エロビデオの悪夢
エロビデオを見た。

はっきり言って最近のエロビデオには期待するものがない。視聴者の見たい物をわかってない作品が多すぎるからである。が、半年に一度くらいは身体が勝手に反応してしてビデオ屋になだれ込んでしまうのだ。溜まってくれば理論は引っ込むのである。もっとも出張先のホテルでは、ちょくちょくお世話になってたりしているので、全く見てないわけではないんだけどね。

ビデオ屋に入るや否や躊躇なく奥のアダルトコーナーへと向かった。
相変わらず狭い。デブイ奴の3人もくれば、身動きが出来ないくらいのスペースだ。だいたいそんなデブに限って意味もなくリュックを背負っていたりするので余計具合が悪い。
とりあえずデブはいないことに安心して、まずはお約束のSMコーナーから回っていく。ありきたりなタイトルにやや意気消沈する。看護婦物で白衣の上から緊縛しているパッケージもあるが、よく考えてみれば相当無理のある設定だ。なんで病院内でSMされないといけないのだ?犯罪じゃないのか? 
もちろん見てみたい願望は確かにある。白衣の天使として、いつも清らかな笑みを浮かべて献身的な看護をしてくれる彼女達を、徹底的に辱めて、淫らな恍惚の表情を浮かべながら肉の奉仕をする奴隷に仕立て上げたいという欲望は誰でもあるからだ。だが、それは抗いつつも肉の悦びに屈していく彼女達の苦悶を楽しみたいためであり、コスプレした女優が簡単に腰を振るのを見たいのでは決してないのだ。それをわかってくれー。先日インディーズビデオを作っている方と話す機会があったが、「彼女たちに演技を期待するのは無理」なんだそうだ。もちろん大手のビデオに出ている女優だと、そこまでひどくはないのだろうが、五十歩百歩の感は否めないのだ。

演技が下手ならば勝手に妄想して楽しむことしかないのか? 
例えばヒロインを自分の妻か恋人って設定に考えて、ついでに名前も美紗緒とかにして、それが陵辱集団に捕まって謎の洋館か何かに監禁されてしまったことにする。安否を気遣い、やきもきする夫もしくは恋人の私。そこへ送り付けられる差出人不明の謎のビデオテープ。恐る恐る再生してみると、そこには誘拐された美紗緒のあられもない姿が!ってな具合。そこらへんまで前提条件として妄想しておいてからレンタルしたビデオをインサート、再生開始する。最初は激しく抵抗する美紗緒。しかし縛り付けられて数人がかりで愛撫され、次第に女としての弱点を曝け出していく。妻(もしくは恋人)の貞節を信じるが、画面を見ているうちに段々焦れてくる私。
「ああ、これ以上美紗緒に、ひどいことはやめてくれ! 美紗緒、頑張ってくれ、美紗緒ぉー!!」
与えられる快楽に正直に反応し始める成熟した女の肉体。やがては堰を切ったように崩壊し、歓喜の声を張り上げる美紗緒。迎える絶頂。痙攣する肉体。そして、命じられるままに始める男共への口唇奉仕...半ば絶望にも似た面持ちで画面を眺めながらも、何故か眼をそむけることはできない私。それどころか、下半身が痛いくらいに隆起するのを感じるのだ。ゆっくりとイチモツに手を伸ばす。いけないこととは思いつつも、私の前では決して見せたことのない美紗緒の痴態に、背徳の欲情を禁じえなかった....
とまあ、こんな面倒な妄想をいつもしているわけではないが、なんかローションを塗られてると、これ媚薬なんだと勝手に解釈することは多々ある。でも、あっさり抵抗をあきらめて「あなたのが欲しいの、早く入れてぇー!」と強姦魔に媚びを売るような真似はやめてほしいぞ。せめて妄想の邪魔にならない程度の演技、演出は心がけて欲しいところだ。

棚を見ると媚薬物まであった。しかしこれがまたつまらなそうなのだ。ナンパした女の子に密かに媚薬を飲ませたら、朝までいきっぱなし!ってのがパッケージの唄い文句だったけど、ちょっと待て。媚薬ってのは闇雲に飲ませればいいのじゃなくて、相手と機会を選ぶアイテムのはずだ。例えば、普段はそんな気配の欠片も見せない凛と澄ました美女に対して、ここぞという時に使うべき物なのだ。なんでそんな貴重なアイテムを道玄坂歩いてるようなコギャルに飲ませなけりゃならんねん!頑なな決意をドロドロに蕩かせる為のアイテムを、なんで自らヤリたがってるような奴に与えないといけないのだ!相手を喜ばせてどうする!屈伏させるのだ!ふがー!!

そこで借りたいものをあらためて探せば、パッケージを見て「うーん、この縛り方が美味しそうだ」というSMものや、マウスプレイ近写ビデオといったどことなくフェティッシュな匂いが漂うものばかりが琴線に引っかかってくる。この年になると単に綺麗な女優が出てきてセックスの真似事をするビデオじゃなくて、自分の見たい絵、探している構図を見たいと思い始めるのだ。

本当は一番みたいビデオは水責めなのだ。女優が並々水の注がれた洗面器に顔を突っ込まれてモゴモゴいっているだけでも俺的には充分いけるのだが、市販してもまず売れないだろうし、下手すると死んじゃうからね。実際にインディーズ系を探してもないんだよなあ。芳賀書店とか。そこで考え付いたシチュエーションが、鼻をつままれた状態で口をいたぶるっての。その状態でキスしたり、水飲ませたりとか。とにかく息がまともにつけない苦しさを表現できてればいいのだ。これなら別段演技も必要無いし、生命の危険も無い。設定は捕えられたスパイを自白させるため、みたいなの。でも世界でファンが3人くらいしかいないよーじゃ、企画倒れだなぁ。全く。

実家に戻った時、旧友のM−Xと飲みながらエロ談義をした。まあ、酒の席でそういう話の一つや二つはあるだろうが、M−Xの見たい絵ってのが、ピチピチのジーンズをはいた女の、あそこに当る部分だけを丸く切り取って、そこから肉棒を挿入し、後ろからファックするというものだった。もちろんジーンズを脱がせては意味が無い。なんでもエスカレータ−を登っている時に、自分のすぐ前に顔にも増して綺麗な脚(足じゃないところが既に卑猥だね)をしたおねーさんがいて、その尻を眺めている時に猛烈に閃いたのだそうだ。こんな妄想をしなければ興奮できないなんて、人間ってつくづく面倒くさい生き物だなあ、と思う。けどエロ談義をするのは、人それぞれに性衝動のトリガーが違っていて、新たな発見があるから好きなんだよね。もっとも私は「後ろジーンズ」に惹かれたりはしないけど(笑)。

それはそうと、レンタルしたSMビデオ、最後までみたけどパッケージの縛りは出てこなかった。やっぱりそうくるかい!!ってこれだからまた半年は借りないんだよね。

 

マルチアングルの罠
パソコン用にDVD−ROMを購入した。


そうすると不思議なもので、ついでに売りでもある「インタラクティブ」とか「マルチアングル」というものをなにやら試してみたくなってくる。もちろん「普通」の映画にはそれらの対応ソフトはない(マルチアングルで撮影している映画なんか聞いたことがないぞ!)。ここは一発アダルトDVDでも購入してみることにする。


念のために言っておくが、あくまでこれは参考資料としてである。決して脂ぎったオヤジが冷え切った夫婦生活の息抜きのために、自室のパソコンで深夜にこっそり見るのとはわけが違うのだ。
「屈伏浪漫」というサイトの隆盛のためには、管理者として日夜努力する必要がある。世の中に氾濫する屈伏ネタを常にタイムリーに紹介する義務があるのだ。なにも隠れた努力をしているのはNOVAの外人教師だけ、というわけではない。だいたいそうじゃなければこんなノーマルなものを私が購入するわけが...おおっと口が滑った...


でもこの年になると公衆の面前で堂々とアダルトコーナーの前に立ち、10分以上かけて作品を吟味するってことも苦でも何でもなくなってくるんだよね。じっくり時間をかけてパッケージを検分する。羨ましそうにチロチロこちらを横目で見るガキども。ここぞとばかりに圧倒的な大人の余裕ってのを感じさせてやる優越感。くはー!
そのとき記憶は過去へと遡る。高校時代に学生でもレンタルOKという店の情報を得、「くりーむレモン」をおどおどしながら借り恐る恐るカウンターに差し出していた遠い日の私。やっぱ成長してるじゃん、俺!


もちろん購入する時にも、レジで目立たないように洋画と洋画の間にはさみこむという姑息でかつ原始的な手段に頼る必要もない(余計目立つって!)し、一昔前では危険人物と思われるため少々やりにくかったアニメとアダルトのカップリング購入なんてことも平気で出来てしまう。少年は大事なものを捨てながら大人になっていくっていうことなのだ。


とそんなこんなで購入したタイトルは「桃艶かぐや姫U」(h.m.p)。はっきり言って小沢まどかという女優の名前も知らない。買った動機は単にパッケージに踊っている「トライリンガル」だの「マルチストーリ」「マルチアングル」「ノベルズ」といういかにもな「お楽しみ機能」が一番多かったからということに尽きる。裏を見ると、おねーちゃんの裸とともに「まどか、罠にずぶり!」などどいう扇情的な売り文句が目に飛び込んでくるが、経験上そういう文言には注意しろと頭の隅で囁くものがある。前の持論にあるとおり幾多の失敗が俺に「危険」を知らせるのだ。話半分に聞いておけ、と。そう、「家庭教師のトライ」でCMどおりのおねーさんが決して教えに来てくれないように。


というわけで、DVD−ROMをずぶりと挿入、再生を開始する。ん?ワイド対応ではないか。最近のアダルトも妙に進歩したもんだなぁ..と感慨深げに眺めているうちにメニューが表示される。
「本編」「インタラクィブ」「ノベルズ」「メイキング」とあるが、やはりここは「インタラクティブ」に挑戦するしかないではないか、と即効で選択。すると画面一杯に展開されていく三文芝居。やっぱきついなぁ。芝居にすらなっていないよ、これ。こんなくだらなさで、よくクレームこないもんだよとブツブツ文句をいってみるが、ちょっと待て。よく考えてみると、こんな冒頭のエッチもなにもないシーン、通常は早送りの対象で、誰もまともに見ているわけがないのだ。つまりいいかげんな内容でも全然OKなのである。


どうやらヒロイン(小沢まどか)は泥棒の役らしい。
どこぞの屋敷に忍び込もうとしているが...おっ、顔はかわいいし、悪くないかもしれんな..とやや鼻の下を伸ばし気味のところへいきなり選択肢が表示..「どこから侵入しますか?」
なんじゃこれは。こんなんどこでもいいじゃん、と適当に選択すると、いきなり現れた男に刺し殺されてしまった。そして「THE END」の文字とともに、再生が強制終了。な、なんだぁぁ??一体何が起こったのだ??期待からペニセスト状態だったおいらの分身も一気に萎えてしまうようなクレイジーな出来事である。
現状がよく認識できないまま最初から再開する。別の選択肢を選んで次へ。なんとか屋敷には潜入できるが、今度は捕らえられてしまうではないか。一難さってまた一難である。縛られるまどか。家の執事が迫る。そうだ、ここで潜入したわけを、まどかの身体に聞くんだ!!と一人ウヒウヒと興奮して叫んでみるが結局美味しい展開はなし。これだからエロビデオはなぁ...とフラストレーションが一気に高まってくる。すかさず次の選択肢。適当に選ぶと、屋敷の外へ出たときに、またしても刺し殺されて「THE END」。おいおい、待ってくれよー!思わずぼやきたくなる。前後の展開になんの脈絡もないではないか、こりゃ。こんなチープな内容で世のおやじ達は満足しているのかぁ?「インタラクティブ」ということで、ゲーム性を持たせているのはいいが、一体誰をターゲットにしているのか全く見えてこないぞ、これじゃあ。私たちゲーム世代ではとても満足できない内容だし、単純にエロエロシーンを期待しているおやじにも、これでは...と思えてしまうぞ。


基本的に「マルチストーリ」の使い方を根本的に間違えているのだ。早送りの対象であるようなどうでもいいストーリの分岐ではなくて、エッチに直結するような選択肢を選ばせて欲しいのだ。女優に対する好きな責めを選べるとか、好きなシチュエーションになるように持っていくとかね。例えば「SMチックに責める」とか「とにかく乳を集中的に」と言う風に。私なんかだとわざとヒロインがピンチになるような選択ばかり選んであげるのになぁ。それに媚薬に水責めに生殺しも欲しいところだなぁ...

んでマルチアングルですが、これもなんだか使えない。3種類のアングルで撮影された小ウィンドウが画面上に表示され、その中からひとつ選ぶと大きな絵で見れるという仕組みなんだが、この小さい画面が常時表示されていて、はっきりいって邪魔なのである。おねーちゃんの顔に重なって見えないときがあるのだ。選択時だけ小ウィンドウが現れてくれればいいのであるが、専用プレイヤーだとなんとかなるのかなぁ? パソコンでの再生だと画面切り替えにも少しタイムラグがあり、ストレスに感じたぞ。

「ノベルズ」も官能的なナレーションが入る一味違う面白さということだったが、そのナレーションがセリフ棒読み。もう少し気分を出してくれよ。

とにかく不満は多かったけど良い子のみんな、来年3月にはPlayStation2でエロDVDを再生しようぜ!!

#マンサクのエロDVDへの評点>>>もっと頑張りましょう

 

My屈伏論 Afさんからの投稿
Afさんから、個人的な趣味で...ということで投稿いただきました。ありがとやんす!!

 

@痒みによる焦らし

痒みというのは、痛みより更に耐えがたい感覚です。その理由としては、
 ・痛みというものはそれを受けつづけるうちに、ある程度は慣れてしまうが、痒みは慣れることが無い。
 ・痛みで気絶したり、ショック死したりすることはあるが、痒みでそうなることは無い。
 ・痒みの場合、掻けば快感が生じる、つまり自分で何とかできる感覚なので、痒いところを掻けないときの焦燥、もどかしさが極めて大きい。
等があげられます。
と言うわけで、
 「痒くなる薬を塗られて掻けないように固定され、激しい痒みに泣き叫ぶ少女」
 「痒くなる薬を塗られて、授業中や電車の中などで必死に痒みを堪える少女」
なんていうシチュエーションが大好きです。言ってみれば、痒みによる拷問のような・・・。

A足の裏責め

足フェチなもので、足の裏や足の指が一番の性感帯というような少女が、身動きできない状態で足(脚ではない)を徹底的に愛撫されたり、くすぐりまくられたり、というのが好きです。後、かわいい少女の蒸れた足とか、汚れた臭い靴下とかも好きです。

Bその他

これは相当特殊な趣味ではないかと思うんですが、@+A、つまり、「足の痒み(水虫とか)を耐える(耐えさせられる)少女」って言うシチュエーションが一番好きなんです。
たとえば、
 「授業中、一人の少女が必死に両足の水虫の痒みに耐えている。上履きと黒いソックスに包まれた足は蒸れきっており、なんとか痒みを和らげようと上履きの中で足の指を蠢かせたり、靴底に足を擦りつけたりするが、どんどん痒みは増してくる。掻き毟りたいが、そんなことをしたら水虫だということが皆にばれてしまう。そう思い、歯を食いしばり、涙を浮かべて足の痒みを堪える・・・・・・」
といった感じです。
某掲示板に一人同じ趣味の人がいて驚きましたが、他にもこういう趣味の人っているんでしょうか・・・?


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