと認めろとの男達の言葉が、僅かに残る麻美の理性を刺激し強制的に引きずり起こす。 快楽と焦燥と理性の狭間で悶え喘ぐ麻美の様子は、今や壮絶ささえ湛えるほどの苦悶を浮かべている。 完全に蕩けきっているようで、しかしその最奥には僅かながらの理性の輝きを残している眼差し。どうしようもなく戦慄く肉体を懸命に抑えようともがき、逆にその為にビクンビクンと不規則に弾んでしまう肉体。零れ出る淫猥な喘ぎに口を噤もうと試みれば唇はワナワナと震え、まるで餌を求める魚のようにパクパクと戦慄いてしまう。 (ハアアアッ…い、嫌ッ…アアンッ…も、もうッ…ッウンンッ…だ、駄目ッ…駄目ぇッ!) 己ではどうする事も出来ない肉体の昂ぶりと疼きに、もはや麻美の強靭な精神力も更なる快楽への欲求に押し流されようとしていた。 そんな麻美の様子を卑猥な笑みを浮かべながらほくそ笑む2人の男。 (こりゃ〜、堕ちるのも時間の問題ってとこだな…それじゃあ、最後の追い込みに掛かるとするか…) 田所はニヤリと表情を緩めると、内腿の付け根辺りを嬲り回していたローターを一旦引き上げ、「ハアッ…ハアッ…」と喘ぐ麻美の様子を覗う。 麻美の全身には滲み出すような汗が噴き出し、露出された肌はヌラヌラとヌメ光っている。そして、未だにドレスに覆われている部分は滲み出した汗により柔肌の色まで透けさせてしまうほどに、そのドレスをピッタリと張り付かせてしまっていた。 田所は、麻美の股間を覆うように垂れ下がるドレスの裾をグイッ…と引き下げるように引っ張ると、その裾を足でギュッ…と踏みつける。 下方へと引っ張られたドレスは、バストのアンダーに巻き付けられた荒縄から下をパンパンに張り詰めさせ、大きく広げられた股間の間から、まるで滝壷に落ちるように「V」字を描いてしまう。 「ハウウゥッ…ゥウンッ…フゥンッ…」 快楽の神経を剥き出しにされた柔肌に擦れる、ドレスのカサカサとした感触だけでも、麻美の肉体は快美感を味合わされ、堪えようのない甘い吐息を漏らしてしまう。 滲み出した汗で肉体にピッタリと張り付いたドレスは、引っ張られる事により更にピン…と張り詰め、薄手の布地からは肌の色まで透けて見えそうなほどである。 特に下半身では、パンパンに張ったゴールドの布地越しに黒いショーツの色がはっきりと確認でき、それどころかそのショーツに施された細かな刺繍までもが、ドレスの布地越しにはっきりと浮かび上がっているのである。 そして何よりも男達を喜ばせたのが、そのショーツとドレスを押し返すように盛り上がった、恥丘の膨らみである。 ラメの散りばめられた布地を押し上げる肉丘の膨らみは、室内灯の明りにキラキラと輝き、そこに浮き出る刺繍の模様と透かして見えるショーツの色と相まって、黄金色の神殿をも思わせるほどの神秘さを醸し出している。 そしてその下に隠されている、既にドロドロに濡れ塗れているであろう生々しい淫肉――男達はそのギャップを想像しながら、ゾクゾクと湧き上がる興奮を覚えていた。 田所が最後の追い込みに掛かろうとしていることを察知した大男は、ニヤリとほくそ笑みながらバストの膨らみに押し当てていたローターを更に深くめり込ませ、グルグルとまあるく捏ね廻す。 「ハウンッ!…アッ…ハアアンッ…アッ…アアッ…フウンッ!」 更に深まるローターの刺激に、拘束されたままの麻美の肉体がビクンビクンと戦慄きながら仰け反り、バストを揺するようにして突き出す。 そんな麻美の様子をニヤニヤと眺めていた田所も、手にした2つのローターを、ドレス越しにモッコリと盛り上がった肉丘の上部へとゆっくりと宛がう。 「ヒウッ!…ッウンンッ…ヒアァッ…クゥウンッ!」 再び与えられる下半身への刺激に麻美の腰はビクビクと震え、ドレスに覆われた股間を突き上げる。 田所は恥丘の上部の柔肉へとローターの先端を押し付けると、グリグリと捏ね回すようにしながら、下腹部の奥深くへと振動を送り込む。 ――ヴゥイイイイイィィィンッ…… 強烈な振動は恥骨を震わせながら、その周りや裏側そして更に奥の粘膜へと伝わり、子宮までもを震え上がらせる。 「ヒアッ!…アッ!…ハアアァッ!…だッ、駄目ぇッ!」 濡れ塗れた粘膜の襞の隙間にまで入り込み、快楽を引きずり出すようなローターの振動に、麻美の股間は一気に燃え上がってしまう。 (アッ!…アアンッ!…こ、こんなのッ…ハアッ…下腹部が内側から…え、抉られちゃうッ!…ックウゥッ…ハアアッ…た、たまらないッ!) 胎内の最深部までを抉られるような強烈な刺激に、仰け反ったままの麻美の肉体がのた打ち、拘束した荒縄やソファーがギシギシと軋みを上げる。 田所は麻美の身悶えをニヤニヤと眺めながら、恥丘の上部を捏ね回す2つのローターを、左右に分離するようにして下方へと移動させる。 ゴールドの布地を押し上げるモッコリと膨らんだ恥丘の上部から、その丘の裾野を廻らせるようにして、バックリと広げられた股間の中心の両サイドへとローターを這いずり下ろしていくのだ。 下腹部をピッタリと覆っているドレスは、下方から引っ張られる事で股間に深い「V」字を描いており、その布地のすぐ脇の柔肉をローターの振動が震わせる。 「ッッウウッ…ウッ、クウンッ!…ハアアアッ…」 股間に張り付くドレスの布地は、ショーツの底部――クロッチの幅と同じにまで狭められているため、その脇からはヌラヌラと湿り気を帯びた股間の付け根の柔肉が露出されていた。 その際どい部分に両側から与えられるローターの刺激は余りにも強烈で、麻美は突き出した股間をビクビクと戦慄かせながら、蕩けるような喘ぎを零してしまう。 (ヒアッ!…い、嫌ッ…嫌ぁッ!…アアアッ!…そ、そんなにされたらッ…アッ…アアアッ!…わ、わたしッ…おかしくなっちゃうッ!) 発情しきった淫裂のすぐ脇に与えられる深い刺激に、麻美は仰け反らせた身体をのた打たせながら、顎を突き上げるようにしてブルブルと髪を振り乱す。 「V」字に股間を覆う布地の両脇を這いずり回るローターの振動は、股間の付け根の筋や柔肉をブルブルと震わせ、蕩けるように発情させられた内部の熟れ肉や粘膜を痺れさせる。 麻美の熟腰はビクンビクンと打ち震え、ドレスに覆われたまま未だ一切の直接的な刺激を受けていない股間の中心部は、痺れるような感覚と共にゾワゾワとしたむず痒い疼きを感じてしまうのだ。 「ヒウゥッ!…アッ…ハアアァァッ!…イッ…ヒイィッ!…だッ…駄目ぇッ!…ハアッ…ハアァッ…も、もうッ!」 徹底的に焦らし抜かれる焦燥感に、麻美は息も絶え絶えの喘ぎ声を漏らす。 それでも田所は布地の脇から露出したヌラヌラと湿り気を帯びる柔肉へとローターの先端を押し付け、上下にスライドさせるようにしながら、秘部の周囲だけを弄り回す。 肉体の内部までもをブルブルと震わせるローターの振動は、淫裂の周囲の濡れ肉や筋肉、そしてその奥の粘膜や肉襞をも刺激し続け、その刺激に煽られるようにして、溢れ出た愛液でドロドロに濡れ塗れる淫肉の唇が徐々に綻び始める。 振動と刺激により、触れられてもいない淫唇は波打つようにピクピクとざわめきトロトロと愛液を滴らせながら、口を開くように捲れていくのだ。 「ヤッ!…ハアッ!…アッ…アアアァンッ!…い、嫌ぁッ!…アアッ…ハアアアァァッ!…ヒウゥンッ!」 触れられるでもなく、ピチュリ…と言う淫音を発しながら捲れゆく肉襞の感触に、麻美は戸惑いながらも悶え喘いでしまう。 (ハアアッ…こ、こんな事ってぇ…アッ…アアアンッ!…ど、どうしてッ?…どうしてなのぉッ!?) 欲情しきった身体に次々と積み重ねられる淫猥な刺激に、麻美の性感は驚くほど敏感な反応を示し、肉体は淫らな様相を曝け出されていく。 「ククッ…どうした奥さん?…そんなに身体を震わせてよぉ…気持ちいいのか?…それとも…焦れったいか?」 麻美の股間の付け根をローターで捏ね回しながら、田所が尋ねる。 麻美はと言えば仰け反らせた肉体をガクガクとのた打たせ、喘ぎ声を零しながら首を打ち振るうだけで、何も言葉にする事は出来ないようだ。 「どうした奥さん?…本当は感じて感じて仕方がねえんだろ?…正直に言ってみなよ?…じゃなきゃ、ず〜っとこのまんまだぜ?」 今度は背後の大男が、麻美の耳をしゃぶり回すようにしながら囁き掛ける。 「ヒヤァッ!…アッ…アアアンッ!…そ、そんなッ!」 耳元を舐られるおぞましい感触も今では快楽を引きずり出す愛撫にしか感じず、突き上げた顎をワナワナと震わせながら悦楽の喘ぎを零す。 そして大男が口にした「ずっとこのまま…」と言う言葉が、僅かに残された常識的思考を震え上がらせる。 (ア…ア…アアッ…ず、ずっと…このまま?…アアアッ…そ、そんなッ…そんなのッ…た、耐え…られ…ないッ…) この発情しきった肉体をこれ以上焦らされ続けたれたら、一体どうなってしまうのか?…考えただけでもゾッとするような感覚が背筋を駆け登る。 「アアアッ…い、嫌ッ!…そ、そんなのッ…ハアアッ!…アッ…アアアンッ!…お、お願いッ…ックウゥッ…ンンッ…だ、駄目ぇッ!」 もはや麻美の強靭な精神も、うねるような快楽と焦燥の渦に完全に飲み込まれようとしていた。 蕩けきった眼差しも、上下の急所を突き出すように仰け反った肉体も、零れ出る喘ぎ声も、全てが更なる快楽を要求しているようだった。 しかし、田所も大男も決して核心への刺激を与えようとはしない。 「クククッ…どうした奥さん?…自分が「SM」好きの「変態女」だって…認める気になったかい?…「オマンコ」も「乳首」も触られていねえのに…「縄」で縛られて「嬲られる」だけで感じてしまう…「ドスケベ女」って認める気になッ?」 ニヤニヤと蔑むような笑みを浮かべながら田所が囁けば、大男は「ヒャッヒャヒャヒャッ…!」と声を立てて笑い 「そいつぁあいいや…まさかあの知的でお上品な「新庄麻美」が…実は「SM」好きの「変態女」だったとはなぁ?…縛られただけで「オマンコ」を「ドロドロ」に「発情」させちまう…「超ドスケベ女」だったってぇ訳だ?」 麻美の耳元で卑猥な言葉を並べ立てながら精神までもを嬲り抜く。 「アッ…アアアッ!…そ、そんな…ことッ…ハアッ!…ち、ちが…ッンンンッ…ンアアァッ!」 気も狂わんばかりの焦燥感に苛まれ、肉の欲求に完全に飲み込まれようとしていた麻美の精神であるが、男達の蔑むような言葉と態度は的確に麻美の自尊心を奮い起こさせる。 (クウゥウッ!…ち、違うッ!…わ、わたしは…そんな…ふ、ふしだらな女じゃないわッ!…アアアッ…ち、違うッ…絶対に…違うのぉッ!) それはまるで、飢え死にしてしまいそうな状況の中で目の前に豪勢な食事を用意されたままお預けを食らっているような…今や麻美の肉体はそれほどまでに核心への刺激を渇望していた。 しかし男達は巧みな言葉責めで、その欲求を満たす術をこの上ない程の屈辱的かつ羞恥的な方法へと導いていくのだ。 麻美がこの焦燥の肉地獄から抜け出せる道は一つしかなかった。それは麻美自身の口から「SM」好きの「変態女」ですと認めること…「オマンコ」を「ドロドロ」に「発情」させていますと認めることなのである。 「ウクゥゥッ…クッ…ウンンッ!…い、嫌ッ!…ッハアァンッ!…ちが…うッ…ッアアンッ!」 もはや蜘蛛の糸一本ほどの力で繋ぎ止められている麻美の精神力であった。それでも尚、襲いくる強烈な焦燥感に足掻き続けているのだ。 しかし2人の男達は余裕綽々とした表情で麻美の苦悶する様を眺め、ニヤニヤとした笑みを浮かべている。 (クククッ…さすがは「新庄麻美」だぜ…ずば抜けた精神力をしてやがる…でもな、俺達の手に掛かりゃ…あんたもただの牝だってことを、タップリと思い知らせてやるぜ…) 田所は「ククククッ…」と卑猥な笑みを零しながら、大男へと視線を移す。 田所の視線を受けた大男もニヤリとほくそ笑むと、バストの中腹辺りを捏ね回していたローターを、これ以上は無理と言うほどにまで勃起しきった先端へと、とぐろを巻くようにして一気に円周を縮めていく。 「クフウゥッ!…ウッ…アアアアッ!…イッ…ヒイイィ!…アッ!…アアッ!…ハアアンッ!」 バストの膨らみに横溢しきった欲情の塊が、肉の最奥にまで響くローターの振動に煽られ、増幅されながら、先端へと突き抜ける。 ドレスを突き上げる乳頭の突起は、急激に押し寄せる欲情の疼きに更に硬度を増し、布地を突き破らんばかりにビクビクと蠢く。 それでも大男はローターを決して乳頭には触れさせる事はなく、モッコリと膨らんだ乳輪の周りだけをグルグルと嬲り回すのだ。 「ヒアッ!…アアッ!…アッ!…も、もうッ!…ハアァッ!…い、嫌ッ…嫌あぁッ!」 ドレスの下では、限界を超えるまでに欲情を詰め込まれた乳頭が破裂せんばかりに膨れ上がり、捌け口を求める欲情の塊がまるで乳腺を伝って滲み出すような錯覚を味合わされてしまう。 ――と、そこで大男が「ヒャッハッハッハッ…」と高笑いを上げる。 「おいおい…どうしたって言うんだ?…奥さん…あんたのオッパイ見てみなよ?…凄えことになっちまってるぜ?」 乳輪の周りだけをローターで嬲り回しながら大男が麻美の耳元で囁く。 麻美は「ハアンッ!…アハアンッ!」と悩ましげな喘ぎを漏らしながら、自分の意志とは無関係に突き出されブルブルと震えるバストの先端へと、恐る恐る視線を移す。 「…………?!!!!」 視界に飛び込むバストの先端の光景に、麻美は一瞬喉を詰まらせるような衝撃を受けてしまっていた。 「………ヒッ…ヒイィッ…いッ…嫌あぁぁぁッ!!」 次いで零れる麻美の驚愕したような叫び声。 それもその筈である。勃起しきった乳頭が突き上げるゴールドのドレスの布地が、その突き上げの先端を中心にして濡れ染みを作っているのである。 それは間違いなく、乳頭から何らかの液体が滲み出している事を物語っていた。 (ヒイィッ!…い、嫌ッ!…アアアッ…な、何ッ?!…ハアアッ!…い、一体…こ、これはッ…何ッ?!…ヤアァッ!…ど、どうなってるのッ?!…わたしの…身体はッ?!) 自分自身の肉体の理解不能な有り様に、麻美の思考は「どうして?」「何?」「どうなってるの?」を繰り返すばかりである。 その間にも大男の操るローターは、乳輪の膨らみギリギリのところをまあるく捏ね回し続け、膨らみの内側から欲情を搾り出されるような感覚を味合わされるのだ。 麻美は困惑しながらも、快楽と焦燥に疼き続けるバストの膨らみをグイグイと突き出してしまい、その頂点で卑猥な様相を見せる乳頭から視線を離せないでいた。 ドレスを突き破らんばかりに押し上げる乳頭は、ローターの振動にビクビクと戦慄き、ジュワリ…と染み出す感覚と共に布地へと広がる濡れ染みを更に広げていく。 (ハアッ…アッ…アアアアアッ!…こ、これって…ぼ、母乳?!…ヒアァァッ…そ、そんな…ことッ…ハアァッ!…どうしてッ?…アッ…ハアアァッ!…な、なぜ?…ックゥッ…ち、ちが…うぅ…) 理解不能な肉体の反応に麻美の思考は混乱する。子供がいる訳でもなければ妊娠している訳でもない、ましてや出産の経験もなく妊娠の経験もない麻美である、母乳を分泌させる筈など絶対に有り得ない事なのである。 しかし2人の男達はそんな麻美の混乱をよそに、至って冷静な面持ちでニヤニヤと薄ら笑いを湛えている。 「クククッ…奥さん、何だそりゃ?…オッパイの先っちょから、厭らしい汁が滲み出してるじゃねえか?…どう言う訳だ?あ?」 大男が麻美の耳元でからかうように囁けば、田所が「クククッ…」と嘲笑を零しながら言葉を返す。 「奥さんにも判るわけねえよなぁ?…こんな事ぁ初めてだろ?…赤ちゃんがいる訳でもねえのに…乳汁を漏らしちまうなんざよぉ?」 田所はそこで一旦言葉を区切ると、ニヤリとした視線で麻美の表情を覗いながら更に続ける。 「女の身体ってえのは不思議なもんでなぁ…たま〜に居るんだよ…極度の興奮状態に陥ると、妊娠もしていねえのに…こうやって乳汁を分泌しちまう奴がよぉ…」 麻美は肉体をガクガクと戦慄かせながらも、蕩けた眼差しを田所へと向けながらその言葉を聞いていた。 「奥さんよぉ…まさかあんたが、こんな淫らなオッパイの持ち主だってえのは、思いもしなかったけどな…こりゃあ、予想外の収穫ってもんだ…」 田所の言葉と嘲るような笑みに、麻美はゾクリとした寒気を感じてしまう。しかしそんな感覚でさえ、今では欲情を煽るための絶妙のスパイスとなってしまっていた。 「アッ…アアアァッ…そ、そんな…ことッ…ハアアッ…な、何かの…まち…がッ…ッッウンンッ!」 麻美の言葉の途中で、背後の大男が耳元に唇を奮い付かせる。 「クククッ…間違いじゃねえって…まさかあの「新庄麻美」が、こんなにも厭らしいオッパイを持っていたとはなぁ?…こりゃあ、驚きだぜ?…あの知的でお上品な「新庄麻美」がよぉ…変態的肉体の持ち主だったとはよぉ…」 大男は耳孔を舌先でほじりながら、言葉でも麻美の精神を嬲り回し、尚もローターで乳頭の周りだけを捏ね回す。 「ヒウゥゥゥッ!…アッ!…ハアァンッ!…そ、そんなッ!…ハアッ!…ち、ちがッ…アアアァンッ!…だ、駄目ッ…駄目ぇッ!」 異常なまでの欲情の昂ぶりを示す乳頭の有り様であるが、そこまでに至っても焦らし続けられる強烈な焦燥感に、麻美の身悶えは益々激しさを増していく。 「ほらほら、奥さんよぉ…乳汁噴き出すまでに発情しきった乳頭を…こうやって焦らされる気分はどんなもんだ?…焦れったくて狂っちまいそうだろうが?」 大男の言葉に、麻美はもはや返す言葉も見つけることができず、ただブルブルと首を振ってみせるだけだ。それが精一杯の抵抗だった。 「おう恭二…おめえも大したもんだな?…あの「新庄麻美」をそこまで発情させちまうとはな…そうなりゃ、こっちも負けちゃあいられなあなぁ…」 田所は満足そうな表情で「クククッ…」と笑みを零しながら言うと、麻美の股間へと這わせていた2つのローターをゆっくりと移動させ始めるのだった… (つづく) |