突撃!ディスクマップ4号店、愛は風のごとく(05/10/97)
GW実家での洗脳活動+沖縄リゾッチャ出張を終えて、帰宅したところ謎の葉書がポストに投げ込まれていた。「映像百貨店ディスクマップ秋葉原4号館開店!」。ふーんと思って中をあければ「アニメ、ゲーム、ガレージキット」となかなか今をときめく濃い内容のようだ。どうやら3号館の上層階が移動・拡張されたらしい。興奮した私は、オナニーすることも忘れ、早速怒濤のごとく出発した。
案内の葉書によれば1号館を曲がった路地の横にあるとのことである。まああそこら辺にはディスクマップが固まっているからわかりやすい。前の3号館はガレージキットなんかとともになぜかエロ本なんかも同じフロアに存在していたが、やっぱりオタクな人々とってはフランス書院=綾波のフィギュアなのだろうか?それは永遠の謎として私の中にくすぶりつづけるのかもしれない。もっとも私は主に中古LDを買うのに利用していたのであって、フィギュアには興味はない。生身なら別だが。そんなこんなでアキバについたがやっぱり異様な人込みだ。ここはデブのいる確率が渋谷・新宿に比べて明らかに多いため、人口密度がより高く実感としてひしひし感じられるのだ。更に彼らの発する体臭・発汗のため、気温が1.5度ほど高くなっているのも見逃せない。かなりうっとーしい。肉と肉との間をすり抜けてなんとか目的地にたどり着くことに成功した。
さてビルはなんか狭いが比較的新しい作りである。1階は「デジタルメディアフロア」とある。とりあえずゲーム、サントラ、同人誌が並んでいるようだが、店頭にはやはり、「エヴァ」、「サクラ」、「ナデシコ」関連の商品が目に付く。しかし「ナデシコ」はつまらんとボソっと本音をいうと隣のデブがにらんできた。やはりこの店内で迂闊な発言は禁物である。関西で阪神ファンは...と言うようなもんである。でも店内見回してもこの手の店はこんなもんじゃないかというものばかり、特に店の「売り」は感じられない。同人誌にしたって「置いてある」という程度。「虎の穴」や「メッセ」と比べるとレベルは全然である。しいて言うなら店内が明るくてきれいだが、オタク軍団はそんなことは望んでいない。どちらかといえばうすぐらい店内(ほのかに点る蛍光灯)、印刷したての同人誌からかおる独特のにおい(広島の某アニメショップなんぞ店内に暗黒ガスが充満しており1分と店内に入れなかった、何だったんだあのにおいは!窒息寸前。それでも必死に愛する商品を買おうとする姿勢は感嘆に値する。)が必要でありそれが“アキバらしさ”を醸し出しているのである。関西で有名な餃子の王将がゴキブリがうろつくような汚い店ほどうまいの同義なのだ(その店はその後なぜかつぶれた。愛嬌あるドブネズミもひょっこり顔をのぞかしていたというのに。)。なんか違うなあと感じながら2階へと上った。
2階以降は洋画LD。アニメLD、さらにはガレージキットがある。でもLDは昔と量は変わってない感じ。ガレージキットなんかも噂の「1/1綾波」が見られるかと思っていたがないじゃねーの。つまらん。更にナポレオン文庫にしても新刊がない。せっかくホームページで新刊情報を探ってきたのにこれじゃナエナエだよ、全く。昔のばかりうれしそうに並べてもしゃーないじゃん。なんかアキバでこんな店を出せば客は寄って来るんじゃないかというのが透けて見えるようで、オタクはそんなんじゃ満足しないぞ。でもそういいながら今日も行ってたりする。やっぱり好きなんだな、これが(笑)。